挨拶
締めの挨拶 例文
一本締め・三本締めの言い方と場面・立場別
締めの挨拶は①「宴もたけなわではございますが」で切り出す ②今日のお礼 ③「◯◯を祈念しまして」の一言 ④手締めの4つを、1分ほどで話せば成立します。今すぐ必要なら、次の一言をそのまま読んでください。
「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました。本日はありがとうございました。皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。皆さま、お手を拝借。いよーおっ(パパパン・パパパン・パパパン・パン)。ありがとうございました。」
手締めの前に「3・3・3・1のリズムで1回打ちます」と打ち方を一言説明すると、全員の手が揃います。下に、場面別・立場別の例文と掛け声の言い方を並べました。
結論
締めの挨拶は宴会・飲み会・会議・式典の最後に、会を終えるために述べる挨拶です。宴会では手締め(一本締め・三本締め・一丁締め)や拍手、万歳三唱で終え、会議や研修では手締めは使わず決まったことの確認とお礼で終えます。中締めは会としては区切るが残ってもよい、締めは会を終える、という違いがあります。
締めの挨拶の組み立て(4つで足りる)
| 順番 | 言うこと | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 切り出し | 「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました」 |
| 2 | お礼 | 「本日はお集まりいただき、ありがとうございました」 |
| 3 | 祈念の一言 | 「◯◯部のますますの発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして」 |
| 4 | 手締め | 「一本締めで締めたいと思います。皆さま、お手を拝借。いよーおっ」 |
注意
「宴もたけなわ」は、会がいちばん盛り上がっているところという意味です。盛り上がっている最中に区切らせていただく、というお詫びのニュアンスで使います。
長さは1分ほどで十分です。締めの時点では帰りの時間を気にしている人も多いので、今日の振り返りは一言にとどめ、手締めまで一気に進めます。
締めと中締めの違い
| 中締め | 締め | |
|---|---|---|
| 会はどうなるか | いったん区切る。残りたい人は残ってよい | 会そのものを終える |
| 使う場面 | 途中で帰る人がいる会、時間が延びそうな会 | 店や会場の終了時刻に合わせて終えるとき |
| 切り出し方 | 「ここで一度、中締めとさせていただきます」 | 「そろそろお開きの時間となりました」 |
| 後に言うこと | 「お時間の許す方は、引き続きお楽しみください」 | 二次会の案内、忘れ物の声かけ |
(中締めの一言の例)宴もたけなわではございますが、ここで一度、中締めとさせていただきます。本日はありがとうございました。一本締めで区切ります。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。お時間の許す方は、引き続きお楽しみください。
中締めの例文は中締めの挨拶にまとめています。
そのまま使える穴埋めテンプレート(短い版・標準版)
【 】の中を差し替えるだけで使えます。迷ったら標準版を読み、時間が押しているときや少人数の会は短い版にします。
短い版(15秒ほど)
そろそろお時間となりました。本日はありがとうございました。【◯◯部の発展】を祈念しまして、【一本締め】で締めます。お手を拝借。いよーおっ(打つ)。ありがとうございました。
標準版(1分ほど)
【ご指名いただきました◯◯部の◯◯です。僭越ながら、締めのご挨拶をさせていただきます。】宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございました。【今日の会でよかったことを一つ。例:久しぶりに部署全員で話せて、明日からの仕事の励みになりました。】それでは、【◯◯部のますますの発展と、皆さまのご健勝】を祈念しまして、【一本締め】で締めさせていただきます。【パパパン・パパパン・パパパン・パンのリズムで1回打ちます。】皆さま、お手を拝借。いよーおっ(打つ)。ありがとうございました。
| 差し替える所 | 選び方 |
|---|---|
