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敬語

「申し訳ございません」の言い換え一覧
重さ別の言い方と、そのまま使える例文

結論から書くと、「申し訳ございません」の言い換えはことの重さで選びます。小さな行き違いなら「失礼いたしました」、メールで改まって謝るなら「お詫び申し上げます」、大きな迷惑をかけたなら「深くお詫び申し上げます」、弁解できないほどの失敗なら「お詫びの言葉もございません」。さらに、何をかけたか(ご迷惑・ご不便・ご心配・お手数)と原因(不手際・確認不足・失念)を言葉に入れると、「申し訳ございません」を一通に何度も書かずに済みます。下の早見表から場面を探して、例文をそのまま使ってください。お詫びメール全体の組み立てはお詫びメールの例文にあります。

更新: 2026-11-01読了:約11分PRODUCER AGENT 編集部

結論

お詫びの言葉は、①謝る言葉(失礼いたしました・申し訳ございません・お詫び申し上げます)②相手にかけたもの(ご迷惑・ご不便・ご心配・お手数)③原因(不手際・確認不足・失念)の三つを組み合わせて作ります。重さは①で、具体性は②と③で調整します。

すぐ使える言い換え早見表(場面別)

場面言い換えそのまま使える一文
名前の書き間違い・添付漏れ失礼いたしました添付が漏れておりました。失礼いたしました。
返信が遅れたお待たせしてしまいご返信が遅くなり、お待たせしてしまい申し訳ございません。
相手に作業をさせたお手数をおかけし再度ご確認いただくことになり、お手数をおかけして申し訳ございません。
予定や仕事に影響が出たご迷惑をおかけし納品の遅れにより、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
サービスが使えなかったご不便をおかけしご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
連絡が途絶えて不安にさせたご心配をおかけしご連絡が途絶えてしまい、ご心配をおかけしました。
頼まれたことを忘れていた失念しておりましたご依頼の件を失念しておりました。誠に申し訳ございません。
希望に応えられないご期待に沿えず今回はご期待に沿えず、申し訳なく存じます。
断る・お願いを重ねる心苦しいのですが心苦しいのですが、今回は見送らせてください。
弁解できない大きな失敗お詫びの言葉もございませんこのような事態を招き、お詫びの言葉もございません。

注意

表の言い換えは、どれか一つに置き換えるより、「何をかけたか」+「謝る言葉」の形で組み合わせて使うと自然になります。

お詫びの言葉の段階(軽い→重い)

言い方重さ使う場面
すみません軽い(口語)社内の同僚・ちょっとした行き違い
失礼しました/失礼いたしました軽い〜標準名前の言い間違い、添付漏れ、返信の遅れなど小さなこと
申し訳ありません標準社内の上司、影響が小さいミス
申し訳ございません丁寧取引先・お客様へのお詫び全般
申し訳なく存じます丁寧・改まったメールで気持ちを落ち着いて伝えたいとき
大変申し訳ございません/誠に申し訳ございません重い相手の予定や作業に影響が出たとき
お詫び申し上げます改まった言い方メール・文書でのお詫び、公式な場
深くお詫び申し上げます/心よりお詫び申し上げますかなり重い大きな迷惑、多くの人への影響、会社としての謝罪
お詫びの言葉もございません/弁解の余地もございません最も重い明らかにこちらの過失で、大きな損害を与えたとき

「申し訳ございません」と「お詫び申し上げます」は、重さよりも使う場の違いが大きい言葉です。会話や個別のメールでは「申し訳ございません」、文書やお知らせでは「お詫び申し上げます」が収まりやすくなります。「申し訳ありません」との違いは「申し訳ありません」と「申し訳ございません」の違いで詳しく扱っています。

