企画書
イベント企画書テンプレート
1枚の雛形・項目別の例文・記入見本
結論:イベント企画書は「目的(背景)・ターゲット・概要・プログラム・集客・予算・効果測定・体制・リスク」の9項目を、A4・1枚に埋めれば形になります。使い方は3段階です。①下のテキスト版の書式をコピーしてWordやGoogleドキュメントに貼る、②目的と効果測定の枠を先に埋める(目的の例文)、③残りの枠を項目別の例文から選んで数字を入れ替える。この記事では、そのまま写せる雛形、項目ごとにコピーできる例文、全項目を埋めた記入見本を2種類(社外向けのユーザー会/社内の交流会)示します。各項目をどう考え、どの順番で書くかはイベント企画書の書き方で解説しているので、白紙から企画を考える段階ならそちらを先に読んでください。
結論
イベント企画書のテンプレートは①目的(背景を含む) ②ターゲット ③概要(日時・会場・形式) ④プログラム ⑤集客計画 ⑥予算 ⑦効果測定 ⑧体制とスケジュール ⑨リスクと対策の9項目で構成します。社内稟議であればこの9項目をA4・1枚に収め、外部提案では③〜⑤を厚くして複数ページに展開します。
1枚企画書の雛形
注意
この記事は、写して埋める雛形と記入見本です。 各項目をどの順番で考えるか、書く前に先方へ何を確かめるかはイベント企画書の書き方にまとめています。
まず基本形です。A4縦1枚、9つの枠。この枠組みを空のまま印刷して、手書きで埋めるところから始めても構いません。枠が決まっていると、考える順番が固定されるため、企画の検討そのものが速くなります。
| 枠 | 項目名 | 書く分量の目安 | 書く内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | 目的(背景) | 2〜3行 | このイベントで何を達成するか(1文)と、なぜ今やるのか(現状の課題を1文) |
| 2 | ターゲット | 2〜3行 | 誰に来てほしいか。属性・人数・現在の関係性 |
| 3 | 概要 | 4〜6行 | 名称・日時・会場・形式・想定参加人数 |
| 4 | プログラム | 5〜8行 | 当日の流れ。時間とコンテンツの対応 |
| 5 | 集客計画 | 3〜5行 | どのチャネルで何人集めるか |
| 6 | 予算 | 表で6〜10行 | 費目別の概算と総額 |
| 7 | 効果測定 | 3〜4行 | 何をもって成功とするか。指標と目標値 |
| 8 | 体制・スケジュール | 4〜6行 | 担当者と、決裁から当日までの主要日程 |
| 9 | リスクと対策 | 3〜4行 | 想定される問題と、その場合の対応 |
枠の配置
A4縦1枚に収める場合の配置です。上から読み下せる順に並べます。
- 最上段:タイトル、起案日、起案者、決裁を仰ぐ相手
- 上段(横1列):枠1「目的」。ここだけ幅いっぱいに取り、太字にする
- 中段(左右2列):左に枠2「ターゲット」、右に枠3「概要」
- 中段下(横1列):枠4「プログラム」。表形式にすると読みやすい
- 下段(左右2列):左に枠5「集客計画」と枠7「効果測定」、右に枠6「予算」
- 最下段:枠8「体制・スケジュール」と枠9「リスクと対策」を横2列
Point
1枚に収まらないときは、情報を削るのではなく粒度を上げてください。プログラムを分単位で書けば入りませんが、「開場/第一部/休憩/第二部/交流会」の5行なら入ります。詳細は別紙に回し、1枚目は判断のための資料と割り切ります。
注意
1枚企画書は「詳しく書かない」ための形式ではありません。詳しく検討した結果を1枚に圧縮するための形式です。埋められない枠がある時点で、その論点の検討が不足していると考えてください。
コピーして使える書式(テキスト版)
WordやGoogleドキュメントに貼り付けて、そのまま埋められるテキスト版の書式です。「◯◯」の部分を自社の情報に置き換えてください。見出しの順番は上の9項目と同じです。
- 01表題:◯◯(イベント名)実施の件/起案日:◯◯/起案者:◯◯(部署・氏名)/決裁者:◯◯
- 02目的:◯◯(誰)に◯◯(何)をしてもらい、◯◯(事業上の成果)につなげる/背景:現在◯◯という課題があり、◯◯までに手を打つ必要がある
- 03ターゲット:◯◯(属性)のうち、◯◯(今の関係性・状況)の人。想定◯名
- 04概要:名称◯◯/日時◯◯(第2候補◯◯)/会場◯◯(候補◯◯)/形式(対面・オンライン・併用)/想定参加人数◯名
- 05プログラム:開場・受付/第一部◯◯/休憩/第二部◯◯/交流・閉会(各所要を併記)
- 06集客計画:◯◯(チャネル)で◯名、◯◯で◯名。案内開始◯◯、リマインド◯◯
