挨拶
開会宣言 例文
運動会・スポーツ大会・式典・懇親会でそのまま読める短文
開会宣言は、会の始まりを告げる一文です。結論から言うと、「ただいまより、第◯回◯◯を開会いたします」と言えば足り、長さは十数秒。いちばん使われる形は次の2つです。
くだけた場(社内運動会・社内の大会):「ただいまより、第◯回 株式会社◯◯ 社内運動会を開会いたします。皆さん、けがのないよう、今日一日を楽しみましょう。」
改まった場(来賓のいる大会・式典):「ここに、第◯回 ◯◯大会の開会を宣言いたします。」
お礼や趣旨は、続く主催者の挨拶で述べる形が多いので、宣言の中では言わなくてかまいません。このページには、空欄を埋めるだけのテンプレート、運動会・スポーツ大会・ゴルフコンペ・地域の大会・式典・懇親会・研修会など場面別の例文15本、開会の挨拶・開会の辞との違い、よくある失敗をまとめました。会議や宴会の開会の言葉を長めに話したいときは開会の言葉・開会の挨拶 例文を参照してください。
結論
開会宣言は、大会・式典・催しの冒頭で、会の始まりを正式に告げる言葉です。大会会長(社長や実行委員長)が述べる会もあれば、司会(進行役)が兼ねる会もあります。お礼や趣旨を述べる「開会の挨拶」とは役割が別で、宣言そのものは「開会いたします」「開会を宣言いたします」の短い一文が中心です。
そのまま使える開会宣言のテンプレート
◯◯の部分を差し替えれば、ほとんどの会で使えます。迷ったらAを選んでください。
| 型 | 文例 | 向く場面 |
|---|---|---|
| A 基本 | ただいまより、第◯回 ◯◯を開会いたします。 | 社内運動会・社内の大会・懇親会・研修会 |
| B 改まった形 | ここに、第◯回 ◯◯の開会を宣言いたします。 | 来賓のいる大会・地域の大会・記念式典 |
| C 司会が兼ねる形 | 定刻となりましたので、ただいまより◯◯を開会いたします。はじめに、◯◯よりご挨拶を申し上げます。 | 主催者挨拶へすぐつなぐとき |
| D ひと言を添える形 | ただいまより、◯◯を開会いたします。けがのないよう、最後まで楽しみましょう。 | 運動会・スポーツ大会 |
| E 短縮を伝える形 | 本日は暑さのため、開会式を短縮して行います。ただいまより、◯◯を開会いたします。 | 猛暑・雨天・時間が押しているとき |
注意
C の「ご挨拶を申し上げます」は、自社の社長など身内が話すときの言い方です。来賓が話すときは「◯◯様より、ご挨拶をいただきます」とします。
開会宣言・開会の挨拶・開会の辞の違い
| 開会宣言 | 開会の挨拶 | 開会の辞(開式の辞) | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 会の始まりを告げる | お礼・趣旨・期待を述べる | 式典の始まりを告げる |
| 長さの目安 | 十数秒 | 1〜2分 | 十数秒 |
| よく使う場 | 大会・競技会・催し | 大会・懇親会・会議 | 入社式・記念式典など式次第のある式 |
| 話す人の例 | 大会会長・実行委員長・司会 | 社長・大会会長・主催者 | 司会・進行役・役員 |
| 決まり文句 | 開会いたします/開会を宣言いたします | 本日はお集まりいただき… | ただいまより◯◯を挙行いたします |
式典の開式の辞・閉式の辞の例文は開式の辞・閉式の辞 例文にあります。小さな会では宣言と挨拶を分けず、挨拶の最初か最後に「ただいまより開会いたします」を入れて兼ねる形もよく見られます。
開会式の中での開会宣言の位置
大会の開会式は、おおむね次のような順で進みます。どの項目を入れるか、どの順にするかは大会ごとに違うので、式次第(プログラム)で決めた順に従ってください。
| 順番 | 項目 | 話す人の例 | 長さの目安 |
|---|---|---|---|
| ① | 整列・選手入場 | 司会が案内 | — |
| ② | 開会宣言 | 大会会長/実行委員長/司会 | 十数秒 |
| ③ | 主催者の挨拶 | 社長・大会会長 | 1〜2分 |