| 名乗り | 社外の人がいる会や、締め役を初めて務めるときは入れる。いつものメンバーだけなら省いてよい。 |
| 今日の一言 | その日の会で実際にあったことを一つだけ。複数並べると長くなる。 |
| 祈念する中身 | 下の「祈念しまして」の表から、会の目的に合うものを選ぶ。 |
| 締め方 | 前回の会と同じ締め方にする。わからなければ一本締め、音を出しにくい店なら一丁締めか拍手。 |
手締めの種類と掛け声の言い方
| 名前 | やり方 | 掛け声 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 一本締め | パパパン・パパパン・パパパン・パン(3・3・3・1)を1回 | 「お手を拝借。いよーおっ」→打つ→「ありがとうございました」 | 部署の飲み会、中締め、歓送迎会 |
| 三本締め | 3・3・3・1を3回繰り返す | 「いよーおっ」→打つ→「もう一丁(よっ)」→打つ→「もう一丁(よっ)」→打つ | 会社全体の会、忘年会・新年会、祝いの席 |
| 一丁締め | 1回だけ「パン」と打つ | 「お手を拝借。いよーおっ」→パン | 店で大きな音を出しにくいとき、時間がないとき |
- 01
締め方を宣言する
「それでは、一本締めで締めさせていただきます」
- 02
打ち方を説明する
「パパパン・パパパン・パパパン・パンのリズムで、1回打ちます」
- 03
手を構えてもらう
「皆さま、お手を拝借」。全員が手を胸の前に出すまで一呼吸待ちます。立食の会ではそのまま、着席の会で全員が立てる広さがあれば「恐れ入りますが、ご起立をお願いいたします」と先に声をかけます。座敷や狭い店では座ったままで構いません。
- 04
掛け声をかけて打つ
「いよーおっ」の後に全員で打ちます。音頭を取る人も一緒に打ちます。
- 05
お礼で終える
打ち終わったら「ありがとうございました」と一礼し、拍手で終わります。
司会から閉会までの流れ
| 順番 | 話す人 | 言うことの例 |
|---|---|---|
| 1 | 司会・幹事 | 「ご歓談中のところ失礼いたします。そろそろお時間となりましたので、締めのご挨拶を□□部長にお願いいたします」 |
| 2 | 締め役 | 切り出し→お礼→祈念の一言→手締め(上の4つ) |
| 3 | 司会・幹事 | 「□□部長、ありがとうございました」と受けて、閉会を告げる |
| 4(二次会あり) | 司会・幹事 | 「以上で本日の会はお開きです。二次会は◯◯で◯時から行います。ご参加の方は私のところへお集まりください」 |
| 4(二次会なし) | 司会・幹事 | 「以上をもちまして、本日の会はお開きとさせていただきます。お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください」 |
Point
呼び名とやり方は地域や会社で違います。 1回だけ打つ一丁締めを「一本締め」「関東一本締め」と呼ぶところもあります。地域独自の締め方がある土地もあるので、迷ったら打つ前にリズムを一言説明すれば、全員が揃います。
- 掛け声は「いよーおっ」「よーおっ」「よぉーっ」など表記はいろいろですが、伸ばしてから短く切る言い方なら通じます。
- 三本締めの2回目・3回目は「もう一丁」「もう一本」のどちらでもかまいません。
- 万歳三唱で締める会もありますが、手締めとは別の締め方です。会の慣行に合わせます。
- 三三七拍子は応援などで使う拍子で、手締めとは別ものです。
「祈念しまして」の言い回し(場面別)
手締めの直前に入れる一言です。何を祈るかを場面に合わせて差し替えるだけで、挨拶全体がその会のものになります。
| 場面 | 言い回し |
|---|---|
| 社内の飲み会 | 「◯◯部のますますの発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして」 |
| 取引先との会 | 「貴社のますますのご発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして」 |
| 忘年会 | 「来年が皆さまにとって良い一年となりますことを祈念しまして」 |
| 新年会 | 「本年の皆さまのご多幸と、会社のさらなる飛躍を祈念しまして」 |
| 歓迎会 | 「△△さんのこれからのご活躍を祈念しまして」 |
| 送別会・退職 | 「△△さんの新天地でのご活躍とご健勝を祈念しまして」 |
