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挨拶

開式の辞 例文
閉式の辞と対で。入社式・竣工式・表彰式・周年式典ほか

開式の辞は「ただいまより、◯◯式を挙行いたします」の一文で足ります。閉式の辞は「以上をもちまして、◯◯式を閉式いたします」。長さはそれぞれ十数秒です。そのまま読める基本形は次の二つです。

開式の辞:「ただいまより、◯◯年度 株式会社◯◯ 入社式を挙行いたします。」
閉式の辞:「以上をもちまして、◯◯年度 株式会社◯◯ 入社式を閉式いたします。」

このページでは、穴埋めテンプレートと、入社式・内定式・竣工式・起工式・表彰式・周年式典・就任披露・学校の式・お別れの会の例文を開式と閉式の対で載せています。起立・礼の号令の入れ方、司会が読む場合と役員が読む場合の違い、よくある失敗もまとめました。会議や総会の始まりの言葉は開会の言葉・開会の挨拶 例文、会合の終わりの言葉は閉会の言葉・閉会の挨拶 例文にあります。

更新: 2026-11-01読了:約9分PRODUCER AGENT 編集部

結論

開式の辞(かいしきのじ)は式典の開始を、閉式の辞(へいしきのじ)は式典の終わりを告げる言葉で、式次第では最初と最後の項目に置かれます。「開式の言葉」「閉式の言葉」と書く式次第もあり、中身は同じです。式典でも「開会の辞」「閉会の辞」と書く例があり、表記は主催者の慣例によって違います。

すぐ使える基本形と穴埋めテンプレート

式の名前を入れ替えるだけで使える形です。式の名前は案内状・式次第と同じ正式名称にします。

言い方開式の辞閉式の辞向く場面
改まった形ただいまより、◯◯式を挙行いたします以上をもちまして、◯◯式を閉式いたします周年式典・竣工式・入社式など来賓のいる式
標準の形ただいまより、◯◯式を開式いたします以上をもちまして、◯◯式を閉式いたします社内表彰式・内定式など社内中心の式
やわらかい形これより、◯◯式を始めますこれをもちまして、◯◯式を終わります学校・地域・社内の小さな式

号令と案内まで入れた、司会台本用の穴埋めテンプレートです。不要な行は消して使います。

【開式】
(司会)皆さま、お待たせいたしました。定刻となりましたので、ただいまより、[年度・回][主催者名][式の正式名称]を挙行いたします。
(ト書き:起立の号令を入れる場合)一同、ご起立ください。――礼。――ご着席ください。
(司会)本日の司会を務めます、[部署]の[氏名]です。どうぞよろしくお願いいたします。

【閉式】
(司会)以上をもちまして、[年度・回][主催者名][式の正式名称]を閉式いたします。(一同、ご起立ください。――礼。)
本日は、誠にありがとうございました。[このあとの案内:記念撮影・祝賀会会場・退場の順番]

Point

開式で「挙行いたします」「開式いたします」と言ったら、閉式は「閉式いたします」。始めと終わりの言葉を対にすると台本が揃います。式次第の項目名も「開式の辞」と「閉式の辞」、または「開式の言葉」と「閉式の言葉」のように揃えます。

式次第の中での位置と、話す順番

企業の式典では、開式の辞と閉式の辞が式次第の両端に置かれます。間に入る項目は式ごとに違うので、下は一例です。

順番項目話す人の例
①開式の辞司会、または役員(副社長・式典委員長など)
②式辞・主催者挨拶社長
③来賓祝辞・祝電披露(ある場合)来賓/司会
④式の中心となる項目辞令交付、表彰、神事、記念品贈呈など
⑤謝辞・答辞(ある場合)受賞者代表・新入社員代表など
⑥閉式の辞司会、または役員
項目役割長さの目安中身
開式の辞・閉式の辞式の始まり・終わりを告げる十数秒一文+必要なら号令と案内
式辞主催者の代表が式の趣旨や思いを述べる数分お礼、式の目的、今後への思い
開会の挨拶会合や懇親会の冒頭で、お礼と会の目的を述べる1分前後お礼、会の目的、楽しんでほしいというひと言

