文例
年末の挨拶メール 例文
取引先・社内・上司・返信・件名
年末の挨拶メールは、お礼のメールであると同時に、年末年始の休業を知らせる連絡でもあります。丁寧な言葉を並べても、休みの期間と急ぎの連絡先が抜けていると、相手は困ります。このページでは、最初にそのまま使える基本形を示し、続けて取引先・お客様・協力会社・上司・同僚・部下・返信・送り遅れの場面別の例文、件名の例、言い換えフレーズ、よくある失敗を順にまとめました。
結論
年末の挨拶メールは、①今年一年のお礼 ②年末年始の休業期間と連絡先 ③来年もよろしくという結びの3つで組み立てます。送るのは相手の最終営業日より前。件名は「年末のご挨拶(会社名・氏名)」のように、開かなくても用件が分かる形にします。
まず結論:そのまま使える基本形
迷ったら、下の基本形の◯◯の部分だけを書き換えて送れば失礼になりません。お礼の行に今年あった具体的な出来事を1つ入れるのが、定型文に見せないいちばんのコツです。
件名:年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△)
株式会社□□
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社◯◯の△△です。
本年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
◯◯の件では、◯◯様のお力添えのおかげで無事に進めることができました。
弊社は12月◯日(◯)から1月◯日(◯)まで休業いたします。
新年は1月◯日(◯)より通常どおり営業いたします。
来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
――――――
株式会社◯◯ ◯◯部 △△
電話:◯◯◯/メール:◯◯◯
- 01
今年のお礼
「本年は大変お世話になりました」に、具体的な案件や出来事を1文添える
- 02
休業の案内
最終営業日・休業期間・新年の営業開始日を曜日つきで書く
- 03
来年への結び
「来年もよろしくお願いいたします」と「良いお年をお迎えください」で締める
年末の挨拶メールに入れるもの
| 要素 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 件名 | 用件と差出人 | 年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△) |
| 宛名 | 会社名・部署名・氏名(略さない) | 株式会社□□ ◯◯部 ◯◯様 |
| 今年のお礼 | 具体的な出来事を1つ添える | ◯◯の案件では多大なご協力をいただき |
| 休業の案内 | 最終営業日・休業期間・営業開始日 | 12月◯日(◯)〜1月◯日(◯) |
| 急ぎの連絡先 | 休業中に対応できる窓口があるか | 緊急の際は◯◯までご連絡ください |
| 結び | 来年への挨拶と相手を気づかう一言 | 来年も変わらぬお引き立てのほど |
| 署名 | 会社名・部署・氏名・連絡先 | 休業中に届かない番号は書かない |
Point
休業期間は、自社の正式な決定どおりに書いてください。 部署ごとに休みが違う会社では、自分の部署の期間を書きます。会社全体の休業案内の書き方は年末年始の休業案内 例文にまとめています。
件名の例(場面別)
| 場面 | 件名の例 | ポイント |
|---|---|---|
| 取引先(基本) | 年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△) | 会社名と氏名で見落としを防ぐ |
| 休業案内を兼ねる | 年末のご挨拶と年末年始休業のお知らせ(株式会社◯◯) | 休業が主目的だと件名で伝わる |
| 担当者どうし | 本年のお礼と年末のご挨拶(◯◯社 △△) | やりとりの多い相手向け |
| 社内・上司 | 年末のご挨拶(◯◯部 △△) | 社内は部署名と氏名で十分 |
| チーム全体 | 今年一年ありがとうございました | 一斉送信でも柔らかい件名に |
| 返信 | Re: 年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△) | 件名はそのまま返すと話が追いやすい |
取引先・社外への年末の挨拶メール
取引先への基本の文例(休業案内つき)
件名:年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△)
株式会社□□
◯◯部 ◯◯様
いつも大変お世話になっております。株式会社◯◯の△△です。
本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
特に◯◯の件では、短い準備期間のなか細やかにご対応いただき、心より感謝申し上げます。
さて、弊社の年末年始の休業期間は下記のとおりです。
休業期間:12月◯日(◯)〜1月◯日(◯)
新年の営業開始:1月◯日(◯)
休業中にいただいたご連絡は、営業開始日より順次対応いたします。
来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞ良いお年をお迎えください。
やりとりが多い担当者へ(少しくだけた文例)
件名:本年のお礼と年末のご挨拶(◯◯社 △△)