| プロジェクトの打ち上げ | 「このチームの次の仕事の成功を祈念しまして」 |
注意
「ご健勝」は健康で元気なこと、「ご多幸」は幸せが多いことを願う言葉です。「ますますの」は「益々の」と書いても同じです。
場面別の例文
まず下の早見表で自分の会に近い例文を選び、【 】や◯◯を差し替えて読んでください。
| 会の種類 | おすすめの締め方 | 例文の長さ | 入れるとよい一言 |
|---|---|---|---|
| 部署・チームの飲み会 | 一本締め | 30秒ほど | 明日からの仕事への一言 |
| 忘年会・新年会 | 三本締め(会の慣行による) | 1分ほど | 一年の労い/新年の抱負 |
| 歓送迎会・送別会 | 一本締めか三本締め | 1分ほど | 主役へのお礼と応援 |
| 取引先との会・社外ゲストのいる会 | 一本締め | 1分ほど | 来てくださったことへのお礼、帰り道の気づかい |
| 同期・友人だけの飲み会 | 拍手か一丁締め | 15秒ほど | 次に集まる約束 |
| 会社の二次会 | 拍手か一丁締め | 15秒ほど | 終電・帰り道の声かけ |
| オンライン飲み会 | 拍手(一丁締めも可) | 15秒ほど | 退出してよいことの案内 |
会社の飲み会(一本締め)
皆さん、宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。本日はお集まりいただき、ありがとうございました。明日からもこのメンバーで頑張っていきましょう。それでは、◯◯部のますますの発展を祈念しまして、一本締めで締めたいと思います。皆さま、お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
忘年会(三本締め)
宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました。今年一年、本当にお疲れさまでした。来年もこのメンバーで良い一年にしましょう。それでは、来年の皆さまのご健勝と会社の発展を祈念しまして、三本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)、もう一丁(同じく)、もう一丁(同じく)。ありがとうございました。
歓送迎会
名残惜しいところではございますが、そろそろお時間となりました。◯◯さん、これまで本当にありがとうございました。そして△△さん、ようこそ。新しい場所でのご活躍を、ここにいる全員が応援しています。それでは、お二人のこれからのご活躍を祈念しまして、三本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)、もう一丁(同じく)、もう一丁(同じく)。ありがとうございました。
取引先との会・懇親会
宴もたけなわではございますが、このあたりでお開きとさせていただきます。本日はお忙しいなか、ありがとうございました。貴社のますますのご発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。どうぞお気をつけてお帰りください。
注意
取引先が帰りやすいように、締めの後に出口や二次会の案内を短く添えます。
打ち上げ・少人数の会(拍手で締める)
そろそろお時間になりました。今日はありがとうございました。この仕事を一緒にできてよかったです。最後に拍手で締めましょう。(拍手)お疲れさまでした。
注意
店で大きな音を出しにくいときや、手締めに慣れていないメンバーが多いときは、拍手か一丁締めで十分です。
新年会(三本締め)
皆さん、ご歓談中のところ失礼いたします。そろそろお時間となりました。今年もこうして皆さんと新しい年を迎えられて、うれしく思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、本年の皆さまのご多幸と、会社のさらなる飛躍を祈念しまして、三本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)、もう一丁(同じく)、もう一丁(同じく)。ありがとうございました。
送別会で、送られる本人が締めを頼まれた
本日は私のために、このような会を開いていただき、ありがとうございました。皆さんと一緒に働けたことは、これからの私の支えになります。最後に、◯◯部の皆さんのこれからのご活躍を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。本当にありがとうございました。