- 07予算:会場費・飲食費・制作費・人件費・予備費など費目別の概算と総額(内訳は別紙)
- 08効果測定:◯◯(指標)を◯◯(目標値)。測る時期は◯◯
- 09体制・スケジュール:責任者◯◯/事務局◯◯/決裁期限◯◯/会場のキャンセル期限◯◯/開催日◯◯
- 10リスクと対策:◯◯になったら、◯◯する(2〜4行)
注意
予算が決まっていない段階でも、予算の行は空欄にしないでください。費目の構造と「参加人数の規模によって総額が変わる」という幅を書くだけでも、決裁者は判断の材料を得られます。積み方はイベント予算の立て方を参照してください。
Excelで作る場合のシート構成
Excelで作るのは、企画書と予算を1つのファイルで管理したい場合です。そのときはシートを役割で分けます。
| シート | 入れるもの | ポイント |
|---|---|---|
| 企画概要 | 上の9項目。1項目を1行にし、右の列に内容を書く | 印刷範囲をA4縦1枚に設定しておく |
| 予算 | 費目・内容・単価・数量・金額・根拠 | 金額は計算式にし、総額を企画概要シートに参照させる |
| スケジュール | 時期・やること・担当・期限 | 決裁期限とキャンセル期限の行に色を付ける |
| プログラム | 時刻・内容・所要・担当 | 当日の進行表の元になる |
予算シートの列の考え方はイベント予算書の作り方、プログラムの時刻はタイムテーブル作成ツールで組むと、所要を変えても後ろの時刻がずれません。
目的欄の例文:イベントの種類別
テンプレートで最も手が止まるのが目的の欄です。「誰に・何をしてもらい・何につなげるか」の3要素を入れると、効果測定の欄が自然に決まります。種類別の例文と、対応する指標の例を並べます。
| イベントの種類 | 目的の例文 | 効果測定の指標の例 |
|---|---|---|
| 社内懇親会・周年行事 | 部署を越えて社員が顔を合わせ、配属後に相談できる相手をつくる | 参加率、事後アンケートの「他部署に話せる相手ができた」の回答 |
| 顧客向けセミナー | 見込み顧客に導入事例を知ってもらい、個別相談の申込につなげる | 参加者数、個別相談の申込件数 |
| 展示会出展 | 来場者と名刺交換し、後日の商談につながる接点をつくる | 名刺獲得数、商談化の件数 |
| 採用イベント | 学生に職場の雰囲気を知ってもらい、選考への応募につなげる | 参加者数、参加者からの応募数 |
| 地域・商店街のイベント | 近隣の家族連れに商店街を歩いてもらい、普段の来店のきっかけをつくる | 来場者数、参加店舗の当日の売上の変化 |
| 介護施設の行事・レクリエーション | 入居者に季節の行事を楽しんでもらい、家族が来訪する機会をつくる | 参加した入居者の数、家族の来訪数、職員の振り返り |
| ユーザー会 | 既存顧客同士の活用事例の共有で、製品の定着と継続利用につなげる | 参加社数、参加企業の継続率 |
目的の書き方:悪い例と良い例
- 悪い例:「社員の一体感を高める」→ 良い例:「入社◯年目までの社員が部署を越えて顔を合わせ、業務で相談できる相手を他部署にもつくる」
- 悪い例:「商品の認知を広げる」→ 良い例:「来場者に新商品を試してもらい、その場での購入か後日の問い合わせにつなげる」
- 悪い例:「地域を盛り上げる」→ 良い例:「地域の子育て世帯に施設を知ってもらい、次回の利用につなげる」
Point
目的の例文はそのまま写すより、自社の言葉に置き換えるほうが通ります。決裁者が普段使っている言葉(継続率、商談、応募、来店)に寄せると、事業の話として読まれます。
背景の例文(目的の枠に1文添える)
- 「導入後の活用が一部の部署にとどまり、契約更新の時期に解約の相談が出ている」
- 「リモート勤務が増え、入社◯年目までの社員が他部署の社員と話す機会がほとんどない」
- 「新商品の問い合わせはあるものの、実物を見てから決めたいという声が多い」
- 「昨年の出展では名刺は集まったが、その後の連絡が追いつかず商談につながらなかった」
注意
背景は「課題の事実」+「放置するとどうなるか」で書きます。社内稟議では、この1文があるかどうかで「なぜ今この費用が必要か」への答えが変わります。
項目別の例文:そのまま写して直す
目的以外の8つの枠にも、写して数字と固有名詞を入れ替えれば使える例文を並べます。1つの枠に複数の候補を置いているので、自分の企画に近いものを選んでください。
| 枠 | 例文 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ターゲット | 「契約から1年以上経つ法人顧客のうち、利用部署が1部署にとどまる企業の実務担当者」 | BtoBの顧客向け |