◯◯様
いつもお世話になっております。◯◯社の△△です。
今年は◯◯から◯◯まで、本当にたくさんご一緒させていただき、ありがとうございました。◯◯様のおかげで、毎回安心して進めることができました。
弊社は12月◯日から1月◯日までお休みをいただきます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
今年から取引が始まった相手へ
件名:年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△)
株式会社□□
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社◯◯の△△です。
本年は新たにお取引の機会をいただき、誠にありがとうございました。
初めての◯◯にもかかわらず、こちらの要望を丁寧にくみ取っていただき、大変心強く感じております。
来年はさらにお役に立てるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
なお、弊社は12月◯日(◯)から1月◯日(◯)まで休業いたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
協力会社・外注先へ
件名:本年のお礼(株式会社◯◯ △△)
◯◯株式会社
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社◯◯の△△です。
本年は◯◯の制作で多大なご尽力をいただき、ありがとうございました。急な仕様変更にも快く対応してくださり、本当に助かりました。
年末年始は12月◯日から1月◯日まで休業いたします。休業中にお送りいただいた請求書などは、営業開始後に確認いたします。
来年もお力をお借りすることになるかと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
お客様(個人のお客様・会員)へ
件名:本年もご利用ありがとうございました(◯◯ショップ)
◯◯様
いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。
本年も多くのご注文・ご感想をお寄せいただき、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
年末年始の営業についてお知らせいたします。
お問い合わせ窓口の休業:12月◯日(◯)〜1月◯日(◯)
休業中のご注文の発送:1月◯日(◯)より順次
来年も皆さまに喜んでいただけるよう努めてまいります。
どうぞ良いお年をお迎えください。
休業中も窓口がある場合に足す一文
休業期間中、緊急のご用件は下記までご連絡ください。
緊急連絡先:◯◯(担当 △△)
対応時間:◯時〜◯時
注意
一斉送信するときは、宛先をBCCにするか、1通ずつ送ってください。 取引先どうしのアドレスが見えてしまう誤送信は、年末の一斉メールで起きやすい事故です(一斉メールとBCC)。
社内(上司・同僚・部下)への年末の挨拶メール
上司へ
件名:年末のご挨拶(◯◯部 △△)
◯◯部長
お疲れさまです。△△です。
本年は◯◯の担当を任せていただき、ありがとうございました。至らない点も多いなか、そのたびに丁寧にご指導いただき、大変勉強になりました。
来年は◯◯でお役に立てるよう努めます。引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
他部署でお世話になった人へ
件名:本年のお礼(◯◯部 △△)
◯◯課 ◯◯さん
お疲れさまです。◯◯部の△△です。
今年は◯◯の件で何度もご相談に乗っていただき、ありがとうございました。◯◯さんに確認の手順を教えていただいたおかげで、締め切りに間に合わせることができました。
来年もご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
同僚へ
件名:今年もありがとうございました
◯◯さん
お疲れさまです。△△です。
今年もいろいろと助けてもらって、ありがとうございました。◯◯の追い込みのときに手伝ってもらえたのは本当に心強かったです。
来年もよろしくお願いします。ゆっくり休んで、良いお年を。
部下・後輩へ
件名:今年一年おつかれさまでした
◯◯さん
お疲れさまです。△△です。
今年は◯◯を中心になって進めてくれて、ありがとうございました。◯◯の調整は簡単ではなかったと思いますが、最後まで粘り強く対応してくれたおかげで、チームとしても大きな成果になりました。
来年も一緒に頑張りましょう。体調に気をつけて、良いお年をお迎えください。
部署・チームへ
件名:今年一年ありがとうございました
◯◯チームの皆さん
お疲れさまです。△△です。
今年も一年、ありがとうございました。◯◯の繁忙期を乗り切れたのは、皆さんが助け合ってくれたおかげです。
年明けは1月◯日から始まります。体調に気をつけて、良いお年をお迎えください。
注意
最終出社日の帰り際の一言や、仕事納めの挨拶は仕事納めの挨拶 例文を参照してください。
カジュアルな相手・チャットでの短い文面
社外の親しい担当者へ
◯◯さん
今年もいろいろとありがとうございました。◯◯のときは本当に助かりました。
弊社は◯日から◯日までお休みです。来年もよろしくお願いします。良いお年を!