注意
送られる側が締める場合は、お礼を中心にし、祈念の対象を「残る皆さん」にすると収まりがよくなります。
結婚式の二次会・お祝いの会
皆さま、名残は尽きませんが、そろそろお開きの時間となりました。◯◯さん、△△さん、本日は本当におめでとうございます。お二人のこれからの幸せと、ご参加の皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで結ばせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
お祝いの席では「終わる」「切る」「別れる」などを避け、「お開き」「結ぶ」と言い換えます。会場の案内や新郎新婦の退場があるときは、司会の進行に合わせます。
万歳三唱で締める会
宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。本日はありがとうございました。◯◯社のさらなる発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして、万歳三唱で締めさせていただきます。恐れ入りますが、ご起立をお願いいたします。両手を上げて、私の後に続いてください。万歳、万歳、万歳。ありがとうございました。
注意
万歳三唱は手締めとは別の締め方です。式の流れは万歳三唱の挨拶にあります。
少し笑いを入れたい飲み会
皆さん、名残惜しいところですが、お店の方の視線がそろそろ気になってまいりました。本日はありがとうございました。今日いちばん盛り上がった◯◯さんの話の続きは、また次回の楽しみに取っておきます。それでは、◯◯部のますますの発展を祈念しまして、一本締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
笑いを入れるなら、その場の全員が知っている出来事を一つだけ。特定の人をからかう話や内輪だけに通じる話は、締めでは避けます。
同期・友人だけの飲み会
そろそろいい時間なので、このへんで締めます。今日は集まってくれてありがとう。久しぶりに全員そろって、話が尽きなかったね。次は【◯月ごろ】にまたやろう。最後に拍手で締めます。(拍手)お疲れさま、気をつけて帰ってね。
注意
気心の知れた会では「宴もたけなわ」などの改まった言い方は要りません。お礼と次の約束だけで、締めとしては十分伝わります。
社外のゲストを招いた社内の飲み会
宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。本日は【◯◯社の△△様】にもお越しいただき、誠にありがとうございました。普段なかなか伺う機会のないお話を聞かせていただき、私たちにとって大変よい機会となりました。それでは、【◯◯社のますますのご発展】と、皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。△△様もよろしければご一緒にお願いいたします。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
ゲストがいる会では、お礼の最初にゲストの名前を出すと、社内の人だけで締めている印象になりません。手締めは「よろしければご一緒に」と誘う程度にし、強制しない言い方にします。
会社の二次会(店を出る前)
皆さん、そろそろ終電が気になる時間になりました。二次会まで残っていただき、ありがとうございました。最後に一丁締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ(パン)。ありがとうございました。お忘れ物のないよう、気をつけてお帰りください。
注意
二次会は人数が減り、店も一次会より狭いことが多いので、一丁締めか拍手で短く終えます。帰り道の声かけを最後に添えると、そのまま解散しやすくなります。
上司が自分を軽く落として締める
本日はお疲れさまでした。皆さんのおかげで楽しい会になりましたが、見たところ今日いちばん飲んでいたのは私のようです。明日の朝、私の顔色が悪くても、どうかそっとしておいてください。それでは、◯◯部のますますの発展を祈念しまして、一本締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
上司が笑いを入れるなら、自分を軽く落とす方向にすると、部下をいじる形にならず場が和みます。
オンライン飲み会
