お詫び
日程変更のお詫び 例文
メール・電話・急な変更・社内向け
結論から書くと、日程変更のお詫びメールは「申し訳ございません」を冒頭に置き、理由は一文で済ませ、代わりの候補日を複数出して、相手の都合を優先すると伝えるだけで形になります。前日・当日の変更なら、メールの前に電話です。このページでは、下の基本の型をそのまま使えるようにしたうえで、社外・社内・急な変更・二度目の変更など場面ごとの例文を並べています。最初に日程を決めるときの文面は日程候補のメールにまとめています。
結論
日程変更のお詫びは①お詫び ②変更の理由(一文) ③代わりの候補日を複数 ④相手の都合を優先する一言 ⑤結びのお詫びで組み立てます。連絡は変更が決まったその日のうちに。前日・当日は電話が先で、メールは記録と候補日を残すために送ります。
まずはこれ:そのまま使える基本の型
◯の部分を埋めれば、社外の打ち合わせならほとんどこのまま送れます。
件名:【日程変更のお願い】◯月◯日(◯)お打ち合わせの件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。
◯月◯日(◯)◯時からお約束しておりましたお打ち合わせにつきまして、誠に申し訳ございませんが、日程を変更していただけないかご相談させてください。
(理由を一文:例)同日に社内で急ぎの対応が入ってしまったためです。
勝手を申しますが、以下の日時でご都合はいかがでしょうか。
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
・◯月◯日(◯)◯時以降
いずれも難しい場合は、ご都合のよい日時をお知らせいただければ、こちらで合わせます。
こちらの都合でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願いいたします。
| パーツ | 書くこと | 外さないコツ |
|---|---|---|
| 件名 | 「日程変更のお願い」+元の日付と用件 | お詫びが主なら【お詫び】を頭に。元の日付があると相手が予定表で探せる |
| お詫び | 冒頭で「申し訳ございません」 | 理由より先に置く。理由から入ると言い訳に読める |
| 理由 | 一文だけ | 細かい事情は書かない。ただし嘘の理由は書かない |
| 候補日 | 複数+「ご都合のよい日をお知らせください」 | 曜日と時間帯を入れる。自分が確実に空いている枠だけを出す |
| 結び | もう一度お詫び | 「ご迷惑をおかけし」「ご調整をお願いすることになり」など、相手の手間に触れる |
いつ・何で伝えるか:連絡手段の選び方
お詫びの文面より先に決めるのが、何で伝えるかです。相手が予定のために何かを始めているかどうかで変わります。
| 変更が分かったのは | 最初の連絡 | そのあと |
|---|---|---|
| 数日以上前 | メール | 返信が来たら確定のお礼を返す |
| 前日 | 電話(つながらなければメール+折り返しのお願い) | メールで候補日を送る |
| 当日・直前 | 電話。つながらなければ留守番電話 | すぐメールでも同じ内容を送る |
| 相手が移動中・来社中の可能性 | 電話、受付への伝言 | メールでお詫びと候補日 |
| 社内の相手 | チャット・予定表の更新でよい | 大人数の会議は案内メールも送り直す |
Point
迷ったら「相手が今日、この予定のために動いているか」で判断します。動いている可能性があるなら電話です。
お詫びの重さ別の言い回し
同じ日程変更でも、早めのお願いと直前の変更では、謝り方の重さを変えます。軽い場面で重い言葉を使うと大げさに、重い場面で軽い言葉を使うと不誠実に見えます。
| 場面 | 使える言い回し |
|---|---|
| 数日前のお願い・時間をずらすだけ | 「お手数をおかけしますが」「勝手を申しますが」「ご調整いただけますと幸いです」 |
| 前日の変更・相手が準備していた | 「直前のご連絡となり、誠に申し訳ございません」「ご準備いただいていたところ、大変申し訳ございません」 |
| 当日の変更・二度目の変更・こちらの管理ミス | 「多大なるご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」「重ねてのお願いとなり、お詫びの言葉もございません」 |
