年始
新年の挨拶 口頭の一言
上司・電話・来客でそのまま言える例文集
結論:口頭の新年の挨拶は「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」の一言で足ります。上司や目上の人には、間に「昨年は大変お世話になりました」を挟みます。同僚には「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」、後輩には「あけましておめでとう。今年もよろしくね」くらいの短さで十分です。このページでは、初出社の朝(上司・同僚・後輩・他部署)、電話を受けるとき・かけるとき、来客、取引先での打ち合わせ、Web会議の冒頭、喪中の相手、松の内を過ぎてから初めて会う相手まで、場面ごとにそのまま言える一言を並べました。朝礼で話す挨拶は仕事始めの挨拶 例文、取引先への挨拶回りの段取りは年始の挨拶回りにまとめているので、ここでは顔を合わせたときや用件の前に言う、短い一言に絞っています。
結論
口頭の新年の挨拶は、年が明けてから、その相手と初めて話すときに交わす短い言葉です。基本の形はお祝い(あけましておめでとうございます)+昨年のお礼(昨年はお世話になりました)+今年のお願い(本年もよろしくお願いいたします)。相手との距離や場面に合わせて、三つのうち一つ二つに縮めても失礼にはなりません。
【早見表】場面別・そのまま言える一言
急いでいる人向けに、場面ごとの一言を先にまとめます。詳しい言い方と注意点は下の各見出しにあります。
| 場面・相手 | そのまま言える一言 |
|---|---|
| 直属の上司 | あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 |
| 役員・他部署の部長 | あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 |
| 同僚・先輩(すれ違いざま) | あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 |
| 同期・後輩 | あけましておめでとう。今年もよろしくね。 |
| 電話を受けたとき | ◯◯様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 |
| 電話をかけたとき | 株式会社△△の□□です。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 |
| 来客を迎えるとき | あけましておめでとうございます。お寒い中お越しいただき、ありがとうございます。 |
| 取引先で担当者に会ったとき | あけましておめでとうございます。旧年中はひとかたならぬお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
| Web会議の冒頭 | 皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。では早速、始めます。 |
| 喪中と分かっている相手 | 昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。 |
| 松の内を過ぎてから初めて会う相手 | 今年初めてお目にかかります。本年もよろしくお願いいたします。 |
Point
迷ったら「本年もよろしくお願いいたします」だけは必ず言う。お祝いとお礼は、相手と場面に合わせて足し引きします。
口頭の新年の挨拶の基本の形
メールや年賀状と違い、口頭の挨拶は相手の時間を取らない短さが大事です。仕事始めの日は誰もが何人もと挨拶を交わすので、立ち止まって数秒で終わる長さを目安にします。
| 要素 | 言葉 | 省いてよい場面 |
|---|---|---|
| お祝い | あけましておめでとうございます | 相手が喪中と分かっているとき・時期を過ぎたとき |
| 昨年のお礼 | 昨年は(旧年中は)お世話になりました | すれ違いざま・同僚どうし |
| 今年のお願い | 本年もよろしくお願いいたします | 省かない(どの場面でも入れる) |
相手・場面ごとの長さの目安
| 相手・場面 | 言う要素 | 目安 |
|---|---|---|
| 直属の上司 | お祝い+昨年の具体的な一件へのお礼+今年のお願い | 席へ行って、立ったまま短く |
| 他部署の部長・役員 | お祝い+お礼+今年のお願い(改まった言い方) | 会ったときに。わざわざ席を回るかは職場の慣習に合わせる |
| 同じチームの先輩・同僚 | お祝い+今年のお願い | 出社して顔を合わせたとき |
| 後輩・部下 | お祝い+昨年のねぎらい+今年のお願い | こちらから先に声をかける |
| すれ違うだけの他部署の人 | お祝い+今年のお願い | 歩きながらでも構わない |
| 電話・内線 | お祝い+今年のお願い | 用件の前に一言で区切る |
| 来客・取引先 | お祝い+お礼+今年のお願い | 受付・入口、打ち合わせの席に着く前に |
社内で:場面別の言い方
初出社の朝、直属の上司の席へ
あけましておめでとうございます。昨年は◯◯の件で大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
上司には、昨年お世話になった件を一つだけ具体的に添えると、型どおりの挨拶より伝わります。上司が電話中や打ち合わせ中なら、終わるのを待つか、会釈だけしてあとで改めて声をかけます。
(今年の抱負を一言添えるなら)あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年は◯◯を一人で回せるようになりたいと思っています。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。
他部署の部長・役員に会ったとき
あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
廊下・エレベーターで、他部署の人とすれ違う
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
同じチームの同僚・先輩に
(同僚に)あけましておめでとう。今年もよろしくね。
(先輩に)あけましておめでとうございます。昨年はいろいろ助けていただき、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
