挨拶
同窓会の挨拶 例文集
開会・先生紹介・乾杯・近況報告・締め
同窓会の挨拶は、「集まってくれたお礼」「卒業からの年月」「思い出に一言」「今日の流れ」の4つを入れれば完成です。会社の宴会ほど堅い決まりはなく、長い挨拶よりも早く歓談に入れるほうが喜ばれます。幹事の開会の挨拶なら、次の長さで足ります。
「みなさん、今日は集まってくれてありがとうございます。幹事の□□です。卒業してから◯年、こうしてまた顔を合わせられてうれしいです。今日は◯◯先生にもお越しいただきました。短い時間ですが、ゆっくり楽しんでください」
このページでは、開会・先生の紹介・乾杯・近況報告・締めの挨拶を、先生がいる会・いない会、節目の年、成人式の後の会など場面別に並べました。どれも◯と□を書き換えるだけで使えます。準備の全体は同窓会の幹事がやることを見てください。
結論
同窓会の挨拶は開会(幹事)→恩師の挨拶→乾杯→近況報告→締め(幹事)の順が基本です。恩師に挨拶や乾杯をお願いする場合は、当日ではなく事前に頼んでおきます。どの挨拶も1分から3分を目安に短くまとめると、歓談の時間が長く取れます。
まず早見表:場面ごとの話し手と長さ
| 場面 | 話す人 | 入れること | 長さ |
|---|---|---|---|
| 開会 | 幹事代表 | お礼・卒業からの年月・恩師の紹介・今日の流れ | 短く(1分ほど) |
| 先生の紹介 | 司会・幹事 | 先生の名前と当時の担当(担任・部活の顧問など) | 一言 |
| 恩師の挨拶 | 恩師 | 近況・教え子への言葉 | 先生にお任せ(事前に目安を伝える) |
| 乾杯 | 恩師・幹事・指名した同級生 | 再会を喜ぶ一言と乾杯の発声 | 一言から1分ほど |
| 近況報告 | 参加者 | 名前(旧姓)・話せる範囲の近況・思い出 | 一人一言 |
| 締め | 幹事代表 | お礼・写真の共有・次回の連絡方法 | 短く(1分ほど) |
どの挨拶にも使える穴埋めテンプレート
- 01
呼びかけと名乗り
「みなさん、こんばんは。◯年◯組の□□です」
- 02
お礼
「今日はお忙しい中、集まってくれてありがとうございます」
- 03
年月と思い出
「卒業から◯年。◯◯(行事・場所・先生の口ぐせなど)を思い出します」
- 04
今日の流れ・お願い
「この後、◯◯をして歓談の時間にします」
- 05
結び
「今日はゆっくり楽しみましょう。よろしくお願いします」
原稿の長さはスピーチ時間の目安ツールで文字数から確かめられます。
開会の挨拶 例文(幹事)
①先生がいない会の基本形
みなさん、こんばんは。幹事の□□です。
今日はお忙しい中、集まってくれてありがとうございます。
卒業してから◯年、懐かしい顔がこんなにそろって、とてもうれしいです。
この後すぐ乾杯をして、途中で一人ずつ近況を話してもらう時間を取ります。
料理が冷めないうちに、さっそく始めましょう。
②恩師を招いたクラス会
みなさん、こんばんは。幹事の□□です。
今日はお忙しい中、集まってくれてありがとうございます。
卒業してから◯年、懐かしい顔ぶれがそろって、とてもうれしく思っています。
今日は担任の◯◯先生にもお越しいただきました。先生、ありがとうございます。
この後、先生からご挨拶をいただき、乾杯をしてから歓談の時間にします。
③学年全体の同窓会(ホテル・会場を借りた会)
みなさん、本日はようこそお集まりくださいました。
幹事を代表してご挨拶いたします、◯組の□□です。
卒業以来、初めての学年の同窓会です。各クラスの幹事が手分けして連絡を取り、今日を迎えることができました。
連絡先を教えてくださったみなさん、ご協力ありがとうございました。
久しぶりの再会を、どうぞ心ゆくまで楽しんでください。
④開くことになったきっかけを話す
幹事の□□です。今日はありがとうございます。
きっかけは、◯◯さんが実家の片付けで見つけた卒業アルバムの写真を、SNSに載せてくれたことでした。
「この写真、覚えてる?」というコメントが次々について、それなら一度会おうという話になりました。
連絡先を知っている人に声をかけてもらい、今日は◯人がそろいました。写真を載せてくれた◯◯さん、ありがとう。