謝り方の言葉そのものはお詫びの言葉の言い換えで、敬語の強さごとに整理しています。
社外向けの例文
対面の打ち合わせを別の日にしてもらう
件名:【日程変更のお願い】◯月◯日(◯)お打ち合わせの件
◯◯様
いつもお世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。
◯月◯日(◯)◯時に御社へお伺いする予定のお打ち合わせにつきまして、その日に地方の取引先へ向かう用件が入り、御社へ伺えなくなってしまいました。
こちらからお願いした日程にもかかわらず、誠に申し訳ございません。
恐れ入りますが、以下の日時でご都合はいかがでしょうか。
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
ご都合が合わない場合は、候補をいただければこちらで合わせます。
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
オンライン会議の日程を変える
件名:【日程変更のお願い】◯月◯日(◯)オンラインお打ち合わせの件
◯◯様
お世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。
◯月◯日(◯)◯時からのオンラインでのお打ち合わせにつきまして、社内の対応が重なってしまい、日程を変更していただけないかご相談させてください。
直前のお願いとなり、申し訳ございません。
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
日程が決まりましたら、新しい会議のURLをお送りします。先日お送りしたURLは使わないようお願いいたします。
注意
オンライン会議は、古い招待URLや予定表の招待をどうするかまで書きます。招待を送った側が取り消して送り直すと、相手の予定表に古い予定が残りません。
日付はそのままで、時間だけずらしてもらう
件名:【時間変更のお願い】◯月◯日(◯)お打ち合わせの開始時刻について
◯◯様
お世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。
◯月◯日(◯)◯時からのお打ち合わせにつきまして、前の予定が延びる見込みとなりました。勝手を申しますが、◯時のスタートにしていただけないでしょうか。
お手数をおかけし、申し訳ございません。
難しいようでしたら、当初の時刻に合わせて調整いたしますので、ご遠慮なくお知らせください。
来社いただく予定を変えてもらう
◯月◯日(◯)◯時に弊社へお越しいただく予定でしたお打ち合わせにつきまして、こちらの都合で大変恐縮ですが、日程を改めさせていただけないでしょうか。
お時間を空けていただいていたところ、誠に申し訳ございません。
以下の候補のほか、オンラインでのお打ち合わせに切り替えていただくことも可能です。
講師・登壇者など、依頼している相手への変更
◯月◯日(◯)にご登壇をお願いしておりました「◯◯」につきまして、会場の都合により、開催日を変更せざるを得なくなりました。
ご多忙のなかお引き受けいただいたにもかかわらず、こちらの事情でご予定を組み直していただくことになり、心よりお詫び申し上げます。
新しい日程の候補は以下のとおりです。ご都合が合わない場合も、まずはご相談させてください。謝礼や交通費の扱いは、これまでのお約束のとおりです。
注意
依頼している相手に対しては、お礼・条件が変わらないかまで書くと、相手が改めて確認する手間が省けます。条件を変える場合は、社内で決めた内容を書きます。
当日・前日の急な日程変更
当日や前日の変更は、メールを読まれる前に相手が動き出しているかもしれません。電話で先に伝え、つながらなければ留守番電話とメールの両方を残します。電話での日程調整の進め方は電話で日程調整するときの言い方も参考になります。
電話で伝える言い方
お忙しいところ失礼いたします。◯◯株式会社の◯◯です。本日◯時にお伺いする予定のお打ち合わせの件で、お詫びとご相談のためにお電話いたしました。大変申し訳ないのですが、体調を崩してしまい、本日お伺いすることが難しくなりました。直前のご連絡となり、誠に申し訳ございません。改めて候補日をメールでお送りしますので、ご確認いただけますでしょうか。
留守番電話に残す言い方