| ターゲット | 「入社◯年目までの社員と、その育成にかかわる各部署の担当者」 | 社内行事・研修 |
| ターゲット | 「会場から通える範囲に住む、未就学児と小学生のいる家族」 | 地域・一般向け |
| 概要 | 「◯月◯日(◯)◯時〜◯時/◯◯会議室(第2候補:◯◯ホール)/対面、一部オンライン配信/想定◯名」 | 共通 |
| プログラム | 「受付/開会挨拶/事例紹介/休憩/グループ討議/全体共有/閉会」(所要は右に併記) | セミナー・研修 |
| 集客計画 | 「担当営業からの個別案内で◯名、既存顧客へのメール配信で◯名。案内開始は◯週間前、リマインドは◯週間前と前日」 | 顧客向け |
| 集客計画 | 「業務時間内の開催とし、各部署の部長経由で参加を依頼する。出欠はフォームで◯日までに回収」 | 社内行事 |
| 予算 | 「会場費・飲食費・制作費・人件費・予備費。総額は参加人数◯名で約◯◯、◯名なら約◯◯(内訳は別紙)」 | 共通 |
| 効果測定 | 「開催後◯か月以内に、参加企業から◯件の商談を発生させる」 | 顧客向け |
| 効果測定 | 「事後アンケートで『他部署に相談できる相手ができた』と答えた人の割合を測る」 | 社内行事 |
| 体制 | 「責任者:◯◯部長/事務局:◯◯課(◯名)/当日運営:社内◯名+外部委託」 | 共通 |
| スケジュール | 「◯月◯日 決裁/◯月◯日 会場本予約(キャンセル料発生日)/◯月◯日 案内開始/◯月◯日 開催」 | 共通 |
| リスク | 「◯週間前時点で申込が目標の半数に届かない場合、営業経由の個別依頼を追加する」 | 集客型 |
| リスク | 「荒天で開催が難しい場合、前日◯時に責任者が判断し、メールとWebで告知する」 | 屋外・地域 |
Point
例文の「◯」は空欄のまま提出しないでください。確定していない数字は「◯〜◯名(会場の上限で調整)」のように幅で書くと、未定であることと判断の範囲が両方伝わります。
Word・PowerPoint・Excelの使い分け
どのソフトで作るかは迷いやすい点です。結論としては提出先と、その後の使われ方で決めます。
| ソフト | 向いている場面 | 向かない場面 | 理由 |
|---|---|---|---|
| Word | 社内稟議、行政・学校への提出、文章での説明が必要な企画 | 会場イメージやデザインを見せたい提案 | 段落と見出しの構造が扱いやすく、印刷したときの体裁が安定する。改訂履歴も残しやすい |
| PowerPoint | 外部へのプレゼン、クライアント提案、複数案の比較 | 細かい数字の積み上げ、長い条件文の記載 | 1ページ1メッセージで構成でき、図やイメージを置きやすい。口頭説明とセットで効く |
| Excel | 予算の内訳、スケジュール表、比較検討の一覧 | 企画そのものの説明 | 計算が自動で合い、行の追加に強い。ただし読み物としては読みにくい |
| 最終版の配布、社外への送付 | 検討途中の共有 | 編集されず、体裁が崩れない。ただし相手が書き込めない |
現実的な組み合わせ
- 01Word 1枚(企画本体)+ Excel 1シート(予算内訳):社内稟議の標準形。稟議書に添付しやすい
- 02PowerPoint(提案)+ Excel(見積):外部提案の標準形。提案とお金を分ける
- 03PowerPoint 1枚(サマリー)+ Word(詳細):経営層への説明。まず1枚で判断してもらい、質問が出たら詳細を開く
Point
ソフトを分ける最大の理由は、更新頻度が違うからです。予算は何度も変わりますが、目的はほとんど変わりません。変わるものを別ファイルにしておくと、差し替えのたびに全体を作り直さずに済みます。
テンプレートを作るときの注意
- フォントを2種類以内に絞る:見出しと本文だけ。装飾フォントは使わない
- 文字サイズは3段階まで:見出し・小見出し・本文。本文の大きさは、印刷して読めるかで確かめる
- 色は2色まで:黒と、強調色1色。社内資料で色を増やすと印刷時に読みにくくなる
- 枠線は薄く:表の罫線が濃いと、中身より枠が目立つ
- ファイル名に日付と版数を入れる:「イベント企画書_20260401_v3.docx」のように。差し替え事故を防ぐ
全項目の記入見本
架空のイベントで、9つの枠すべてを埋めた見本です。自社の情報に置き換えれば、そのまま1枚企画書になります。ここでは「BtoBのソフトウェア企業が、既存顧客向けに開催するユーザー会」を想定します。
枠1:目的
既存顧客の実務担当者に他社の活用事例を知ってもらい、利用部署の拡大と契約の継続、上位プランへの移行につなげる。背景:導入後の活用が一部の部署にとどまり、契約更新の時期に解約の相談が出ている。
