挨拶
展示会の挨拶 例文
案内状・お礼メール・開会・朝礼・ブース
展示会の挨拶は、書く挨拶(案内状・メール)なら「日頃のお礼→出展のお知らせ→来場のお願い」、話す挨拶(開会・朝礼・ブース)なら「お礼→今日の目的→締め」の順に並べれば形になります。まず下の一覧から自分の場面の一文を選び、続く全文の例文を書き換えて使ってください。
結論
展示会の挨拶は①会期前の出展のご挨拶(案内状・メール) ②主催者の開会・閉会の挨拶 ③出展社スタッフの朝礼・終礼 ④ブースでの来場者への声かけ ⑤会期後の来場お礼メールに分かれます。どの場面も相手が何をしに来ているかから言葉を選びます。
場面別・すぐ使える挨拶の一文
| 場面(誰→誰) | そのまま使える一文 |
|---|---|
| 出展のご挨拶(出展社→取引先) | 「このたび弊社は◯◯展に出展する運びとなりました。ご多忙のところ恐縮ですが、ぜひ弊社ブースへお立ち寄りください」 |
| 開会(主催者→来場者・出展社) | 「本日は◯◯展にご来場いただき、誠にありがとうございます。出展社の皆さまには、開催にあたり多大なるご協力をいただき、心より御礼申し上げます」 |
| 朝礼(責任者→スタッフ) | 「おはようございます。今日の目標は、◯◯に関心のある方と一人でも多く話すことです。よろしくお願いします」 |
| ブース(スタッフ→来場者) | 「こんにちは。何かお探しのものはありますか」 |
| 閉会(主催者→来場者・出展社) | 「◯◯展は、本日をもちまして閉幕いたします。ご来場の皆さま、出展社の皆さま、誠にありがとうございました」 |
| 来場お礼(出展社→来場者) | 「先日はご多忙のところ、弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました」 |
出展のご挨拶(案内状・メールの挨拶文)
会期前に取引先へ送る「出展のご挨拶」は、日頃のお礼→出展のお知らせ→見どころ→来場のお願い→結びの順です。会期・会場・小間番号は本文に混ぜず、末尾に箇条書きでまとめると読み落とされません。
例文①:文書(はがき・封書)で送る場合
拝啓 ◯◯の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社は、下記のとおり開催される「◯◯展」に出展いたします。当日は、新製品「◯◯」を実際にお試しいただけるよう準備しております。
ご多忙のところ誠に恐縮ではございますが、ぜひ弊社ブースへお立ち寄りくださいますよう、ご案内申し上げます。
敬具
記
会期:◯月◯日(◯)〜◯月◯日(◯)
会場:◯◯(◯ホール)
小間番号:◯◯
以上
例文②:メールで送る場合(取引のある相手)
株式会社◯◯ ◯◯部 ◯◯様
いつも大変お世話になっております。株式会社◯◯の◯◯です。
このたび弊社は、◯月◯日から開催される「◯◯展」に出展することになりました。◯◯様にご相談いただいていた◯◯の改善につながる新しい機能も、実機でご覧いただけます。
お近くにお越しの際は、ぜひブースにお立ち寄りください。ご来場の日時をお知らせいただければ、担当の私がご案内いたします。
(会期・会場・小間番号・事前登録のURL)
例文③:メールで送る場合(名刺交換だけの相手・新規)
株式会社◯◯ ◯◯様
突然のご連絡失礼いたします。以前◯◯でご挨拶させていただいた、株式会社◯◯の◯◯です。
このたび弊社は「◯◯展」に出展し、◯◯の作業を短くするサービスを紹介いたします。◯◯でお困りの点がございましたら、会場でご相談いただけますと幸いです。
(会期・会場・小間番号・事前登録のURL)
注意
文書の書き出しの「◯◯の候」は、送る時期に合わせて時候の挨拶から選びます。メールでは時候の挨拶を省き、「いつもお世話になっております」から始めて差し支えありません。招待状・はがき・件名の例は展示会のご案内 例文集にまとめています。
主催者の開会の挨拶
例文①:来場者が集まる開場前の挨拶
皆さま、おはようございます。本日は◯◯展にご来場いただき、誠にありがとうございます。また、出展社の皆さまには、準備から本日まで多大なるご協力をいただき、心より御礼申し上げます。本展は今回で◯回目を迎え、◯◯分野の最新の製品とサービスが一堂に会します。来場者の皆さまにとって、新しい出会いと商談の場となることを願っております。会期中、どうぞよろしくお願いいたします。
