挨拶
自己紹介 例文(社会人)
30秒・1分・立場別・場面別・面接
すぐ使うなら、この一文を自分の言葉に置き換えてください。「◯◯部の◯◯です。◯月に入社し、◯◯を担当しています。休日は◯◯をしているので、詳しい方がいたら教えてください。よろしくお願いいたします」。長さに合わせて、ここから足したり削ったりします。仕事の場の自己紹介は、覚えてもらうためより話しかけてもらうためにあります。このページでは、長さ別・立場別・場面別の例文と、面接・メールで使う形、言い換え表とチェックリストをまとめました。
結論
社会人の自己紹介は①名前 ②所属・前職 ③担当すること ④ひとこと(趣味・出身・最近のこと) ⑤結び(よろしくお願いいたします)の5つで組み立てます。30秒なら①②③⑤、1分なら④を足す、3分なら④を具体的な出来事にします。転職面接では④の代わりに実績と志望につながる一言を入れます。
そのまま埋める型(長さ別)
| 長さ | 入れる項目 | 空欄テンプレート |
|---|---|---|
| 30秒 | 名前・所属・担当・結び | 「◯◯部の◯◯です。◯◯を担当します。早く戦力になれるよう努めます。よろしくお願いいたします」 |
| 1分 | 上の4つ+ひとこと | 「◯◯部の◯◯です。前職では◯◯をしていました。こちらでは◯◯を担当します。休日は◯◯をしています。◯◯に詳しい方がいたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします」 |
| 3分 | 1分の型+出来事+今後 | 「名前・所属」→「この仕事を選んだきっかけの出来事」→「そこから学んだこと」→「ここでどう生かすか」→「仕事以外のひとこと」→「結び」 |
Point
迷ったら短いほうを選んでください。決められた時間より短く終わって困る人はいませんが、長い自己紹介は後の人の時間を削ります。
長さ別の例文
30秒(朝礼・全体会)
営業部に配属になりました◯◯です。法人のお客様の担当として、まずは先輩に同行しながら仕事を覚えます。至らない点も多いかと思いますが、よろしくお願いいたします。
今週から総務部の一員になりました◯◯です。備品の発注と入退社の手続きを担当します。手続きのことで困ったときは、気軽に声をかけてください。よろしくお願いいたします。
1分(部署内・歓迎会)
◯◯部の◯◯です。◯月に中途で入社しました。前職では食品メーカーで商品企画を◯年ほど担当していて、こちらでは新規イベントの企画を担当します。休日はよく自転車で遠出をしていて、最近は輪行に挑戦しています。近場のおすすめのコースがあれば、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。
今年入社しました◯◯です。大学では◯◯を専攻していました。こちらではまず、お客様からの問い合わせ対応を担当します。出身は◯◯県で、地元の名物は◯◯です。ご存じの方がいたら、うれしいです。一日も早くお役に立てるよう努めますので、よろしくお願いいたします。
3分(研修・キックオフ)
◯◯部の◯◯です。今日は、私がこの仕事を選んだきっかけを少しお話しします。前職で◯◯をしていたとき、準備不足でお客様をお待たせしてしまったことがありました。そのとき、段取りを先に決めておく大切さを痛感し、それ以来、どんな仕事でも最初に進め方を紙に書くようにしています。こちらでは◯◯を担当します。この習慣を生かして、チームの準備を支える役に回れたらと考えています。仕事以外では料理が好きで、週末は作り置きをしています。どうぞよろしくお願いいたします。
立場別の例文
| 立場 | 伝えること | 例文 |
|---|---|---|
| 新入社員(新卒) | 学んできたこと+意欲。経験がない分、姿勢を伝える | 「◯◯大学で◯◯を学んできました◯◯です。分からないことは早めに質問するよう心がけます。ご指導よろしくお願いいたします」 |
| 中途入社 | 前職の経験を一つ。頼ってほしい分野を示す | 「前職では経理を◯年担当していました。決算まわりで手が足りないときは声をかけてください」 |
| 異動してきた人 | 前の部署と、そこで得た知識 | 「前は物流部にいました。出荷の流れは分かるので、在庫の件でお役に立てると思います」 |
| 管理職として着任 | 方針は短く。まず話を聞く姿勢を見せる | 「最初の一か月は、皆さんと一人ずつ話す時間をいただきたいと考えています」(着任挨拶) |
| パート・派遣・業務委託 | 勤務日や担当範囲を具体的に | 「火曜と木曜に勤務します◯◯です。受付と電話対応を担当します」 |
場面別の例文
入社式・全体朝礼
本日入社いたしました◯◯です。配属先は◯◯部です。皆さんに早く顔と名前を覚えていただけるよう、自分からご挨拶にうかがいます。よろしくお願いいたします。
部署内の初顔合わせ
今日からこのチームに加わる◯◯です。担当は◯◯です。前の職場では資料づくりを任されることが多かったので、急ぎの資料があればお手伝いします。よろしくお願いします。
会議の冒頭
◯◯部の◯◯です。本件では見積もりの取りまとめを担当します。数字の確認は私までお願いします。
