挨拶
乾杯の挨拶 例文
短い一言から会社の飲み会・歓送迎会まで
すぐ使うなら、これをそのまま読んでください。「ご指名いただきました◯◯です。本日はお集まりいただきありがとうございます。それでは、グラスをお持ちください。皆さんのご活躍を祈念しまして、乾杯!」 乾杯の挨拶は、全員がグラスを手に待っている間に話すものなので、名乗る→一言→「グラスをお持ちください」→乾杯の4つで30秒ほどに収めます。このページでは、場面ごとに真ん中の「一言」と最後の「◯◯を祈念して」を入れ替えた例文を、くだけた版と改まった版で並べました。
結論
乾杯の挨拶は、①名乗り(指名へのお礼) ②会の趣旨に合う一言 ③「グラスをお持ちください」 ④「◯◯を祈念して、乾杯」の4つで構成します。長さは30秒ほど。挨拶というより発声と考えると、長くなりません。場面で変えるのは②と④だけです。
4つの要素と穴埋めテンプレート
- 01名乗り: 「ご指名いただきました◯◯部の◯◯です」
- 02一言: 会の趣旨に合わせて一文だけ(お疲れさま/ようこそ/ありがとう/おめでとう)
- 03動作の指示: 「それでは、グラスをお持ちください」
- 04発声: 「◯◯を祈念しまして、乾杯!」
穴埋めで作る
ご指名いただきました、【所属】の【名前】です。【会の趣旨に合う一文】。それでは、皆さん、グラスをお持ちください。【誰の・何】を祈念しまして、乾杯!
Point
「グラスをお持ちください」の後は、全員が持つまで一呼吸待ってください。 待たずに乾杯すると、半分の人がグラスを持っていない状態になります。発声は会場の端まで届く声で、語尾をはっきり上げます。
「◯◯を祈念して」の言い換え一覧
最後の一文を会に合わせて入れ替えるだけで、どの場面の乾杯にもなります。
| 会 | ④の言い方の例 |
|---|---|
| 社内の飲み会・懇親会 | 皆さんのますますのご活躍を祈念しまして |
| 忘年会 | 今年一年の労をねぎらい、来年の飛躍を祈念しまして |
| 新年会 | 本年が皆さんにとってよい一年になりますよう祈念しまして |
| 歓迎会 | ◯◯さんのこれからのご活躍を祈念しまして |
| 送別会 | ◯◯さんの新天地でのご活躍を祈念しまして |
| 打ち上げ | 今回の成功を祝い、皆さんのお力に感謝しまして |
| キックオフ | このプロジェクトの成功を祈念しまして |
| 取引先との懇親会 | □□社さまのますますのご発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして |
| 周年・祝賀会 | □□社の◯周年をお祝いし、さらなるご発展を祈念しまして |
注意
「祈念」は改まった言い方です。くだけた席なら「今日の会が楽しい時間になりますように」で十分です。
簡単な乾杯(一言だけ)
少人数の飲み会や、急に指名されたときは、名乗りと発声だけでも乾杯として成立します。
◯◯です。皆さん、お疲れさまでした。グラスをお持ちください。乾杯!
ご指名いただきました◯◯です。今日は楽しみましょう。それでは、お手元のお飲み物で、乾杯!
急なご指名で驚いていますが、短く失礼します。皆さん、いつもありがとうございます。グラスをお持ちください。乾杯!
会社の飲み会・懇親会
改まった版(部長・役員がいる懇親会)
ご指名いただきました、◯◯部の◯◯です。本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。今日は部署の垣根を越えて、ゆっくりお話しできればと思います。それでは、グラスをお持ちください。皆さんのますますのご活躍を祈念しまして、乾杯!
くだけた版(課やチームの飲み会)
◯◯です。今月もお疲れさまでした。今日は仕事の話は少なめでいきましょう。グラスをお持ちください。乾杯!
若手が任されたとき
ご指名いただきました、◯◯部の◯◯です。僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。皆さん、グラスをお持ちください。今日の会が楽しい時間になりますように、乾杯!