例文②:来賓を迎える開会式での挨拶
本日はご多忙の中、◯◯展の開会式にお集まりいただき、誠にありがとうございます。ご来賓の皆さまには、ご臨席を賜り厚く御礼申し上げます。本展のテーマは「◯◯」です。出展社の皆さまが用意された展示を通じて、業界の課題を解く手がかりが一つでも見つかれば、主催者としてこれに勝る喜びはありません。結びに、本展の開催にご尽力いただいたすべての皆さまに感謝申し上げ、開会の挨拶といたします。
例文③:出展社向け説明会・前日の挨拶
出展社の皆さま、本日は搬入でお疲れのところ、お集まりいただきありがとうございます。いよいよ明日から開幕です。会期中に困ったことがあれば、事務局までいつでもお声がけください。皆さまにとって実りある会期となるよう、事務局一同で支えてまいります。
注意
開会の挨拶は短く。来場者は展示を見に来ています。開会式の進め方は開会の挨拶・開会の言葉も参考にしてください。来賓の挨拶が続く開会式では、持ち時間を大画面タイマーで登壇者に見せると、予定どおりに進みます。
出展社スタッフの朝礼での挨拶
例文①:初日の朝礼
皆さん、おはようございます。いよいよ今日から会期が始まります。今回の目標は、◯◯の商談につながる名刺を集めることです。来場者が足を止めたら、まず「何をお探しですか」と聞いてください。説明はそれからです。名刺をいただいたら、裏に一言メモを残すのを忘れずに。体調に気をつけて、会期中よろしくお願いします。
例文②:中日の朝礼(前日の振り返りを入れる)
おはようございます。昨日はお疲れさまでした。昨日いちばん多かった質問は「◯◯との違い」でした。今日はこの質問に、全員が同じ答えを返せるようにしておきましょう。午後は来場者が増える見込みなので、休憩は午前中に順番に取ってください。今日もよろしくお願いします。
例文③:最終日の朝礼
おはようございます。今日が最終日です。最終日は、前日までに話した方が上司や同僚を連れて再訪することがあります。顔と名前が分かる方には、こちらから声をかけてください。撤収の段取りは終礼で確認します。最後まで、よろしくお願いします。
- 今日の目標(名刺の数ではなく、どんな相手と話したいか)
- 声かけの言葉を揃える
- 名刺を受け取った後の記録のしかた
- 休憩の順番と、ブースを空けない体制
- 困ったときの連絡先(責任者・主催者の事務局)
注意
展示会の朝礼で話す型は朝礼スピーチの「結論→出来事→仕事へのつなげ方」が使えます。スタッフの役割分担はブーススタッフの教育を参照してください。
ブースでの来場者への声かけ
| 場面 | 声かけの例 |
|---|---|
| 通りがかりの人 | 「よろしければ、資料をお持ちください」「◯◯でお困りではないですか」 |
| 足を止めた人 | 「何かお探しのものはありますか」 |
| 展示を見ている人 | 「こちらは◯◯を◯◯する製品です。実際に触ってみてください」 |
| 知っている取引先 | 「◯◯様、お越しいただきありがとうございます。お忙しいところ恐れ入ります」 |
| 名刺交換のとき | 「よろしければ、後ほど資料をお送りしたいので、お名刺をいただけますか」 |
| 担当者に引き継ぐとき | 「詳しい者がおりますので、ご紹介してもよろしいでしょうか」 |
| 混雑で待たせたとき | 「お待たせして申し訳ございません。ご案内いたします」 |
| 帰るとき | 「ありがとうございました。また後日ご連絡いたします」 |
Point
最初の一言で製品の説明を始めないでください。 相手が何を探しているかを聞いてからのほうが、話が噛み合います。
注意
名刺に書かれた個人情報の扱いは展示会の名刺交換と個人情報で条文から整理しています。
会期終了時の挨拶
主催者の閉会の挨拶
◯日間にわたって開催してまいりました◯◯展は、本日をもちまして閉幕いたします。ご来場いただいた皆さま、そして出展社の皆さま、誠にありがとうございました。本展で生まれたつながりが、皆さまの次の仕事につながることを願っております。次回もどうぞよろしくお願いいたします。