注意
会議では名前と、この会議での役割だけで足ります。趣味の話は入れません。
研修・グループワーク
◯◯部の◯◯です。普段は◯◯の仕事をしています。今日のグループでは、時間を見る役をやります。よろしくお願いします。
歓迎会・懇親会
今日は歓迎の席を設けていただき、ありがとうございます。◯◯です。食べることが好きで、会社の近くのお昼の店を開拓中です。おすすめがあれば、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。
歓迎される側のお礼の言葉は歓迎会の挨拶にまとめています。
取引先との初対面
このたび御社の担当になりました、◯◯株式会社の◯◯です。前任の◯◯から引き継ぎを受けております。ご連絡は、名刺のメールアドレスか携帯電話にいただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
オンライン会議
◯◯部の◯◯です。私の声は聞こえていますか。今回は◯◯を担当します。画面を共有する場面がありますので、その際はよろしくお願いいたします。
注意
オンラインでは最初に名前を言い、表示名も「部署 名前」にそろえておくと伝わりやすくなります。話し終えたら「以上です」と区切ると、次の人が話し始めやすくなります。進め方はオンライン会議の挨拶も参考にしてください。
社内報・自己紹介シート
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 所属・担当 | ◯◯部 法人営業を担当 |
| 前職・経歴 | 広告会社で展示会の運営に携わってきました |
| 趣味 | キャンプ。道具選びの相談なら喜んで |
| 最近はまっていること | 朝の散歩 |
| ひとこと | まだ社内で迷子になります。見かけたら声をかけてください |
挨拶メール・社内チャット
件名:◯月◯日付で着任しました(◯◯部 ◯◯)
皆さま
◯月◯日付で◯◯部に着任しました◯◯です。前職では◯◯を担当していました。こちらでは◯◯を担当いたします。席は◯階の◯◯付近です。直接ご挨拶にうかがえていない方も多いため、メールにて失礼いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
転職面接の自己紹介
面接で「自己紹介をお願いします」と言われたら、社内の自己紹介とは中身を変えます。趣味のひとことの代わりに、経歴の要約・実績を一つ・志望につながる一言を入れ、1分程度で終えます。細かい話は、このあとの質問で聞かれます。
| 社内の自己紹介 | 転職面接の自己紹介 | |
|---|---|---|
| 目的 | 話しかけてもらう | 経歴の全体像をつかんでもらう |
| ④に入れるもの | 趣味・出身・最近のこと | 実績を一つ、志望につながる一言 |
| 結び | よろしくお願いします | 本日はよろしくお願いいたします |
| 自己PRとの違い | — | 自己紹介は経歴の要約。強みを深く話すのは自己PRを求められたとき |
基本の例文
◯◯と申します。新卒で◯◯株式会社に入社し、法人営業を◯年担当してまいりました。既存のお客様への提案を中心に、担当地域の売上を前年より伸ばすことができました。今後は企画の段階からお客様に関わりたいと考え、今回応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
未経験の職種に応募する場合
◯◯と申します。これまで販売の仕事を◯年続けてきました。売り場で、お客様の声を商品の改善につなげる仕事に関心を持ち、現在は独学でデータ分析を学んでいます。販売で身につけた聞く力を、新しい仕事でも生かしたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。
第二新卒の場合
◯◯と申します。◯◯株式会社で事務として勤務しております。短い期間ですが、受発注の流れと社内調整を経験しました。より専門性を身につけられる環境で働きたいと考え、応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
ブランクがある場合
◯◯と申します。◯◯の仕事を◯年担当したのち、家庭の事情でしばらく仕事を離れておりました。現在は状況が落ち着き、フルタイムで働ける環境が整っています。以前の経験を生かして、早く現場に慣れたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。
注意
面接では「申します」「まいりました」のように謙譲語を使います。「◯◯させていただきました」を何度も重ねると回りくどく聞こえるので、「担当しました」「担当してまいりました」で十分です。
「ひとこと」の選び方と例
| 話題 | 例 | 向いている理由 |
|---|---|---|
| 趣味 | 「最近、ランニングを始めました。走りやすい道を探しています」 | 同じ趣味の人が声をかけやすい |
| 出身地 | 「◯◯県の出身です。帰省のたびにお土産を持ってきます」 | 同郷の人、旅行で行った人との会話になる |