注意
目的の枠でよくある失敗は「顧客との関係強化」のような、測れない書き方です。契約の継続、上位プランへの移行、利用部署の拡大といった事業上の言葉に落とすと、枠7の効果測定と自然につながります。
枠2:ターゲット
- 契約1年以上の法人顧客の実務担当者。想定◯名(◯社)
- 特に、利用部署が1部署にとどまっている企業の担当者を優先
- 既存の関係性:四半期に1回、担当営業が訪問している層
枠3:概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ◯◯ユーザーカンファレンス 2026 |
| 日時 | 2026年6月18日(木)13:30〜18:30(懇親会含む) |
| 会場 | 都内のカンファレンス施設(想定人数が収まり、懇親会も可能な会場) |
| 形式 | 対面中心。基調セッションのみオンライン配信 |
| 想定参加人数 | 会場◯名、オンライン視聴◯名 |
| 主催 | ◯◯株式会社 カスタマーサクセス部 |
枠4:プログラム
| 時間 | 内容 | 所要 |
|---|---|---|
| 13:00 | 開場・受付 | 30分 |
| 13:30 | 開会挨拶・製品ロードマップ発表 | 30分 |
| 14:00 | 顧客事例セッション(3社) | 60分 |
| 15:00 | 休憩・展示見学 | 30分 |
| 15:30 | 分科会(活用テーマ別3室) | 60分 |
| 16:30 | 全体質疑・クロージング | 30分 |
| 17:00 | 懇親会 | 90分 |
プログラムの時刻は、開始時刻と所要時間を入れると自動で計算されるタイムテーブル作成ツールで組むと、所要を変えたときに後ろの時刻がずれません。粒度の決め方はタイムテーブルの作り方にまとめています。
枠5:集客計画
- 担当営業からの個別案内:重点顧客に直接依頼(想定申込◯名)
- 既存顧客向けメール配信:契約企業の登録アドレスへ(想定申込◯名)
- 製品管理画面へのバナー掲出:ログイン時に告知(想定申込◯名)
- 案内開始は8週間前、リマインドは3週間前と1週間前の2回
枠6:予算
| 費目 | 金額の考え方 | 備考 |
|---|---|---|
| 会場費 | 会場使用料+控室+備品 | 懇親会会場が同一施設なら移動が不要 |
| 飲食費 | 1人あたりの単価×想定人数 | 懇親会の立食が中心費目 |
| 制作費 | スライド・サイン・配布資料 | 社内制作で圧縮可能 |
| 配信費 | カメラ・回線・オペレーター | 基調セッションのみのため簡易構成 |
| 人件費 | 当日運営スタッフ | 社内動員と外部委託の比率で変動 |
| ノベルティ | 参加者への配布物 | 任意。削減候補 |
| 予備費 | 未確定の要素の多さに応じて | 直前の仕様変更に備える |
注意
1枚企画書の予算枠では、金額そのものより「何にお金がかかるのか」の構造を示すことを優先します。決裁者が見たいのは総額と、削れる費目がどこかです。積算の詳細は別紙のExcelに置いてください。
枠7:効果測定
| 指標 | 目標値の置き方 | 測定時期 |
|---|---|---|
| 参加率 | 招待社数に対する参加社数の比率 | 開催当日 |
| 満足度 | アンケートの5段階評価の平均 | 開催直後 |
| 継続率 | 参加企業と非参加企業の更新率の差 | 開催から6〜12か月後 |
| 上位プラン移行 | 開催後に商談が発生した社数 | 開催から3か月後 |
枠8:体制・スケジュール
| 時期 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 決裁後すぐ | 会場仮押さえ、日程確定 | 事務局 |
| 12週間前 | 登壇顧客への依頼 | 担当営業 |
| 8週間前 | 案内開始、申込受付開始 | 事務局 |
| 4週間前 | プログラム確定、制作物入稿 | 事務局・制作 |
| 2週間前 | 参加者確定、席割り・名札作成 | 事務局 |
| 1週間前 | 運営マニュアル配布、リハーサル | 全員 |
| 当日 | 設営・運営・撤収 | 全員 |
| 翌営業日 | お礼メール、アンケート集計 | 事務局 |
枠9:リスクと対策
| 想定リスク | 対策 |
|---|---|
| 申込が目標に届かない | 4週間前時点で目標の◯割に届かなければ、営業経由の個別依頼を追加する |
| 登壇予定の顧客が辞退 | 予備の登壇候補を2社確保しておく |
| 交通機関の乱れ | オンライン視聴の案内を当日朝に再送する |