忘年会・新年会
忘年会
ご指名いただきました◯◯です。今年もお疲れさまでした。忙しい時期を皆さんで乗り切れたことに感謝しています。今夜はゆっくり楽しみましょう。グラスをお持ちください。今年一年の労をねぎらい、来年の飛躍を祈念しまして、乾杯!
新年会
あけましておめでとうございます。◯◯です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、グラスをお持ちください。本年が皆さんにとってよい一年になりますよう祈念しまして、乾杯!
歓迎会(新入社員・異動・中途入社)
新入社員の歓迎会(改まった版)
ご指名いただきました、◯◯部の◯◯です。新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。分からないことは何でも、ここにいる誰にでも聞いてください。それでは、グラスをお持ちください。新入社員の皆さんのこれからのご活躍を祈念しまして、乾杯!
新入社員の歓迎会(くだけた版)
◯◯です。新しい仲間が来てくれて、本当にうれしいです。今日は顔と名前を覚えて帰ってください。グラスをお持ちください。乾杯!
人事異動で来た人の歓迎会
◯◯部の◯◯です。今日から◯◯さんが私たちのチームに加わります。前の部署でのご経験を、ぜひ私たちにも教えてください。それでは、グラスをお持ちください。◯◯さんのこれからのご活躍を祈念しまして、乾杯!
中途入社の人の歓迎会
◯◯さん、入社おめでとうございます。新しい視点を持ち込んでもらえるのを、皆で楽しみにしていました。今日はいろいろな人と話してもらえればと思います。グラスをお持ちください。◯◯さんのご活躍を祈念しまして、乾杯!
送別会
異動・転勤
◯◯さん、長い間本当にお世話になりました。今日は◯◯さんとの思い出話をたくさんしましょう。それでは、グラスをお持ちください。◯◯さんの新天地でのご活躍を祈念しまして、乾杯!
定年退職
◯◯さん、長年にわたり、本当にありがとうございました。今日は感謝の気持ちを込めて、皆でお送りしたいと思います。グラスをお持ちください。◯◯さんのご健康と、これからの毎日が実りあるものになりますよう祈念しまして、乾杯!
打ち上げ・キックオフ
プロジェクト・イベントの打ち上げ
皆さん、お疲れさまでした。◯◯です。無事に終えられたのは、ここにいる全員のおかげです。今日は思い切り労い合いましょう。グラスをお持ちください。今回の成功を祝い、皆さんのお力に感謝しまして、乾杯!
キックオフ
◯◯です。いよいよ◯◯が始まります。今日は顔合わせの場ですので、普段話さない人ともぜひ話してください。グラスをお持ちください。このプロジェクトの成功を祈念しまして、乾杯!
来賓・取引先との会
来賓として頼まれたとき
ただいまご紹介にあずかりました、◯◯社の◯◯でございます。本日はお招きいただき、誠にありがとうございます。それでは、皆さま、グラスをお持ちのうえご唱和をお願いいたします。□□社の皆さまのますますのご発展と、本日ご出席の皆さまのご健勝を祈念いたしまして、乾杯!
主催側として取引先を招いた懇親会
◯◯社の◯◯でございます。本日はお忙しいところお越しいただき、誠にありがとうございます。日頃のご厚情に感謝を込めて、乾杯の発声をさせていただきます。グラスをお持ちください。ご出席の皆さまのご健勝と、各社のますますのご発展を祈念いたしまして、乾杯!