そろそろお時間になりましたので、このあたりで締めたいと思います。今日は画面越しでしたが、皆さんの元気な顔が見られてよかったです。最後に、カメラをオンにできる方はオンにして、拍手で締めましょう。(拍手)ありがとうございました。退出していただいて大丈夫です。
注意
オンラインでは音声に遅れが出て手締めが揃いにくいので、拍手か一丁締めにします。進め方はオンライン忘年会にまとめています。
急に締めを振られたときの最短の言い方
準備なしで指名されたら、お礼→祈念の一言→手締めの3つだけ言えば締めになります。今日の感想が浮かばなければ、省いてかまいません。
ご指名いただきました◯◯です。本日はありがとうございました。皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
- 締め方を知らないときは、「締め方はいつも通りでよろしいでしょうか」と幹事に一言聞いてから始める。
- 手締めに自信がないときは、「最後は拍手でお願いします」と拍手に切り替えてよい。
- 言葉に詰まったら、「本日はありがとうございました」に戻ってから祈念の一言に進む。
立場別の例文(上司・幹事・若手)
上司・役員が締める
本日はお疲れさまでした。皆さんの顔を見て、この◯か月の頑張りを改めて感じました。明日からもよろしくお願いします。それでは、皆さんのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
上司の締めでは労いの一言を入れると、それだけで「締めの挨拶」らしくなります。お説教や来期の目標の話は、会議の場に回します。
幹事が締める(または締めの人に振る)
皆さん、ご歓談中のところ失礼いたします。そろそろお時間となりましたので、締めの挨拶を□□課長にお願いしたいと思います。□□課長、よろしくお願いいたします。
(幹事が自分で締める場合)本日はご参加いただき、ありがとうございました。至らない点もあったかと思いますが、皆さんのおかげで楽しい会になりました。それでは、一本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。二次会は◯◯で行いますので、参加される方は私までお声がけください。
中堅社員が締める
◯◯課の△△です。僭越ながら、締めのご挨拶をさせていただきます。本日はありがとうございました。この半年は案件が重なりましたが、□□部長には要所で判断をいただき、後輩の皆さんにはいつも支えてもらいました。おかげで乗り切ることができました。それでは、◯◯部のますますの発展と、皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
中堅は上司へのお礼と後輩への労いを一言ずつ入れると、間に立つ立場らしい締めになります。
若手・新人が締めを任された
◯◯部の△△です。僭越ながら、締めのご挨拶をさせていただきます。本日はありがとうございました。先輩方の話をたくさん聞けて、明日からの仕事の励みになりました。それでは、◯◯部のますますの発展を祈念しまして、一本締めで締めさせていただきます。皆さま、お手を拝借。いよーおっ(パパパン パパパン パパパン パン)。ありがとうございました。
注意
若手が締めるときは名乗ってから「僭越ながら」と断り、今日の感想を一言入れれば十分です。声が小さいと手締めが揃わないので、掛け声だけは大きく。
締めは誰がやるか・タイミング・頼み方
| 疑問 | 考え方 |
|---|---|
| 誰に頼むか | 乾杯をした方の次の立場の方に頼む会社もありますが、組織の慣行によります。前回の会で誰が締めたかを幹事に確認するのが確実です。 |
| いつ始めるか | 店の利用時間や会場の終了時刻から逆算し、集合写真や精算を済ませてから締めに入ります。 |
| 何本締めにするか | 部署の飲み会なら一本締め、会社全体の会や年の締めくくりなら三本締め、と分ける会社もありますが、決まりはありません。前回の会のやり方に合わせるのが確実です。 |
| 頼むタイミング | 当日いきなりではなく、事前に枠と手締めの種類を伝えておきます。 |
(事前に頼むときの例)◯◯部長、来週の懇親会で締めのご挨拶をお願いできないでしょうか。最後に一本締めをお願いできればと思っております。お時間は1分ほどで結構です。
挨拶の枠(開会・乾杯・締め)を誰に当てるかは挨拶の順番の決め方、司会の台詞は懇親会の進行表と司会台本で整理しています。締めの時刻は進行表作成で時刻を自動計算しておくと、司会が切り出しやすくなります。
