メール
年末の挨拶回りのアポ取りメール 例文
日程の聞き方と返信
年末の挨拶回りのアポ取りメールは、一年のお礼を伝えに訪問したいと、取引先に都合を聞くメールです。そのまま使える一文は「年末のご挨拶に伺いたく存じますが、◯月◯日(◯)か◯日(◯)のご都合はいかがでしょうか。」。年末は相手も締めの仕事で忙しい時期なので、短時間で失礼することと候補日時をはっきり書き、訪問が難しければメールの挨拶で済ませられるように断りやすい一文を添えます。いつから回るか・当日の言葉・手土産は年末の挨拶回りにまとめているので、このページではアポを取るメールと、そのあとのやり取りを場面別に並べました。
結論
年末の挨拶回りのアポ取りメールは、目的(年末の挨拶)・所要時間・同行者・候補日時の四つを書いて、訪問の都合を聞くメールです。件名で年末の挨拶の訪問の相談だと分かるようにし、相手が日時を選んで返すだけで済む形にします。
アポ取りメールに書く四つのこと
| 書くこと | 書き方の例 | 書く理由 |
|---|---|---|
| 目的 | 年末のご挨拶に伺いたく存じます | 商談ではないと分かれば、相手は時間を取りやすい |
| 所要時間 | 10分ほどで失礼いたします | 年末は予定が詰まっているので、短いと分かると受けやすい |
| 同行者 | 上司の◯◯とともに伺います | 相手側も同席者を考えられる |
| 候補日時 | ◯月◯日(◯)午前/◯月◯日(◯)午後 | 選んで返すだけで済む |
Point
「ご多用でしたら、メールでのご挨拶とさせてください」と逃げ道を書いておく。年末は相手が訪問を受けにくいこともあるので、断りやすくしておくと、かえって返事をもらいやすくなります。
候補日は二つか三つ、相手の仕事納めより前で、なるべく早めの日にしておきます。候補日時の並べ方は日程候補のメール、候補の作成は日程候補の作成ツールが使えます。
相手・状況別の書き分け
| 相手・状況 | アポ取りメール | 書き添えること |
|---|---|---|
| いつもやり取りしている担当者 | 送る | 今年の具体的なお礼を一言 |
| 上司を連れて行く | 送る | 同行者の名前と役職 |
| 今年担当になったばかりの相手 | 送る | 担当として初めての年末であること |
| 相手の上役にも挨拶したい | 担当者に相談する形で送る | 「もしお時間があれば」と控えめに |
| 遠方で訪問の負担が大きい | 訪問より電話やメールの挨拶を検討 | ― |
| 訪問を受けない方針の会社 | 送らない | 年末の挨拶メールに切り替える |
注意
訪問を見送る相手には、年末の挨拶メールで一年のお礼を伝えます。
お願いの言い回し(丁寧さの段階つき)
| 言い方 | 丁寧さ | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 年末のご挨拶に伺いたく存じますので、お時間を頂戴できますと幸いです | 最も改まった言い方 | 取引先の役員・初めて訪ねる相手 |
| 年末のご挨拶に伺いたく存じますが、ご都合はいかがでしょうか | 改まった言い方 | 取引先の担当者全般 |
| 年末のご挨拶に伺ってもよろしいでしょうか | 丁寧 | 付き合いの長い担当者 |
| 年末のご挨拶にお邪魔してもよろしいでしょうか | 丁寧(やわらかい) | 気心の知れた担当者 |
| 年末のご挨拶に寄らせてもらってもいいですか | 標準 | 社内の別拠点・ごく親しい相手 |
「伺う」は自分が相手のところへ行くことをへりくだって言う言葉で、それだけで十分に丁寧です。「伺う」と「参る」の使い分けは「伺う」と「参る」の違いを見てください。
場面別のメール例文
いつもの担当者に訪問の都合を聞く
件名:年末のご挨拶に伺いたく存じます(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
今年は◯◯の件で大変お世話になりました。
年末のご挨拶に伺いたく存じますが、下記のいずれかでご都合はいかがでしょうか。
10分ほどで失礼いたします。
・◯月◯日(◯)◯時から◯時の間
・◯月◯日(◯)◯時から◯時の間
ご多用の時期と存じますので、難しいようでしたら、メールでのご挨拶とさせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
上司と一緒に伺う
件名:年末のご挨拶の訪問について(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
年末のご挨拶に、部長の◯◯とともに伺いたく存じます。
お時間は10分ほどで失礼いたしますので、下記のうちご都合のよい日時をお知らせいただけますでしょうか。
・◯月◯日(◯)午前
・◯月◯日(◯)午後
・◯月◯日(◯)午前
もし◯◯部長にもお目にかかれるようでしたら、ご挨拶できれば幸いです。
年末のお忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
今年担当になったばかりの相手に
件名:年末のご挨拶に伺いたく存じます(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