| ④ | 来賓の紹介・祝辞(ある場合) | 司会が紹介 | 1〜2分 |
| ⑤ | 競技上の注意・ルール説明 | 実行委員・審判長 | 数分 |
| ⑥ | 選手宣誓 | 選手代表 | 数十秒 |
| ⑦ | 準備運動 | 体操の係 | 数分 |
式典や研修会では、司会(進行役)が開会を告げ、代表者の挨拶、司会による本日の流れの案内と続く形がよく見られます。選手宣誓の例文は選手宣誓 例文、プログラムの紙は式次第作成ツールで作れます。
開会宣言の組み立て(話す順番)
- 01
呼びかけ(省いてもよい)
「皆さん、おはようございます」「皆さま、お待たせいたしました」
- 02
名乗り(司会や委員長が述べるとき)
「実行委員長の◯◯です」。大会会長が述べる場合は司会が紹介済みなら省いてよい
- 03
会の正式名
「第◯回 株式会社◯◯ 社内運動会」のように、プログラムの表記どおりに
- 04
開会を告げる
「ただいまより、◯◯を開会いたします」/「ここに、◯◯の開会を宣言いたします」
- 05
ひと言または次の案内(任意)
「けがのないよう楽しみましょう」「はじめに、◯◯よりご挨拶を申し上げます」
Point
会の正式名を、プログラムの表記どおりに一度はっきり言う。これが開会宣言のいちばん大事なところです。回数(第◯回)や会社名を入れるかどうかは、プログラムの書き方に合わせます。
「開会いたします」と「開会を宣言いたします」は、どちらも使われています。「宣言いたします」のほうが改まった響きになるので、地域の大会や来賓のいる会で使いやすく、社内の会なら「開会いたします」で十分です。
例文:運動会・スポーツ大会・コンペ
① 社内運動会(大会会長・社長が述べる)
皆さん、おはようございます。
ただいまより、第◯回 株式会社◯◯ 社内運動会を開会いたします。
今日は部署も年次も関係なく、チームの一員として声を出し合いましょう。けがのないよう、最後まで楽しんでください。
② 社内運動会(司会が兼ねる・いちばん短い形)
皆さん、お待たせいたしました。定刻となりましたので、ただいまより、◯◯年度 ◯◯部 社内運動会を開会いたします。はじめに、◯◯部長よりご挨拶を申し上げます。
③ 社内スポーツ大会(フットサル・ソフトボールなど)
皆さん、お疲れさまです。実行委員長の◯◯です。
ただいまより、第◯回 社内フットサル大会を開会いたします。
今日は◯チームによるリーグ戦です。経験のある方もない方も、ルールを守って、けがのないようにプレーしましょう。
④ ボウリング大会・卓球大会など屋内の大会
皆さん、こんばんは。幹事の◯◯です。
ただいまより、◯◯部 ボウリング大会を開会いたします。
投球の順番とスコアの付け方は、このあと各レーンでご案内します。楽しく投げましょう。
⑤ ゴルフコンペ(スタート前の集合時)
皆さま、おはようございます。本日はお忙しいなか、ご参加いただきありがとうございます。
ただいまより、第◯回 ◯◯会 ゴルフコンペを開会いたします。
スタート時刻が組ごとに異なりますので、開会式は手短に進めます。競技方法と各賞については、このあと幹事の◯◯からご説明いたします。
ゴルフコンペでは、組ごとにスタート時刻が違うため、開会式は集合時に短く済ませる形がよく見られます。取引先を招くコンペでは、自社の人に「さん」を付けず「幹事の◯◯から」と言います。表彰式の流れはゴルフコンペ表彰式の流れを参照してください。
⑥ 地域の大会(町内会・地区のスポーツ大会。来賓がいる場合)
皆さま、おはようございます。
本日は、ご来賓の皆さまをはじめ、多くの方にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
ここに、第◯回 ◯◯地区 ◯◯大会の開会を宣言いたします。
⑦ 子ども向けの大会・親子イベント(子どもに伝わる言葉で)
みなさん、おはようございます。
これから、第◯回 ◯◯親子スポーツ大会を始めます。
きょうは、おうちの人と力を合わせて、最後までがんばりましょう。
⑧ 雨天・猛暑で開会式を短縮する場合
