メール
お詫びメールの例文19選
件名・お客様・社内別の書き方
お詫びメールで相手が知りたいのは、何が起きたのかといつまでに、どうなるのかの二つです。お詫びの言葉をいくら重ねても、この二つが抜けていれば、相手はもう一度問い合わせることになります。このページでは、まずどの場面にも使える基本の型を示し、続けて件名つきの例文を19通、場面別に並べました。言い換え表と送信前のチェックリストも付けています。
結論
お詫びメールは①お詫び ②何が起きたか(事実) ③原因 ④これからの対応(期限つき) ⑤再発防止 ⑥結びのお詫びの順で書きます。件名は「【お詫び】◯◯の提出遅れについて」のように、何についてのお詫びかが件名だけで分かる形にします。相手に損害や大きな手間が生じたとき、相手が怒っているときは、メールの前に電話で一報を入れ、メールは経緯と対応を文字で残すために送ります。
まずはこれ:どの場面にも使える基本の型
件名:【お詫び】◯◯の◯◯について
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、◯◯の件で◯◯様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
【経緯】◯月◯日に、◯◯(何が起きたかを一、二文で)。
【原因】弊社の◯◯の確認が不十分でした。
【対応】◯月◯日(◯)◯時までに、◯◯いたします。
【今後】◯◯の段階で、◯◯が確認する手順に改めます。
お忙しいところお手数をおかけし、大変恐縮です。
重ねてお詫び申し上げます。
(署名)
| 順番 | 書くこと | 書き方のコツ |
|---|---|---|
| ①お詫び | 最初に謝る | 挨拶の直後に置く。前置きを長くしない |
| ②事実 | 何が起きたか | 日付と対象を入れて一、二文。推測は書かない |
| ③原因 | なぜ起きたか | 自分たちの側の原因として短く。分からなければ「確認中」と書く |
| ④対応 | いつまでに何をするか | 「早急に」ではなく日付と時刻で書く |
| ⑤再発防止 | 何を変えるか | 「気をつけます」ではなく手順や仕組みの変更を一つ |
| ⑥結び | 改めてお詫び | 「重ねてお詫び申し上げます」など。お礼を添える場面もある |
注意
原因がまだ分からないときは、③を「現在、原因を確認しております。◯日◯時までに改めてご報告いたします」に置き換えます。原因が分かるまで連絡を待つより、まず一報、続報の期限を約束するほうが相手は動きやすくなります。
件名の付け方(場面別の件名例)
件名は【お詫び】などの印+何についてかで作ります。「お詫び」だけの件名は、ほかのメールに埋もれます。
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 提出・納品の遅れ | 【お詫び】◯◯の納品遅れについて |
| 内容の誤り | 【訂正とお詫び】◯月◯日送付の◯◯について |
| 添付漏れ・添付違い | 【再送】◯◯の資料送付について(添付漏れのお詫び) |
| 請求の誤り | 【お詫び】◯月分ご請求書の金額訂正について |
| 誤送信 | 先ほどのメールの誤送信についてのお詫び |
| システム障害 | 【お詫び】◯月◯日に発生した◯◯の障害について |
| 返信の遅れ | Re:◯◯について(ご返信が遅くなり申し訳ございません) |
| 社内・上司 | ◯◯の件のご報告とお詫び |
相手から届いたメールへの返信でお詫びする場合は、件名の「Re:」を残したまま返すと、相手はやり取りの流れを追えます。新しい問題についてのお詫びなら、新しい件名で送ります。
お詫びの言葉の使い分けと言い換え
| 言い回し | 使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 申し訳ございません | 社外・お客様への基本 | 「申し訳ありません」より改まった言い方 |
| 大変申し訳ございません/誠に申し訳ございません | 相手に手間や損害が生じたとき | 一通の中で何度も重ねない |
| お詫び申し上げます | 書き出しや結びの改まった場面 | 「重ねてお詫び申し上げます」は結び用 |
| ご迷惑をおかけしました | 相手に手間をかけたとき | 何の迷惑かを前に具体的に書く |
