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敬語

「お見知りおきください」の意味と使い方
目上への言い方とメール例文

「お見知りおきください」は、初めて会う相手に、これから自分(や自分の側の人)を覚えておいてほしいとお願いする言葉です。取引先・お客様・上司など目上の相手にも使えます。そのまま使える一文は「以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。」。すでに何度もやり取りしている相手には合いません。このページでは、意味と読み方、使える場面の表、丁寧さ別の言い換え、初対面・着任・担当交代など場面別のメール例文をまとめました。自己紹介の話し方全体は自己紹介の例文を見てください。

更新: 2026-11-04読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「見知りおく」は会って顔や名前を覚えておくことで、相手の行為に「お」を付けて依頼の形にした「お見知りおきください」は、「今後、私のことを覚えておいてください」を丁寧に言う言い方です。読み方は「おみしりおきください」。初対面のあいさつの結びに、「以後」「今後とも」と組み合わせて使うのが基本です。

「お見知りおき」の意味と成り立ち

「見知る」は見て知っている、面識があること、「おく」はそのままにしておくことで、合わせた「見知りおく」は会ったことを覚えておくという意味になります。そこに「お〜ください」を付けたのが「お見知りおきください」です。

このため、使うのは初めて会う・初めて連絡するときに限られます。自分のことだけでなく、新しく担当になる部下や後任を紹介して「お見知りおきください」と添えることもできます。

Point

「お見知りおき」は初対面のあいさつの言葉。名乗ったあと、結びの「よろしくお願いいたします」の前に置くと自然です。

使える場面・使わないほうがよい場面

場面「お見知りおき」代わりに使う言葉
取引先と初めて会う・名刺を交換する使える―
新しい部署・会社に着任したあいさつ使える―
後任・新しい担当者を紹介する使える―
初めて連絡するメールの結び使える(「以後〜のほど」と組む)―
交流会・懇親会の自己紹介使える―
何度も会っている取引先合わない今後ともよろしくお願いいたします
久しぶりに連絡する相手合わないご無沙汰しております
社内の同期・後輩への軽いあいさつかしこまりすぎるこれからよろしくお願いします

注意

「お見知りおきください」は目上の人にも使える言葉です。ただ、単独で言い切ると少し古風で、芝居がかって聞こえると感じる人もいます。メールでは「以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします」と、お願いの言葉まで続けると落ち着きます。

言い換え一覧(丁寧さの段階つき)

言い方丁寧さ使いやすい場面
以後お見知りおきくださいますよう、お願い申し上げます最も改まった言い方就任・着任の挨拶状
以後お見知りおきのほど、よろしくお願い申し上げます改まった言い方取引先への初めてのメール
以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします丁寧取引先・お客様との初対面
お見知りおきいただけますと幸いです丁寧(やわらかい)紹介を受けて連絡するとき
どうぞよろしくお願いいたします丁寧(簡潔)社内外どちらにも
覚えていただけるとうれしいです標準(くだけた)社内の懇親会・軽い自己紹介

迷ったら「どうぞよろしくお願いいたします」で十分です。「お見知りおき」は、初対面であることをはっきり示したいとき、たとえば着任や担当交代のあいさつで添えると効果があります。着任のあいさつ全体は着任挨拶の例文にまとめています。

場面別のメール例文

名刺交換した相手に、初めてメールを送る

件名:先日のごあいさつ(株式会社△△ □□)

株式会社◯◯
◯◯様

先日の◯◯でごあいさつした、株式会社△△の□□です。
お忙しいなか、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
弊社では、展示会や社内行事の運営をお手伝いしております。
以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。

着任のあいさつを取引先に送る

件名:着任のごあいさつ(株式会社△△ □□)

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたび、◯月◯日付で◯◯支店に着任いたしました。
前任の◯◯同様、貴社のお役に立てるよう努めてまいります。
近いうちに改めてごあいさつに伺えればと存じます。
以後お見知りおきのほど、よろしくお願い申し上げます。

