挨拶
開会の言葉・開会の挨拶 例文
司会の一言から会議・式典・宴会まで
司会が言う開会の言葉は、「定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします」の一文で足ります。主催者が述べる開会の挨拶は、お礼・会の目的・今日の流れかお願い・結びの4つを1〜2分で。いちばん短い形なら「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。本日は◯◯のための会です。どうぞよろしくお願いいたします。」の3文で成り立ちます。以下に、コピーして使える司会の言葉、ひと言・30秒・1分の短い挨拶、会議・総会・PTA・町内会・研修・イベント・宴会・入社式・内定式・表彰式・周年・歓迎会の例文と、空欄を埋めるだけのテンプレートを並べました。
結論
開会の挨拶は、①参加へのお礼 ②会の目的・趣旨 ③今日の流れか、参加者へのお願い ④結び(「開会の挨拶とさせていただきます」)で組み立てます。司会が「ただいまより◯◯を開会いたします」と宣言する「開会の辞」と、主催者が趣旨を述べる「開会の挨拶」を分ける式次第もあります。
司会の開会の言葉(ただいまより〜)
皆さま、本日はお忙しいなかお集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします。本日の司会を務めます、◯◯部の◯◯です。よろしくお願いいたします。はじめに、主催者を代表いたしまして、□□より開会のご挨拶を申し上げます。□□さん、お願いいたします。
社外の参加者がいる場では、自社の人に「さん」を付けず、「弊社代表取締役の□□より、開会のご挨拶を申し上げます」と紹介します。挨拶が終わったら、名前を呼ばずに「ありがとうございました」とだけ受けて、次の項目に移ります。
開始が遅れるとき・開始前の案内
ご来場の皆さまにお知らせいたします。開会まで今しばらくお待ちください。携帯電話は、マナーモードに切り替えていただきますよう、お願いいたします。
皆さま、お待たせいたしました。予定の時刻を過ぎましたが、ただいまより◯◯を開会いたします。開始が遅れましたことをお詫び申し上げます。
注意
司会の台本全体はイベント司会台本の例文、開始前の諸注意のアナウンスは式典のアナウンス 例文、式次第は式次第の作り方にまとめています。式次第の紙は式次第作成ツールで印刷できます。
開会の言葉の言い換え(ただいまより・これより・開式)
| 言い方 | 使う場面の例 |
|---|---|
| 「定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします」 | 会議・総会・研修・イベントなど、いちばん広く使える形 |
| 「これより◯◯を始めさせていただきます」 | 社内の会議や勉強会など、少しくだけた場 |
| 「ただいまから◯◯を開会いたします」 | 「ただいまより」と意味は同じ。台本の中で表記を揃える |
| 「ただいまより、◯◯式を挙行いたします」「開式いたします」 | 式典。式次第では「開式の辞」「開式の言葉」と書くことがある |
| 「ただいまより、◯◯を開宴いたします」 | 懇親会・祝賀会など宴席の開始 |
どの言い方でも、会の正式な名前を一度はっきり言うことが大事です。式典なら「開式」、会合なら「開会」、宴席なら「開宴」と、終わりの言葉(閉式・閉会・お開き)と対にしておくと、司会台本が揃います。式典の開式の辞は開式の辞・閉式の辞、運動会やスポーツ大会の開会宣言は開会宣言 例文にあります。
開会の言葉と開会の挨拶は誰が話すか
「開会の言葉」は司会が言う開始の宣言、「開会の挨拶」は主催側の人がお礼と会の目的を述べる部分です。誰が担当するかは会ごとに決めます。下は役割分担の一例で、式次第や社内の慣例があればそちらに合わせます。
| 会の種類 | 開会の言葉(宣言) | 開会の挨拶(お礼と目的)を話す人の例 |
|---|---|---|
| 社内の会議・定例会 | 進行役 | 進行役が兼ねるか、会議の責任者 |
| 総会(PTA・町内会・各種団体など。株主総会は除く) | 司会 | 会長・代表者 |
| 研修・セミナー | 司会・事務局 | 主催部署の責任者 |
