スピーチ
1月の朝礼スピーチ ネタと例文
年始から月末まで使える話題
1月の朝礼スピーチは、年の初めという区切りがあるぶん、話題を見つけやすい月です。いちばん使いやすいのは「今年、一つだけやってみること」を自分の体験と一緒に話す形。ほかにも、休み明けの生活リズム、七草がゆ、成人の日、防災、寒さと通勤の安全など、1月らしい話題があります。このページでは、まず話題の早見表と、そのまま読める1分の例文を置き、そのあとに話題の一覧、1分・3分の例文、話の組み立て方を並べました。仕事始めの日の挨拶そのものは仕事始めの挨拶、抱負の言い方は新年の抱負の例文にあります。
結論
1月の朝礼スピーチは、①1月らしい話題を一言 ②自分の体験を一つ ③仕事でどうするかの3段で組むと1分に収まります。話題は年の初めの目標・休み明けの体調・年始の行事・冬の安全の4つから探すと見つけやすくなります。
1月の話題の早見表と、すぐ読める1分の例文
| 時期 | 話題 | 話のきっかけ |
|---|---|---|
| 上旬 | 仕事始め・今年の目標 | 休み中に決めたこと、今年一つだけ変えたいこと |
| 上旬 | 七草がゆ | 年末年始で疲れた胃を休める、体調を整える |
| 上旬〜中旬 | 成人の日 | 自分が社会に出たころのこと、初心 |
| 中旬 | 防災 | 阪神・淡路大震災が起きた日(1月17日)にちなんで備えを見直す |
| 下旬 | 寒さ・路面の凍結 | 通勤の安全、乾燥と感染症への備え |
そのまま読める1分の例文(今年一つだけ変えること)
おはようございます。今日は、今年一つだけ変えることの話をします。
年末に一年の予定表を見返したら、締め切り直前に慌てて仕上げた仕事がいくつもありました。原因を考えると、取りかかるのがいつも遅かったんです。
そこで今年は、新しい仕事を受けたら、その日のうちに最初の一手だけは打つと決めました。資料のファイルを作るだけ、関係者に一本連絡するだけ、でもかまいません。
まだ始めて数日ですが、取りかかりが軽くなった気がしています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
注意
目標を大きく語るより、「一つだけ」「小さく」にすると、聞く側も自分ごととして聞きやすくなります。
1月の朝礼で使える話題の一覧
| 分類 | 話題 | 話し方のヒント |
|---|---|---|
| 季節 | 寒さ・雪・路面の凍結 | 通勤や外回りで気をつけていること(早めに家を出る、滑りにくい靴にする) |
| 季節 | 空気の乾燥 | 加湿や手洗いなど、自分が続けている小さな習慣 |
| 行事 | 七草がゆ | 年末年始の食べすぎ・寝不足を整える話から体調管理へ |
| 行事 | 鏡開き | 鏡開きの日は地域によって違う。自分の家や地元のやり方を話の入口に |
| 行事 | 書き初め・年賀状 | 手で書くと頭が整理される、という自分の体験から |
| 祝日 | 元日(1月1日) | 年の初め。今年一つだけ変えたいこと |
| 祝日 | 成人の日(1月の第二月曜日) | 自分が社会に出たころの失敗や、教わったこと |
| 仕事の節目 | 仕事始め・年間の目標 | 目標を小さく分ける、最初の一週間の段取り |
| 仕事の節目 | 年度の最後の3か月に入る(4月始まりの会社) | 年度末までに終わらせたいことを今のうちに洗い出す |
| 健康 | 休み明けの生活リズム | 起きる時間を戻す工夫、無理をしない |
| 安全・防災 | 1月17日(阪神・淡路大震災が起きた日) | 非常用の備えや連絡手段の確認 |
Point
祝日の日付は法律で決まっています。国民の祝日に関する法律 第2条で、元日は「一月一日」、成人の日は「一月の第二月曜日」と定められています。成人の日の日付は年によって変わるので、その年のカレンダーで確かめてから話してください。
注意
年の初めは、身内に不幸があって新年を祝う気持ちになれない人もいます。「おめでとう」を前面に出しすぎない話題を選ぶと、聞く人を選びません。喪中の人への言葉の選び方は喪中の人への新年の挨拶にまとめています。
そのまま読める1月の例文(1分・3分)
1分:休み明けの生活リズム
おはようございます。今日は、休み明けの体の話です。