注意

軽いミスに「深くお詫び申し上げます」を使うと、かえって大ごとに見えることがあります。重さを合わせることも、お詫びの一部です。

言い換え表現の意味と使い方

言い方意味・ニュアンス向く相手・場面例文
申し訳なく存じます「申し訳なく思う」を改まった形にした言い方取引先・目上へのメールご提示の条件でのお引き受けが難しく、申し訳なく存じます。
お詫びいたします「お詫び申し上げます」よりやや軽い社外メール全般確認が遅れましたことをお詫びいたします。
謝罪いたします非を認めて謝ることをはっきり示す硬い言い方公式な謝罪・文書このたびの弊社の不手際につきまして、心より謝罪いたします。
お詫びの言葉もございません謝る言葉が見つからないほど申し訳ない重大なミスの直後多大なご迷惑をおかけし、お詫びの言葉もございません。
弁解の余地もございません言い訳をしない姿勢を示す明らかな過失を認めるときすべて私の確認不足によるもので、弁解の余地もございません。
心苦しい相手に負担をかけて気がとがめる。ビジネスでは断り・依頼に添えることが多い断るとき・無理をお願いするとき急なお願いで心苦しいのですが、ご検討いただけますでしょうか。
恐縮です/恐れ入ります相手の手間や好意をありがたく、申し訳なく思う手間をかけたとき・依頼の前置きお忙しいところお手数をおかけし、恐縮です。
失念しておりました「忘れていた」の改まった言い方依頼や約束を忘れたときお約束の資料送付を失念しておりました。
ご容赦くださいこちらの事情を許してほしいとお願いするやむを得ない事情を伝えるとき行き届かない点もあるかと存じますが、ご容赦ください。
陳謝いたします事情を述べて謝る。硬い言葉会社としての発表・報道向けこのたびの事態につきまして、深く陳謝いたします。
遺憾に存じます残念に思う。これだけでは謝罪にならない結果が残念だと伝えるとき抽選の結果、今回はご案内がかなわず遺憾に存じます。
平身低頭ひたすら恐れ入って謝る様子を表す言葉本人が使うより、謝る様子を描くときに使う担当者が平身低頭で謝罪に伺った。
面目ない/合わせる顔がない恥ずかしくて顔向けできない社内の親しい上司・同僚(口語)同じミスを繰り返してしまい、面目ないです。

「遺憾」と「陳謝」は使い方を誤りやすい言葉です。こちらに非があるとき「遺憾に存じます」だけで済ませると、謝っていないと受け取られるおそれがあるため、「お詫び申し上げます」を必ず添えます。詳しくは遺憾の意味、陳謝の意味、「恐縮ですが」と「恐れ入りますが」の違い、「ご容赦ください」と「ご了承ください」の違いを参照してください。

何をかけたかで選ぶ言葉

言い方合う場面例
ご迷惑をおかけし相手の仕事や予定に実害が出た納品が遅れ、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
ご不便をおかけし使えない・待たせるなど、不便な状態にしたシステムが利用できず、ご不便をおかけしております。
ご心配をおかけし相手を不安にさせた連絡が遅れ、ご心配をおかけしました。
お手数をおかけし相手に作業をさせた再度のご確認をお願いすることになり、お手数をおかけします。
お待たせし相手の時間を使わせたご回答までにお時間をいただき、お待たせして申し訳ございません。
ご足労をおかけし来てもらう手間をかけた遠方までご足労をおかけし、恐縮です。
ご不快な思いをさせ言動で相手の気分を害した担当者の言葉で、ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。
お騒がせし周りの人を慌てさせた誤った案内を送ってしまい、お騒がせいたしました。

実害がないのに「ご迷惑」を使うと大げさに、実害があるのに「ご不便」で済ませると軽く聞こえます。相手の側で何が起きたかを考えて選びます。

原因を言う言葉・反省を伝える言葉

言い方意味・印象例
不手際やり方のまずさ弊社の不手際により、ご迷惑をおかけしました。
確認不足確かめなかったこと私の確認不足で、誤った資料をお送りしました。
不注意うっかりしたこと私の不注意で、宛先を誤ってしまいました。
説明不足伝えるべきことを伝えなかった私の説明不足で、誤解を招いてしまいました。
行き届かず配慮や準備が足りなかったご案内が行き届かず、失礼いたしました。
至らず力や配慮が足りなかった(へりくだり)私の力が至らず、申し訳ございません。
配慮が足りず相手への気づかいが足りなかった配慮が足りず、ご不快な思いをさせてしまいました。
深く反省しております反省を強く伝える今回のことを深く反省しております。

原因の言葉は自分(自社)の側の言葉を選ぶのが基本です。「システムの不具合により」と書く場合も、「弊社システムの不具合により」と、自社の問題として書くと責任を引き受ける姿勢が伝わります。

「申し訳ございません」を繰り返さない書き方(書き換え例)

一通のメールに「申し訳ございません」が三回出てくると、言葉が軽く見えてしまいます。冒頭・本文・結びで言葉を替えます。

書き換え前

納品が遅れてしまい、申し訳ございません。
確認が足りず、申し訳ございません。
今後は気をつけます。申し訳ございませんでした。

書き換え後

このたびは納品が遅れ、ご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳ございません。
出荷前の確認が不足していたことが原因です。
今後は出荷前に二名で確認いたします。重ねてお詫び申し上げます。