| 入社式・内定式・表彰式・周年式典 | 司会(「開式の言葉」とすることも) | 社長・役員・式の実行責任者 |
| 懇親会・歓迎会・忘年会などの宴席 | 幹事・司会 | 幹事長や部署の長。乾杯と兼ねることもある |
役職の高い人には、開会ではなく乾杯や閉会、式辞を頼む組み方もあります。同じ人に開会と乾杯の両方を頼むときは、挨拶を短くして乾杯に続ける、と事前に伝えておくと流れが止まりません。
短い開会の挨拶(ひと言・30秒・1分)
どの会にも当てはめられる短い形です。◯◯を差し替えて使ってください。秒数はゆっくり読んだときのおおよその目安で、◯◯に入る言葉の長さや話す速さで前後します。
ひと言(急に振られたとき)
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、開会いたします。
30秒の例文
皆さま、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。本日は◯◯について話し合い、方向性を決めるための会です。限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。以上、簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。
1分の例文
皆さま、本日はお忙しいなか、◯◯にお集まりいただき、誠にありがとうございます。主催者を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。この会は、◯◯を目的に開いております。本日は、まず◯◯についてご報告し、そのあと◯◯について皆さまのご意見を伺います。日ごろ感じていらっしゃることを、ぜひ率直にお聞かせください。ご発言の際は挙手をお願いいたします。限られた時間ではございますが、実りある時間にできるよう、皆さまのご協力をお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。
丁寧な形(来賓がいる会)
本日はご多用のなか、◯◯にご出席を賜り、誠にありがとうございます。また、ご来賓の皆さまには、お忙しいなかご臨席をいただき、心より御礼申し上げます。本会は、◯◯について関係者の皆さまと考えを共有するために開催いたしました。皆さまにとって実りある時間となりますよう、運営一同努めてまいります。最後までどうぞよろしくお願い申し上げます。以上をもちまして、開会のご挨拶とさせていただきます。
| 長さ | 入れる要素 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ひと言 | お礼・結び | 社内の会議、急に指名されたとき |
| 30秒 | お礼・会の目的・結び | 定例会議、勉強会、懇親会の冒頭 |
| 1分 | お礼・会の目的・流れかお願い・結び | 総会、研修、社外向けセミナー |
| 1〜2分 | 上に加えて来賓へのお礼 | 式典、来賓を招くイベント |
原稿の長さが話す時間に収まるかは、スピーチの文字数と時間で確認できます。文字数の考え方はスピーチの文字数の目安にあります。
空欄を埋めて使う開会の挨拶テンプレート
下の5つのパーツを上から順につなげると、そのまま読める挨拶になります。③と④は、司会が流れを説明する会なら省いてかまいません。
| パーツ | 書き方 | 入れる言葉の例 |
|---|---|---|
| ①呼びかけ・お礼 | 皆さま、本日は◯◯なか、お集まりいただき誠にありがとうございます | お忙しい/お足元の悪い(雨や雪の日)/暑さの厳しい |
| ②名乗り | 主催者を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます | 社外向けなら「株式会社◯◯の◯◯でございます」 |
| ③会の目的 | 本日は◯◯のために、この会を開きました | 方針を共有する/意見を伺う/交流を深める |
| ④流れ・お願い | 本日は◯◯のあと、◯◯を予定しております | ご発言の際は挙手を/質疑応答の時間を設けております |
| ⑤結び | 以上、開会の挨拶とさせていただきます | 「簡単ではございますが」を前に付けてもよい |