⑤節目の年の同窓会(卒業◯年・還暦など)
みなさん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。幹事の□□です。
卒業から◯年という節目の年に、こうしてまた集まることができました。
それぞれ仕事や家庭で忙しい時期を過ごしてきたと思いますが、今日は肩書きを置いて、あのころの呼び名で話しましょう。
◯◯先生にもお越しいただいています。この後、ご挨拶をお願いいたします。
⑥成人式(二十歳の集い)の後の同窓会
みんな、成人式おつかれさま。幹事の□□です。
卒業してから◯年、スーツや振袖で並ぶと少し照れくさいですね。
進学した人、働いている人、それぞれだと思いますが、今日は制服を着ていたころの呼び名で話しましょう。
お酒を飲む人も飲まない人もいるので、無理にすすめないようにお願いします。では、乾杯に移ります。
⑦笑いを少し入れる
幹事の□□です。今日はありがとうございます。
受付で名札を見ないと分からない人がいたら、それはお互いさまということで(笑)。
名札には旧姓も書いてありますので、遠慮なくのぞき込んでください。
今日はたくさん話して、帰りには全員の名前を思い出して帰りましょう。
注意
笑いを入れるなら、自分のことか全員に共通することにします。特定の人の見た目や私生活をネタにすると、本人が気にすることがあります。
先生を紹介する 例文(司会・幹事)
先生が一人の場合
それでは、◯年◯組の担任でいらした◯◯先生にご挨拶をお願いいたします。
先生、よろしくお願いいたします。
先生が複数いらっしゃる場合
本日は三人の先生にお越しいただいています。
◯年のときの担任の◯◯先生、◯◯部の顧問だった◯◯先生、そして◯◯を教えてくださった◯◯先生です。
はじめに、学年主任でいらした◯◯先生に代表してご挨拶をお願いいたします。
退職された先生を紹介する
◯◯先生は◯年に退職され、今は◯◯で過ごしていらっしゃるそうです。
今日は遠くからお越しいただきました。先生、ひと言お願いいたします。
注意
紹介は「◯◯先生にご挨拶をお願いいたします」と頼む形にすると、敬語を重ねずにすっきり言えます。先生が複数のときは、話す順番を事前に先生方と相談して決めておくと、当日その場で譲り合いにならずに済みます。
恩師の挨拶 例文(先生ご本人向け)
基本形
みなさん、こんばんは。◯◯です。
今日はこのような会に呼んでいただき、ありがとうございます。
みなさんが卒業してから◯年、こうして立派になった姿を見られて、本当にうれしく思います。
教室で◯◯をしていたころのことを、今でもよく覚えています。
今日は昔に戻って、ゆっくり話をしましょう。
短く済ませたいとき
◯◯です。呼んでくれてありがとう。
みんなの顔を見たら、名簿を読み上げていたころを思い出しました。
長い話は昔から嫌われていたので、このくらいにします。今日は楽しみましょう。
恩師に挨拶をお願いするときは、案内の段階で「当日、一言ご挨拶をいただけますでしょうか」と伝え、話してほしい長さの目安も添えておきます。当日の急なお願いは、先生に負担をかけます。
乾杯の挨拶 例文
開会の挨拶から続けて幹事が乾杯する
それでは、さっそく乾杯したいと思います。みなさん、グラスはお持ちですか。
◯年ぶりの再会と、◯◯先生のご健康を願って、乾杯!
恩師に乾杯をお願いする
(司会)続きまして、乾杯のご発声を◯◯先生にお願いいたします。みなさん、グラスのご用意をお願いします。
(先生)それでは、みなさんの健康と、この会がこれからも続くことを願って、乾杯!
指名された同級生が乾杯する
◯組の◯◯です。乾杯の役を任せてもらいました。
グラスの準備はいいですか。
今日ここに来られなかった仲間の分まで楽しめるように、そしてまたこうして集まれるように願って、乾杯!
節目の年の乾杯
卒業から◯年。いろいろなことがあった年月でしたが、こうして同じテーブルを囲めることに感謝して。
みなさんのこれからの健康を願って、乾杯!
笑いを入れた乾杯
◯年前の朝礼で、長い話がどれだけつらいかを学びました。なので一言だけ。
久しぶりの再会を祝して、乾杯!