切り出しの言い換えと、避けたい言い方
| 使う場面 | 言い方 |
|---|---|
| 定番 | 「宴もたけなわではございますが」 |
| 盛り上がりきっていない・静かな会 | 「名残惜しいところではございますが」「お時間となりましたので」 |
| 送別会・退職 | 「名残は尽きませんが」 |
| カジュアルな会 | 「そろそろいい時間になってきましたので」 |
- 長話にしない。締めで振り返りを始めると、手を構えた全員を待たせることになる。
- 内輪ネタ・きわどい冗談は避ける。面白さを狙うなら、今日の会の出来事を一つ軽く拾う程度で十分。
- 結婚式や祝いの席では「終わる」「切る」を避け、「お開き」「結び」と言い換える。
- 掛け声の前に間を取る。全員が手を構える前に打ち始めると揃わない。
締めの挨拶の話し方(切り出し・掛け声・手の見せ方)
締めの挨拶は、話の中身より手締めを揃えることが仕上がりを左右します。話し方もそこに合わせて準備します。
| 場面 | やること |
|---|---|
| 切り出す前 | 自分で声を張り上げるより、司会に「ここで締めのご挨拶に移ります」と一声かけてもらい、その間に前へ出る。「お手元のグラスをいったんお置きください」と添えると、手締めの準備も同時に済む |
| 声の配分 | 挨拶は普段の声でよい。打ち始めの合図になる「いよーおっ」だけは一段大きく、長めに伸ばす |
| 手の見せ方 | 「お手を拝借」と言いながら自分も両手を胸の高さに上げる。皆は音頭を取る人の手を見て打つので、全員が同じ形になったのを見届けてから掛け声に入る |
| メモ | 見てかまわない。ただし「お手を拝借」の前にポケットへしまい、両手を空けておく |
| マイク | マイクを持ったままでは打てない。掛け声まで言ったらスタンドに置くか司会に預け、両手で打つ |
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 締め方を言わずに「お手を拝借」 | 一本か三本か分からず、2回目で手が止まる人と打つ人に分かれる | 「一本締めで」「三本締めで」と先に宣言し、リズムも一言添える |
| 「お手を拝借」の直後に掛け声 | 手を構える前に打ち始め、音がばらばらになる | 全員が手を出すまで一呼吸待ってから「いよーおっ」 |
| 振り返りを長々と話す | 手締めを待つ人がだれて、締めの雰囲気が崩れる | 今日の出来事は一つだけ。説教や来期の目標は別の場で |
| 乾杯の挨拶と同じことを繰り返す | 内容が重なり、聞き流される | 乾杯は「始まり」、締めは「今日のお礼と次への一言」と役割を分ける |
| 締めのあとに長い事務連絡 | せっかく揃った区切りがぼやける | 連絡は締めの前に司会が済ませ、締めの後は二次会と忘れ物の案内だけにする |
| 掛け声が小さい | 打ち始めの合図が伝わらず、揃わない | 掛け声だけは会場の端まで届く大きさで |
頼まれたら確認すること(チェックリスト)
- 締め方(一本締め・三本締め・一丁締め・拍手)を幹事に確認した
- 締めの予定時刻と、店や会場を出る時刻を聞いた
- 名乗りが要るか(社外の人や初対面の人がいるか)を確認した
- 祈念する中身(会の目的・主役)を決めた
- 今日の一言を一つだけ用意した(当日の出来事に差し替えてもよい)
- 締めの後の案内(二次会・忘れ物・精算)を誰が言うか決めた
話す時間の目安はスピーチの文字数の目安、手締めそのもののやり方は手締めのやり方、中締めの挨拶は中締めの挨拶にあります。
会議・研修・式典の締めの挨拶
会議や研修の締めには手締めは使わず、決まったことの確認・お礼・次の予定の順で短く終えます。
会議
本日は長時間ありがとうございました。今日決まった◯◯と◯◯は、担当の方から来週までにご連絡します。次回は◯月◯日です。引き続きよろしくお願いいたします。
オンライン会議
それでは、本日はここまでとします。資料と今日の決定事項は、後ほどチャットで共有します。ご参加ありがとうございました。退出していただいて大丈夫です。
研修
研修は以上で終了です。今日の内容を、明日からの仕事で一つでも試してみてください。お疲れさまでした。
式典・総会
本日はご多用のなか、ご出席いただき誠にありがとうございました。皆さまのますますのご健勝を祈念いたしまして、閉会の言葉とさせていただきます。以上をもちまして、◯◯式を終了いたします。