| 失礼いたしました | 軽い行き違い・表記の誤り | 損害が出ている場面では軽く聞こえる |
| 申し訳ないです/すみません | 社内のごく親しい間柄 | 社外・上司へのメールでは使わない |
言い回しの詳しい違いは「申し訳ありません」と「申し訳ございません」、お詫びの言葉の使い分け、「ご迷惑をおかけしております」にまとめています。
言い訳に聞こえる書き方と、言い換え
| 避けたい書き方 | 相手にどう伝わるか | 言い換え |
|---|---|---|
| システムの都合で遅れました | 人ごとに聞こえる | 弊社の確認が不十分だったため、遅れが生じました |
| ご確認いただけていなかったようで | 相手のせいにしている | 弊社からのご案内が分かりにくく、申し訳ございません |
| 早急に対応いたします | いつになるか分からない | ◯月◯日(◯)◯時までにお送りいたします |
| 今後は気をつけます | 具体策がない | 今後は送付前に、担当者以外の者が◯◯を確認いたします |
| 担当者が不慣れで | 社内の事情を押し付けている | 弊社の体制が不十分でした |
| ご迷惑をおかけしたかもしれず | 謝る気がないように見える | ◯◯の件でご迷惑をおかけし、申し訳ございません |
社外へのお詫び例文(遅れ・誤り・ミス)
例文1:提出・納品が遅れたとき
件名:【お詫び】◯◯の提出遅れについて
株式会社◯◯
◯◯様
いつも大変お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日(◯)にお送りするお約束でした◯◯を、期日までにお送りできず、誠に申し訳ございません。
弊社内での最終確認に、想定以上の時間がかかってしまいました。
◯月◯日(◯)の正午までに、必ずお送りいたします。
今後は確認の工程を前倒しで組み、期日に余裕をもってお送りできるようにいたします。
ご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
例文2:期限に間に合わないと事前に分かったとき
件名:【ご相談とお詫び】◯◯の納期について
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日(◯)納品のお約束でした◯◯について、弊社の工程管理が不十分だったため、期日に間に合わない見込みとなりました。誠に申し訳ございません。
現時点では、◯月◯日(◯)の納品が可能です。
先に◯◯の部分だけでも期日どおりにお送りすることもできますので、ご都合をお聞かせいただけますでしょうか。
ご予定を組み直していただくことになり、大変恐縮です。何卒よろしくお願いいたします。
注意
遅れが分かった時点で知らせ、新しい期日と代わりの案を出すと、相手は自分の予定を組み直せます。期日を過ぎてから謝るより、相手の負担はずっと小さくなります。
例文3:送った資料・メールの内容に誤りがあったとき
件名:【訂正とお詫び】◯月◯日にお送りした◯◯について
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日にお送りした◯◯に誤りがございました。大変申し訳ございません。
(◯ページ)
誤:◯◯
正:◯◯
訂正した資料を添付いたしましたので、お手数ですが差し替えをお願いいたします。
今後は送付前に、作成者以外の者が数字と日付を確認いたします。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
例文4:ファイルを添付し忘れたとき
件名:【再送】◯◯資料の送付について(添付漏れのお詫び)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどお送りしたメールに、資料を添付しておりませんでした。失礼いたしました。
改めて、本メールに◯◯を添付いたします。
お手数をおかけいたしますが、ご確認をお願いいたします。
例文5:違うファイルを添付してしまったとき
件名:【差し替えのお願い】◯◯資料について
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯時◯分にお送りしたメールで、別の案件の資料を誤って添付しておりました。大変申し訳ございません。