  • 冒頭:何をかけたか+申し訳ございません
  • 本文:謝る言葉を使わず、原因を事実として書く
  • 結び:「重ねてお詫び申し上げます」または「今後ともよろしくお願いいたします」

場面別の一言フレーズ集

メールの行き違い

  • 先ほどのメールに誤りがございました。失礼いたしました。
  • 宛先を誤ってお送りしてしまいました。お手数ですが、削除いただけますと幸いです。
  • 件名に誤りがありましたので、再送いたします。失礼いたしました。
  • お名前の漢字を誤って記載しておりました。大変失礼いたしました。

遅れ・待たせたとき

  • ご返信が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
  • 大変お待たせいたしました。ただいま確認が取れましたので、ご報告いたします。
  • お約束の時刻に遅れ、ご迷惑をおかけしました。
  • お電話に出られず、失礼いたしました。

要望に応えられないとき

  • ご意向に沿うことができず、誠に申し訳ございません。
  • せっかくのお申し出ですが、今回はお受けできかねます。心苦しい限りです。
  • ご希望の日程でのご用意が難しく、申し訳ございません。
  • 在庫を切らしており、ご不便をおかけいたします。

相手に手間をかけたとき

  • お手数をおかけしますが、再度ご確認いただけますでしょうか。
  • 何度もご連絡いただくことになり、恐縮です。
  • わざわざお越しいただいたのに、お待たせしてしまい申し訳ございません。

大きなミスのとき

  • 取引の予定を大きく狂わせてしまい、深くお詫び申し上げます。
  • 弊社の不手際によるもので、弁解の余地もございません。
  • 私どもの確認が至らず、お詫びの言葉もございません。

重さ別のメール例文

軽い:添付を忘れた(社外)

件名:Re: ◯◯資料の送付(添付漏れのため再送)

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどのメールに資料を添付しておらず、失礼いたしました。
改めて添付いたしますので、ご確認をお願いいたします。

標準:日程の連絡を間違えた(社外)

件名:【訂正】◯月◯日打ち合わせの開始時刻について

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどお送りしたご案内で、開始時刻を誤って記載しておりました。
正しくは◯時からとなります。
私の確認不足でお手数をおかけし、申し訳ございません。

標準:依頼を忘れていた(目上)

件名:◯◯資料の送付が遅れたことのお詫び

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯日にご依頼いただいた資料の送付を失念しておりました。誠に申し訳ございません。
本日、資料を添付にてお送りいたします。
今後は依頼をいただいた時点で予定表に登録し、同じことのないようにいたします。

重い:相手の作業に影響が出た(取引先)

件名:◯◯の納品遅れについてのお詫び

◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、◯◯の納品が予定より遅れ、貴社の作業にご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳ございません。
弊社の工程管理の不手際によるものです。
◯日までに全数をお届けいたします。今後は進捗を毎週ご報告いたします。
重ねてお詫び申し上げます。

重い:お客様に不快な思いをさせた

件名:担当者の対応についてのお詫び

◯◯様

このたびは、弊社担当者の対応により、ご不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
ご指摘いただいた点は、担当者本人と部署内で共有し、改めて指導いたしました。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

社内:上司へのお詫び

件名:◯◯の提出遅れについて

◯◯課長

お疲れさまです。□□です。
◯◯の提出が期限に間に合わず、申し訳ありません。
本日◯時までに提出いたします。今後は前日に進捗をご報告します。

多くの人へのお知らせ(文書調)

件名:【お詫び】◯◯サービスの一時停止について

お客様各位

◯月◯日、弊社◯◯サービスが一時的にご利用いただけない状態となりました。
ご利用の皆様には多大なるご不便とご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
現在は復旧しております。原因と今後の対策は、改めてお知らせいたします。

場面ごとのお詫びは、メール誤送信のお詫び、日程変更のお詫び、納期遅延のお詫び、クレームへの返信メールに詳しい例文があります。

英語での言い換え

英語重さ・使う場面日本語の近い言い方
Sorry for the late reply.軽い。返信の遅れなどご返信が遅くなり、失礼いたしました。
I'm sorry for the confusion.標準。行き違いがあったとき混乱を招き、申し訳ございません。
I apologize for the inconvenience.改まった言い方。メール向けご不便をおかけし、お詫び申し上げます。
Please accept our sincere apologies.重い。会社としての謝罪心よりお詫び申し上げます。