社内チャットで
今年も一年ありがとうございました! 来年もよろしくお願いします。皆さん良いお年を。
日頃チャットでやりとりしている相手なら、このくらいの長さで十分です。相手がいつも使っている文体に合わせるのが、いちばん失礼になりません。ただし社外の相手には、休業期間の一文だけは入れておきます。
年末の挨拶メールへの返信
取引先からの挨拶への返信
件名:Re: 年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△)
△△様
ご丁寧にご挨拶をいただき、ありがとうございます。
こちらこそ、本年は大変お世話になりました。◯◯の件では、△△様の迅速なご対応に何度も助けていただきました。
弊社の年末年始の休業は12月◯日から1月◯日までとなっております。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
上司からの挨拶への返信
件名:Re: 年末のご挨拶
◯◯部長
お疲れさまです。△△です。
ご丁寧にありがとうございます。こちらこそ、本年は大変お世話になりました。◯◯の際にいただいた助言は、今後も大切にしていきます。
来年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。
部下・後輩からの挨拶への返信
件名:Re: 年末のご挨拶
◯◯さん
丁寧にありがとう。今年は◯◯で本当によく頑張ってくれました。
来年も頼りにしています。ゆっくり休んで、良いお年を。
一斉送信の挨拶への短い返信
◯◯様
ご丁寧にありがとうございます。こちらこそ本年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
返信は受け取った当日か翌営業日に。取引先への返信では、自社の休業期間を書き添えると、相手にとっても予定が立てやすくなります。
送り忘れた・年が明けてしまったとき
相手の最終営業日を過ぎてしまったら、年内に送るより年明けの新年の挨拶に切り替えるほうが自然です。そのとき「良いお年を」は使わず、昨年のお礼と今年のお願いに書き換えます。
件名:新年のご挨拶(株式会社◯◯ △△)
株式会社□□
◯◯様
あけましておめでとうございます。株式会社◯◯の△△です。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
年末にご挨拶ができず失礼いたしました。
本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
注意
新年の挨拶メールの例文は新年の挨拶メール 例文にまとめています。
言い換えフレーズ集
| 使う場所 | 取引先・目上 | 社内・親しい相手 |
|---|---|---|
| お礼 | 本年は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました | 今年もいろいろとありがとうございました |
| お礼に添える一言 | ◯◯の件では多大なお力添えをいただき | ◯◯のときは本当に助かりました |
| 来年のお願い | 来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます | 来年もよろしくお願いします |
| 相手を気づかう | 寒さ厳しき折、ご自愛のほどお祈り申し上げます | 体調に気をつけてくださいね |
| 締めの挨拶 | どうぞ良いお年をお迎えください | 良いお年を |
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 自社の最終日に送る | 相手がすでに休みに入っていて読まれない | 相手の最終営業日より前に送る |
| 休業期間の曜日が違う | 相手の予定が狂い、問い合わせが増える | カレンダーで曜日を確かめてから書く |
| TO・CCで一斉送信 | 取引先どうしのアドレスが見える | BCCにするか、1通ずつ送る |
| お礼が定型文だけ | 一斉メールに見え、印象に残らない | 今年の具体的な出来事を1つ書く |
| 年明けに「良いお年を」 | 時期がずれた印象になる | 新年の挨拶に切り替える |
| 休業中つながらない番号を署名に書く | 相手が電話して困る | 休業中の窓口を明記するか、番号を外す |
送る前のチェックリスト
- 相手の最終営業日より前に届くか(自社の最終日ではなく、相手の最終日)
- 休業期間・営業開始日が正しいか(曜日も確認)
- 急ぎの連絡先が要る相手か
- 宛名・会社名・担当者の名前の漢字に誤りがないか
- お礼に具体的な出来事が1つ入っているか
- 一斉送信ならBCCになっているか
- 「良いお年を」は年内の挨拶。年が明けてから届く場合は使わない
注意
紙の年賀状は年賀状の文例(ビジネス)、お歳暮をいただいた場合はお歳暮のお礼状 例文を参照してください。
この記事の要点
- 年末の挨拶メールはお礼・休業の案内・来年もよろしくの3つ。
- 件名は「年末のご挨拶(会社名・氏名)」のように用件が分かる形に。
- お礼には具体的な出来事を1つ添えると、定型文に見えない。
- 送るのは相手の最終営業日より前。間に合わなければ新年の挨拶に切り替える。
- 一斉送信はBCC。返信は当日か翌営業日に、自社の休業期間を添えて。
FAQ
よくある質問
日頃チャットでやりとりしている相手なら「今年もいろいろとありがとうございました。◯◯のときは本当に助かりました。来年もよろしくお願いします。良いお年を!」くらいの長さで十分です。相手がいつも使っている文体に合わせるのが、いちばん失礼になりません。休業期間を知らせる必要がある相手には、その一文だけは入れておきます。
相手の最終営業日より前に届くように送ります。自社の最終日に送ると、相手がすでに休みに入っていることがあります。取引先の休業期間が分からない場合は、早めに送っておくほうが確実です。年が明けてから届く場合は「良いお年を」は使わず、新年の挨拶に切り替えます。
「年末のご挨拶(株式会社◯◯ △△)」のように、用件と差出人が件名だけで分かる形にします。年末は同じようなメールが多く届くため、会社名と氏名を入れておくと、相手が見落としにくくなります。休業の案内が主目的なら「年末のご挨拶と年末年始休業のお知らせ」のように件名に入れます。
取引先向けなら書いておくのが親切です。最終営業日、休業期間、新年の営業開始日を、曜日つきで書きます。休業中の連絡の扱い(営業開始日から順次対応する、緊急時の窓口がある等)も一文添えると、相手が年末の段取りを組みやすくなります。
宛先をBCCにすれば一斉送信でも送れますが、日頃やりとりの多い相手には1通ずつ送り、お礼の行に相手との具体的な出来事を書くほうが気持ちが伝わります。TOやCCに複数の取引先を並べると、ほかの取引先のアドレスが見えてしまうので避けてください。
相手の最終営業日を過ぎていたら、年明けに新年の挨拶メールとして送ります。「良いお年を」は使わず、「旧年中は大変お世話になりました」と昨年のお礼を書き、年末に挨拶できなかったことを一言添えれば十分です。
取引先からの挨拶には、短くても返信するのが丁寧です。受け取った当日か翌営業日に、お礼と今年の具体的な出来事、自社の休業期間、来年もよろしくという結びを書きます。一斉送信と分かるメールでも、日頃やりとりのある相手なら短い返信で差し支えありません。