お手数ですが、先ほどの添付ファイルは開かずに削除していただけますでしょうか。
正しい資料を本メールに添付いたしましたので、こちらをご確認ください。
今後は送信前に、ファイル名と中身を開いて確認いたします。
注意
違う添付に他社の情報や個人情報が含まれていた場合は、メールで済ませず、すぐ上司と社内の担当部署に報告します。下の「誤送信」の項も参照してください。
例文6:請求金額を誤っていたとき
件名:【お詫び】◯月分ご請求書の金額訂正について
株式会社◯◯
経理ご担当 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日にお送りした◯月分のご請求書に、金額の誤りがございました。誠に申し訳ございません。
誤:◯◯円
正:◯◯円
(◯◯の数量を誤って計上しておりました)
訂正したご請求書を添付いたします。お手数ですが、先にお送りしたものは破棄していただけますと幸いです。
すでにお手続きがお済みの場合は、差額の扱いについて改めてご相談させてください。
今後は請求書の発行前に、別の担当者が明細を照合いたします。
二重に請求してしまった場合の書き方は二重請求のお詫びにまとめています。
例文7:商品を誤って発送した・数量が違ったとき
件名:【お詫び】◯月◯日発送の商品について
◯◯様
株式会社△△の□□です。
◯月◯日にお送りした商品に誤りがあり、ご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ございません。
ご注文いただいた◯◯ではなく、◯◯をお送りしておりました。
正しい商品は、本日◯月◯日に発送いたしました。◯月◯日(◯)に届く予定です。
誤ってお送りした商品は、同封の返送用伝票でお送りいただけますでしょうか。送料は弊社で負担いたします。
今後は出荷前に、伝票と商品の照合を二重に行います。
誤配送の詳しい書き方は誤発送のお詫び、納期遅延は納期遅延のお詫びを参照してください。
例文8:相手の名前・社名を間違えたとき
件名:お名前の誤記についてのお詫び
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどお送りしたメールで、◯◯様のお名前を誤って記載しておりました。大変失礼いたしました。
今後このようなことのないよう、送信前に宛名を確認いたします。
本文の内容に変更はございません。引き続きよろしくお願いいたします。
例文9:返信が遅れたとき
件名:Re:◯◯について
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日にいただいたご連絡へのご返信が遅くなり、大変申し訳ございません。
お問い合わせの件について、以下のとおりご回答いたします。
(回答)
お待たせしてしまい、失礼いたしました。ほかにご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。
返信の遅れは、お詫びを一文にとどめてすぐ本題の回答に入るほうが相手の役に立ちます。詳しくは返信が遅れたときのお詫びへ。
例文10:打ち合わせに遅れた・失念したとき
件名:本日の打ち合わせについてのお詫び
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日◯時からのお打ち合わせに、私の予定管理の不備により参加できず、誠に申し訳ございません。
お時間を空けてお待ちいただいたにもかかわらず、大変失礼いたしました。
改めてお時間をいただけますでしょうか。以下の日時でご都合のよいものをお知らせください。
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
・◯月◯日(◯)◯時〜◯時
今後は前日に予定を確認し、二度とこのようなことのないようにいたします。
電話で先にお詫びしてから、このメールで日程を出し直すのが丁寧です。打ち合わせを失念したときのお詫びもあわせてどうぞ。
メールの送信ミスのお詫び例文
例文11:別の相手に誤送信してしまったとき(受け取った相手へ)
件名:先ほどのメールの誤送信についてのお詫び
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほど、「◯◯」という件名のメールを、誤って◯◯様にお送りしてしまいました。大変申し訳ございません。