皆さん、おはようございます。本日は暑さが厳しいため、開会式を短縮して行います。
ただいまより、第◯回 社内運動会を開会いたします。
水分をこまめにとり、体調に異変を感じたら、すぐに近くの係へ声をかけてください。
注意
スポーツ大会のルール説明と案内文は社内スポーツ大会の企画、運動会の種目選びと準備は社内運動会の企画にまとめています。
例文:式典・懇親会・研修会・社内イベント
⑨ 社内懇親会・忘年会(幹事が述べる)
皆さん、お疲れさまです。本日の幹事を務めます、◯◯部の◯◯です。
定刻となりましたので、ただいまより◯◯年 ◯◯部 忘年会を開会いたします。
はじめに、◯◯部長よりご挨拶を申し上げます。
宴会では開会のあとに挨拶と乾杯が続くことが多いので、宣言は短く切り上げます。挨拶の例文は忘年会の挨拶、歓迎会は歓迎会の挨拶にあります。
⑩ 周年記念式典・記念パーティー(来賓がいる)
ご来賓の皆さま、社員の皆さん、お待たせいたしました。
ただいまより、株式会社◯◯ 創立◯周年記念式典を開会いたします。
式の次第はお手元のプログラムのとおりです。はじめに、代表取締役の◯◯よりご挨拶を申し上げます。
式の進め方は周年記念イベントの企画を参照してください。
⑪ 社内表彰式
皆さん、お待たせいたしました。ただいまより、◯◯年度 社内表彰式を開会いたします。
本日は◯部門の表彰を行います。受賞された皆さんに、大きな拍手でお祝いをお願いします。
表彰式全体の進行は表彰式の進め方にあります。
⑫ キックオフ・全社会議
皆さん、おはようございます。司会の◯◯です。
ただいまより、◯◯年度 全社キックオフを開会いたします。
はじめに、代表取締役の◯◯よりご挨拶を申し上げます。
⑬ 研修会・セミナー・大会(司会が開会を告げ、流れを案内する)
皆さま、こんにちは。本日の進行を務めます、◯◯の◯◯です。
定刻となりましたので、ただいまより、◯◯研修会を開会いたします。
はじめに主催者を代表して◯◯よりご挨拶を申し上げ、そのあと本日の流れをご案内いたします。
⑭ オンライン開催(音声の確認を兼ねる)
皆さま、こんにちは。音声は届いておりますでしょうか。
定刻となりましたので、ただいまより、◯◯オンライン交流会を開会いたします。
ご質問はチャット欄へお寄せください。
⑮ 開会宣言と開会の挨拶を一人で兼ねる場合(1分ほど)
皆さん、おはようございます。大会会長の◯◯です。
本日は、朝早くからお集まりいただき、ありがとうございます。また、準備を進めてくださった実行委員の皆さん、本当にありがとうございました。
この大会は、ふだん仕事で関わることの少ない人同士が、同じチームで汗を流し、顔と名前を覚え合う場として開いています。勝ち負けも大事ですが、それ以上に、隣のチームの人とも声をかけ合える一日にしてください。
水分をこまめにとり、体調が悪くなったら無理をせず、近くの係に声をかけてください。
それでは、ただいまより、第◯回 社内運動会を開会いたします。
読み上げにかかる時間は、スピーチの文字数と時間で確かめられます。
誰が開会宣言をするか(場面別の目安)
| 場面 | 述べる人の例 | ひとこと |
|---|---|---|
| 社内運動会・社内スポーツ大会 | 大会会長(社長)・実行委員長・司会 | 社長が述べるなら、挨拶と兼ねると時間が短くなる |
| ゴルフコンペ | 幹事・会長 | 集合時に手短に |
| 地域の大会 | 大会会長・実行委員長 | 来賓ではなく主催者側の代表が述べる |
| 懇親会・忘年会・歓迎会 | 幹事・司会 | 宣言のあと、挨拶・乾杯へつなぐ |
| 記念式典・表彰式 | 司会・進行役 | 式次第の文言どおりに読む |
| 研修会・セミナー | 司会・進行役 | 宣言のあと、主催者挨拶と流れの案内 |
よくある失敗と避けたい言い方
| 失敗・避けたいもの | 何が困るか | 直し方 |
|---|---|---|
| 宣言の中で長い前置きやお礼を重ねる | 宣言が埋もれ、このあとの主催者挨拶と内容が重なる | 宣言は一文にして、お礼は挨拶に回す |