◯◯株式会社の◯◯です。本日◯時からのお打ち合わせの件で、日程変更のお詫びとご相談のためにお電話いたしました。詳しくはメールでお送りいたします。直前のご連絡となり、申し訳ございません。
電話のあとに送るメール
件名:【お詫び】本日のお打ち合わせ日程変更のお願い
先ほどはお電話にて失礼いたしました。
本日◯時からのお打ち合わせを、直前に変更していただくことになり、誠に申し訳ございません。
改めて、以下の日程でご都合はいかがでしょうか。
・◯月◯日(◯)◯時〜
・◯月◯日(◯)◯時〜
オンラインでのお打ち合わせでも構いません。ご都合に合わせて調整いたします。
電車の遅れで開始を遅らせてもらう
◯◯様
◯◯株式会社の◯◯です。乗っている電車が止まっており、◯時のお約束に間に合わない見込みです。
大変申し訳ございませんが、到着は◯時ごろになりそうです。お待たせしてしまうため、後ろのご予定に差し支える場合は、日を改めさせていただければと存じます。
動きがありましたら、改めてご連絡いたします。
注意
遅れる連絡だけの例文は打ち合わせに遅れるときのお詫びにまとめています。
社内向けの例文
社内向けは丁寧すぎなくて構いませんが、誰の都合で、なぜ変わるのかと何が変わらないのかを書いておくと、出席者が迷いません。
複数人が出る会議の日程変更
件名:【日程変更】◯月◯日(◯)定例会議の日程変更について
各位
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
◯月◯日(◯)◯時から予定していた定例会議は、部長の出張日程が重なったため、◯月◯日(◯)◯時からに変更させてください。
直前の変更となり申し訳ありません。会議室は◯階の◯◯会議室で変わりません。
ご都合が悪い方は、◯日までに私までお知らせください。
上司・先輩との一対一の打ち合わせ
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
◯日◯時からお時間をいただいていた打ち合わせですが、顧客対応が入ってしまい、別の日に変えていただけないでしょうか。
せっかく空けていただいたのに申し訳ありません。
◯日の◯時以降か、◯日の午前でしたら私は空いています。◯◯さんのご都合に合わせます。
チャットで短く伝える
◯◯さん、すみません。明日◯時の打ち合わせを、急ぎの対応が入ったため◯日◯時に変えていただけないでしょうか。難しければ、ご都合のよい時間を教えてください。予定表は了承をいただけたら私のほうで更新します。
イベント・説明会の日程変更
大勢の参加者に日程変更を知らせる場合は、個別の打ち合わせとは書き方が変わります。申込の扱いや返金の有無まで書く必要があるので、イベント延期のお知らせの文例を使ってください。登壇者など個別に頼んでいる相手には、このページの「講師・登壇者」の例文が使えます。
二度目の変更・返信・変更後のお礼
二度目の変更をお願いするとき
先日日程を変更していただいたばかりにもかかわらず、重ねてのお願いとなり、誠に申し訳ございません。◯月◯日のお打ち合わせにつきまして、取引先の検収日程が動いたため、再度ご調整をお願いできませんでしょうか。今後は日程が確定してからご連絡するよう改めます。
注意
二度目は、理由に加えて今後どうするかを一言添えると、相手の不安が和らぎます。三度目にならないよう、確実に空いている日だけを候補に出します。
相手が新しい日程を返してくれたとき
ご調整いただき、誠にありがとうございます。それでは、◯月◯日(◯)◯時に御社へお伺いいたします。こちらの都合でご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
候補日がすべて合わなかったと返ってきたとき
ご確認いただき、ありがとうございます。こちらの候補が合わず、お手数をおかけしました。差し支えなければ、◯◯様のご都合のよい日時を二、三お知らせいただけますでしょうか。いただいた日程に合わせて調整いたします。
当日、会ったときの一言
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。先日はこちらの都合で日程を変えていただき、申し訳ございませんでした。
メールで謝っていても、会ったときに一言お礼とお詫びを口にすると、そこで区切りがつきます。打ち合わせの後のお礼メールにも「日程をご調整いただきありがとうございました」と入れておくと丁寧です。
理由の書き方:正直に、短く