| 最近のこと | 「引っ越してきたばかりで、おすすめのお昼の店を探しています」 | 相手が教えてあげられる話題 |
| 前職・経験 | 「前職では展示会の運営をしていました」 | 仕事で頼ってもらうきっかけになる |
| 得意なこと | 「表計算の関数なら少し分かります」 | 具体的な頼みごとにつながる |
| 名前の覚え方 | 「◯◯は、数字の◯◯と同じ字です」 | 読み間違えやすい名前を覚えてもらえる |
Point
「教えてください」で終わる一言は、相手が話しかけやすい形です。相手が答えを持っている話題を選んでください。
避けたい表現と言い換え
| 避けたい言い方 | なぜ避けるか | 言い換え |
|---|---|---|
| 「何も分かりませんが」 | 頼りなく聞こえる | 「分からないことは早めに質問します」 |
| 「前の会社では◯◯でした」を何度も | 比べられていると感じる人がいる | 「前職で◯◯を経験したので、生かせたらと思います」 |
| 「特に趣味はありません」 | 会話のきっかけがなくなる | 「最近は◯◯が気になっています」 |
| 「人見知りなので」 | 話しかけにくくなる | 「話しかけてもらえるとうれしいです」 |
| 家族構成・私生活の詳しい話 | 聞く側が返事に困ることがある | 話すなら本人が言いたい範囲だけ |
| 政治・宗教・お酒の失敗談 | 場の空気が分かれる | 食べもの・地元・季節の話 |
よくある失敗と直し方
| 失敗 | 直し方 |
|---|---|
| 経歴を全部話して長くなる | 前職は一つだけ、いま担当することにつながるものを選ぶ |
| 前の人と同じ内容になる | ひとことを二つ用意しておき、かぶったほうを差し替える |
| 名前が聞き取れない | 名前は最初と最後の二回言う。少しゆっくり、区切って |
| 「よろしくお願いします」が言えずに終わる | 最後の一文だけは暗記しておく |
| 緊張して早口になる | 一文ごとに区切って、文末で一呼吸おく |
自己紹介の場を回す側へ(司会・総務・受け入れ担当)
- 01
時間を先に伝える
「お一人30秒でお願いします」と最初に言うと、長さがそろいます。
- 02
話す項目を示す
「名前・担当・最近はまっていること」のようにお題を出すと、話す側が迷いません。
- 03
順番を決める
座席順など分かりやすい順にして、最初は慣れている人にお願いします。
- 04
終わったら拍手か一言
「ありがとうございます」と区切ってから次の人へ。
- 05
後で話すきっかけを残す
社内報やチャットに自己紹介を載せると、その場で覚えられなかった人も後から読めます。
司会としての自分の自己紹介は司会の自己紹介にまとめています。
話す前のチェックリスト
- 名前を最初と最後に言う形になっている
- 所属と担当することが入っている
- 決められた時間に収まる(声に出して計った)
- ひとことは相手が話しかけやすい話題になっている
- 避けたい話題(私生活の詳しい話・政治・宗教)が入っていない
- 面接なら、趣味の代わりに実績と志望につながる一言が入っている
- 最後の「よろしくお願いいたします」を言える
この記事の要点
- 自己紹介は名前・所属・担当・ひとこと・結びの5つ。
- 30秒ならひとことなし、1分ならひとことを足す、3分なら出来事を一つ。
- ひとことは相手が話しかけやすい話題。「教えてください」で終わる形が使いやすい。
- 会議の冒頭なら名前と役割だけ。オンラインは最初に名前を言う。
- 転職面接では経歴の要約・実績・志望につながる一言で1分程度に。
FAQ
よくある質問
名前、所属(中途なら前職)、担当すること、ひとこと(趣味・出身・最近のこと)、結びの「よろしくお願いいたします」の5項目です。30秒なら、ひとことを省いた4項目で足ります。家族構成など私生活の詳しい話や、政治・宗教の話題は避けます。
「◯◯部の◯◯です。◯月に中途で入社しました。前職では◯◯の仕事をしていて、こちらでは◯◯を担当します。休日はよく◯◯をしています。詳しい方がいたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします」のように、名前・所属・担当に、話しかけるきっかけになる一言を足します。
名前、所属、担当すること、結びの4つです。時間が短いので、ひとことは省いても構いません。
経験の代わりに、大学で学んだことと仕事への姿勢を一つずつ話します。「分からないことは早めに質問するよう心がけます」のように、具体的な行動で言うと伝わりやすくなります。
自己紹介は経歴の要約で、名前・これまでの仕事・実績を一つ・応募の理由につながる一言を1分程度で話します。強みを詳しく話すのは、自己PRを求められたときです。
最初に名前を言い、表示名も「部署 名前」にそろえておきます。話し終えたら「以上です」と区切ると、次の人が話し始めやすくなります。
趣味・出身地・最近のことなど、相手が「自分もそうだ」「それなら知っている」と言える話題を一つ入れます。「おすすめのお店を探しています」のように、相手が教えてあげられる話題は特に話しかけやすくなります。