つなげた例:「皆さま、本日はお忙しいなか、お集まりいただき誠にありがとうございます。主催者を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。本日は、来期の方針を共有するためにこの会を開きました。前半で方針をご説明し、後半で質疑応答の時間を設けております。以上、開会の挨拶とさせていただきます。」
季節・天候のひと言を添える
①のお礼の前に一文入れると、型どおりの挨拶でも場に合った印象になります。入れるのは一文だけにします。
| 時期・天候 | ひと言の例 |
|---|---|
| 春 | 「桜の便りが聞かれる季節となりました」「新年度を迎え、何かとお忙しい時期に」 |
| 夏 | 「暑い日が続いておりますが」「暑いなか、ようこそお越しくださいました」 |
| 秋 | 「朝晩はすっかり涼しくなりました」「行事の多い時期にもかかわらず」 |
| 冬 | 「寒さが一段と厳しくなってまいりました」「年末のお忙しい時期に」 |
| 雨・雪の日 | 「お足元の悪いなか、お越しいただきありがとうございます」 |
「お足元の悪いなか」は天気が悪い日だけに使います。晴れた日に読み上げると、原稿をそのまま読んでいることが伝わってしまいます。
会議・総会
社内の会議
皆さま、本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。本日の会議では、◯◯について方向性を決めたいと考えております。限られた時間ですので、率直なご意見をいただければ幸いです。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
定例会議(毎回同じ顔ぶれ)
お疲れさまです。定刻になりましたので、◯月の定例会議を始めます。本日の議題は3件です。前回の宿題の確認から入ります。よろしくお願いします。
オンライン会議
皆さま、お疲れさまです。定刻になりましたので始めさせていただきます。本日は◯◯についての打ち合わせです。音声が聞こえにくい方は、チャットでお知らせください。発言されないときは、マイクをオフにしていただけると助かります。それでは、よろしくお願いいたします。
オンラインでは、冒頭で音声が届いているかの確認と、発言の仕方(挙手機能・チャット)を一言添えると、途中で進行が止まりにくくなります。オンライン会議の冒頭の言葉はオンライン会議の挨拶にもまとめています。
総会
本日は◯◯総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。昨年度は会員の皆さまに支えられ、◯◯を形にすることができました。改めて御礼申し上げます。本日お諮りする議案は◯件です。限られた時間ですので、ご質問やご意見は議案ごとにお寄せください。どうぞよろしくお願いいたします。以上、開会の挨拶とさせていただきます。
PTA・町内会・自治会
学校や地域の会は、仕事の会議よりやわらかい言葉で、参加者の手間をねぎらう一言を入れると場になじみます。役員が交代で務めることが多いので、毎年使い回せる形にしておくと楽です。
PTA総会
皆さん、こんにちは。本日はお忙しいなか、PTA総会にお集まりいただき、ありがとうございます。日ごろからPTA活動にご協力いただき、本当にありがとうございます。本日は、昨年度の活動と会計のご報告、今年度の役員と活動計画についてお諮りします。子どもたちのために、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。以上で開会の挨拶といたします。
町内会・自治会の総会
皆さん、本日はお休みのところ、お集まりいただきありがとうございます。日ごろから、清掃や防犯の見回りなど、町内の活動にご協力いただき感謝しております。本日は、昨年度の報告と今年度の予定についてご相談いたします。ご意見があれば、遠慮なくお聞かせください。それでは、開会いたします。
地域の夏祭り・イベント
皆さん、こんばんは。本日は◯◯町内会夏祭りにお越しいただき、ありがとうございます。準備にご協力いただいた役員の皆さん、お手伝いの皆さん、ありがとうございました。暑いなかですので、こまめに水分をとって、最後まで楽しんでいってください。
研修・セミナー