お手数をおかけし恐縮ですが、該当のメールを開かずに削除していただけますでしょうか。
今後は、送信前に宛先を確認する手順を徹底いたします。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
Point
誤って送った内容に他の人の個人情報や取引の情報が含まれていた場合は、メールでのお詫びだけで済ませず、すぐに上司と社内の担当部署に報告してください。個人情報保護法第26条では、個人データの漏えい等のうち、個人の権利利益を害するおそれが大きいものとして個人情報保護委員会規則で定めるものが生じたとき、原則として委員会への報告と本人への通知を求めています。どの事態が当たるかは社内の担当部署が判断します。初動の考え方は個人情報が漏れたときの初動、一斉送信の誤りを防ぐ手順は一斉メールとBCC、詳しい文例は誤送信のお詫びにまとめています。
例文12:件名なし・書きかけのまま送ってしまったとき
件名:【再送】◯◯について
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどのメールは、書き終える前に送信ボタンを押してしまったものです。失礼いたしました。
お手数ですが、先のメールは破棄していただき、こちらをご確認ください。
(本来の本文)
例文13:同じメールを何度も送ってしまったとき
件名:重複送信のお詫び
◯◯様
株式会社△△の□□です。
先ほど、同じ内容のメールを重ねてお送りしてしまいました。お騒がせして申し訳ございません。
内容はいずれも同じですので、お手数ですが一通を残して削除していただけますと幸いです。
注意
軽い送信ミスは短く、一通で済ませます。お詫びを長く書くと、かえって相手の手間が増えます。
お客様へのお詫び例文
例文14:スタッフの対応に不手際があったとき
件名:◯月◯日の弊社スタッフの対応についてのお詫び(株式会社△△)
◯◯様
株式会社△△の□□でございます。
このたびは、◯月◯日に弊社スタッフがご案内した際、◯◯様に不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。
◯◯様からご連絡をいただき、当日の担当者に確認いたしましたところ、◯◯のご説明が不十分であったことが分かりました。
当該スタッフには直接指導を行い、同様のご案内の手順を全スタッフで見直しました。
貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
ご不明な点がございましたら、私□□(電話:◯◯)までご連絡ください。
重ねてお詫び申し上げます。
注意
お客様からの指摘で分かった場合は、知らせてくれたことへのお礼を一言入れます。窓口になる担当者の名前と連絡先を書いておくと、相手が次に誰に連絡すればよいかが分かります。詳しくは接客・対応の不手際のお詫びへ。
例文15:苦情を受けて、まだ原因が分からないとき(初動)
件名:お問い合わせの件について(株式会社△△)
◯◯様
株式会社△△の□□でございます。
このたびは、◯◯の件でご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
いただいた内容は担当部署に共有し、現在、事実関係を確認しております。
◯月◯日(◯)までに、確認の結果と今後の対応を改めてご連絡いたします。
お急ぎのご用件がございましたら、私□□(電話:◯◯)までお知らせください。
原因が分からない段階では、不便をかけたことへのお詫びと次の連絡の期日にとどめ、責任の所在を推測で書かないようにします。苦情への返信の詳しい組み立てはクレームへの返信メールにまとめています。
例文16:システム障害・サービスが使えなかったとき
件名:【お詫び】◯月◯日に発生した◯◯の障害について
◯◯をご利用の皆様
いつも◯◯をご利用いただき、ありがとうございます。
◯月◯日(◯)◯時◯分から◯時◯分まで、◯◯にログインできない障害が発生しておりました。ご利用の皆様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
【影響】この間、◯◯と◯◯がご利用いただけない状態でした。登録済みのデータは失われておりません。