開式の辞は短い宣言で、社長などが趣旨を述べる「式辞」とは別の項目です。懇親会や忘年会の冒頭で述べる「開会の挨拶」とも役割が違います。式辞や祝辞の組み立ては祝辞・謝辞の書き方と例文、式次第全体の組み方は式次第の作り方を参照してください。

式典別の例文(開式と閉式の対)

入社式(司会が読む)

開式:皆さま、お待たせいたしました。定刻となりましたので、ただいまより、◯◯年度 株式会社◯◯ 入社式を挙行いたします。一同、ご起立ください。礼。ご着席ください。

閉式:以上をもちまして、◯◯年度 株式会社◯◯ 入社式を閉式いたします。新入社員の皆さんは、係の案内に従って、このまま会場にお残りください。

注意

社長や新入社員代表の挨拶は入社式の挨拶 例文にあります。

内定式(人事担当の司会が読む)

開式:内定者の皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。ただいまより、株式会社◯◯ ◯◯年度入社 内定式を開式いたします。

閉式:以上をもちまして、株式会社◯◯ 内定式を閉式いたします。このあと、隣の会議室で懇親会を行います。荷物はそのままで結構ですので、係の案内に従ってご移動ください。

注意

内定式の進め方は内定式の進め方、社長や内定者代表の挨拶は内定式の挨拶 例文にあります。

竣工式(施主側の司会が読む)

開式:皆さま、本日はご多用のところ、◯◯ビル竣工式にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。ただいまより、◯◯ビル竣工式を挙行いたします。

閉式:以上をもちまして、◯◯ビル竣工式を閉式いたします。ご臨席いただきました皆さま、誠にありがとうございました。引き続き、◯階にて祝賀会を催しますので、係の案内に従ってご移動ください。

神事を伴う式では、神事の部分を神職が進め、その前後を施主側の司会が進めるなど、分担が式によって違います。開式・閉式を誰が告げるかは、神社や施工会社と事前に確認してください。流れは落成式・竣工式とは、挨拶は竣工式の挨拶 例文にあります。

起工式(施主側の司会が読む)

開式:ただいまより、(仮称)◯◯工場新築工事 起工式を挙行いたします。皆さま、ご起立をお願いいたします。

閉式:以上をもちまして、(仮称)◯◯工場新築工事 起工式を閉式いたします。お帰りの際は、足元にお気をつけください。

注意

神事を伴う場合は、開式・閉式を神職が告げることもあるので、竣工式と同じく神社や施工会社と事前に確認します。起工式の流れは起工式・地鎮祭の進め方にあります。屋外の式は、閉式のあとの足元や駐車場の案内まで台本に入れておきます。

社内表彰式(司会が読む)

開式:ただいまより、◯◯年度 社長賞表彰式を開式いたします。本日の司会を務めます、総務部の◯◯です。どうぞよろしくお願いいたします。

閉式:以上をもちまして、◯◯年度 社長賞表彰式を閉式いたします。受賞された皆さん、おめでとうございます。受賞者の皆さんは記念撮影がございますので、前方にお集まりください。

注意

進行全体は表彰式の式次第・司会台本、挨拶は表彰式の挨拶 例文にあります。

周年記念式典(役員が登壇して読む)

開式:(司会)開式の辞。副社長 ◯◯よりお願いいたします。
(副社長)ただいまより、株式会社◯◯ 創立◯周年記念式典を挙行いたします。

閉式:(司会)閉式の辞。専務取締役 ◯◯よりお願いいたします。
(専務)以上をもちまして、株式会社◯◯ 創立◯周年記念式典を閉式いたします。本日は、誠にありがとうございました。