| 大会名を略称や通称で言う・言い間違える | 正式な開会の告げ方として締まらない | プログラムの正式名を紙に書いて読む |
| 「開会させていただきます」を繰り返す | 回りくどく聞こえる | 「開会いたします」で十分 |
| 身内の社長に「ご挨拶をいただきます」 | 来賓の前では身内を高める言い方になる | 身内は「ご挨拶を申し上げます」、来賓は「ご挨拶をいただきます」 |
| 「負けたチームは罰ゲーム」など勝敗をあおる | 運動が苦手な人や体調に不安のある人が参加しにくくなる | 「けがのないよう楽しみましょう」 |
| 特定の部署や人をからかう内輪の話 | 知らない人には伝わらず、言われた側が嫌な思いをすることがある | 全員に向けた呼びかけにする |
| マイクを確かめずに話し始める | 後ろの列に聞こえず、言い直しになる | 開始前に係と音量を確認する |
注意
宴席で「終わる」「閉じる」を「お開き」と言い換えるような言葉の配慮は、スポーツ大会の開会宣言ではふつう気にしなくてかまいません。地域の行事で決まった言い回しがある場合は、そちらに合わせてください。
当日のチェックリスト
- 会の正式名(回数・会社名・年度)をプログラムと照らして紙に書いた
- 立つ位置(朝礼台・前方の中央など)とマイクの有無を、事前に係と確認した
- 参加者を整列させるか、座ったままでよいかを司会と決めた
- 宣言のあとに誰が話すか(主催者挨拶・来賓・ルール説明)を確認し、つなぎの一文を用意した
- 帽子を取るかどうか:屋外で暑い日は、かぶったままでよいと主催者が案内することもある
- 来賓の紹介は宣言の中でせず、司会に任せる
- 開始時刻を守る。遅れている参加者を待つかどうかは、主催者が決めておく
- 雨天や暑さで短縮する場合の言い方(例文⑧)を用意した
服装は、運動会やスポーツ大会なら参加者と同じ運動着で述べることも多く、地域の大会で来賓として招かれた場合は主催者の案内に合わせます。暑い時期の屋外の大会の備えは屋外イベントの熱中症対策を参照してください。
この記事の要点
- 開会宣言は「ただいまより、◯◯を開会いたします」の一文。長さは十数秒。
- 会の名前はプログラムの正式名で言う。
- お礼・趣旨は主催者の挨拶に任せる。一人で兼ねるときは挨拶の最初か最後に宣言の一文を入れる。
- 改まった場では「開会を宣言いたします」、社内なら「開会いたします」で十分。
- 次に話すのが身内なら「ご挨拶を申し上げます」、来賓なら「ご挨拶をいただきます」。
- 勝敗をあおる言い方や内輪の話は避け、「けがのないよう楽しみましょう」で締める。
FAQ
よくある質問
決まりはありません。大会会長(社長や実行委員長)が述べる会もあれば、司会が兼ねる会もあります。来賓がいる会では、主催者側の代表が述べる形が落ち着きます。
開会宣言は会の始まりを告げる一文、開会の挨拶は参加へのお礼や趣旨を述べる話です。式次第で分ける会もあれば、挨拶の中に「ただいまより開会いたします」の一文を入れて兼ねる会もあります。
どちらも使われています。「開会を宣言いたします」のほうが改まった響きになるので、地域の大会や来賓のいる会に向き、社内の会なら「開会いたします」で十分です。
誤りではありませんが、相手の許しを得て行う意味合いを含むため、繰り返すと回りくどく聞こえます。開会宣言では「開会いたします」と言い切るほうがすっきりします。
組ごとにスタート時刻が違うため、全員が集まる集合時に短く済ませる形がよく見られます。競技方法や各賞の説明は、宣言のあとに幹事が続けます。
必須ではありませんが、幹事が「ただいまより開会いたします」と告げると、雑談から会への切り替えがはっきりします。そのあと挨拶と乾杯へつなぎます。
「けがのないよう、楽しみましょう」程度のひと言なら自然です。長くなる場合は、宣言とは別に開会の挨拶の時間をとるほうが聞きやすくなります。
宣言のあとに拍手が起きることはよくありますが、求める必要はありません。司会が「拍手でお願いします」と促すかどうかは、会の雰囲気に合わせて決めます。