乾杯はいつ・どう進むか
- 01
開会
司会が開会を告げ、主催者が開会の挨拶をする
- 02
紹介
司会が「乾杯のご発声を◯◯さんにお願いいたします」と発声者を紹介する
- 03
名乗りと一言
発声者が前に出て、名乗りと会の趣旨に合う一文を話す
- 04
グラスの準備
「グラスをお持ちください」と言い、全員が持つまで待つ
- 05
発声
「◯◯を祈念しまして、乾杯!」に全員が唱和する
- 06
歓談へ
「ありがとうございました。どうぞご歓談ください」で歓談に移る(司会が言う場合もある)
乾杯の前に飲み物が全員に行き渡っているかは、幹事が確認しておきます。料理に手をつけるのは乾杯の後です。
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 近況や抱負を長く話す | グラスを持ったまま待たされ、場が冷える | 一言は一文だけ。話したいことは歓談で |
| 開会の挨拶と同じ内容を繰り返す | 聞き手が同じ話を2回聞くことになる | 前に話す人を確認し、自分は一文に絞る |
| グラスの準備を待たずに発声 | グラスを持っていない人が出る | 「グラスをお持ちください」の後、一呼吸置く |
| 内輪ネタ・いじりで笑いを取る | 知らない人や本人が置いていかれる | 笑いを入れるなら自分の失敗談を一文だけ |
| 「飲みましょう」と煽る | 飲めない人が参加しづらくなる | 「お手元のお飲み物で」と言う |
| 声が小さい | 後ろの席が乾杯に気づかず、唱和がそろわない | 発声だけは会場の端に向けて大きく |
飲み会の場での言動の注意は飲み会のハラスメント、お酌と乾杯のマナーはお酌・乾杯のマナーにあります。
頼まれたら確認すること・頼むときの言い方
- 会の趣旨(歓迎・送別・慰労・祝賀)
- 自分の前に話す人(開会の挨拶と同じことを言わないため)
- 社外の方がいるか(いれば改まった版を使う)
- 飲めない人がいるか(「お手元のお飲み物で」と言えば誰でも参加できる)
- 主役の名前と所属の読み方(歓迎会・送別会)
- 何時ごろ指名されるか
乾杯をお願いするとき(幹事・司会から)
頼むときは「乾杯のご発声をお願いできますか」と伝えると、短い発声でよいことが伝わります。会の趣旨、自分の前に話す人、だいたいの時刻もあわせて伝えておくと、頼まれた側が準備できます。司会の読み上げ文は忘年会の司会進行 台本にあります。
この記事の要点
- 乾杯の挨拶は名乗り・一言・「グラスをお持ちください」・乾杯の4つ。
- 長さは30秒ほど。挨拶ではなく発声と考える。
- 場面で変えるのは真ん中の一言と「◯◯を祈念して」だけ。
- 「グラスをお持ちください」の後は一呼吸待つ。
- 来賓の乾杯は主催者への祝意を一言入れる。
- 飲めない人がいるなら「お手元のお飲み物で」。
FAQ
よくある質問
「◯◯です。皆さん、お疲れさまでした。グラスをお持ちください。乾杯!」のように、名乗りと一言、発声だけで成立します。飲めない人がいる場では「お手元のお飲み物で、乾杯!」と言えば全員が参加できます。
30秒ほどです。乾杯の前は全員がグラスを手に待っているため、長いと場が持ちません。名乗り、会の趣旨に合う一言、「グラスをお持ちください」、乾杯の発声の4つで構成すると、自然に短くまとまります。
「ご指名いただきました、◯◯部の◯◯です。本日はお集まりいただきありがとうございます。それでは、グラスをお持ちください。皆さんのますますのご活躍を祈念しまして、乾杯!」が基本形です。会の趣旨に合わせて真ん中の一文を変えます。
「◯◯部の◯◯です。今日から◯◯さんが私たちのチームに加わります。それでは、グラスをお持ちください。◯◯さんのこれからのご活躍を祈念しまして、乾杯!」が基本形です。新入社員なら「入社おめでとうございます」、異動なら「前の部署でのご経験を教えてください」など、一言を相手に合わせます。
入れるなら自分の失敗談などを一文だけにします。内輪ネタや特定の人をいじる話は、知らない人や本人が置いていかれるので避けてください。
出席者の中で上位の方や、主催者が指名した方が務めることが多いですが、会社ごとの慣行によります。誰に頼むかの考え方は、挨拶の順番の決め方の記事で整理しています。
「お手元のお飲み物でご唱和ください」と言えば、ソフトドリンクの人も一緒に乾杯できます。お酒を飲むことを前提にした言い方は避けてください。