年末年始の休みのあいだ、つい夜更かしが続いて、仕事始めの日は朝起きるのがつらく、午前中は頭がなかなか回りませんでした。
そこで、まずは起きる時間だけ平日と同じに戻すことにしました。寝る時間を急に早めるのは難しいので、朝の時間をそろえるところから始めています。
休み明けは、自分で思っている以上に体が慣れていないことがあります。皆さんも無理をせず、少しずつ調子を戻していきましょう。
1分:七草がゆ
おはようございます。今日は七草がゆの話をします。
うちでは毎年、年始に七草がゆを食べます。子どものころは味が薄くて好きではなかったのですが、大人になってからは、年末年始の食べすぎで疲れた胃にちょうどいいと感じるようになりました。
仕事も同じで、年の初めに一度、詰め込みすぎた予定を見直して、休める時間を作っておくと後が楽になります。私も今週中に、一月の予定を見直すつもりです。
1分:成人の日
おはようございます。今度の月曜日は成人の日ですね。
国民の祝日に関する法律では、成人の日は「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日とされています。
私が社会に出たばかりのころ、先輩に「分からないことは、分からないと早く言ってくれるのがいちばん助かる」と言われました。当時は、聞くのが恥ずかしかったのですが、今は自分が同じことを後輩に伝える立場になりました。
新しく仕事を覚えている人には、聞きやすい雰囲気を作ること。今年も心がけていきます。
1分:防災(1月17日にちなんで)
おはようございます。1月17日は、阪神・淡路大震災が起きた日です。
この時期になると、私は家の非常用の水や食料、懐中電灯の電池を確かめるようにしています。去年確かめたときは、期限が切れているものがいくつかありました。
職場でも、避難経路や、災害のときの連絡の方法を、改めて確認しておきたいと思います。皆さんも、ご家族との連絡の取り方を一度話しておくと安心です。
1分:寒さと通勤の安全
おはようございます。今日は通勤の安全の話です。
先週、朝の冷え込みが強かった日に、駅の階段で足を滑らせそうになりました。急いでいて、足元を見ていなかったんです。
それからは、寒い朝はいつもより早めに家を出て、急がなくてすむようにしています。
この時期は、路面が凍っていたり、雪で電車が遅れたりすることもあります。遅れそうなときは無理に急がず、早めに連絡をもらえれば大丈夫です。皆さん、気をつけて通勤してください。
3分:今年の目標を小さく分ける
おはようございます。今日は、目標の立て方の話をさせてください。
毎年、年の初めに目標を立てますが、正直に言うと、去年の目標は春ごろには忘れていました。「資格の勉強をする」「英語を話せるようにする」と大きく書いたものの、何をいつやるのかを決めていなかったからです。
年末に、去年の手帳を見返していて気づいたことがあります。うまくいったことは、どれも「毎朝これをやる」「週に一度これを確かめる」のように、やることが小さく決まっていました。たとえば、去年の途中から始めた「金曜の夕方に翌週の予定を書き出す」は、今も続いています。これは目標というより、ただの習慣です。でも、そのおかげで月曜の朝に慌てることが減りました。
そこで今年は、目標を一つだけにして、それを毎週やることにまで分けることにしました。私の今年の目標は「お客様への返信を早くする」です。毎週やることは、「その日に来たメールには、その日のうちに一次返信をする」「すぐに答えられない内容は、いつまでに答えるかだけを先に伝える」の二つです。
こうして書いてみると、目標そのものは地味です。ただ、毎日の仕事の中で続けられる形になっていれば、年末に振り返ったとき、何かしら変わっているはずだと思っています。
皆さんも、もし今年の目標がまだぼんやりしていたら、「毎週なにをやるか」まで一度分けてみてください。一つだけで十分です。
私も途中で忘れないよう、手帳の最初のページに書いておきました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
3分:書き初めから考えた、手で書くこと
おはようございます。今日は、手で書くことの話をします。
