スピーチ
2月の朝礼スピーチ ネタと例文
節分から年度末の準備まで
2月の朝礼スピーチは、節分の「鬼は外」にかけて、自分の中の追い出したい癖を一つ話すと組み立てやすい月です。もう一つ使いやすいのが、2月はほかの月より日数が少ないことを生かした段取りの話。ほかにも、立春、建国記念の日と天皇誕生日、バレンタインデー、乾燥と感染症、年度末に向けた準備などが話題になります。このページでは、まず話題の早見表と、そのまま読める1分の例文を置き、そのあとに話題の一覧、1分・3分の例文、話の組み立て方を並べました。
結論
2月の朝礼スピーチは、①2月らしい話題を一言 ②自分の体験を一つ ③仕事でどうするかの3段で組むと1分に収まります。話題は節分・立春などの暦・祝日・寒さと健康・年度末に向けた段取りの4つから探すと見つけやすくなります。
2月の話題の早見表と、すぐ読める1分の例文
| 時期 | 話題 | 話のきっかけ |
|---|---|---|
| 上旬 | 節分 | 「鬼は外」にかけて、自分の中の追い出したい癖 |
| 上旬 | 立春 | 暦の上では春。まだ寒いが、少しずつ日が長くなる |
| 中旬 | 建国記念の日(2月11日) | 祝日の前後の納期・連絡の確認 |
| 中旬 | バレンタインデー | 感謝を言葉で伝えること |
| 下旬 | 天皇誕生日(2月23日)・月末 | 短い月の締めの段取り、年度末に向けた準備 |
そのまま読める1分の例文(節分:自分の中の鬼)
おはようございます。もうすぐ節分ですね。今日は、私の中の鬼の話をします。
私の鬼は「あとでやろう」です。すぐ終わる返信や小さな確認を、あとでまとめてやろうと思って、結局忘れてしまうことが何度もありました。先月も、お客様への確認を一日遅らせてしまい、ご迷惑をおかけしました。
そこで、すぐ終わることは、その場で片づけることにしました。目安は、手を止めずにできるかどうかです。
皆さんにも、追い出したい鬼が一つくらいあるかもしれません。今年の節分は、豆と一緒に追い出してみませんか。
注意
節分は立春の前の日にあたり、年によって日付が変わることがあります。日付を言うなら、その年のカレンダーで確かめてください。
2月の朝礼で使える話題の一覧
| 分類 | 話題 | 話し方のヒント |
|---|---|---|
| 季節 | 立春 | 暦の上では春という言葉と、まだ寒い実感の差から、季節の変わり目の体調へ |
| 季節 | 梅の花 | 通勤の途中で見つけた季節の変化。気づく余裕の話へ |
| 季節 | 寒さ・空気の乾燥 | 加湿・手洗い・のどのケアなど、自分の小さな習慣 |
| 行事 | 節分 | 「鬼は外」にかけて、追い出したい癖を一つ |
| 行事 | バレンタインデー | 贈り物の話より、感謝を言葉で伝える話に広げる |
| 祝日 | 建国記念の日(2月11日) | 祝日が平日にある週の段取り、取引先の休みの確認 |
| 祝日 | 天皇誕生日(2月23日) | 月末近くの祝日。締めの作業の前倒し |
| 仕事の節目 | 短い月 | 「2月は逃げる」と言われるほど早く過ぎる。締め切りの逆算 |
| 仕事の節目 | 年度末に向けた準備(4月始まりの会社) | 3月に慌てないために、今月中に片づけておくこと |
| 健康 | 感染症への備え | 体調が悪いときは無理をせず早めに相談する、という職場の約束 |
| 身近な話題 | 受験シーズン | 家族や知人の受験を見て思い出した、準備の大切さ |
Point
2月の祝日の日付は、法律と政令で決まっています。国民の祝日に関する法律 第2条で、天皇誕生日は「二月二十三日」、建国記念の日は「政令で定める日」とされ、建国記念の日となる日を定める政令で「二月十一日」と定められています。
注意
バレンタインデーの話題は、贈り物のやり取りを前提にしない形にすると、聞く人を選びません。職場での贈り物を勧めるような言い方は避け、感謝の伝え方の話にとどめるのが無難です。
そのまま読める2月の例文(1分・3分)
1分:立春と季節の変わり目
おはようございます。暦の上では、もう春だそうです。
とはいえ、今朝も駅まで歩くあいだ、手袋を外せないほどの寒さでした。ただ、帰りの時間に外がまだ少し明るいことに、先日ふと気づきました。
