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敬語

「お世話になっております」の意味と使い方
返し方とメール例文

「お世話になっております」は、取引やお付き合いが続いている相手に、日ごろの関わりへの感謝を込めて最初に置くあいさつです。取引先・お客様・協力会社など社外の相手に、メールでも電話でも使えます。そのまま使える一文は「いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。」。社内の人には「お疲れさまです」、まだやり取りのない相手には「突然のご連絡失礼いたします」のほうが合います。書き出し全体の組み立てはメールの書き出し 例文にまとめているので、このページではこの一言そのものの意味、似た言い方との違い、返し方、場面別の例文を並べました。

更新: 2026-11-01読了:約6分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「世話になる」は人から助けや面倒を受けるという意味で、それを丁寧に言い、「〜ている」を「〜ておる」にした「お世話になっております」は、今も続いている関わりへのお礼を表すあいさつです。実際に何かをしてもらったかどうかより、付き合いが続いていることへの感謝を示す決まり文句として、ビジネスメールや電話の最初に使われます。

「お世話になっております」の意味

もとの「世話になる」は、人に助けてもらう、面倒を見てもらうという意味です。ビジネスでは、そこから意味が広がり、「いつも取引をしていただいている」「やり取りをさせてもらっている」ことへの感謝を込めたあいさつとして定着しています。

「おります」は「いる」をへりくだって丁寧にした言い方で、関わりが今も続いていることを表します。このため、一度きりの相手や、まだ関わりのない相手に使うと、状況と少しずれて聞こえることがあります。

Point

「お世話になっております」は、続いている関係へのあいさつ。これから始まる相手には「お世話になります」、終わった関係を振り返るときは「お世話になりました」と、時制で使い分けます。

使える場面・使わないほうがよい場面

場面「お世話になっております」代わりに使う言葉
取引のある社外の相手へのメール使える―
取引先からの電話に出る・電話をかける使える―
相手のメールに返信する使える―
相手の会社とは取引があり、担当者とは初めて使える―
まったく取引のない相手に初めて連絡する合わない突然のご連絡失礼いたします
社内の上司・同僚通じるが、よそよそしく聞こえることがあるお疲れさまです
グループ会社・出向先など社内に近い相手会社の慣習による周りの人の書き方に合わせる
しばらく連絡していない相手使えるが、ひと言足りないご無沙汰しております

注意

相手の会社と自社との間に取引があれば、担当者同士が初めてでも「お世話になっております」を使うことがあります。会社として関わりが続いているからです。しばらく間が空いた相手には「ご無沙汰しております」の使い方を参考にしてください。

「お世話になります」「お世話になりました」との違い

言い方表す時間使いやすい場面
お世話になっております今も続いている関わり取引中の相手へのメール・電話
お世話になりますこれから始まる関わり・その場限りの関わり初めての打ち合わせの前、受付で名乗るとき、問い合わせの電話
お世話になりました終わった関わりプロジェクトの完了、異動・退職のあいさつ
その節はお世話になりました以前の関わり久しぶりに連絡する相手

「お世話になります」は、これからよろしくお願いしますという気持ちを含んだ言い方です。訪問先の受付で「本日◯時にお約束をいただいております、株式会社△△の□□です。お世話になります」と言うように、その場で始まる関わりにも使えます。

言い換え一覧(丁寧さの段階つき)

言い方丁寧さ使いやすい場面
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます最も改まった言い方お知らせ文・挨拶状・お詫び状
平素より大変お世話になっております改まった言い方役職の高い相手、大事な用件
いつも大変お世話になっております丁寧継続して取引のある相手
いつもお世話になっております丁寧社外へのメールの基本
お世話になっております丁寧(簡潔)やり取りが続いているとき、返信
お世話になります丁寧(やや軽め)これから関わりが始まる相手

「平素より」は「ふだんから」を改まって言う言葉です。ふだんのメールに毎回使うと硬く感じられるので、お知らせやお詫びなど、文面全体が改まっているときに使うと釣り合います。

場面別のメール例文

取引先に用件を伝える(基本の形)

件名:◯◯の納品日についてのご相談

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯の納品日について、ご相談したくご連絡いたしました。
当初◯月◯日とお伝えしておりましたが、◯月◯日に変更させていただけますでしょうか。