理由は嘘をつかずに、相手が知らなくてよい細部を省くのが基本です。言い訳に聞こえるのは、理由が長いときと、お詫びより先に理由が来るときです。
| 実際の事情 | 避けたい書き方 | 伝え方の例 |
|---|---|---|
| 別の予定と重ねて入れてしまった | 「別件と重なっておりまして」だけで済ませる | 「こちらの日程管理が行き届かず、別の予定と重なってしまいました」 |
| 社内で急ぎの仕事が入った | 「バタバタしておりまして」 | 「社内で急ぎの対応が入ってしまったため」 |
| 体調不良 | 症状を詳しく書く | 「体調を崩してしまい」 |
| 上司や取引先の都合 | 「上の都合で」 | 「社内の責任者の予定が変わったため」 |
| 予定をうっかり忘れていた(当日の気づき) | 別の理由を作る | 電話で「こちらの確認不足で、大変申し訳ございません」と率直に謝る |
取引先や目上の相手には「リスケ」という言葉は使わず、「日程の変更」「日程の再調整」と書きます。言葉の意味と言い換えはリスケの意味と言い換えにまとめています。
送る前のチェックリスト
- 件名に「日程変更」と元の日付・用件が入っている
- 最初の段落でお詫びしていて、理由は一文に収まっている
- 候補日は曜日・時間帯つきで、自分が確実に空いている枠だけを出している
- 「ご都合のよい日をお知らせください」と、相手が選べる余地を残している
- オンラインならURL、対面なら場所が変わるかどうかを書いている
- 前日・当日の変更なら、先に電話した(つながらなければ留守番電話)
- 社内の同席者や、こちらが手配した会議室・オンライン会議の予定も直した
- 「リスケ」などの略語や、理由の言い訳めいた説明を書いていない
よくある失敗
| 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 候補日を一つだけ出す | 合わなければ往復が増え、相手の手間がさらに増える | 複数出し、相手の都合を聞く一言を添える |
| 前日の変更をメールだけで送る | 相手が読まないまま準備を進めてしまう | 電話を先にして、メールは記録として送る |
| 理由を長々と書く | 言い訳に読め、お詫びが薄まる | 理由は一文。細部は聞かれたら答える |
| 候補日に出した枠を別の予定で埋めてしまう | 相手が選んだのに使えず、二度目の変更になる | 返信が来るまで、その枠は仮押さえしておく |
| 変更後の予定表の招待を直さない | 古い日時で相手の予定表に残る | 招待した側が取り消して送り直す |
| 確定後にお礼を返さない | 決まったかどうか相手が分からない | 日時を書いて「ご調整ありがとうございます」と返す |
この記事の要点
- 日程変更のお詫びはお詫び→理由を一文→候補日を複数→相手の都合を優先。
- 前日・当日の変更はまず電話、メールで記録と候補日を残す。
- 謝り方の重さは直前かどうか・何度目かで変える。
- 候補日は確実に空いている枠だけを出し、返信まで仮押さえする。
- 二度目の変更は今後どうするかまで書き、変更後の日程は必ず守る。
FAQ
よくある質問
「【日程変更のお願い】◯月◯日(◯)お打ち合わせの件」のように、変更のお願いであることと元の日時を入れます。当日の変更なら「【お詫び】本日のお打ち合わせ日程変更のお願い」とします。
当日や前日の変更は、電話で先に伝えるのが基本です。相手がすでに移動していたり、準備を始めていたりするかもしれないためです。つながらない場合は、留守番電話とメールの両方を残してください。
「社内の急な案件対応のため」「体調を崩してしまい」のように一文で足ります。嘘の理由は書かず、細部を省きます。理由のあとにすぐお詫びと候補日を続けます。
二つか三つ出し、「いずれも難しい場合はご都合のよい日をお知らせください」と添えます。一つだけだと、合わなかったときにやり取りが増えます。
必要です。相手は前後の予定を組み直すことになるためです。「勝手なお願いで申し訳ございません」と一言添え、難しければ元の時間に合わせると伝えます。
取引先や目上の相手には避け、「日程の変更」「日程の再調整」と書きます。社内の親しい相手どうしのチャットなら、通じる職場もあります。
要ります。確定した日時を書いてお礼を返すと、相手も決まったと分かります。当日会ったときにも、日程を変えてもらったお礼を一言伝えます。