皆さん、おはようございます。本日は◯◯研修にご参加いただき、ありがとうございます。今日の目的は、◯◯を自分の業務で使えるようになることです。講師の◯◯先生には、実務に即したお話をお願いしています。積極的に質問していただき、実りある一日にしていきましょう。
社外向けセミナー
皆さま、本日は数あるセミナーの中から、本セミナーにお越しいただき、誠にありがとうございます。主催の株式会社◯◯で◯◯を担当しております、◯◯と申します。本日は、◯◯にお困りの方に向けて、◯◯の進め方をお伝えいたします。最後に質疑応答の時間を設けておりますので、ぜひご活用ください。どうぞよろしくお願いいたします。
イベント・社内発表会
社外のお客さまを招くイベント
皆さま、本日はお忙しいなか、◯◯にご来場いただき、誠にありがとうございます。主催の株式会社◯◯、代表取締役の◯◯でございます。この◯◯は、◯◯を皆さまに直接ご覧いただくために企画いたしました。本日は◯◯のほか、◯◯もご用意しております。最後までごゆっくりお楽しみください。以上、開会のご挨拶とさせていただきます。
社内イベント・発表会
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。この発表会は、今年各チームが取り組んできたことを共有し、お互いに学ぶための場です。発表する皆さんは、準備お疲れさまでした。聞く側の皆さんも、ぜひ自分の仕事に生かせるヒントを持ち帰ってください。それでは、開会いたします。
社内運動会・スポーツ大会
皆さん、おはようございます。本日は天気にも恵まれ、運動会日和となりました。今日は部署の垣根を越えて、思いきり体を動かしましょう。ただし、けがのないよう、準備運動はしっかりお願いします。それでは、◯◯社運動会を開会いたします。
式典(入社式・内定式・表彰式・周年)
ただいまより、株式会社◯◯ 創立◯周年記念式典を挙行いたします。一同、ご起立ください。礼。ご着席ください。
式典では、司会が開式を宣言したあと、主催者の式辞や挨拶に移る流れになります。起立・礼を入れるかどうかは式次第に合わせて決め、司会台本にト書きで書いておきます。式次第の組み方は式次第の作り方にあります。
入社式(司会の開式の言葉)
新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます。定刻となりましたので、ただいまより、株式会社◯◯ 入社式を執り行います。本日の司会を務めます、人事部の◯◯です。どうぞよろしくお願いいたします。はじめに、代表取締役社長の□□より、歓迎の言葉を申し上げます。
内定式(司会の開式の言葉)
内定者の皆さん、本日はお越しいただき、ありがとうございます。ただいまより、株式会社◯◯ 内定式を始めます。式のあいだは少し緊張するかもしれませんが、これから一緒に働く仲間と顔を合わせる場です。どうぞ肩の力を抜いてご参加ください。
表彰式(開会の挨拶)
皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。この表彰式は、この一年に成果を挙げた方、職場を支えてくださった方に、会社としてお礼をお伝えするための場です。受賞される皆さん、おめでとうございます。皆さんで大きな拍手を送りましょう。以上、開会の挨拶とさせていただきます。
周年記念式典・パーティー(主催者の開会の挨拶)
本日はご多用のなか、弊社創立◯周年記念の会にお越しいただき、誠にありがとうございます。代表取締役の◯◯でございます。ここまで歩んでくることができたのは、お取引先の皆さま、そして社員とその家族の支えがあってのことです。本日はささやかではございますが、日ごろの感謝をお伝えする場としてご用意いたしました。どうぞ最後までお楽しみください。以上、開会のご挨拶とさせていただきます。
宴会(懇親会・歓迎会・新年会・忘年会・送別会)
宴席では、開会の挨拶のあとすぐ乾杯に移ることが多いので、堅い話は短くします。開会と乾杯を同じ人が兼ねることもあります。
懇親会(開会と乾杯を兼ねる場合)
皆さん、お疲れさまです。本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今日は部署の垣根を越えて交流できればと思います。堅い挨拶はこのくらいにして、乾杯に移りたいと思います。グラスをお持ちください。乾杯!
