挨拶
仕事始めの挨拶 例文
社内・取引先・朝礼・メール・電話
結論から言うと、仕事始めの挨拶は「あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」の一言で足ります。あとは相手に合わせて、社外なら言葉を丁寧に、社長・部長なら今年の方針を一つ、新人なら今年やりたいことを一つ足すだけです。このページでは、上司・同僚・部下への一言から、朝礼、挨拶回り、電話、メール、英語まで、そのまま使える例文を場面別に並べました。
結論
仕事始めは、会社が年明けに業務を始める日、またはその日に行う挨拶や朝礼などを指します。日付は会社ごとに決めます。官公庁の場合は御用始めと呼ぶことが多く、国の行政機関は行政機関の休日に関する法律 第1条第1項で「十二月二十九日から翌年の一月三日までの日」が休日と決まっているため、2027年の御用始めは1月4日(月)です(「御用始め」という語は条文にはなく、慣用の呼び方です)。
まず結論:相手別の一言(そのまま使える)
廊下ですれ違ったときや、席に着く前の一言はこれで十分です。長く話す必要はありません。
| 相手 | そのまま使える一言 |
|---|---|
| 上司・先輩 | あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
| 同僚 | あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 |
| 部下・後輩(上司から) | あけましておめでとう。昨年はありがとう。今年もよろしくお願いします。 |
| 他部署の人 | あけましておめでとうございます。昨年は◯◯の件でお世話になりました。今年もよろしくお願いします。 |
| 取引先(対面・電話) | あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 |
| 喪中の人 | 昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。(「おめでとう」は言わない) |
2027年の仕事始めはいつ?
| 対象 | 年明け最初の日 | 根拠 |
|---|---|---|
| 国の行政機関(御用始め) | 2027年1月4日(月) | 行政機関の休日に関する法律 第1条第1項第3号 |
| 銀行 | 2027年1月4日(月) | 銀行法 第15条第1項、銀行法施行令 第5条第1項 |
| 民間の会社 | 会社ごとに決める | 就業規則・会社カレンダー |
国の行政機関の休日は、条文をe-Gov法令検索で確認しています。都道府県や市区町村は条例で休日を定めているので、窓口の開始日は各自治体の案内で確かめてください。年末年始のカレンダーは2027年の御用始めにまとめています。
挨拶の組み立て方(4つの部品)
| 順番 | 部品 | 社内の言い方 | 社外の言い方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 新年のお祝い | あけましておめでとうございます | 謹んで新年のお慶びを申し上げます |
| 2 | 昨年のお礼 | 昨年はお世話になりました | 旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます |
| 3 | 今年の抱負・方針(任意) | 今年は◯◯に力を入れます | 本年も◯◯でお役に立てるよう努めてまいります |
| 4 | 結びのお願い | 今年もよろしくお願いします | 本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます |
一言の挨拶なら1・2・4だけ、朝礼やスピーチなら3を足します。3を入れるときは具体的なことを一つだけにすると、聞き手が覚えられます。
社内:上司・同僚・部下への挨拶
例文1 上司へ(お世話になった件を添える)
あけましておめでとうございます。昨年は◯◯のプロジェクトで何度も相談に乗っていただき、ありがとうございました。今年は自分で判断できる場面を増やしたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
例文2 上司へ(短く済ませる)
あけましておめでとうございます。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。
例文3 同僚・チームへ
あけましておめでとうございます。年末はバタバタでしたが、おかげで無事に年を越せました。今年もよろしくお願いします。
例文4 部下へ(上司から)
あけましておめでとう。昨年は◯◯をよく最後までやり切ってくれました。ありがとう。今年も頼りにしています。体調には気をつけて。
例文5 在宅勤務の人へ(チャット)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年明けの◯◯の件、今週中に一度話せると助かります。
注意
チャットでは、挨拶のあとに仕事の用件を一つ続けてかまいません。挨拶だけの投稿が並ぶと、通知が増えて読む側の負担になります。休み明け全般の挨拶は休み明けの挨拶を参考にしてください。
社長・役員の年頭の挨拶
皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は◯◯をはじめ、多くの取り組みで成果を上げることができました。皆さん一人ひとりの努力の賜物です。ありがとうございました。今年は「◯◯」を目標に掲げます。具体的には、◯◯と◯◯の二つに力を入れていきます。年の初めにあたり、皆さんの健康と、会社のさらなる発展を願っています。本年もよろしくお願いします。