年始に、子どもの書き初めに付き合って、久しぶりに筆を持ちました。一文字書くのに思った以上に時間がかかって、途中で何度も書き直しました。でも書き終わったとき、頭の中がすっきりしたような感覚がありました。
ふだんの仕事では、ほとんどパソコンで文字を打っています。速くて便利なのですが、考えがまとまる前に打ち始めてしまい、あとから何度も書き直すことがよくあります。
そこで、この一週間ほど、企画や資料を作る前に、まず紙に要点を三つだけ手で書き出すようにしてみました。すると、書く前に「何を言いたいのか」を考える時間が自然に取れるようになり、資料の書き直しが減ったと感じています。
手で書くのが合う人もいれば、合わない人もいると思います。ただ、考えを整理する方法を一つ持っておくと、忙しいときに助かります。私の場合は、それが紙とペンでした。
皆さんは、考えがまとまらないとき、どうしているでしょうか。もし良い方法があれば、ぜひ教えてください。今年は、こうした工夫をチームの中でもっと共有していければと思っています。今年もよろしくお願いいたします。
注意
例文の中の出来事は、自分の体験に差し替えて使ってください。借り物の体験より、小さくても自分の話のほうが聞く人に届きます。
話の組み立て方(話題→自分の体験→仕事への結び)
| 段 | 言うこと | 1月の例 |
|---|---|---|
| ①話題 | 今日は何の話かを一言で | 「今日は、休み明けの体の話です」 |
| ②自分の体験 | 実際にあったこと、気づいたことを一つだけ | 「仕事始めの日、朝起きるのがつらく、午前中は頭が回りませんでした」 |
| ③仕事への結び | 自分はこうする/皆さんもよければ、の一言 | 「起きる時間だけ平日に戻しています。皆さんも少しずつ調子を戻しましょう」 |
1分の話なら、体験は一つに絞るのがこつです。3分の話は、体験を少し詳しく話し、「気づいたこと」と「今やっていること」を足すと長さが出ます。
注意
1分で話せる長さの目安はスピーチの文字数と時間の目安、原稿の長さを確かめるならスピーチの長さチェッカー、練習で時間を計るなら大画面タイマーが使えます。話し出しの一言はスピーチの最初のつかみ、締めの一言はスピーチの最後の締めにまとめています。
1月の朝礼で気をつけたいこと
- 新年の挨拶の時期は人や地域によって感じ方が違うので、中旬以降は「おめでとうございます」から始めず、ふだんの朝礼の入り方に戻すと無難です。
- 災害の話は、身近に経験した人がいるかもしれないと考え、被害の様子を詳しく語るより、備えの確認に重心を置きます。
- 目標の話は、人に押しつけない。「皆さんも〜すべき」より「よければ試してみてください」のほうが聞きやすくなります。
この記事の要点
- 1月の朝礼は「今年一つだけやってみること」を体験と一緒に話すと組み立てやすい。
- 話題は年の初めの目標・休み明けの体調・七草や成人の日・防災・寒さと通勤の安全から。
- 成人の日は法律で「一月の第二月曜日」。日付はその年のカレンダーで確かめる。
- どの話題も話題→自分の体験→仕事への結びの3段で1分にまとまる。
- 中旬以降は新年の挨拶から入らず、ふだんの朝礼の形に戻す。
FAQ
よくある質問
年の初めの区切りを生かして「今年一つだけやってみること」を話すのが組み立てやすい形です。ほかに、休み明けの生活リズム、七草がゆ、成人の日、防災の備え、寒さと通勤の安全なども1月らしい話題です。
国民の祝日に関する法律 第2条で「一月の第二月曜日」と定められています。日付は年によって変わるので、その年のカレンダーで確かめてください。
目標の立て方(大きな目標を毎週やることに分ける)、手で書くことの効用、去年の手帳を見返して気づいたことなど、自分の体験を少し詳しく話せる話題が向いています。体験に「気づいたこと」と「今やっていること」を足すと3分の長さになります。
新年の挨拶をいつまで言うかは、地域や職場によって感じ方が違います。迷うときは、年明けの最初の朝礼で一言添え、中旬以降はふだんの朝礼の入り方に戻すと無難です。
仕事始めの日は、新年の挨拶と今年の方針を伝える場になることが多く、上司や代表者が話すことが多い場です。その挨拶の例文は仕事始めの挨拶の記事にまとめています。このページは、仕事始めのあとの1月の朝礼で、当番として話す内容を中心にしています。