懇親会(社外の来賓がいる、改まった場合)
皆さま、本日はお忙しいなか、◯◯懇親会にお越しいただき、誠にありがとうございます。幹事を務めます◯◯でございます。本日は、日ごろお世話になっている皆さまと、ゆっくりお話しできる場としてご用意いたしました。お料理とお飲み物をご用意しておりますので、どうぞ心ゆくまでご歓談ください。以上、開会のご挨拶とさせていただきます。続きまして、乾杯の発声を□□さまにお願いいたします。
歓迎会
皆さん、お疲れさまです。本日は◯◯さんの歓迎会にお集まりいただき、ありがとうございます。◯◯さんは、今月から◯◯部に加わってくださいました。今日は堅い話は抜きにして、◯◯さんのことを知り、私たちのことも知ってもらう時間にしましょう。それでは、ただいまより歓迎会を始めます。
新年会
皆さん、明けましておめでとうございます。本日は新年会にお集まりいただき、ありがとうございます。昨年はそれぞれの持ち場で本当によく頑張っていただきました。今日はゆっくり食事と会話を楽しみ、今年もいいスタートを切りましょう。それでは、ただいまより新年会を開会いたします。
忘年会
皆さん、一年間お疲れさまでした。本日は忘年会にお集まりいただき、ありがとうございます。今年もいろいろありましたが、皆さんのおかげで乗り越えることができました。今日は仕事の話は少しだけにして、楽しい時間にしましょう。それでは、忘年会を始めます。
送別会
皆さん、お集まりいただきありがとうございます。これより、◯◯さんの送別会を始めさせていただきます。◯◯さんには、◯年間、◯◯で大変お世話になりました。今日は感謝の気持ちを込めて、楽しい時間にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
よくある間違いと直し方
| よくある間違い | なぜよくないか | 直し方 |
|---|---|---|
| 来賓の名前を挨拶の中で全員読み上げる | 司会の紹介と重なり、長くなる。読み間違えると失礼になる | 来賓の紹介は司会に任せ、挨拶では「ご来賓の皆さま」とまとめる |
| 冒頭で長く自己紹介する | 会の目的が後回しになる | 名乗りは一文。役職と名前だけ |
| 今日の内容を細かく予告する | 司会やプログラムの説明と重なる | 流れは司会に任せ、目的を一文で言う |
| 晴れた日に「お足元の悪いなか」と言う | 原稿を読んでいるだけに聞こえる | 当日の天気を見て、合わない一文は削る |
| 社外の参加者に「皆さん、ご苦労さまです」と言う | ねぎらいの言葉は、目上の人や社外の方への挨拶としては避けたほうが無難 | 「お越しいただき、ありがとうございます」とお礼で言う |
| 結びがなく、いつ終わったのかわからない | 司会が次に進むきっかけがつかめない | 「以上、開会の挨拶とさせていただきます」で必ず結ぶ |
開会の挨拶を頼まれたら:準備と話し方
- 会の正式名称を確認した(司会の言い方と揃える)
- 会の目的を一文で言える
- 今日の流れを司会が説明するかどうか、司会と打ち合わせた
- 来賓の紹介は司会に任せる(挨拶の中で名前を読み上げない)
- 当日の天気を見て、季節・天候の一文を差し替えた
- 最後の一文(「開会の挨拶とさせていただきます」)を先に決めた
- 声に出して読み、時間を計った(1〜2分に収まるか)
急に頼まれたとき
準備の時間がないときは、「お礼」「今日は何の会か」「よろしくお願いします」の3文だけを頭に置いて話します。例:「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今日は◯◯のための会です。どうぞよろしくお願いいたします。」これで挨拶として成り立ちます。
話し方
- 原稿はメモや紙を見ながら読んでかまいません。最初の一文と結びの一文だけは、顔を上げて会場を見て言います。
- 文と文の間でひと呼吸おきます。急いで読むと、短い挨拶でも聞き取りにくくなります。
- マイクは口元から少し離して持ち、最初の一言で音量を確かめます。
話し方のコツはスピーチの話し方、原稿の覚え方はスピーチの覚え方にあります。閉会の挨拶は閉会の挨拶 例文にまとめています。
この記事の要点