英文メールの型は英語でお詫びのメールにまとめています。

よくある失敗チェックリスト

  • 一通の中で「申し訳ございません」を何度も繰り返していないか(冒頭と結びで「お詫び申し上げます」に替える)
  • ことの重さと言葉の重さが合っているか
  • 「ご迷惑」と「ご不便」を、相手に起きたことに合わせて選んだか
  • 原因を相手や他社のせいに聞こえる書き方にしていないか
  • 「遺憾に存じます」だけで謝ったことにしていないか
  • 取引先に「すみません」「申し訳ないです」を使っていないか(目上には軽く聞こえることがある)
  • 「お詫びさせていただきます」と重ねていないか。「お詫び申し上げます」「お詫びいたします」で十分(くどいと感じる人もいる)
  • お詫びの言葉だけで、これからどうするかを書き忘れていないか

お詫びを受けたときの返事

お詫びを受けた側は、受け入れたことと、気にしなくてよいことを短く返すとやり取りが落ち着きます。

返し方向く場面
どうぞお気になさらないでください。小さなミスへのお詫び
ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。取引先からの改まったお詫び
迅速にご対応いただき、ありがとうございます。すでに対応してもらったとき
承知いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。再発防止の説明を受けたとき

返信の例文はお詫びメールへの返信にあります。

この記事の要点

  • 重さは失礼いたしました→申し訳ございません→お詫び申し上げます→深くお詫び申し上げます→お詫びの言葉もございませんの順。
  • ご迷惑・ご不便・ご心配・お手数・お待たせは、相手に起きたことで選ぶ。
  • 不手際・確認不足・失念など原因の言葉を添えると具体的になる。
  • 「心苦しい」「恐縮です」は断り・依頼に、「遺憾」は謝罪の代わりにならない。
  • 一通の中では冒頭・本文・結びで言葉を替え、最後にこれからどうするかを書く。

FAQ

よくある質問

01「申し訳ございません」の言い換えにはどんなものがありますか?

重さに応じて「失礼いたしました」「申し訳なく存じます」「お詫び申し上げます」「深くお詫び申し上げます」「お詫びの言葉もございません」などがあります。「ご迷惑をおかけしました」「私の確認不足でした」のように、相手にかけたことや原因を言う形に変えると、同じ言葉の繰り返しを避けられます。

02「失礼いたしました」はお詫びとして使えますか?

使えます。名前の言い間違いや添付漏れ、返信の遅れなど、小さな行き違いへのお詫びに合います。相手の仕事に影響が出たときは、「申し訳ございません」を使うほうが気持ちが伝わります。

03「お詫び申し上げます」と「申し訳ございません」はどちらが丁寧ですか?

どちらも丁寧な言い方で、重さより使う場の違いが大きい言葉です。個別のメールや会話では「申し訳ございません」、文書やお知らせでは「お詫び申し上げます」が収まりやすくなります。

04「申し訳ないです」は取引先に使えますか?

「申し訳ないです」は目上には軽く聞こえることがあります。取引先には「申し訳ございません」、改まったメールでは「申し訳なく存じます」を使うと安心です。

05「心苦しい」はお詫びの言葉ですか?

相手に負担をかけて気がとがめる、すまなく思う気持ちを表す言葉です。ビジネスでは、断るときや無理なお願いをするときに添えることが多く、ミスを謝る場面では「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」を使います。

06「ご迷惑」と「ご不便」はどう使い分けますか?

相手の仕事や予定に実害が出たときは「ご迷惑」、サービスが使えない・待たせるなど不便な状態にしたときは「ご不便」です。両方当てはまる場合は「ご不便とご迷惑をおかけし」と並べることもあります。

07上司へのお詫びは「申し訳ありません」でよいですか?

社内の上司へのお詫びなら「申し訳ありません」で問題ありません。影響が大きいときや改まった場面では「大変申し訳ございません」とし、あわせていつまでに何をするかを伝えます。

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英語のお詫びメール例文謝罪の型・件名・場面別の書き方とNG表現

英語のお詫びの基本は「I apologize for +名詞/動詞の ing 形」。一度はっきり謝り、何が起きたか・今の対応・再発防止を短く書く。軽いものは sorry、仕事上のミスは apologize、会社として重く受け止める問題は regret や sincere apologies を使う。

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