スピーチ
朝礼スピーチ 例文集
1分で話せるネタと型、季節の話題
朝礼スピーチは、型に当てはめて、例文の◯◯を自分の話に入れ替えるのがいちばん早い方法です。聞いている側が求めているのは立派な話ではなく、1分で終わる、少し役に立つ話です。このページには、場面別の例文を十数本と、書き出しの一文、避けたい話題のチェックリストを並べました。
結論
朝礼スピーチは①結論(今日は◯◯の話をします) ②あった出来事・気づいたこと ③仕事でどう生かすかの3段で組むと、1分に収まります。たとえば「今日はメールの件名の話をします。件名に期限を入れたら返信が早くなりました。よければ試してみてください」。ネタは仕事の工夫・失敗から学んだこと・感謝・季節の話題から探すと尽きません。
1分で話す型
| 段 | 言うこと | 例 |
|---|---|---|
| ①結論 | 今日言いたいことを一言で | 「今日は、メモの取り方を変えた話をします」 |
| ②出来事 | 実際にあったこと、気づいたこと(一つだけ) | 「先週、打合せの内容を聞き漏らして、確認に時間がかかりました」 |
| ③仕事へのつなげ方 | 明日からどうするか、皆さんへの一言 | 「決まったことだけを最後に読み上げて確認するようにしました。よければ試してみてください」 |
書き出しと締めの一文(そのまま使えます)
| 使う場所 | 言い方 |
|---|---|
| 書き出し | 「おはようございます。今日は◯◯の話をします」/「最近、◯◯で気づいたことがあります」/「まず、お礼を言わせてください」 |
| 出来事に入る | 「先日、◯◯ということがありました」/「実は先週、◯◯で失敗しました」 |
| 締め | 「よければ試してみてください」/「私も◯◯を続けていきます」/「今日も一日よろしくお願いします」 |
Point
最初に結論を言うと、話が脱線しません。 聞いている側も、何の話かを最初に分かったうえで聞けます。
場面別の例文
どれも1分以内で読める長さです。◯◯の部分と出来事を、自分の体験に置き換えて使ってください。
仕事の工夫(メールの件名)
おはようございます。今日は、メールの件名の話をします。件名に「【確認依頼】◯日まで」と期限を入れるようにしたら、返信が早くなりました。相手が一目で優先度を判断できるからだと思います。よければ試してみてください。
仕事の工夫(引き継ぎ)
おはようございます。今日は、引き継ぎの話をします。先日、休み明けに前任者のメモを見ても、どこまで終わっているのか分かりませんでした。それからは、引き継ぐときに「終わったこと・途中のこと・まだ手を付けていないこと」の三つに分けて書くようにしています。受け取る側の迷いが減ると思うので、よければ使ってください。
失敗から学んだこと
おはようございます。今日は、私の失敗の話です。先週、お客様への見積書の宛名を間違えたまま送ってしまいました。すぐにお詫びして直しましたが、送る前に一度声に出して読んでいれば防げたと思います。それ以来、社外に出す書類は、宛名と日付だけでも読み上げてから送るようにしています。同じ失敗をする人が減ればと思い、お話ししました。
感謝
おはようございます。今日は、お礼を言わせてください。先週、急な資料の修正があったとき、◯◯さんがすぐに手伝ってくださって、期限に間に合いました。本当に助かりました。私も、困っている人がいたら、まず声をかけるようにしたいと思います。
体調管理(睡眠)
おはようございます。今日は、睡眠の話をします。先月、忙しさで寝る時間が遅くなり、日中に集中できない日が続きました。そこで、寝る前はスマホを見ないと決めたところ、朝の調子が戻ってきました。忙しい時期ほど、まず寝る時間を先に決めておくのがよいと感じています。
新年度・新しい仲間
おはようございます。今月から、新しく◯◯さんが部署に加わりました。私が入ったばかりのころ、先輩が「分からないことは何回聞いてもいい」と言ってくださって、とても気が楽になったのを覚えています。今度は私が声をかける番だと思っています。皆さんも、気づいたら一声かけてあげてください。
夏の暑さ
おはようございます。今日は、暑さ対策の話をします。昨年の夏、外回りの途中で気分が悪くなったことがありました。のどが渇く前に水を飲んでいなかったのが原因だと思います。今年は、出かける前に飲み物を持ったかを確かめるようにしています。外に出る予定のある人は、無理をせず休憩を取ってください。
秋(防災の備え)
おはようございます。今日は、防災の話をします。先日、自宅の防災用の水を確認したら、期限が切れていました。買ったまま忘れていたんです。そこで、季節の変わり目に確認すると決めて、予定表に入れました。職場の非常用の備えや避難経路も、一度見ておくと安心です。皆さんもよければ確認してみてください。
年末(帰り道の安全)
おはようございます。今日は、年末の帰り道の話です。忘年会のシーズンで、夜遅くに帰る機会が増えます。私は、飲み会の日は終電の時刻を先に調べておくようにしています。車で来る日は飲まない、と決めておくのも大事です。皆さんも気をつけてください。
年の初め(目標)
おはようございます。今年の目標を一つ話します。去年は、頼まれた仕事を抱え込んで、締め切り直前に慌てることが何度かありました。今年は「迷ったら早めに相談する」を目標にします。相談された側の皆さんにはお手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