近況報告・指名スピーチの一言 例文
基本の近況報告
◯組の◯◯です。旧姓は◯◯です。
今は◯◯に住んでいて、◯◯の仕事をしています。
今日はみんなに会えるのを楽しみにしてきました。よろしくお願いします。
思い出を一つ添える
◯◯部だった◯◯です。
卒業してからずっと地元にいます。
部活の帰りに◯◯に寄っていたのが懐かしいです。また話しかけてください。
遠方から来た人
◯組の◯◯です。今は◯◯に住んでいて、今日は朝の新幹線で来ました。
なかなか帰って来られないので、今日は目いっぱい話したいです。
近況はあまり話したくない人
◯組の◯◯です。今も◯◯のあたりで、元気にしています。
みんなの顔を見て安心しました。今日はよろしくお願いします。
指名されて少し長めに話す
◯組の◯◯です。少しだけ時間をください。
◯年の文化祭で、クラスみんなで夜遅くまで◯◯を作ったことを今でも覚えています。
あのとき「◯◯」と声をかけてくれた◯◯さんに、ずっとお礼を言いたかったんです。ありがとう。
今日はそんな話をたくさんできたらうれしいです。
急に挨拶を頼まれたとき
急なご指名で驚いていますが、◯組の◯◯です。
こうしてまたみんなに会えて本当にうれしいです。今日は楽しみましょう。
注意
近況報告では、仕事・家族・住まいのどこまで話すかは本人の自由です。司会は「話せる範囲で一言ずつ」と前置きすると、話しにくい人も参加しやすくなります。
締めの挨拶 例文(幹事)
基本形
みなさん、宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。
今日は集まってくれて、本当にありがとうございました。
◯◯先生、お忙しいところお越しいただき、ありがとうございました。
写真は後日◯◯で共有します。次回も幹事から連絡しますので、連絡先が変わったら教えてください。
それでは、また元気でお会いしましょう。
一本締めで終える
最後に、一本締めで締めたいと思います。
みなさん、お手を拝借。いよーっ(パン)。
ありがとうございました。
くだけた会の締め
時計を見て驚きました。まだ半分も話せていない人が多いと思います。
今日はありがとう!二次会は◯◯で予定しているので、来られる人は一緒に移動しましょう。
帰る人は、気をつけて帰ってね。
途中で帰る人がいるときの中締め
お時間の都合で先にお帰りになる方もいらっしゃいますので、ここでいったん中締めとします。
お残りいただける方は、引き続きお楽しみください。
次回の幹事を紹介して締める
次回の幹事は、◯組の◯◯さんが引き受けてくれました。◯◯さん、一言お願いします。
(次回幹事)次は◯年後をめどに声をかけます。連絡先の変更は私まで教えてください。
手締めの種類と掛け声は締めの挨拶 例文を参照してください。
気をつけたい場面の挨拶 例文
恩師が欠席で、お手紙を代読する
今日は◯◯先生にもお声がけしましたが、ご都合がつかず、お手紙をいただいています。
この後、代読させてください。
亡くなった同級生に触れる
乾杯の前に、一つお伝えしたいことがあります。
同じクラスだった◯◯さんが、◯年に亡くなりました。
今日はみんなで◯◯さんのことも思い出しながら、過ごしたいと思います。
少しの間、黙祷をささげたいと思います。(黙祷)ありがとうございました。
亡くなった恩師に触れる
担任だった◯◯先生は、◯年に亡くなりました。
先生がいつも言っていた「◯◯」という言葉を、今も覚えている人は多いと思います。
先生への感謝を込めて、黙祷をささげます。(黙祷)ありがとうございました。
先生に花束・記念品をお渡しする
ここで、◯◯先生に、クラスのみんなから感謝の気持ちを込めて花束をお贈りします。
代表して◯◯さん、お願いします。先生、長い間ありがとうございました。
紹介を間違えたときの訂正
失礼しました。先ほど◯◯さんを◯組とご紹介しましたが、正しくは◯組でした。お詫びして訂正します。
注意
亡くなった方に触れるかどうか、どこまで話すかは、ご遺族や親しかった人の気持ちも考えて幹事で相談して決めます。触れる場合は、死因などの詳しい事情は話しません。事情を知らない参加者もいることを考え、開会の早いうちに短く伝えます。
挨拶・乾杯をお願いする連絡 例文
恩師へのメール
件名:同窓会でのご挨拶のお願い(◯◯高校◯年◯組 □□)
◯◯先生
先日は同窓会へのご出席のお返事をいただき、ありがとうございました。
当日、開会の後に一言ご挨拶をいただけますでしょうか。
あわせて、乾杯のご発声もお願いできれば幸いです。
ご負担でしたら、遠慮なくお知らせください。
同級生に乾杯を頼むLINE
◯◯さん、同窓会の当日、乾杯の音頭をお願いできないかな。
一言だけで大丈夫です。引き受けてもらえたら、当日の流れを送ります。
件名の例:「【ご相談】同窓会の乾杯のご発声について」「同窓会当日の進行のご連絡(◯◯高校 □□)」。件名だけで用件と差出人が分かるようにします。