今年から貴社を担当し、さまざまな場面でお力添えをいただきました。
担当として初めての年末となりますので、一度ご挨拶に伺えればと存じます。
・◯月◯日(◯)◯時から
・◯月◯日(◯)◯時から
上記以外でもご都合に合わせますので、お知らせいただけますと幸いです。
短い時間で失礼いたします。
返信がないときにもう一度送る
件名:Re: 年末のご挨拶に伺いたく存じます(株式会社△△ □□)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お送りした年末のご挨拶の件で、改めてご連絡いたしました。
年末でお忙しいことと存じますので、お時間が難しいようでしたら、どうぞお気遣いなくお知らせください。その場合はメールでご挨拶いたします。
ご都合が合うようでしたら、◯月◯日(◯)か◯月◯日(◯)に伺えればと存じます。
注意
催促にならないよう、訪問しなくてもよい選択肢を先に出すのがこつです。返信がないときの書き方は返信がないときの再送メールも参考にしてください。
日程が決まったら確認を兼ねてお礼を返す
件名:Re: 年末のご挨拶の訪問について
◯◯様
ご返信いただき、ありがとうございます。
それでは、◯月◯日(◯)◯時に、部長の◯◯とともに貴社へ伺います。
受付で◯◯様のお名前をお伝えすればよろしいでしょうか。
お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
「今年は訪問なしで」と返ってきたとき
件名:Re: 年末のご挨拶に伺いたく存じます
◯◯様
ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。承知いたしました。
この場を借りて、今年一年のお礼を申し上げます。◯◯の件では、急なお願いにも快く応じていただき、本当に助かりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末のお忙しい時期ですので、どうぞご無理なさらないでください。
よくある間違い・気をつけたい点
| 書きがちな言い方 | 気になる点 | 直し方 |
|---|---|---|
| ご挨拶にお伺いさせていただきたく存じます | 「お伺い」「させていただく」「存じます」が重なり、くどいと感じる人もいる | ご挨拶に伺いたく存じます |
| 年末のご挨拶に行きます | 相手の都合を聞いていない | 伺いたく存じますが、ご都合はいかがでしょうか |
| 候補を書かず「ご都合のよい日をお知らせください」だけ | 相手が予定を見て一から考えることになる | 候補日時を二つか三つ書く |
| 所要時間を書かない | 長い打ち合わせだと思われて受けにくい | 10分ほどで失礼いたします |
| 仕事納めの直前を候補にする | 相手の忙しい時期に重なりやすい | なるべく早めの日を候補にする |
| 本文で「御社」と書く | 書き言葉では「貴社」が一般的 | 貴社へ伺います |
アポ取りのメールを受け取ったときの返事
受け取った側は、受けられる日時を一つ選んで返すのが基本です。訪問を受けるのが難しいときは、理由を長く書かず、気持ちへのお礼と、来年もよろしくを添えて断ります。
受けるとき
□□様
お世話になっております。株式会社◯◯の◯◯です。
ご丁寧にありがとうございます。
◯月◯日(◯)◯時でお願いできますでしょうか。受付で私の名前をお伝えください。
当日お目にかかれるのを楽しみにしております。
断るとき
□□様
お世話になっております。株式会社◯◯の◯◯です。
年末のご挨拶のお申し出、ありがとうございます。
あいにく年内は予定が立て込んでおり、お時間を取ることが難しい状況です。せっかくお気遣いいただいたのに申し訳ございません。
今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
この記事の要点
- アポ取りメールには目的・所要時間・同行者・候補日時の四つを書く。
- お願いは「年末のご挨拶に伺いたく存じますが、ご都合はいかがでしょうか」。
- 「難しいようでしたらメールでのご挨拶とさせてください」と断りやすくしておく。
- 返信がなければ、訪問しなくてよい選択肢を先に出して再送する。
- 受け取った側は日時を一つ選んで返す。断るときは気持ちへのお礼を添える。
FAQ
よくある質問
訪問したい日の少し前、相手が予定を組める余裕のある時期に送ります。年末は相手も予定が詰まりやすいので、早めに連絡しておくと日程を合わせやすくなります。いつから回るかは年末の挨拶回りの記事にまとめています。
「年末のご挨拶に伺いたく存じます(株式会社◯◯ 氏名)」のように、年末の挨拶の訪問の相談であることと、送り主が件名で分かるようにします。
失礼とまでは言えませんが、「お伺い」「させていただく」「存じます」が重なって、くどいと感じる人もいます。「ご挨拶に伺いたく存じます」で十分に丁寧です。
訪問が難しければメールで挨拶すると先に書いたうえで、候補日をもう一度示して送ります。催促に聞こえないよう、相手が断りやすい形にしておくのがこつです。
連絡へのお礼を伝え、そのメールの中で一年のお礼と来年もよろしくを書いて、挨拶に代えます。カレンダーなどを渡す予定だった場合は、郵送してよいか一言聞いておくと親切です。