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敬語

「本年もお世話になりました」の言い換え
目上への言い方と返し方の例文

「本年もお世話になりました」は、その年の終わりに、一年分の感謝をまとめて伝える言葉です。取引先・お客様・上司など目上の相手にそのまま使えます。そのまま使える一文は「本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。」。今年初めて取引した相手には「本年も」の「も」が合わず、年が明けてからは「昨年中は」に変えます。このページでは、言葉の意味と使える場面の表、丁寧さ別の言い換え、場面別のメール例文、言われたときの返し方をまとめました。

更新: 2026-10-27読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「本年」は「今年」の改まった言い方です。「本年もお世話になりました」は、今年も一年間、相手に助けてもらったことへの感謝を過去形でまとめる言い方で、年末のメールや挨拶の決まり文句として使われます。前の年から付き合いがある相手には「本年も」、今年からの相手には「本年は」を使います。

「本年もお世話になりました」の意味と使える時期

「お世話になりました」は、相手に助けてもらったこと・面倒を見てもらったことへのお礼を、ひと区切りついたものとして伝える言い方です。ふだんのメールの書き出しで使う「お世話になっております」が「今も続いている」ことを表すのに対し、こちらは年の終わりという区切りで一年分を振り返ります。

使う時期は、その相手と年内最後にやり取りするときです。12月でも年内にまだ何度もやり取りが続くなら、最後の一通まで取っておくと言葉が生きます。「お世話になっております」の使い方は「お世話になっております」の意味と使い方にまとめています。

Point

「本年も」は去年からの相手、「本年は」は今年からの相手。年が明けたら「昨年中は」「旧年中は」に言い換えます。

使える場面・言い換えたほうがよい場面

場面使い方例
前年から付き合いのある取引先そのまま使える本年も大変お世話になりました
今年初めて取引した相手「も」を「は」に本年は大変お世話になりました
今年一つの案件だけ関わった相手案件名を入れるこのたびの◯◯では大変お世話になりました
上司・先輩(社内)使える今年も一年、大変お世話になりました
部下・後輩(社内)「ありがとう」のほうが自然なことが多い今年もいろいろとありがとう
年が明けてから過去の年に言い換える昨年中は大変お世話になりました
退職・異動で最後になる相手年末の言葉ではないこれまで大変お世話になりました

注意

退職や異動の最終日の「お世話になりました」は、年末の挨拶とは別のものです。言い方は退職の挨拶の例文を見てください。

言い換え一覧(丁寧さの段階つき)

言い方丁寧さ使いやすい場面
本年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます最も改まった言い方挨拶状・お客様向けの文書
本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました改まった言い方お客様・取引先への年末のメール
本年中は大変お世話になりました改まった言い方取引先・上司への挨拶
本年も大変お世話になりました丁寧社内外どちらにも使いやすい
今年も一年、大変お世話になりました丁寧(話し言葉寄り)口頭・社内の上司
今年もいろいろとありがとうございました標準社内の先輩・同僚
今年もありがとうくだけた言い方同僚・後輩・親しい相手

「本年中は」は「今年一年のあいだ」をはっきり示す改まった言い方で、手紙や挨拶状に向きます。「ご厚情」「お引き立て」は改まった文書向けの言葉なので、ふだんのメールでは「大変お世話になりました」で十分です。お客様向けの「ご愛顧」との使い分けは「ご高配」と「ご愛顧」の違いにあります。

決まり文句だけで終わらせず、今年助けてもらった具体的なことを一つ添えると、形だけの挨拶になりません。

場面別のメール例文

前年から付き合いのある取引先へ

件名:年内最後のご連絡(株式会社△△ □□)

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本年も大変お世話になりました。
特に◯月の◯◯では、急な日程の変更にも快くご対応いただき、本当に助かりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年初めて取引した相手へ

件名:本年のお礼(株式会社△△ □□)

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本年は◯◯のご縁をいただき、大変お世話になりました。
初めてのお取引にもかかわらず、細かなご相談にも丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

一つの案件だけ関わった相手へ

件名:◯◯の件のお礼

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびの◯◯では大変お世話になりました。おかげさまで、無事に終えることができました。
また機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
寒さが厳しくなってまいりましたので、どうぞご自愛のうえ、良いお年をお迎えください。

お客様への改まったお礼

件名:本年のご愛顧へのお礼

◯◯様

いつも◯◯をご利用いただき、ありがとうございます。
本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
来年も皆様のお役に立てるよう努めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

上司へ(社内)

件名:今年一年のお礼

◯◯課長

お疲れさまです。□□です。
今年も一年、大変お世話になりました。
◯◯の担当になってから、判断に迷うたびに相談に乗っていただき、ありがとうございました。
来年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。

年が明けてから(言い換えの例)

件名:新年のご挨拶(株式会社△△ □□)

◯◯様

新年あけましておめでとうございます。株式会社△△の□□です。
昨年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

注意

社内の部下・チームに向けた一年のお礼は一年のお礼を伝える社内メール、年明けの挨拶メールは新年の挨拶メールの例文にまとめています。

よくある間違い

書きがちな言い方気になる点直し方
(今年からの相手に)本年もお世話になりました「も」は前の年からの付き合いを前提にした言い方本年は大変お世話になりました
(年明けに)本年もお世話になりました年が明けると「本年」は新しい年を指す昨年中は大変お世話になりました
(上司に)今年もお世話様でした「お世話様」は目上には軽いと受け取る人もいる今年も大変お世話になりました
本年もお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします年末に「本年も」を二度使うと、どの年を指すか分かりにくい本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします
決まり文句だけを並べる誰にでも送れる文面に見える今年助けてもらった具体的なことを一つ添える

「本年もお世話になりました」と言われたときの返し方

返すときは「こちらこそ」から始めて、同じくお礼を返します。相手が具体的に触れてくれたことがあれば、それに一言応えると丁寧です。

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそ、本年は大変お世話になりました。
◯◯の件では、こちらの急なお願いにも合わせていただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

口頭なら「こちらこそ、大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします」で十分です。

この記事の要点

  • 「本年もお世話になりました」は一年分のお礼を年末にまとめて伝える言葉。目上にも使える。
  • 今年からの相手には「本年は」。「も」は前の年からの付き合いが前提。
  • 年が明けたら「昨年中は」に言い換える。
  • 改まった文書では「本年中は格別のご厚情を賜り」。ふだんのメールは「大変お世話になりました」で十分。
  • 返すときは「こちらこそ、本年は大変お世話になりました」。

FAQ

よくある質問

01「本年もお世話になりました」は目上の人に使えますか?

使えます。取引先・お客様・上司への年末の挨拶としてそのまま使える丁寧な言い方です。改まった文書では「本年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます」とします。

02今年初めて取引した相手にも「本年も」でよいですか?

「も」は前の年からの付き合いを前提にした言い方なので、今年からの相手には「本年は大変お世話になりました」とするほうが自然です。

03年が明けてから一年のお礼を言うときは?

年が明けると「本年」は新しい年を指すので、「昨年中は大変お世話になりました」「旧年中は大変お世話になりました」と言い換えます。

04「本年もお世話になりました」と言われたら何と返せばよいですか?

「こちらこそ、本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします」と、「こちらこそ」から始めて同じくお礼を返します。

05「本年」と「今年」はどう違いますか?

意味は同じで、「本年」のほうが改まった言い方です。取引先へのメールや文書では「本年」、口頭や社内では「今年」を使うことが多いです。

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