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四字熟語

不撓不屈の意味と読み方
朝礼スピーチ・ビジネスの例文

「不撓不屈」は、どんな困難にあっても心がくじけないことです。読み方は「ふとうふくつ」。使った一文は「不撓不屈の精神で、最後までやり抜きます。」。困難に立ち向かう決意や、逆境を乗り越えた人をたたえる場面で使われます。「撓」は日常であまり見かけない字なので、読み方と書き方もあわせて確認しておきましょう。このページでは、意味と字の成り立ち、そのまま読める短いスピーチ例、会議・メール・面談での使い方、言い換えと反対の表現、間違えやすい点、目上・社外に使うときの注意をまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「不撓不屈」は、どんな困難に出あっても、心がくじけないこと・そのさまを表す四字熟語です。「不撓不屈の精神」「不撓不屈の努力」「不撓不屈の姿勢」の形でよく使われます。

「不撓不屈」の意味と字の成り立ち

「撓」はたわむ・曲がるという意味の字で、「不撓」はたわまない(くじけない)こと、「不屈」は屈しない(負けない)ことを表します。同じ方向の意味の二語を重ねて、困難に負けない強い意志を表しています。

古くから使われてきた言葉ですが、由来や出典の示し方は辞書や解説によって異なります。スピーチでは出典の書名に触れず、意味を伝えるだけにしておくのが無難です。

Point

「不撓不屈」は「困難にくじけない」。前提に困難や逆境がある言葉なので、順調なときの話より、苦しい状況に向き合う話に合います。

朝礼・年頭の挨拶・送別会・座右の銘での使い方(スピーチ例)

「不撓不屈」は困難とセットで語ると生きる言葉です。以下はそのまま読める短いスピーチ例です。原稿の長さはスピーチの文字数・時間の目安ツールで確かめられます。

年頭の挨拶・新年の抱負の例

あけましておめでとうございます。昨年は◯◯の影響で、思うように進まない場面が多い一年でした。それでも、皆さんが粘り強く工夫を重ねてくれたおかげで、年末にはお客様から嬉しい声をいただくことができました。
今年も簡単な年にはならないと思います。だからこそ、不撓不屈の精神で、一つひとつの課題に向き合っていきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

朝礼のスピーチ例

おはようございます。今日は「不撓不屈」という言葉を紹介します。どんな困難にあっても心がくじけない、という意味です。
私は入社して最初の◯か月、なかなか契約が取れず、正直なところ辞めようかと思ったこともありました。そのとき先輩から「断られた理由を一件ずつメモしてごらん」と言われ、続けてみたところ、少しずつ話し方を変えることができました。
くじけないというのは、気合いだけで耐えることではなく、うまくいかなかった理由を見て、やり方を変え続けることだと思っています。今日も一日よろしくお願いします。

送別会での挨拶の例(送る側・定年退職の方へ)

◯◯さん、長い間本当にお疲れさまでした。
◯◯さんは、工場の移転や大きな仕様変更など、何度も難しい局面に立ち会ってこられました。そのたびに、誰よりも先に現場に立ち、粘り強く解決策を探す姿を、私たちは見てきました。まさに不撓不屈という言葉がふさわしい方だと思います。
これからはどうぞお体を大切に、新しい毎日を楽しんでください。

座右の銘として紹介するとき

座右の銘は「不撓不屈」です。どんな困難にもくじけない、という意味です。◯◯の大会で負けが続いた時期に、この言葉を支えにして練習を続けました。

注意

定年退職の方に贈る言葉は定年退職のメッセージの例文、送別会の挨拶全体は送別会の挨拶の例文、朝礼の話題の選び方は朝礼スピーチのネタと例文を参考にしてください。

ビジネスでの使い方の例文(会議・メール・面談)

会議で(立て直しの方針を話すとき)

今期の数字は厳しいですが、ここで方針を投げ出さず、不撓不屈の姿勢で改善を続けていきましょう。

社内報・表彰の推薦文で

◯◯さんは、度重なる仕様変更にも粘り強く対応し、不撓不屈の努力で◯◯を完成に導きました。

面談で(自分の決意を伝えるとき)

前回の失敗は悔しかったですが、不撓不屈のつもりで、次の◯◯に向けて準備を進めています。

取引先へのメールで(困難な案件のお礼)