| 懇親会の人数変動 | 最終確定を3営業日前とし、増減の許容幅を会場と合意しておく |
Point
リスクの枠は「◯◯になったら、△△する」の形で書くと通りが良くなります。「リスクがあります」だけでは判断材料になりませんが、条件と対応がセットなら、決裁者はその対応を承認するかどうかを判断できます。
記入見本その2:社内の部署横断交流会
もう1つ、社内向けの見本です。社外向けのユーザー会と比べると、集客の枠が「参加の位置づけ」に変わり、背景と効果測定の書き方が変わる点が分かります。架空の企画で、数字は◯にしています。
| 枠 | 記入例 |
|---|---|
| 表題 | 部署横断交流会「◯◯ミートアップ」実施の件/起案:人事部◯◯/決裁:管理本部長 |
| 目的(背景) | 入社◯年目までの社員が他部署の社員と顔を合わせ、業務で相談できる相手をつくる。背景:リモート勤務の定着で部署をまたぐ会話が減り、新人の相談先が直属の上司に偏っている |
| ターゲット | 入社◯年目までの社員◯名と、各部署から推薦された中堅社員◯名 |
| 概要 | ◯月◯日(金)16時〜18時/本社◯階の大会議室/対面のみ/業務時間内の開催 |
| プログラム | 受付・席札配布/趣旨説明/部署紹介(各部署の持ち時間を均等に)/グループ対話(席替え◯回)/軽食での自由交流/閉会 |
| 参加の位置づけ(集客) | 業務として参加。各部長に◯日までに出席者の調整を依頼し、出欠はフォームで回収 |
| 予算 | 軽食・飲料、名札と席札の制作、記念品(任意)。会場は社内のため会場費なし(内訳は別紙) |
| 効果測定 | 事後アンケートで「他部署に相談できる相手ができた」の回答を集計。◯か月後に同じ設問で再調査 |
| 体制・スケジュール | 事務局:人事部◯名、各部署に窓口◯名/決裁◯月◯日、案内◯月◯日、開催◯月◯日 |
| リスクと対策 | 業務都合の欠席が多い場合は、録画した部署紹介を後日共有する。軽食はアレルギー表示を付ける |
オンライン・有料イベントで足す行
9項目の枠はそのまま使えますが、オンライン配信を伴うイベントと、参加費や協賛を取るイベントでは、決裁者が追加で確かめたい点があります。新しい枠は作らず、既存の枠に行を足してください。
オンライン・ハイブリッド開催で足す行
| 枠 | 足す行 | 例文 |
|---|---|---|
| 概要 | 配信方式と視聴方法 | 「ウェビナー形式で配信。視聴URLは申込者に前日と当日朝にメールで送付」 |
| プログラム | 会場と配信で内容が違う部分 | 「分科会は会場のみ。基調セッションと質疑は配信あり、質問はチャットで受け付ける」 |
| 集客計画 | 会場参加と視聴の申込を分けた想定数 | 「会場参加◯名、オンライン視聴◯名。申込フォームで参加方法を選んでもらう」 |
| 予算 | 配信にかかる費目 | 「配信機材・回線・オペレーター・配信ツールの利用料(社内の契約を使う場合は費用なし)」 |
| 効果測定 | 視聴の指標 | 「視聴者数と視聴時間、アーカイブの再生数、視聴者アンケートの回答」 |
| 体制 | 配信の担当 | 「配信オペレーター◯名(外部委託)、チャット対応◯名、会場と配信の連絡役◯名」 |
| リスクと対策 | 配信が止まった場合 | 「配信が途切れたら、予備回線に切り替える。復旧しない場合はアーカイブを後日送付すると告知する」 |
注意
配信の設計はオンラインイベントの進め方、会場と配信の両立はハイブリッド開催にまとめています。
参加費・協賛を取るイベントで足す行
有料のイベントでは、予算の枠を「支出」と「収入」の2段にします。決裁者が見たいのは総額ではなく、差し引きでいくら持ち出しになるかです。
| 区分 | 費目 | 例文 |
|---|---|---|
| 収入 | 参加費 | 「参加費◯円×想定◯名。最少◯名の場合は◯円」 |
| 収入 | 協賛金 | 「協賛◯社(確定◯社、交渉中◯社)。未確定分は収入に含めずに試算」 |
| 収入 | 物販・出店料 | 「出店◯区画×出店料◯円」 |
| 支出 | 会場費・飲食費・制作費・人件費・予備費 | 上の雛形と同じ |
| 差引 | 収入−支出 | 「想定人数で◯円の黒字(または持ち出し)、最少人数で◯円の持ち出し」 |
Point
収入は確定分と見込み分を分けて書いてください。協賛や参加費を楽観的に積むと、集まらなかったときの赤字が決裁者に見えません。最少人数での差し引きを並べておくと、損失の上限が伝わります。
5W2Hとの対応表:抜けを確かめる
企画の抜けは5W2Hでも確かめられます。9項目の枠は5W2Hをすべて含んでいるので、書き終えたら下の表で抜けを確認してください。
| 5W2H | 対応する枠 | 抜けたときに決裁者から出る質問 |