出展社の終礼
皆さん、お疲れさまでした。皆さんのおかげで、◯◯件の名刺をいただけました。展示会はここからが本番です。いただいた名刺には、明日中にお礼のメールを送りましょう。本当にお疲れさまでした。
撤収時に近隣ブース・事務局へかける一言
(近隣ブースへ)会期中はお世話になりました。人の出入りでご迷惑をおかけしたかもしれません。ありがとうございました。
(主催者の事務局へ)会期中はいろいろとご対応いただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
来場お礼メールの例文
来場のお礼は、翌営業日までに、ブースで話した内容を一言入れて送ります。話した深さで文面を変えます。
件名の例
- 【◯◯展】ご来場の御礼(株式会社◯◯ ◯◯)
- ◯◯展ではありがとうございました/お約束の資料をお送りします
- ◯◯展ブースでお話しした◯◯の件
例文①:商談まで話した相手
株式会社◯◯ ◯◯様
先日は◯◯展の弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。株式会社◯◯の◯◯です。
ブースでお聞きした「◯◯の手間を減らしたい」というお話について、お約束の資料をお送りします。
より詳しくご説明したく、◯月◯日(◯)または◯日(◯)にお打合せのお時間をいただけないでしょうか。ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。
例文②:名刺交換と短い会話だけの相手
株式会社◯◯ ◯◯様
先日は◯◯展にて、弊社ブースにお立ち寄りいただきありがとうございました。
当日ご覧いただいた◯◯の資料をお送りします。ご不明な点や、ご相談になりたいことがございましたら、このメールにご返信ください。
例文③:来場されたが直接お会いできなかった相手
株式会社◯◯ ◯◯様
先日は◯◯展にお越しいただいたと伺いました。ちょうど私が席を外しており、直接ご挨拶できず大変失礼いたしました。
ご覧いただけなかった◯◯の資料をお送りしますので、ご一読いただけますと幸いです。改めてご説明の機会をいただけましたら、お伺いいたします。
注意
一斉送信のしかたや名刺の確度別のフォローは展示会のお礼メール例文に、出展準備の全体は展示会出展の準備と費用にまとめています。
この記事の要点
- 書く挨拶は日頃のお礼→出展のお知らせ→来場のお願いの順。
- 主催者の開会の挨拶は出展社と来場者へのお礼を短く。
- 出展社の朝礼は目標・声かけ・名刺の記録・休憩を揃え、日ごとに話す中身を変える。
- ブースでは説明より先に、何を探しているかを聞く。
- 来場のお礼は翌営業日までに、話した内容を一言入れて。
FAQ
よくある質問
日頃のお礼、出展のお知らせ、当日の見どころ、来場のお願いの順に書き、会期・会場・小間番号は末尾にまとめます。文書なら頭語と時候の挨拶から始め、メールなら「いつもお世話になっております」から始めます。
メールでは省いて差し支えありません。はがきや封書で送る場合は、頭語(拝啓)と時候の挨拶から書き始め、結語(敬具)で締めます。
「本日は◯◯展にご来場いただき、誠にありがとうございます。また、出展社の皆さまには多大なるご協力をいただき、心より御礼申し上げます。来場者の皆さまにとって、新しい出会いと商談の場となることを願っております」のように、来場者と出展社の両方にお礼を述べ、短くまとめます。来賓がいる開会式では、来賓へのお礼も加えます。
その日の目標(どんな相手と話したいか)、声かけの言葉、名刺を受け取った後の記録のしかた、休憩の順番、困ったときの連絡先を揃えます。中日は前日に多かった質問への答え方、最終日は再訪する来場者への声かけと撤収の段取りを加えます。
最初の一言で製品の説明を始めず、「何かお探しのものはありますか」と相手の目的を聞いてから説明します。名刺をいただくときは「後ほど資料をお送りしたいので」と理由を添えると、受け取りやすくなります。
記憶が新しいうちに、翌営業日までを目安に送ります。ブースで話した内容を一言入れ、約束した資料を添えて、次の打合せの候補日など提案は一つに絞ります。