ニュース・時事の話題
おはようございます。今日は、最近ニュースで見た◯◯の話をします。記事を読んで、◯◯が私たちの仕事にも関係しそうだと感じました。たとえば、うちの部署では◯◯の場面で影響があるかもしれません。詳しい人がいたら、ぜひ教えてください。
注意
ニュースを話題にするときは、数字や事実を確かめてから話してください。うろ覚えの数字を話すと、聞いた人がそのまま広めてしまいます。意見が分かれる話題(政治・宗教など)は避けます。
本・言葉から
おはようございます。今日は、最近読んだ本の話です。その本に「◯◯」という一節があり、自分の仕事の進め方を振り返るきっかけになりました。私は、◯◯を後回しにしがちだったので、朝いちばんに片づけるようにしています。皆さんにも、仕事のきっかけになった言葉があれば、ぜひ聞いてみたいです。
趣味・休日の話
おはようございます。今日は、ベランダで始めたミニトマトの話をします。最初は気が向いたときに見ていたのですが、毎朝同じ時間に見るようにしたら、葉の色が変わった株にすぐ気づけるようになりました。仕事も、毎日決まった時間に進み具合を見ると、遅れに早く気づけると思います。今週から、朝いちばんに担当の案件を確かめることにしました。
とにかく短く(30秒ほど)
おはようございます。昨日、◯◯さんに手伝っていただいたおかげで、作業が早く終わりました。ありがとうございました。今日も一日よろしくお願いします。
季節の話題の例
| 時期 | 話題の例 |
|---|---|
| 1月 | 年の初めの目標、仕事始めに決めたこと |
| 2〜3月 | 年度末の締め、引き継ぎ、花粉の季節の体調管理 |
| 4月 | 新しく入った人・異動してきた人への声かけ、新年度の目標 |
| 5〜6月 | 連休明けの体調、梅雨の時期の通勤・移動 |
| 7〜8月 | 暑さ対策、休みの取り方、熱中症への備え |
| 9〜10月 | 下期の目標、寒暖差による体調管理、防災の備え |
| 11〜12月 | 年末の繁忙期の段取り、忘年会シーズンの帰り道の安全、一年の振り返り |
月ごとの話題と例文は、10月の朝礼スピーチのように月別の記事にもまとめています。
話すことがないときの探し方
- 最近うまくいったことを一つ(小さなことでよい)
- 最近失敗して、学んだことを一つ
- 誰かにお礼を言いたいこと
- 読んだ本・記事で、仕事に使えそうだと思ったこと
- 休日にしたことから、仕事に通じる気づきを一つ
どれも、上の3段の型に当てはめるだけで1分の話になります。気づいたことをスマホのメモに一行ずつためておくと、当番の前日に慌てずに済みます。
避けたい話し方・話題のチェックリスト
- 「何を話すか決めていなくて…」など、冒頭の言い訳
- 出来事を二つ三つ詰め込んで、時間をはみ出す
- 政治・宗教など、意見が分かれる話題
- 誰かの失敗を笑いのネタにする、その場にいない人の噂
- 確かめていない数字や話をそのまま伝える
- 本やネットで読んだ話を自分の体験のように話す(出どころを一言添える)
- 一部の人にしか分からない内輪の話
原稿は見ながら話してもかまいません。全部を書くより、3段の要点だけをメモしておくほうが、顔を上げて話せます。
スピーチの当番を決める側の配慮
朝礼スピーチの当番制は、話すのが苦手な人には負担になります。テーマの例を示す、1分で終わってよいと伝える、人前で話すのがつらい人には別の形(文章で共有するなど)を認める、といった配慮があると、続けやすくなります。
注意
職場で何かを頼むときの法律上の考え方(優越的な関係を背景とした言動)は、忘年会の出し物・余興の記事で条文から整理しています。時間を計るなら大画面タイマーが使えます。
この記事の要点
- 朝礼スピーチは結論→出来事→仕事へのつなげ方の3段で1分。
- 例文の◯◯と出来事を自分の体験に入れ替えるのが早い。
- ネタは仕事の工夫・失敗談・感謝・季節から。気づきはメモにためておく。
- 冒頭の言い訳、政治・宗教、確かめていない数字は避ける。
- 当番を決める側はテーマ例を示し、1分でよいと伝える。
FAQ
よくある質問
仕事の工夫、失敗から学んだこと、誰かへの感謝、季節の話題の4つから探すと尽きません。「今日は◯◯の話をします」「あった出来事」「仕事でどう生かすか」の3段に当てはめると、1分の話になります。
1分ほどが目安です。結論を最初に言い、出来事を一つだけ話し、最後に仕事へのつなげ方を一言添えると、自然に1分に収まります。短く済ませたいときは、お礼と一言だけの30秒ほどの話でもかまいません。
下期の目標、寒暖差による体調管理、防災の備えなどが話しやすい話題です。たとえば「防災用の水の期限が切れていたので、季節の変わり目に確認すると決めた」のように、自分の体験を一つ入れて、職場の備えの確認につなげると1分の話になります。
最近うまくいった小さなこと、失敗して学んだこと、誰かにお礼を言いたいこと、読んだ記事で仕事に使えそうなこと、のどれか一つを選んでください。立派な話である必要はありません。
政治・宗教のように意見が分かれる話題、その場にいない人の噂や失敗談、確かめていない数字は避けます。冒頭の「何も準備していなくて」といった言い訳も、聞く側の印象を下げるので言わずに始めます。
かまいません。ただ、全文を読み上げると下を向いたままになりがちです。「結論・出来事・仕事への生かし方」の3行だけをメモしておくと、顔を上げて話せます。