|---|---|---|
| Why(なぜ) | 目的(背景) | なぜ今これをやるのか |
| Who(誰に・誰が) | ターゲット、体制 | 誰が来て、誰が責任を持つのか |
| What(何を) | 概要、プログラム | 当日、具体的に何をするのか |
| When(いつ) | 概要、スケジュール | いつまでに何を決める必要があるのか |
| Where(どこで) | 概要 | 会場は確保できるのか、候補はあるのか |
| How(どうやって) | 集客計画、プログラム、リスク | どうやって人を集め、問題が起きたらどうするのか |
| How much(いくら) | 予算 | 総額はいくらで、どこが削れるのか |
注意
5W2Hに入っていないのが効果測定です。5W2Hだけで書くと「やること」は揃っても「成功したかどうか」が決まらないので、9項目の枠では独立させています。指標の選び方はイベントのKPIを参照してください。
よくある間違いと提出前チェック
テンプレートを埋めても通らない企画書には、共通する書き方の癖があります。提出前に下の表と照らしてください。
| よくある間違い | なぜ困るか | 直し方 |
|---|---|---|
| 目的が「盛り上げる」「一体感を高める」 | 終わった後に成否を判断できない | 「誰に・何をしてもらい・何につなげるか」に書き換える |
| 予算が総額だけ | 削れる場所が分からず、差し戻される | 費目別に分け、削減候補に印を付ける |
| 日程が1案だけ | 会場や登壇者の都合で崩れたときに再起案になる | 第2候補を併記する |
| キャンセル期限が書かれていない | 決裁の遅れで費用が発生する危険が伝わらない | 体制・スケジュールの枠に「後戻りできなくなる日」を書く |
| リスクが「天候が心配」で終わる | 対応を承認するかどうか判断できない | 「◯◯になったら△△する」の形にする |
| プログラムが分刻み | 1枚に収まらず、決裁者が全体を見られない | 区切り単位にし、分刻みは別紙の進行表へ |
| 社内の略称や専門用語が多い | 他部署の決裁者に伝わらない | 初出で正式名称を書く |
提出前チェックリスト
- 目的が1文で、背景(なぜ今か)が添えてある
- ターゲットに人数の見込みがある
- 日時・会場・形式・想定人数の4点が概要にある
- 予算が費目別で、総額と削減候補が分かる
- 効果測定の指標と、測る時期が書いてある
- 決裁期限と会場のキャンセル期限が書いてある
- リスクが「条件→対応」の形で2行以上ある
- ファイル名に日付と版数が入っている
- A4・1枚に収まり、詳細は別紙に分けてある
企画書が通った後に、当日までの段取りを詰める文書がイベント計画書です。企画書は「やるかどうか」を決めるため、計画書は「どう実行するか」を共有するための文書と分けて考えてください。開催後は、企画書の効果測定の枠で立てた指標をそのままイベントの報告書に引き継ぐと、目標と結果を同じ物差しで比べられます。
社内稟議用と外部提案用の差分
同じ企画でも、社内の決裁を取る資料と、クライアントに提案する資料では、書くべきことが変わります。片方の雛形をそのまま流用すると、噛み合わないところが出てきます。
| 項目 | 社内稟議用 | 外部提案用 |
|---|---|---|
| 最初に書くこと | 目的と、なぜ今やるか | 相手の課題の言い換え |
| 予算の見せ方 | 費目別の内訳と、削減余地 | 総額と、含まれる範囲・含まれない範囲 |
| 体制 | 社内の誰が何時間使うか | 受注後の担当体制と連絡窓口 |
| リスク | 失敗した場合の損失と撤退条件 | 起きうる事象と、こちらの備え |
| 効果測定 | 事業指標との接続 | 成果の定義と、報告の形式 |
| 分量 | A4・1枚が基本(詳細は別紙) | 厚く(ページ数は相手と案件で違う) |
| 決め手 | 費用対効果と、実行可能性 | 課題理解の深さと、実現イメージ |
社内稟議用で外してはいけないこと
- この支出が、どの予算科目から出るかを明記している
- 他部署への依頼(人員・システム・広報)が具体的に書かれている
- やらなかった場合に何が起きるかに触れている
- 過去に同種の施策があれば、その結果と今回の違いを書いている
- 決裁を仰ぐ期限を書いている(いつまでに承認が必要か)
- 会場のキャンセル期限など、後戻りできなくなる日を明記している
外部提案用で外してはいけないこと
- 冒頭1ページで、相手の課題を相手の言葉で言い換えている
- 提案内容が、その課題のどこに効くかを対応づけている