よくある失敗と防ぎ方
| よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 思い出話が止まらない | 乾杯が遅れ、料理や飲み物が待たされる | 思い出は一つに絞る。続きは歓談で話す |
| 一部の人しか分からない話をする | ほかの参加者が置いていかれる | 行事や先生など全員が知っている話題を選ぶ |
| 恩師に当日いきなり挨拶を頼む | 先生が困る・話が長くなる | 案内の段階で依頼し、長さの目安も伝える |
| 恩師や同級生の名前をうろ覚えで呼ぶ | 名前や担当を間違えて気まずくなる | 名簿で名前・旧姓・当時の担当を確かめ、メモに書く |
| 乾杯の前に飲み物が行き渡っていない | グラスを持てない人が出る | 全員がグラスを持ったのを見てから発声する |
| 締めで次回の連絡方法を言い忘れる | 連絡先が分からず次回が開けない | 締めの原稿に連絡方法と写真の共有を必ず入れる |
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 「◯◯先生がおっしゃられたように」 | 「おっしゃる」と「られる」で敬語が重なる | 「◯◯先生がおっしゃったように」 |
| 「◯◯さんはまだ独身なんだって」 | 私生活を人前で話題にされたくない人がいる | 本人が話したことだけに触れる |
| 「みんな老けたね」 | 冗談のつもりでも気にする人がいる | 「みんな変わらないね」 |
| 欠席者の悪口や噂話 | 後で本人に伝わることがある | 「また次は会えるといいね」 |
| 年収・役職・学歴の比べ合い | 居心地が悪くなる人がいる | 仕事は本人が話した範囲だけにする |
| 自分の仕事の話を長く続ける | 挨拶の時間が延びる | 一言で終える |
挨拶の前日チェックリスト
- 集まってくれたことへのお礼が入っている
- 卒業からの年月と思い出の一言が入っている
- 恩師を招いた場合、先生の名前と当時の担当を確かめた
- 開会の挨拶に今日の流れが入っている
- 締めに次回の連絡方法と写真の共有方法が入っている
- 亡くなった方に触れるか、幹事で相談して決めた
- 一度声に出して読み、長さを確かめた
- 名前と順番を書いたメモを用意した
後日のフォロー(お礼・お詫び)
挨拶をしてくれた恩師へのお礼
◯◯先生
先日は同窓会にお越しいただき、心温まるご挨拶をいただきまして、ありがとうございました。
先生のお言葉に、みんな当時を思い出していました。
当日の写真を同封いたします。どうぞお元気でお過ごしください。
挨拶で失礼があったときのお詫び
◯◯さん
□□です。先日の同窓会で、◯◯さんのことを紹介する際に失礼な言い方をしてしまい、申し訳ありませんでした。
配慮が足りなかったと反省しています。
参加者へのお礼と会計報告は同窓会の幹事がやること、部活やサークルのOB会はOB会・OG会の案内と運営にまとめています。
この記事の要点
- 挨拶はお礼・年月・思い出・流れの4つで足りる。長くしない。
- 恩師への挨拶・乾杯のお願いは事前に、長さの目安と一緒に伝える。
- 笑いは自分のことか全員に共通することで取る。
- 近況報告は「話せる範囲で」と前置きする。
- 締めでは次回の連絡方法と写真の共有を伝える。
- 亡くなった方に触れるかは幹事で相談して決める。
FAQ
よくある質問
集まってくれたお礼、卒業からの年月、当時の思い出に一言、今日の流れの4つで足ります。上の穴埋めテンプレートの◯を書き換えれば、そのまま使えます。
開会の挨拶なら1分ほど、長くても3分程度に収めると、歓談の時間が長く取れます。お礼、卒業からの年月、恩師の紹介、今日の流れを一言ずつ入れれば足ります。
短くても入れたほうが、会の始まりが分かりやすくなります。お礼と今日の流れを伝えて、すぐ乾杯に移る形で十分です。
よくある形です。当日になって頼むのではなく、案内を送る段階で「乾杯のご発声をお願いできますでしょうか」と伝え、引き受けてもらえるか確かめておきます。
構いません。名前や順番を間違えるより、メモを見ながら正確に話すほうが失礼になりません。顔を上げるのは、お礼と乾杯の発声のところだけでも十分です。
名前(旧姓があれば旧姓も)、今住んでいるところや仕事など、話せる範囲で一言ずつで十分です。家族や仕事のことを話したくない人もいるので、無理に聞き出さないようにします。
使えます。会の終わりを切り出す決まり文句です。くだけた会なら「そろそろお開きの時間です」と言い換えても構いません。
幹事で相談して決めます。触れる場合は、開会の挨拶の中で先生への感謝を述べ、黙祷をささげることもあります。参加者の中に事情を知らない人がいることも考え、伝え方に配慮します。