Point
方針は一つか二つに絞ってください。 挙げる数が多いと、聞き手は一つも覚えられません。一つか二つなら、その年の判断の拠り所として残ります。
部長・課長の朝礼での一言
例文1 チームをねぎらう
皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は忙しい時期が続きましたが、チームで乗り切ることができました。ありがとうございました。今年はまず、◯◯を確実に進めたいと思います。体調に気をつけて、今年も一年よろしくお願いします。
例文2 今年の目標を一つ示す
あけましておめでとうございます。今年の部の目標は「◯◯」の一つです。そのために、まず今月中に◯◯を決めます。迷ったときはこの目標に照らして判断してください。今年もよろしくお願いします。
例文3 新しいメンバーがいる場合
あけましておめでとうございます。今年から◯◯さんがチームに加わりました。分からないことは遠慮なく周りに聞いてください。皆さんも声をかけてあげてください。今年もよろしくお願いします。
注意
チーム向けのスピーチをもう少し長く話す場合は年始のチーム向けスピーチ、1月の朝礼の題材は1月の朝礼ネタにまとめています。
新人・若手・異動してきた人の挨拶
例文1 新人
あけましておめでとうございます。昨年は入社して右も左も分からないなか、たくさんのことを教えていただき、ありがとうございました。今年は一人でできる仕事を増やし、少しでもチームの力になれるよう頑張ります。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。
例文2 入社2年目以降の若手
あけましておめでとうございます。昨年は◯◯を任せていただき、ありがとうございました。今年は後輩に教えられるよう、◯◯の手順を自分の言葉でまとめるところから始めます。本年もよろしくお願いいたします。
例文3 年末に異動・中途入社してきた人
あけましておめでとうございます。昨年末に着任した◯◯です。短い期間でしたが、皆さんに助けていただきありがとうございました。今年は早く戦力になれるよう努めます。本年もよろしくお願いいたします。
注意
新人の挨拶はお礼と、今年具体的にやりたいことを一つ入れると印象に残ります。長さは30秒ほどで十分です。年始以外の朝礼で話す題材に困ったら朝礼スピーチの例文とネタも参考にしてください。
取引先への挨拶回り
例文1 担当者に会えたとき
あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。本日は年始のご挨拶に伺いました。(手土産を渡す場合)心ばかりの品ですが、皆さまでお召し上がりください。
例文2 受付で取り次いでもらうとき
あけましておめでとうございます。◯◯株式会社の△△と申します。年始のご挨拶に伺いました。◯◯部の□□様はいらっしゃいますでしょうか。
例文3 担当者が不在で名刺を置いていくとき(名刺の余白に)
謹賀新年 本年もよろしくお願い申し上げます。△△
- 事前にアポイントを取る(年始は先方も忙しい)
- 長居しない(挨拶回りは顔を見せるのが目的)
- 名刺・年始の品を用意する
- 担当者が不在なら名刺に一言書いて置いていく
注意
いつまでに回るか、アポイントの取り方、粗品の渡し方は年始の挨拶回り、手土産の選び方は年始の挨拶回りの手土産、業界団体の新年の会は賀詞交歓会とはにまとめています。
電話での年始の挨拶
例文1 自分からかけるとき(名乗ったあとに)
◯◯株式会社の△△です。あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。早速ですが、◯◯の件でお電話いたしました。
例文2 電話を受けたとき
お電話ありがとうございます。◯◯株式会社の△△でございます。(相手が名乗ったら)あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
電話では、挨拶は最初の一往復だけにして用件に入ります。年始の電話は相手も立て込んでいるので、挨拶を長くするより用件を短くまとめるほうが喜ばれます。
年始のメール(社内・社外)
例文1 社内の部署・チーム宛
件名:新年のご挨拶 ◯◯部の皆さま あけましておめでとうございます。 昨年は大変お世話になりました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 △△
例文2 社内の上司宛(個別)
件名:新年のご挨拶(△△) ◯◯部長 あけましておめでとうございます。 昨年は◯◯の件で多くのご助言をいただき、ありがとうございました。 今年は◯◯を任せていただけるよう、準備を進めます。 本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。 △△
例文3 取引先宛
件名:新年のご挨拶(◯◯株式会社 △△) 株式会社□□ ◯◯部 □□様 謹んで新年のお慶びを申し上げます。 旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 本年も□□様のお役に立てるよう努めてまいります。 変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。 なお、弊社は1月◯日(◯)より通常営業しております。 ◯◯株式会社 △△