- 見積の前提条件(人数・日数・含まないもの)を明記している
- 当日の絵が浮かぶ要素がある(会場イメージ、動線図、進行表の抜粋)
- 他案との比較や、予算に応じた複数プランを用意している
- 次のアクション(いつまでに何を決めるか)を最終ページに書いている
Point
外部提案で効きやすいのは「1ページ目で相手の課題を正確に言い換えること」です。提案内容の優劣より前に、課題を理解しているかどうかで聞く姿勢が決まります。逆に社内稟議では、課題は共有済みであることが多いため、いきなり手段と費用から入って構いません。
注意
外部提案を社内稟議に転用する場合は、予算の見せ方だけ必ず作り直してください。提案書の総額表示のままでは、社内の決裁者が判断できません。費目別の内訳と、削れる箇所の提示が必要です。
テンプレートを運用に乗せる
テンプレートは作った時点では価値が出ません。2回目以降に使われて初めて効果が出ます。組織で使い続けるための運用を決めておきます。
- 01
空の雛形と、記入済みの見本を必ずセットで置く
空の枠だけ渡されても、どの粒度で書けばよいか分かりません。過去に実際に通った企画書を1本、見本として並べて置いてください。これがいちばん分かりやすい手本になります。
- 02
保管場所を1か所に決める
共有ドライブの1フォルダに固定します。個人のPCに散らばると、古い版が使われます。
- 03
版数の付け方を決める
ファイル名の末尾にv1、v2と付け、確定版は「_確定」を付けます。日付だけだと、同日に複数版ができたときに区別できません。
- 04
年に1回、見本を差し替える
実際に通った最新の企画書に入れ替えます。古い見本を使い続けると、書式が組織の実態と合わなくなります。
- 05
枠を増やしすぎない
運用していると「あの項目も入れよう」と枠が増えていきます。枠が増えるほど、埋めきれない枠が出やすくなります。追加するなら、どれかを削ってください。
書き始める前のチェック
- 決裁者が誰かを確認した
- 決裁までに必要な日数を確認した(合議なら長くなりやすい)
- 予算の上限、または過去の類似案件の規模感を把握した
- 会場の候補を最低2つ持っている
- 日程の第2候補まで用意した
- 社内で競合する他のイベントや繁忙期を確認した
企画の考え方そのものはイベント企画書の書き方、予算の積み方はイベント予算の立て方、日程の逆算はイベントのスケジュール設計を参照してください。
イベント種別ごとの書き分け
9項目の枠は共通ですが、どの枠を厚く書くかはイベントの種別で変わります。決裁者が最も気にする論点が違うためです。
| イベント種別 | 最も厚く書く枠 | 薄くてよい枠 | 決裁で問われやすいこと |
|---|---|---|---|
| 社内表彰式・周年行事 | 目的、プログラム、予算 | 集客計画 | なぜその演出に費用をかけるのか |
| 顧客向けセミナー | ターゲット、集客計画、効果測定 | リスク | 何人集まる見込みか、その根拠は何か |
| 展示会出展 | 予算、効果測定、体制 | プログラム | 獲得リード数と、商談化までの道筋 |
| 記者発表・プレス向け | 目的、プログラム、リスク | 予算 | 何を報じてもらいたいのか |
| 採用イベント | ターゲット、効果測定、体制 | 予算 | 応募や内定承諾にどうつながるか |
| 地域・一般向けイベント | リスク、体制、集客計画 | 効果測定 | 安全管理と、想定を超える来場への備え |
| 介護施設の行事・レクリエーション | リスク、体制、プログラム | 集客計画 | 参加者の体調への配慮と、職員の配置 |
枠の書き分け例:集客計画
- 顧客向けセミナー:チャネル別に想定申込数を積む。合計が目標を上回っているかが論点
- 展示会出展:主催者の集客に乗る前提のため、事前の個別案内と当日の呼び込み設計を書く
- 採用イベント:母集団の出どころ(求人媒体、学内、紹介)と、参加後の選考動線を書く
- 社内行事:集客ではなく参加率が論点。業務時間内か時間外か、参加の位置づけを明記する
どの種別でも省略できない枠
- 目的が、測れる言葉で書かれている
- 概要に、日時・会場・形式・想定人数の4点が揃っている
- 予算が費目の構造で示されている
- 決裁の期限と、後戻りできなくなる日が書かれている
- リスクが「◯◯になったら△△する」の形で書かれている
注意
種別が違っても、枠の順番は変えないでください。組織内で同じ順番の資料が回っていると、決裁者は読む場所を覚えます。厚さで強弱をつけるのが、テンプレートを維持したまま柔軟に使うコツです。
この記事の要点
- 企画書のテンプレートは9項目。目的(背景)・ターゲット・概要・プログラム・集客・予算・効果測定・体制・リスク。