- 司会の開会の言葉は「定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします」。
- 開会の挨拶はお礼・会の目的・流れかお願い・結び。長さは1〜2分、目的は一文で。
- 急に頼まれたらお礼・何の会か・よろしくお願いしますの3文で足りる。
- 来賓の紹介は司会に任せ、社外の参加者の前では自社の人に「さん」を付けずに紹介する。
- 式典は「開式」「挙行」、宴席は「開宴」と、閉会側の言葉と対にする。
- 結びは「開会の挨拶とさせていただきます」。
FAQ
よくある質問
「皆さま、本日はお忙しいなかお集まりいただき、誠にありがとうございます。定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします」が基本形です。続けて司会が名乗り、「はじめに、主催者を代表いたしまして◯◯より開会のご挨拶を申し上げます」と挨拶する人を紹介します。
「皆さま、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。本日は◯◯について話し合い、方向性を決めるための会です。どうぞよろしくお願いいたします。以上、簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます」で30秒ほどです。お礼・会の目的・結びの3つがあれば成り立ちます。
来場へのお礼、主催者の名乗り、イベントを開いた目的、今日の見どころの順に話し、「開会のご挨拶とさせていただきます」で結びます。社外のお客さまを招く場合は、目的を「皆さまに◯◯をご覧いただくため」のように、来場者の側から言うと伝わりやすくなります。
「これより◯◯を始めさせていただきます」「ただいまから◯◯を開会いたします」などがあります。式典では「ただいまより◯◯式を挙行いたします」「開式いたします」、懇親会などの宴席では「開宴いたします」と言うこともあります。会の種類に合わせて選び、閉会の言葉と対にしておくと台本が揃います。
決まりはなく、会ごとに決めます。例として、会議は進行役か責任者、総会は会長や代表者、宴席は幹事や部署の長が話す組み方があります。役職の高い人には乾杯や閉会、式辞を頼み、開会は幹事が担う分け方もあります。
司会が「定刻となりましたので、ただいまより、株式会社◯◯ 入社式を執り行います」のように会の正式名称を言って開式し、続けて最初に話す人を紹介します。表彰式なら「ただいまより、◯年度 社内表彰式を開式いたします」のように言います。式典では「開会」ではなく「開式」と呼ぶ式次第もあります。
式次第によっては、司会が「ただいまより開会いたします」と宣言する部分を「開会の辞」、主催者が会の趣旨を述べる部分を「開会の挨拶」として分けます。分けない会もあり、どちらに当たるかは式次第の書き方次第です。
社外の参加者がいる場では、自社の人に「さん」「様」を付けず、「弊社代表取締役の◯◯より、開会のご挨拶を申し上げます」と紹介します。社内だけの会であれば「◯◯社長、お願いいたします」のように役職で呼ぶ形も使えます。
1〜2分が目安です。来賓の紹介や今日の流れの説明は司会に任せ、挨拶ではお礼と会の目的に絞ると長くなりません。社内の定例会議なら30秒ほどで足ります。
「本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。日ごろから活動にご協力いただき、ありがとうございます。本日は昨年度の報告と今年度の計画についてお諮りします。どうぞよろしくお願いいたします」のように、日ごろの協力へのお礼を一言入れると場になじみます。
かまいません。紙やメモを見て読んでも失礼にはなりません。最初の一文と結びの一文だけは顔を上げて会場を見て言うと、読んでいる印象が薄れます。
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今日は◯◯のための会です。どうぞよろしくお願いいたします」の3文で足ります。お礼・何の会か・よろしくお願いします、の順番だけ覚えておけば、準備がなくても話せます。
「定刻になりましたので始めさせていただきます。本日は◯◯についての打ち合わせです。音声が聞こえにくい方はチャットでお知らせください」のように、目的に加えて音声の確認と発言の仕方を一言添えます。