【原因】◯◯の設定変更の不備によるものです。
【対応】◯時◯分に復旧し、現在は通常どおりご利用いただけます。
【今後】設定変更の前に、◯◯で動作を確認する手順を追加いたします。
ご不明な点は、◯◯(お問い合わせ窓口)までお寄せください。
障害のお詫びは、いつからいつまで・何が使えなかったか・データへの影響・今は使えるかの四点を最初に書きます。利用者が一番知りたいのは「自分の作業に影響があったか」です。
例文17:行き違いがあり、こちらにも非があるとき
件名:◯◯の件についてのお詫び
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯の件で、弊社のご説明が十分でなかったために、◯◯様にお手間をおかけしてしまいました。申し訳ございません。
◯月◯日のメールで「◯◯」とお伝えしておりましたが、◯◯であることを明記しておりませんでした。
改めて、正しい内容は以下のとおりです。
(正しい内容)
今後はご案内の際に、◯◯まで明記いたします。
原因が双方にある場合でも、相手の落ち度を指摘する文面にはしません。こちらが直すべきだった点に絞って謝り、正しい内容を示します。どこまでを自社の責任として謝るかは、送る前に上司と相談してください。
社内・上司へのお詫び例文
例文18:上司へのミスの報告とお詫び
件名:◯◯の件のご報告とお詫び
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
◯◯の件で、私の確認不足により、取引先の◯◯様にご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございません。
経緯:◯月◯日に送付した◯◯に、◯◯の誤りがありました。
対応:本日、◯◯様にお電話でお詫びし、修正した資料をお送りしました。
先方の反応:◯◯
今後:送付前に◯◯さんにも確認してもらう手順に変えます。
ご心配をおかけし、申し訳ございません。追加で対応が必要な点があれば、ご指示ください。
上司へのお詫びは、報告を兼ねて「経緯・対応・先方の反応・今後」を箇条書きにします。悪い知らせほど早く、口頭で先に伝え、記録としてメールを送る順番でも構いません。詳しくはミスを上司に報告するときへ。
例文19:関係部署・チームに迷惑をかけたとき
件名:◯◯の締切遅れについてのお詫び
◯◯部の皆様
お疲れさまです。◯◯部の□□です。
◯◯のデータ提出が私の段取りの誤りで◯日遅れ、皆様の作業日程を詰めることになってしまいました。申し訳ございません。
残りの◯◯は、◯月◯日(◯)◯時までにお送りします。
次回からは、提出日の◯日前に途中経過を共有します。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
注意
社内向けは「お世話になっております」ではなく「お疲れさまです」で始め、社外向けほど改まった言い回しは要りません。ただし経緯・対応・今後の三点は社外と同じように書きます。
メール・電話・訪問の使い分け
| 状況 | 連絡の手段 | メールの役割 |
|---|---|---|
| 添付漏れ・表記の誤りなど軽い行き違い | メールのみ | お詫びと正しい内容を一通で |
| 期日の遅れ、内容の誤りで相手に手間が生じた | メール(急ぐなら電話も) | 経緯と新しい期日を文字で残す |
| 相手に損害が出た・相手が怒っている | 先に電話、そのあとメール | 電話で話した内容と対応を確認する |
| 重大な損害・繰り返しのミス | 上司と相談のうえ訪問も検討 | 訪問の日程調整と、経緯の記録 |
| 個人情報を含む誤送信 | すぐ社内の担当部署へ報告 | 社内の判断に沿って、相手への連絡文を送る |
電話でのお詫びの進め方はお詫びの電話のかけ方、書面で改めてお詫びする場合はお詫び状の書き方、経緯を正式に報告する場合は顛末書の書き方を参照してください。
お詫びメールでよくある失敗
- お詫びの前に事情の説明が続く:読み手には言い訳に見えます。謝る一文を先に置きます。
- 対応の期限が書いていない:「早急に」「改めて」では、相手は予定を立てられません。
- 再発防止が「気をつけます」だけ:何をどう変えるかを一つ、手順として書きます。