後任の担当者を紹介する

件名:担当者交代のお知らせ

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯月◯日より、貴社の担当を◯◯が引き継ぐこととなりました。
本メールの宛先に◯◯を加えております。
これまでの経緯は◯◯にすべて伝えております。
後任の◯◯を、以後お見知りおきいただけますと幸いです。

紹介を受けて、初めて連絡する

件名:◯◯様のご紹介でご連絡いたしました

株式会社◯◯
◯◯様

突然のご連絡、失礼いたします。株式会社△△の□□と申します。
◯◯株式会社の◯◯様からご紹介いただき、ご連絡いたしました。
◯◯の件で、一度お話を伺えればと考えております。
まずはごあいさつまで。以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。

新しい部署へのあいさつ(社内)

件名:◯◯部に着任しました(□□)

◯◯部の皆さま

お疲れさまです。本日付で◯◯部に着任しました□□です。
前の部署では◯◯を担当していました。
分からないことが多く、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、早く戦力になれるよう努めます。
お見知りおきのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

交流会で会った相手へのお礼

件名:昨日の交流会のお礼

◯◯株式会社
◯◯様

昨日の交流会でお話しした、株式会社△△の□□です。
◯◯のお話がとても参考になりました。ありがとうございました。
同じ業界に関わる者として、今後もいろいろと教えていただければうれしく存じます。
以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。

注意

担当交代のメール全体(引き継ぎの範囲や連絡先の書き方)は担当者交代のあいさつメール、初めて連絡するメールの組み立ては紹介・初回連絡のメールを参考にしてください。

よくある間違い

書きがちな言い方気になる点直し方
(何度も会っている相手に)今後ともお見知りおきください初対面の言葉なので、すでに面識がある相手には合わない今後ともよろしくお願いいたします
お見知りおきしてください「お〜する」は自分の動作に使う形で、相手への依頼としては不自然お見知りおきください/お見知りおきいただけますと幸いです
メールの結びが「以後お見知りおきを。」だけ言いさしの形は、書き言葉ではそっけなく感じる人もいる以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします
「お見知りおきください」を一通に何度もくどくなる結びで一度だけ

「お見知りおきください」と言われたときの返し

言われた側は、「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」と返せば十分です。同じ言葉を返す必要はありません。相手が着任や担当交代であれば、歓迎の一言や今後の連絡の段取りを添えると親切です。

□□様

お世話になっております。株式会社◯◯の◯◯です。
ご丁寧なごあいさつをいただき、ありがとうございます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
次回の打ち合わせの日程は、改めてご相談できれば幸いです。

対面で言われたときも同じで、「こちらこそよろしくお願いいたします」と名乗り返すのが自然です。名刺交換の流れは名刺交換のマナーにまとめています。

この記事の要点

  • 「お見知りおきください」は初対面の相手に、今後覚えておいてほしいとお願いする言葉。読みは「おみしりおきください」。
  • メールでは「以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします」と結ぶ形が使いやすい。
  • すでに面識がある相手には使わず、「今後ともよろしくお願いいたします」。
  • 後任や部下を紹介するときにも「後任の◯◯を、以後お見知りおきいただけますと幸いです」と使える。
  • 言われたら「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」で十分。

FAQ

よくある質問

01「お見知りおきください」は目上の人に使えますか?

使えます。初対面の取引先・お客様・上司へのあいさつに使える丁寧な言い方です。単独だと少し古風に聞こえると感じる人もいるので、「以後お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします」と続けると落ち着きます。

02「お見知りおき」の読み方は?

「おみしりおき」と読みます。

03何度も会っている相手に「お見知りおきください」と言ってもよいですか?

合いません。初対面の相手に覚えておいてほしいとお願いする言葉なので、面識がある相手には「今後ともよろしくお願いいたします」とします。

04自分以外の人を紹介するときにも使えますか?

使えます。後任や新しく加わったメンバーを紹介するとき、「後任の◯◯を、以後お見知りおきいただけますと幸いです」のように使います。

05「お見知りおきください」と言われたら、何と返せばよいですか?

「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」と返せば十分です。同じ言葉を返す必要はありません。

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