取引先には、一斉送信ではなく相手ごとに宛名を入れて送るほうが丁寧です。社外向けの例文は新年の挨拶メール 例文、社内向けは年始の社内メールに、件名・送る時期・返信のしかたまでまとめています。
英語での仕事始めの挨拶
| 相手 | 英語の例文 | 意味 |
|---|---|---|
| 同僚 | Happy New Year! Looking forward to another great year working together. | あけましておめでとう。今年も一緒にいい仕事をしましょう。 |
| 取引先 | Happy New Year. Thank you for your support last year. We look forward to working with you again this year. | あけましておめでとうございます。昨年はありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。 |
英語には「今年もよろしく」にぴったり当たる決まり文句がないため、昨年のお礼+今年も一緒に仕事ができるのを楽しみにしているという形で伝えます。
よくある失敗と言い換え
| よくある失敗 | なぜ避けるか | 言い換え |
|---|---|---|
| 「新年あけましておめでとうございます」 | 「新年」と「あけまして」の重ね言葉として気にする人がいる | 「あけましておめでとうございます」または「新年おめでとうございます」 |
| 「去年はお世話になりました」 | 「去」を忌み言葉として気にする人がいる | 「昨年」「旧年中」 |
| 社外に「今年もよろしくね」「今年も頑張りましょう」 | くだけすぎ・目上に「頑張りましょう」は対等な言い方 | 「本年もよろしくお願い申し上げます」 |
| 喪中の人に「おめでとうございます」 | お祝いの言葉を控えている相手に合わない | 「本年もよろしくお願いいたします」だけにする |
| 朝礼で方針を五つも六つも挙げる | 聞き手が一つも覚えられない | 一つか二つに絞る |
| 取引先に宛名なしの一斉メール | 自分宛てだと感じにくい | 相手ごとに宛名と一言を入れる |
| 挨拶回りで長居する | 年始は先方も予定が詰まっている | 顔を見せたら早めに失礼する |
仕事始めの朝までに確認すること
- 年末にお世話になった人と、その件(挨拶に一言添えるため)
- 喪中の連絡をもらった相手がいないか
- 朝礼で話す役なら、今年の方針・目標を一つ決めておく
- 挨拶回りのアポイント・訪問順・手土産・名刺
- 取引先へのメールの宛名リストと、年始の営業開始日
- 休み中に届いたメール・チャットへの返信(挨拶と用件を一緒に返す)
この記事の要点
- 骨組みはおめでとう・昨年のお礼・今年もよろしく。一言ならこれで足りる。
- 社外は「旧年中は」「本年も」と丁寧な言い方に替える。
- 社長・部長は今年の方針を一つか二つ、新人は今年やりたいことを一つ。
- 電話・チャットは挨拶を一往復で済ませて用件へ。
- 喪中の相手には「おめでとう」を避け、「本年もよろしく」だけにする。
- 国の行政機関と銀行の2027年の年明け最初の日は1月4日(月)。民間は会社ごとに決める。
FAQ
よくある質問
「あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」で足ります。社外の相手には「旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます」と丁寧にします。
「あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。本日は年始のご挨拶に伺いました」が基本です。挨拶回りは顔を見せるのが目的なので長居はせず、担当者が不在なら名刺に一言書いて置いていきます。
「あけましておめでとうございます。昨年は◯◯の件でお世話になりました。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします」のように、お世話になった件を一つ添えると、決まり文句だけより気持ちが伝わります。
「あけましておめでとうございます。昨年は右も左も分からないなか、たくさんのことを教えていただき、ありがとうございました。今年は一人でできる仕事を増やし、チームの力になれるよう頑張ります。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。」のように、お礼と今年の目標を一つ入れます。30秒ほどで十分です。
どちらも年明けに仕事を始めることですが、官公庁では「御用始め」、民間では「仕事始め」と呼ぶことが多いです。国の行政機関は、行政機関の休日に関する法律で12月29日から1月3日までが休日と決まっているため、2027年の御用始めは1月4日(月)です。民間の会社は日付を会社ごとに決めます。
年始の挨拶として受け取られる期間(いわゆる松の内)は地域によって違います。取引先への挨拶回りやメールは、仕事始めからなるべく早い時期に済ませると確実です。
「おめでとうございます」は避け、「旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」のように、お祝いの言葉を除いた挨拶にします。
名乗ったあとに「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と一言添え、すぐに用件に入ります。年始は相手も立て込んでいるので、挨拶は最初の一往復だけにします。