寒さの中にも、少しずつ季節が動いているんだなと感じます。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、私は帰ったら早めに休むようにしています。
年度末に向けて忙しくなる時期です。皆さんも体を大事にしてください。
1分:短い月の段取り
おはようございます。今日は、2月の短さの話です。
「2月は逃げる」という言い方がありますが、去年の2月、私は本当に逃げられました。いつもの月と同じ感覚で予定を組んでいたら、月末の締めが数日早く来て、慌てて残業することになったんです。
今年は、月の初めに、月末の締め切りから逆算して予定を立てました。祝日も二回あるので、その分も差し引いています。
皆さんも、今月の締め切りを一度カレンダーで確かめておくと安心です。
1分:祝日の前後の確認(建国記念の日)
おはようございます。来週は建国記念の日の祝日があります。
以前、祝日をはさんだ週に、取引先の休みを確かめないまま発注を出してしまい、届くのが思っていたより遅れたことがありました。こちらが休みでなくても、相手が休みのこともあります。
それからは、祝日のある週は、相手の営業日と、こちらの締め切りを先に確かめるようにしています。
今月はもう一度、天皇誕生日の祝日もあります。皆さんも、急ぎの案件は早めに動いておきましょう。
1分:乾燥と感染症への備え
おはようございます。今日は、のどの話です。
先月、朝起きたらのどが痛く、そのまま熱が出て、二日ほど休むことになりました。振り返ると、暖房をつけたまま寝ていて、部屋がかなり乾燥していました。
それからは、寝る前に加湿器をつけ、水を一杯飲むようにしています。
この時期は、体調を崩す人が増えやすい季節です。具合が悪いときは無理に出社せず、早めに相談してください。お互いさまなので、遠慮はいりません。
1分:感謝を言葉で伝える(バレンタインデーにちなんで)
おはようございます。来週はバレンタインデーですね。今日は、贈り物ではなく、言葉の話をします。
先日、ほかの部署の方から「この前の資料、とても分かりやすかったです」と一言いただきました。それだけで、その日一日、気持ちよく仕事ができました。
私は、助けてもらったときにお礼は言うのですが、「良かった」と思ったことを相手に伝えることは、あまりしてこなかったと気づきました。
今月は、良いと思ったことを、その場で一言伝えるようにしてみます。言われた側は、きっとうれしいはずです。
3分:年度末に慌てないための2月
おはようございます。今日は、年度末の準備の話をさせてください。
去年の3月、私はほぼ毎日、遅くまで残っていました。年度内に終わらせる仕事が重なったうえに、年度の締めの書類、来年度の計画づくり、異動する人からの引き継ぎまで、一度に押し寄せてきたからです。
3月が終わってから、何がいけなかったのかを考えました。いちばんの原因は、3月にやることの多くが、実は2月のうちに始められたことでした。たとえば、年度の締めの書類は、形式は毎年ほとんど同じです。2月のうちに去年の書類を出して、必要な数字の集め方だけでも確かめておけば、3月の作業はずっと軽くなったはずです。
そこで今年は、2月のはじめに、3月にやることを全部書き出してみました。書き出したものを、「今月中に始められるもの」と「3月にならないとできないもの」に分けると、思っていた以上に、前倒しできるものがありました。
今月中に始められるものは、今週と来週の予定に入れています。全部は終わらなくても、手をつけてあるだけで気持ちに余裕ができます。
2月はただでさえ日数が少なく、祝日も二回あります。あっという間に過ぎてしまうので、今のうちに一度、3月にやることを書き出してみるのをおすすめします。
今年の3月は、去年より少し早く帰れるようにしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
3分:受験シーズンに思い出したこと
おはようございます。今日は、準備の話をします。
今年、親戚の子が受験で、先日、試験の前の晩の過ごし方について相談を受けました。何かいいことを言おうと考えているうちに、自分が受験したときのことを思い出しました。
