結論
式典のアナウンスは①開式前の諸注意 ②開式直前の着席のお願い ③休憩に入るとき ④再開前 ⑤閉式後の案内の五つの場面に分けて用意します。どの場面も「お願い」と「理由」を一つずつにすると、短く伝わります。
開式前の諸注意
ご来場の皆さまにご案内申し上げます。本日は◯◯にご来場いただき、誠にありがとうございます。式典の開始に先立ちまして、いくつかお願いを申し上げます。携帯電話など音の出る機器は、電源をお切りいただくか、マナーモードに設定していただきますようお願いいたします。会場内での写真撮影・録音・録画は、◯◯(ご遠慮ください/指定の場所でお願いいたします)。非常口は、会場の後方と右手の◯か所にございます。お手洗いは、会場を出て左手にございます。皆さまのご協力をお願い申し上げます。
途中で退席される方へのお願い
式典の途中で退席される方は、恐れ入りますが、挨拶の切れ目などにお静かにご退席くださいますようお願いいたします。
注意
撮影・録音をどこまで認めるかは主催者が決め、案内状にも書いておきます。参加者が撮った写真をSNSに載せる場合の考え方はイベント写真のSNS掲載にまとめています。
開式直前の着席のお願い
皆さまにご案内申し上げます。まもなく開式いたします。お席にお着きくださいますようお願いいたします。
(数分後)大変お待たせいたしました。ただいまより、◯◯株式会社 創立◯周年記念式典を挙行いたします。
開式の宣言からあとの言い方は開会の言葉・開会の挨拶を参照してください。開式前の案内は、開式の少し前と直前の二回に分けると、ロビーにいる人も間に合います。
休憩に入るとき・再開前
休憩に入るアナウンス
以上で第一部を終了いたします。ここで休憩とさせていただきます。第二部は◯時◯分から開始いたします。開始時刻までにお席にお戻りくださいますようお願いいたします。お手洗いは会場を出て左手、喫煙所は◯◯にございます。
Point
休憩の長さより、再開の時刻を伝えるほうが迷いません。「◯分間の休憩」と言うと、いつ戻ればよいかを各自で計算することになります。会場の時計と司会の時計を合わせておくことも大切です。
再開前のアナウンス
皆さまにご案内申し上げます。まもなく第二部を開始いたします。お席にお戻りくださいますようお願いいたします。
スクリーンに再開時刻や残り時間を出したい場合は、大画面タイマーが使えます。
閉式後の案内
以上をもちまして、◯◯を閉式いたします。皆さま、誠にありがとうございました。ご来賓の皆さまがご退場になりますので、恐れ入りますが、そのままお席でお待ちください。(来賓の退場後)お待たせいたしました。皆さまもご退場ください。お忘れ物のないよう、お手元をご確認ください。
記念撮影がある場合
この後、ご来賓の皆さまと記念撮影を行います。ご来賓の皆さまは、係の者がご案内いたしますので、そのままお席でお待ちください。
懇親会・祝賀会へ移る場合
この後、◯時◯分より、◯階 ◯◯の間にて祝賀会を開催いたします。ご出席の皆さまは、係の者の案内に従ってお移りください。
アナウンス表の作り方
アナウンスは台本の中に散らばると読み漏れます。読む時刻・場面・文面・合図を出す人を一枚の表にまとめ、台本と一緒に持っておきます。
| 読む時刻 | 場面 | 文面の要点 | 合図 |
|---|---|---|---|
| 開式の少し前 | 開式前の諸注意 | 携帯電話・撮影・非常口・お手洗い | 司会が時計を見て |
| 開式直前 | 着席のお願い | まもなく開式 | 舞台監督・進行担当 |
| 第一部の終わり | 休憩に入る | 再開の時刻・お手洗い・喫煙所 | 司会 |
| 再開の少し前 | 再開前 | お席へお戻りください | 司会が時計を見て |
| 閉式の直後 | 閉式後の案内 | 来賓の退場・忘れ物・次の会場 | 司会 |
- 撮影・録音の扱いを主催者が決めたか
- 非常口・お手洗い・喫煙所の場所を下見で確かめたか
- 再開時刻を会場の時計で言えるか
- 来賓の退場の合図を誰が出すか
- 懇親会の会場名と開始時刻
- 会場の掲示と案内の文言がそろっているか
この記事の要点
- 場面は開式前・開式直前・休憩・再開前・閉式後の五つ。
- 開式前の諸注意は携帯電話・撮影・非常口・お手洗い・途中退席。
- 休憩は長さではなく再開の時刻を伝える。
- 閉式後は来賓の退場→一般の退場→次の会場の順に案内する形が多い(式によって違う)。
- アナウンスは読む時刻と合図を書いた一枚の表にまとめる。
FAQ
よくある質問
「式典の開始に先立ちまして、いくつかお願いを申し上げます。携帯電話など音の出る機器は、電源をお切りいただくか、マナーモードに設定していただきますようお願いいたします」に、撮影・録音の扱い、非常口とお手洗いの場所を続けます。
「ここで休憩とさせていただきます。第二部は◯時◯分から開始いたします。開始時刻までにお席にお戻りくださいますようお願いいたします」のように、休憩の長さではなく再開の時刻を伝えると、参加者が迷いません。
「式典の途中で退席される方は、恐れ入りますが、挨拶の切れ目などにお静かにご退席くださいますようお願いいたします」と開式前の諸注意の中で伝えます。
閉式の言葉の後、来賓の退場を待っていただくお願い、一般の参列者の退場、忘れ物の確認、記念撮影や懇親会がある場合はその場所と時刻を伝えます。