件名:◯◯完了のお礼

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびの◯◯では、度重なる日程の変更にも最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
◯◯様のご尽力のおかげで、無事に完了することができました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

注意

最後の例のように、取引先や目上の人の働きをたたえるときは、四字熟語で評するより「ご尽力のおかげで」とお礼の形にするほうが自然です。言い方は「ご尽力」の意味と使い方を参考にしてください。

似た表現・言い換え・反対の表現

表現意味・ニュアンス使いやすい場面
不撓不屈どんな困難にあっても心がくじけない決意表明・表彰・逆境を語るとき
七転び八起き何度失敗しても、そのたびに立ち上がる話し言葉・やわらかく励ますとき
初志貫徹最初に決めた志を最後まで貫き通す目標を守り抜く話
堅忍不抜じっと耐えて、心を動かさない我慢強さを強調したいとき(硬い言葉)
粘り強くあきらめずに続ける社内外のメール・ふだんの会話
(反対)意志薄弱意志が弱く、物事をやり通せない反省の話
(反対)音を上げる苦しさに耐えられず弱音を吐く話し言葉

「不撓不屈」は困難に負けない強さ、「初志貫徹」は最初の目標を貫くことに重心があります。くじけそうな状況を乗り越える話なら「不撓不屈」、ぶれずに目標を守る話なら「初志貫徹」がなじみます。

間違えやすい使い方

ありがちな言い方・書き方気になる点直し方
不倒不屈「倒れない」の連想で「撓」を「倒」と書く間違い不撓不屈
「ふぎょうふくつ」「ふじょうふくつ」と読む「撓」の読み間違いふとうふくつ
(順調な話で)不撓不屈で頑張りました困難が前提の言葉なので、話とかみ合わない最後まで手を抜かずに取り組みました
(部下に)不撓不屈で耐えてください無理な我慢を強いる響きになりやすい困ったときは早めに相談してください、一緒に考えましょう

「撓」は日常であまり目にしない字なので、社内報や配布資料ではふりがなを添えると読みやすくなります。

目上・社外に使うときの注意

「不撓不屈の精神で取り組んでまいります」は自分の決意なので、目上の人や社外の相手に使って問題ありません。ただし、困難を強く意識させる言葉なので、取引先へのメールで使うと「それほど厳しい状況なのか」と受け取られることもあります。

目上の人の働きをたたえたいときは、表彰や送別など改まった場で、周りを代表して述べる場合は使えますが、個別のメールでは「ご尽力」を使ったお礼の形にするのが無難です。

相手・場面おすすめの言い方
自分の決意(社内の挨拶)不撓不屈の精神で取り組んでまいります
取引先へのメール最後まで粘り強く対応いたします
目上の人の働きへのお礼(メール)◯◯様のご尽力のおかげで〜
送別・表彰の場で目上の人をたたえるまさに不撓不屈という言葉がふさわしい方です

この記事の要点

  • 「不撓不屈(ふとうふくつ)」はどんな困難にあっても心がくじけないこと。
  • 「撓」はたわむ・曲がるの意味。「不撓」はたわまない、「不屈」は屈しない。
  • 困難や逆境とセットで語ると生きる言葉。
  • 「不倒不屈」は書き間違い。資料ではふりがなを添えると親切。
  • 取引先の働きへのお礼は「ご尽力」の形にする。

FAQ

よくある質問

01「不撓不屈」の読み方は?

「ふとうふくつ」と読みます。

02「不撓不屈」とはどういう意味ですか?

どんな困難にあっても、心がくじけないことです。「撓」はたわむ・曲がるという意味で、「不撓」はたわまないこと、「不屈」は屈しないことを表します。

03「不撓不屈の精神」とはどういう意味ですか?

困難や逆境に負けず、くじけずに立ち向かう心の持ち方のことです。決意表明や、困難を乗り越えた人をたたえる場面でよく使われます。

04「不撓不屈」と「七転び八起き」の違いは何ですか?

どちらも困難に負けないことを表しますが、「不撓不屈」は心がくじけない強さ、「七転び八起き」は何度失敗しても立ち上がることに重心があります。「七転び八起き」のほうがやわらかい言い方です。

05「不撓不屈」を座右の銘にしてもよいですか?

座右の銘としてよく選ばれる言葉です。紹介するときは、その言葉に支えられた経験を一言添えると伝わりやすくなります。

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