- お詫びの言葉を何度も繰り返す:冒頭と結びの二回で足ります。間は事実と対応に使います。
- 推測で原因を書く:あとで違っていたら二度目のお詫びになります。分からないことは「確認中」と書きます。
- お詫びメールの中で別のお願いをする:新しい依頼は、問題が片づいてから別のメールで送ります。
- 担当者一人の判断で補償を約束する:値引きや返金に触れるときは、送る前に上司に確認します。
送る前のチェックリスト
- 件名だけで何についてのお詫びか分かるか
- 挨拶の直後にお詫びの一文があるか
- 何が起きたかを日付と対象を入れて書いたか(推測が混ざっていないか)
- 原因を自分たちの側の原因として書いたか。相手のせいに読める表現はないか
- 対応を日付・時刻つきで書いたか
- 再発防止が手順や仕組みの変更になっているか
- 相手の会社名・氏名に誤りがないか、宛先・CCは正しいか
- 訂正版・正しい添付ファイルは付いているか
- 補償や今後の取引に関わる内容は上司の確認を取ったか
お詫びのあとにすること
- 01
約束した期日を守る
メールに書いた期日・時刻までに対応を終え、終わったことを短く知らせる。遅れそうなら期日の前に連絡する。
- 02
社内に共有する
経緯と対応を上司・関係者に共有し、同じ相手とやり取りする人が状況を知っている状態にする。
- 03
再発防止を実行する
メールに書いた手順の変更を実際に始める。書いただけで終わると、次に同じことが起きたときの信頼の損ない方が大きくなる。
- 04
相手から返信が来たら
お詫びへの返信には、お礼と、対応が済んだかの確認を短く返す。返し方はお詫びメールへの返信を参照。
この記事の要点
- お詫びメールはお詫び→事実→原因→対応(期限つき)→再発防止→結びの順。
- 件名に【お詫び】【訂正とお詫び】などの印と、何についてかを入れる。
- 原因は短く、自分たちの側の原因として書く。分からなければ「確認中」と書き、続報の期日を約束する。
- 「早急に」「気をつけます」ではなく、日付と、手順の変更で書く。
- 損害が出ている・相手が怒っているときはメールの前に電話。個人情報の誤送信はすぐ社内に報告する。
FAQ
よくある質問
「【お詫び】◯◯の提出遅れについて」「◯◯の記載誤りについてのお詫び」のように、印と、何についてのお詫びかを入れます。訂正を伴う場合は「【訂正とお詫び】」、送り直す場合は「【再送】」とすると、相手は差し替えが必要だとすぐに分かります。
ミスに気づいた時点で、できるだけ早く送ります。原因や対応がまだ決まっていなくても、「ご迷惑をおかけしていること」「現在確認中であること」「いつまでに改めて連絡するか」を先に伝え、詳しい報告はあとから送ります。
軽い行き違いならメールで構いません。相手に損害や大きな手間が生じた場合、相手が怒っている場合は、先に電話でお詫びし、そのあとメールで経緯と対応を文字に残します。直接伺うかどうかは、上司と相談して決めます。
推測で原因を書かず、「現在、原因を確認しております。◯月◯日までに改めてご報告いたします」と書きます。不便をかけていることへのお詫びと、次の連絡の期日を必ず入れます。
「重ねてお詫び申し上げます」「改めまして、このたびは大変申し訳ございませんでした」で結びます。お客様からの指摘で分かった場合は、「ご連絡をいただき、ありがとうございました」とお礼を添えてから結ぶと、丁寧な印象になります。締めの言い回しはメールの締めの言葉にもまとめています。
お詫びの言葉は冒頭と結びの二回で十分です。何度も重ねると、肝心の事実と対応が読みにくくなります。また、責任の範囲がはっきりしないうちに「すべて弊社の責任です」と書くと、あとで補償の話になったときに困ることがあります。範囲が分からないときは上司に相談します。
「私の確認不足により、◯◯に誤りがございました。大変申し訳ございません」と原因を短く認め、続けて正しい内容と、今後どう確認するかを書きます。具体的な再発防止の手順を一つ書くと、相手は安心できます。
普段からチャットでやり取りしている相手への軽いお詫びなら、チャットでも構いません。相手に手間や損害が生じた場合や、記録を残すべき内容は、メールで改めて経緯と対応を送ります。
構成は日本語と同じで、お詫び・事実・対応・再発防止の順に書きます。英語の文例は英語のお詫びメールにまとめています。