役員が読む場合も中身は一文です。登壇したら一礼し、読み終えたら一礼して降壇する形がよく見られます。社外の来賓がいる場では、司会は自社の役員に「さん」「様」を付けずに紹介します。社長の挨拶は周年の挨拶にあります。

社長就任披露・就任式(司会が読む)

開式:皆さま、本日はご多用のところお越しいただき、誠にありがとうございます。ただいまより、株式会社◯◯ 代表取締役社長 就任披露式を挙行いたします。

閉式:以上をもちまして、代表取締役社長 就任披露式を閉式いたします。引き続き、ささやかではございますが、懇親の席をご用意しております。どうぞごゆっくりお過ごしください。

注意

新社長の挨拶は就任の挨拶 例文、披露パーティーの挨拶は就任披露パーティーの挨拶にあります。

学校・地域・団体の式(教職員や役員が読む)

開式(卒業式など):ただいまより、◯◯年度 ◯◯市立◯◯小学校 卒業証書授与式を挙行いたします。

閉式:以上をもちまして、◯◯年度 卒業証書授与式を閉式いたします。卒業生が退場いたします。拍手でお送りください。

開式(自治会・団体の周年式典):これより、◯◯町内会 創立◯周年記念式典を始めます。皆さま、ご起立ください。礼。ご着席ください。
閉式:これをもちまして、◯◯町内会 創立◯周年記念式典を終わります。ご参列の皆さま、ありがとうございました。

学校の式で誰が開式の辞を述べるかは、学校ごとに決まっています。前年の式次第と台本を引き継いで確認するのが確実です。

お別れの会・社葬(司会が読む)

開式:ただいまより、株式会社◯◯ 元代表取締役会長 故 ◯◯◯◯ お別れの会を執り行います。

閉式:以上をもちまして、故 ◯◯◯◯ お別れの会を閉式いたします。本日はご参列いただき、誠にありがとうございました。

弔事では「挙行」より「執り行います」「開式いたします」が使われます。祝いの言葉や「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は、気にする人がいるので入れません。社葬での挨拶は社葬の挨拶 例文にあります。

よくある失敗と直し方

よくある失敗起きること直し方
開式の辞の中でお礼や趣旨を長く述べる直後の式辞と内容が重なり、式辞が言いにくくなる開式の辞は一文。趣旨は式辞に任せる
式の名前を略す・言い間違える(「周年式」など)案内状や看板と違い、来賓に不正確な印象を与える式次第の正式名称を台本にそのまま書き、読み上げる
式次第は「開式の辞」なのに「開会いたします」と言う誤りではないが、閉式の言葉と揃わず台本がちぐはぐになる「開式いたします」「挙行いたします」と揃える
閉式の辞を「これで終わります」で済ませる(来賓のいる式で)式典の締めとしてはくだけた響きになる「以上をもちまして、◯◯式を閉式いたします」
「開式させていただきます」と言う許可を得る相手がいない場面では、回りくどく聞こえる「開式いたします」で十分に丁寧
起立の号令のあと、着席の号令を忘れる参列者が立ったまま次の項目に進む台本に「礼」「ご着席ください」までト書きで書く
閉式のあとの案内がない参列者が動けず、来賓の退場や記念撮影が遅れる閉式の辞の直後に、次の動きを一言で案内する
竣工式で「火」「燃える」「倒れる」「崩れる」「傾く」などを使う新築や建物の行事では、縁起を気にする人がいる言い換える。迷ったら施主側に確認する

忌み言葉を気にするかどうかは、地域や宗教、施主の考え方によって違います。全員が気にするわけではありませんが、開式・閉式の辞は短いので、迷う言葉は入れないのが無難です。

当日までに確認すること(チェックリスト)