相手のメールに返信する

件名:Re: ◯◯のお見積りについて

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
お見積りをお送りいただき、ありがとうございます。
内容を確認のうえ、◯月◯日までにお返事いたします。

相手の会社とは取引があり、担当者とは初めてのとき

件名:◯◯ご担当者変更のごあいさつ

株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□と申します。
このたび、前任の◯◯に代わり、貴社の◯◯を担当することになりました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

お知らせやお詫びなど改まった文面

件名:【お知らせ】年末年始の営業日について

お取引先各位

平素より大変お世話になっております。株式会社△△でございます。
年末年始の営業日につきまして、下記のとおりお知らせいたします。

同じ日に何度もやり取りしているとき

◯◯様

□□です。度々失礼いたします。
先ほどの資料に、◯◯の表を追加いたしました。

注意

同じ日のうちに何往復もしているときは、毎回「お世話になっております」から始めなくても失礼にはなりにくいです。名乗りと「度々失礼いたします」で十分な場面が多いです。ただ、相手が毎回書いてくる場合は、それに合わせておくと無難です。

電話をかけるとき・受けるとき

(かけるとき)
お世話になっております。株式会社△△の□□と申します。◯◯部の◯◯様はいらっしゃいますでしょうか。

(受けるとき)
はい、株式会社△△でございます。
――株式会社◯◯の◯◯です。
いつもお世話になっております。

よくある間違い

書きがちな言い方気になる点直し方
(取引のない相手に)お世話になっておりますまだ関わりがないので状況とずれる突然のご連絡失礼いたします/初めてご連絡いたします
(社内の上司に)お世話になっております通じるが、社外向けの言葉なのでよそよそしいと感じる人もいるお疲れさまです
お世話になっております。お世話になっております。(CCの全員に一人ずつ)くどくなる宛名を並べたあと、あいさつは一度だけ
お世話様です目上の人には軽く聞こえると受け取る人もいるお世話になっております
平素より大変お世話になっております(毎回の短い連絡で)硬すぎて用件とつり合わないお世話になっております

宛名が複数になるときの書き方はメールの宛名が複数のときにまとめています。

「お世話になっております」と言われたときの返し方

メールでも電話でも、相手が先に言ったときは「こちらこそ、お世話になっております」と返すのが基本です。そのあとすぐに用件に入って構いません。

◯◯様

こちらこそ、いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
お問い合わせの◯◯について、以下のとおりご回答いたします。

電話では「こちらこそ、お世話になっております」と短く返し、相手の名乗りを聞き取れなかったときは「恐れ入りますが、もう一度お名前を伺えますでしょうか」と確かめます。

この記事の要点

  • 「お世話になっております」は関わりが続いている相手へのあいさつ。
  • 社外の相手に使い、社内は「お疲れさまです」。
  • まだ関わりのない相手には「突然のご連絡失礼いたします」。
  • これから始まる相手は「お世話になります」、終わった関係は「お世話になりました」。
  • 言われたら「こちらこそ、お世話になっております」と返す。

FAQ

よくある質問

01「お世話になっております」は社内の人に使えますか?

通じますが、社外向けのあいさつなので、社内ではよそよそしく聞こえることがあります。社内のメールは「お疲れさまです」で始めるのが一般的です。グループ会社などは会社の慣習に合わせてください。

02「お世話になります」と「お世話になっております」はどう違いますか?

「お世話になっております」は今も続いている関わりへのあいさつで、「お世話になります」はこれから始まる関わりやその場限りの関わりに使います。初めて訪問する会社の受付では「お世話になります」が自然です。

03初めての相手に「お世話になっております」を使ってもよいですか?

まだ関わりのない相手なら「突然のご連絡失礼いたします」「初めてご連絡いたします」が合います。相手の会社と自社の間に取引がある場合は、担当者が初めてでも「お世話になっております」を使うことがあります。

04同じ相手と何度もメールするとき、毎回書く必要はありますか?

同じ日に何往復もしているときは、名乗りと「度々失礼いたします」程度で済ませても失礼にはなりにくいです。日をまたいだ最初のメールや、相手が毎回書いてくる場合は、入れておくと無難です。

05「お世話になっております」と言われたら何と返しますか?

「こちらこそ、お世話になっております」と返し、そのまま用件に入ります。

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