- テキスト版の書式をコピーし、「◯◯」を埋めれば1枚企画書になる。予算の行は未定でも空欄にしない。
- 目的は「誰に・何をしてもらい・何につなげるか」で書き、背景(なぜ今か)を1文添える。◯は数字か幅で埋める。
- 1枚に収まらないときは情報を削らず、粒度を上げる。詳細は別紙に回す。
- オンライン配信は既存の枠に行を足し、有料イベントは予算を支出と収入の2段にする。
- 書き終えたら5W2Hの対応表と提出前チェックで抜けを確認する。効果測定は5W2Hとは別に必ず書く。
- Wordは社内稟議、PowerPointは外部提案、Excelは予算とスケジュール。更新頻度で分ける。
- 空の雛形と、実際に通った記入済み見本をセットで置く。見本が書く粒度の手本になる。
FAQ
よくある質問
この記事の9項目の雛形と、テキスト版の書式はそのままコピーして使えます。WordやGoogleドキュメントに貼り付け、「◯◯」の部分を自社の情報に置き換えてください。空の雛形だけでなく、記入見本を横に置いて埋めると、どの粒度で書けばよいかが分かります。
9項目の枠を先に決め、各枠の分量を守ることです。収まらないときは情報を削るのではなく粒度を上げ、プログラムなら分単位ではなく「開場/第一部/休憩/第二部/交流会」のような区切りで書きます。社内稟議なら1枚、外部提案なら複数ページに展開し、1枚に入らない論点は別紙に回します。
目的は「誰に・何をしてもらい・何につなげるか」を一文で書きます。例:「既存顧客の担当者に新サービスを体験してもらい、商談の機会をつくる」「入社◯年目までの社員が部署を越えて顔を合わせ、業務で相談できる相手を他部署にもつくる」「地域の子育て世帯に施設を知ってもらい、次回の利用につなげる」。「盛り上げる」「認知を高める」だけだと、終わった後に成否を判断できません。種類別の例文は本文の表にまとめています。
本文に2種類あります。「全項目の記入見本」は既存顧客向けユーザー会(社外向け)、「記入見本その2」は部署横断の交流会(社内向け)で、どちらも9項目すべてを埋めています。目的・ターゲット・概要・プログラム・集客計画・予算・効果測定・体制・リスクの順に並べているので、自社の情報に置き換えればそのまま1枚企画書になります。
提出先で決めます。社内の稟議書に添付する、行政や学校に提出するといった場合はWordが扱いやすく、印刷時の体裁も安定します。クライアントへの提案や、会場イメージを見せたい場合はPowerPointが向いています。予算の内訳とスケジュールはExcelで別紙にすると、更新が楽になります。
書けます。9項目の枠は共通で、種類によって厚く書く枠が変わるだけです。社内行事なら集客より参加率と目的、介護施設の行事なら参加者の安全と体制、地域イベントならリスクと集客計画を厚くします。枠の順番は変えずに、厚さで強弱をつけてください。
Why=目的(背景)、Who=ターゲットと体制、What=概要とプログラム、When=概要とスケジュール、Where=概要、How=集客計画・プログラム・リスク、How much=予算に対応させます。5W2Hには「成功したかどうか」を決める項目がないため、効果測定の枠を別に設けてください。
企画書は「このイベントをやるかどうか」を決めてもらうための文書で、目的・費用・効果が中心です。計画書は、決まったイベントを「どう実行するか」を関係者で共有するための文書で、段取り・担当・日程の細部が中心です。企画書が通ったら計画書に展開します。
本文の「記入見本その2」で、部署横断の交流会を例に全項目を埋めています。社内行事では集客の枠が「参加の位置づけ(業務か任意か)」に変わり、背景には業務上の課題を書くのがポイントです。
書けます。新しい枠は作らず、概要に配信方式と視聴方法、予算に配信の費目、体制に配信の担当、効果測定に視聴者数や視聴時間、リスクに配信が止まった場合の対応を足してください。本文の「オンライン・有料イベントで足す行」に例文を並べています。
予算の枠を支出と収入の2段にし、差し引きでいくら持ち出しになるかを示します。協賛や参加費は確定分と見込み分を分け、最少人数での差し引きも並べておくと、決裁者が損失の上限を判断できます。
費用や人の時間を使う以上、決裁者に判断材料を渡す必要があります。小規模なら9項目を各1〜2行で埋めれば足ります。埋められない枠があれば、その点がまだ検討できていないという合図になります。
テンプレートは上から読まれる順に並んでいますが、書くときは目的と効果測定を先に決め、予算、プログラムと体制、最後に全体を整える順が崩れにくくなります。各項目の考え方と書く順番は、イベント企画書の書き方の記事で解説しています。