  • 誰が読むか(司会か、役員か)を式次第に書いた
  • 式の正式名称(年度・回・主催者名)を案内状と照らし合わせた
  • 開式と閉式の言葉を対にした(挙行・開式/閉式)
  • 起立・礼の号令を入れるか、誰が号令をかけるかを決めた
  • 来賓の入場が終わってから開式する段取りにした
  • 閉式の前に来賓の退場を先にするか、閉式のあとにするかを決めた
  • 開式の時刻を守る。遅れる来賓がいる場合の待ち方は、主催者が決めておく
  • 閉式のあとの案内(記念撮影・祝賀会への移動・退場の順番)を一言用意した
  • 原稿を声に出して読み、十数秒に収まるかを測った
  1. 01

    前週:台本に書く

    式次第の正式名称、号令、案内の文言を台本に入れ、読む人に渡す。

  2. 02

    前日:リハーサル

    登壇の位置、礼のタイミング、マイクの高さを式場の担当者と確かめる。

  3. 03

    当日:開式前

    来賓の着席と時刻を確認し、司会と読む人が目で合図できる位置に立つ。

  4. 04

    当日:閉式後

    来賓の退場や記念撮影の案内を続け、次の会場への移動を促す。

国旗・社旗の扱いや礼の仕方は会社や式場で違うので、リハーサルで式場の担当者と確認してください。服装は式典・表彰式の服装、作法は式典の作法、開始前の諸注意や閉式後のアナウンスは式典のアナウンス 例文、司会台本全体はイベント司会台本の例文にあります。

この記事の要点

  • 開式の辞は「ただいまより、◯◯式を挙行いたします(開式いたします)」の一文。
  • 閉式の辞は「以上をもちまして、◯◯式を閉式いたします」の一文。開式と言葉を対にする。
  • 式の名前は案内状・式次第と同じ正式名称で読む。
  • 司会が読む式と、役員が登壇して読む式がある。誰が読むか、号令を入れるかは式次第と台本に書く。
  • お礼や趣旨は式辞に任せる。閉式のあとは次の動きを一言で案内する。

FAQ

よくある質問

01開式の辞の読み方は?

「かいしきのじ」と読みます。閉式の辞は「へいしきのじ」です。

02開式の辞は誰が言うのですか?

司会がそのまま読む式と、副社長や式典の委員長などの役員が登壇して読む式があります。決まりはないので、式次第で誰が読むかを決め、司会台本にも書いておきます。

03開式の辞と開会の辞は違いますか?

役割は同じで、始まりを告げる言葉です。式典では「開式の辞」、会議や大会では「開会の辞」と書く例が多く見られますが、式典でも「開会の辞」と書く主催者があります。閉じるほうの言葉と揃えておけば、どちらでもかまいません。

04「挙行いたします」と「開式いたします」はどちらがよいですか?

どちらも式典の開始に使います。「挙行いたします」のほうが改まった響きがあり、周年式典や竣工式など来賓のいる式で使いやすい言い方です。弔事では「執り行います」を使います。閉式ではどれも「閉式いたします」で受けます。

05「ただいまより」と「これより」はどちらがよいですか?

どちらも使えます。「ただいまより」のほうが改まった響きがあるので、来賓のいる式では「ただいまより」、社内や学校の小さな式では「これより」でも自然です。

06開式の辞と式辞の違いは何ですか?

開式の辞は式の始まりを告げる一文、式辞は社長など主催者の代表が式の趣旨や思いを述べる挨拶です。式次第では別の項目として並べます。

07閉式の辞のあとにお礼を言ってもよいですか?

「本日は、誠にありがとうございました」と一言添えるのは自然です。そのあとに記念撮影や祝賀会への移動の案内を続けます。

08開式の言葉・閉式の言葉にも起立や礼は必要ですか?

必須ではありません。入れる式もあれば、入れない式もあります。入れる場合は、誰が号令をかけるかを決め、「礼」「ご着席ください」まで台本にト書きで書いておきます。

09原稿を見ながら読んでもよいですか?

かまいません。一文でも式の正式名称を言い間違えないよう、台本や紙を手元に置いて読む人が多くいます。読み終えたら顔を上げ、一礼してから下がります。

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