締めの後にやること
- 二次会の案内(ある場合): 「二次会は◯◯で行います。参加される方は幹事まで」
- 忘れ物の声かけ
- 会計の確認(幹事)。会費の計算は割り勘計算で出せます。
この記事の要点
- 締めの挨拶は切り出し・お礼・祈念の一言・手締めの4つ。1分ほどで終える。
- 一本締めは3・3・3・1を1回、三本締めは3回、一丁締めは1回だけ「パン」。
- 呼び名は地域や会社で違う。打つ前にリズムを一言説明し、「お手を拝借。いよーおっ」で揃える。
- 「祈念しまして」の中身を場面に合わせて差し替えると、その会の挨拶になる。
- 会議・研修では手締めを使わず、決まったことの確認・お礼・次の予定で締める。
FAQ
よくある質問
「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました。本日はありがとうございました。それでは、◯◯(会の発展、皆さまのご健勝など)を祈念しまして、一本締めで締めたいと思います。皆さま、お手を拝借。いよーおっ」と声をかけ、3・3・3・1のリズムで1回打ちます。打ち終わったら「ありがとうございました」で終えます。
「お手を拝借。いよーおっ」で1回目の3・3・3・1を打ち、「もう一丁(よっ)」で2回目、もう一度「もう一丁」で3回目を打ちます。2回目以降は「もう一本」と言う人もいます。打ち終わったら「ありがとうございました」で締めます。
部署の飲み会や中締めなら一本締め、会社全体の会や忘年会・新年会など年の区切りの会なら三本締め、と使い分ける会社もありますが、決まりはありません。呼び名とやり方も地域や会社で違い、1回だけ「パン」と打つ一丁締めを一本締めと呼ぶところもあります。前回の会のやり方に合わせ、打つ前にリズムを説明すると揃います。
乾杯をした方の次の立場の方に頼む会社もありますが、組織の慣行によります。幹事が締める会もあります。当日いきなり頼まず、事前に締めの枠と手締めの種類を伝えておくと、頼まれた方も準備できます。
「そろそろお時間になりました。今日はありがとうございました。明日からもよろしくお願いします。最後に拍手で締めましょう」で十分です。少人数の会や、店で大きな音を出しにくいときは、手締めの代わりに拍手か一丁締めにします。
会議では手締めは使わず、「本日はありがとうございました」のお礼に続けて、決まったことと担当、次回の予定を確認して終えます。研修なら「今日の内容を明日からの仕事で一つでも試してみてください」のように、行動につながる一言で締めます。
中締めは会としては一区切りにするが、残りたい人は残ってよいという区切りです。締めは会そのものを終わらせます。店の利用時間が終わる場合は締めにして、二次会の案内を続けます。
「ご指名いただきました◯◯です。本日はありがとうございました。皆さまのご健勝を祈念しまして、一本締めで締めます。お手を拝借。いよーおっ」の3つで足ります。締め方がわからなければ、始める前に幹事へ「いつも通りでよろしいでしょうか」と確認します。
「拝借」は「借りる」をへりくだった言い方で、「皆さんの手をお借りします」、つまり手締めに加わってくださいという呼びかけです。言ったあと、全員が手を構えるまで一呼吸待ってから掛け声をかけます。
決まりはありません。立食なら立ったまま、着席の会で全員が立てる広さがあれば「ご起立をお願いいたします」と声をかけ、座敷や狭い店なら座ったまま手締めをします。前回の会のやり方に合わせると迷いません。
見てかまいません。書くのは祈念する中身と締め方(一本締め・三本締め)くらいで足ります。手締めでは両手を使うので、「お手を拝借」と言う前にメモはしまっておきます。
かまいません。締めの挨拶は会を終える区切りの役で、飲んでいるかどうかは関係ありません。手締めは手だけで行うので、グラスを持つ必要もありません。
必須ではありませんが、ひと言あると解散の合図になり、帰るタイミングが揃います。「今日はありがとう。次は◯月ごろにまたやろう。最後に拍手で締めます」のように、お礼と次の約束だけで十分です。
人数が減って店も狭いことが多いので、一丁締めか拍手で短く終えます。「二次会まで残っていただき、ありがとうございました」とお礼を言い、最後に帰り道の声かけを添えます。
「終わる」「切る」「別れる」などの言葉を避け、「お開き」「結ばせていただきます」と言い換えます。お二人へのお祝いと、参加者へのお礼を述べ、お二人の幸せを祈念して手締めか拍手で締めます。