私は試験の当日、会場までの道を間違えて、着いたのが始まる直前でした。前の晩、勉強のことばかり考えていて、行き方を確かめていなかったんです。試験そのものより、そのときの焦りのほうを、今でもよく覚えています。
仕事でも、似たことがあると思います。大事なプレゼンや打ち合わせの前は、話す中身の準備に気を取られて、会場の場所や機材、資料の部数といった、当日の段取りを後回しにしがちです。でも、本番でつまずくのは、意外とそうした段取りのほうです。
私は社会人になってから、大事な日の前日には、中身の準備とは別に「当日の段取り」を書き出すようにしています。何時に出るか、どこで誰と会うか、何を持っていくか。数行のメモですが、これがあるだけで当日の焦りがかなり減りました。
親戚の子には、結局、勉強の話はせずに、「前の晩に、明日の行き方と持ち物だけ確かめておくといいよ」と伝えました。
年度末に向けて、大事な打ち合わせが増える時期です。皆さんも、中身と同じくらい、当日の段取りを大切にしてみてください。
注意
例文の中の出来事は、自分の体験に差し替えて使ってください。
話の組み立て方(話題→自分の体験→仕事への結び)
| 段 | 言うこと | 2月の例 |
|---|---|---|
| ①話題 | 今日は何の話かを一言で | 「もうすぐ節分ですね。今日は、私の中の鬼の話をします」 |
| ②自分の体験 | 実際にあったこと、気づいたことを一つだけ | 「すぐ終わる確認をあとに回して、忘れてしまったことがありました」 |
| ③仕事への結び | 自分はこうする/皆さんもよければ、の一言 | 「すぐ終わることは、その場で片づけることにしました」 |
節分や立春のような暦の話は、入口にだけ使うのがこつです。暦の説明が長くなると、仕事の話にたどり着く前に時間が来てしまいます。
注意
1分で話せる長さの目安はスピーチの文字数と時間の目安、原稿の長さを確かめるならスピーチの長さチェッカー、練習で時間を計るなら大画面タイマーが使えます。話し出しの一言はスピーチの最初のつかみ、締めの一言はスピーチの最後の締めにまとめています。
2月の朝礼で気をつけたいこと
- 節分の日付は年によって変わることがあるので、日付を言うならカレンダーで確かめる。
- 体調の話で、休んだ人を責める言い方をしない。「休むのはお互いさま」と添えると、休みやすい雰囲気になります。
- 受験の話は、結果に触れない。聞いている人の家族が受験中のこともあります。
この記事の要点
- 2月の朝礼は節分の「鬼は外」にかけて、追い出したい癖を一つ話すと組み立てやすい。
- 日数が少ない月なので、締め切りの逆算や年度末の前倒しの話が合う。
- 建国記念の日は2月11日(政令)、天皇誕生日は2月23日(法律)。
- バレンタインデーは贈り物ではなく感謝の伝え方の話に広げる。
- どの話題も話題→自分の体験→仕事への結びの3段で1分にまとまる。
FAQ
よくある質問
節分にかけて自分の中の追い出したい癖を話す形や、2月は日数が少ないことを生かした段取りの話が組み立てやすい話題です。ほかに、立春、建国記念の日・天皇誕生日の前後の確認、乾燥と感染症への備え、年度末に向けた準備なども使えます。
建国記念の日(2月11日)と天皇誕生日(2月23日)です。天皇誕生日は国民の祝日に関する法律 第2条で「二月二十三日」、建国記念の日は同条で「政令で定める日」とされ、建国記念の日となる日を定める政令で「二月十一日」と定められています。
「鬼は外」にかけて、自分の中の追い出したい癖(後回し、確認不足など)を一つ挙げ、それをどう直しているかを話すと、仕事の話につながります。節分の日付は年によって変わることがあるので、言うときはカレンダーで確かめてください。
年度末に慌てないための前倒し、受験シーズンに思い出した準備の大切さなど、自分の体験を少し詳しく話せる話題が向いています。体験に「気づいたこと」と「今やっていること」を足すと3分の長さになります。
贈り物のやり取りを前提にせず、「感謝や良いと思ったことを言葉で伝える」話に広げれば、聞く人を選ばずに話せます。職場での贈り物を勧めるような言い方は避けるのが無難です。