後輩・部下に(こちらから先に)
あけましておめでとう。昨年は◯◯をよく頑張ってくれて、助かりました。今年もよろしくお願いします。
異動・入社して初めての年明け
あけましておめでとうございます。昨年◯月からお世話になっております□□です。まだ至らない点が多いですが、本年もよろしくお願いいたします。
休暇明けで、仕事始めの日に出社できなかった
あけましておめでとうございます。仕事始めの日にご挨拶できず、失礼いたしました。本年もよろしくお願いいたします。
電話・Web会議で:用件の前の一言
年明けに外線の電話を受けたとき
(相手が名乗ったあと)◯◯様、あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
会社によっては、年明けの数日だけ電話の第一声を「あけましておめでとうございます。株式会社△△でございます」にするところもあります。社内の決まりに合わせてください。取り次ぐときは、挨拶を済ませてから「◯◯におつなぎしますので、少々お待ちください」と続けます。取り次ぎの言い方は電話の取り次ぎにまとめています。
年明けに取引先へ電話をかけるとき
株式会社△△の□□です。あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。早速で恐縮ですが、◯◯の件でお電話いたしました。
電話では相手の時間をもらっているので、挨拶は一息で言い切り、すぐ用件に入るのが親切です。相手が年末年始の話を始めたら、それに合わせます。
社内の内線・他拠点からの電話
◯◯支店の□□です。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。早速ですが、◯◯の件で一点だけ確認させてください。
年明け最初のWeb会議・オンライン打ち合わせの冒頭
(進行役として)皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年明け最初の定例ですので、まず今月の予定から確認します。
(社外との会議で、参加者として)あけましておめでとうございます。株式会社△△の□□です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
人数が多い会議では、進行役がまとめて一度言えば、参加者が一人ずつ挨拶し直す必要はありません。
来客・取引先で:社外の人への一言
自社に来たお客様を受付で迎える
あけましておめでとうございます。お寒い中お越しいただき、ありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。どうぞこちらへ。
取引先を訪ねて、担当者に会ったとき
あけましておめでとうございます。旧年中はひとかたならぬお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始の挨拶だけが目的の訪問なら、立ったまま数分で失礼するくらいが相手の負担になりません。手土産やのしは年始の手土産を参考にしてください。
年明け最初の打ち合わせで、席に着く前に
あけましておめでとうございます。昨年は◯◯でご一緒でき、ありがとうございました。本年も引き続きよろしくお願いいたします。
他部署・他拠点に用事で行ったとき
失礼します。あけましておめでとうございます。◯◯部の□□です。本年もよろしくお願いいたします。◯◯の書類をお持ちしました。
喪中の相手・自分が喪中のとき
相手が喪中と分かっているときは、「おめでとう」を外して、お礼とお願いだけを伝えます。お悔やみをもう一度言う必要はなく、ふだんどおりの調子で構いません。
(喪中の上司・同僚に)昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
(喪中の取引先に)旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
自分が喪中のときに「あけましておめでとうございます」と言われたら、相手の気づかいを無にしないよう、お祝いの言葉だけ控えて返します。
ありがとうございます。こちらこそ、昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
注意
喪中と知らずに「おめでとうございます」と言ってしまったときの言い方は、喪中の相手への年始の挨拶にまとめています。
松の内を過ぎてから初めて会う相手には
「あけましておめでとうございます」を使う期間は松の内までとされることが多いものの、松の内の長さは地域によって違うとされます。詳しくは「あけましておめでとう」はいつまでにまとめています。時期が過ぎてから年明け初めて会う相手には、お祝いを外して、今年初めて会ったことに触れると自然です。
今年初めてお目にかかります。本年もよろしくお願いいたします。
(社内の人に)今年初めてですね。今年もよろしくお願いします。
(取引先に)新年のご挨拶が遅くなり、失礼いたしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
言い換え一覧(丁寧さの段階つき)
| 言い方 | 丁寧さ | 使いやすい相手 |
|---|---|---|
| 新年おめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます | 特に改まった言い方 | 役員・社長 |
| あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします | 改まった言い方 | 他部署の部長・来客・取引先 |
| あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします | 丁寧 | 直属の上司・先輩 |
| あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします | 丁寧(簡潔) | 他部署の人・すれ違いざま |
| あけましておめでとう。今年もよろしく | くだけた言い方 | 同期・後輩 |
「本年」は改まった言い方、「今年」は話し言葉でよく使う言い方です。違いと言い換えは「今年もよろしくお願いいたします」の言い換えにまとめています。
挨拶の前に確かめる5つのこと
- 相手が電話中・来客中・打ち合わせ中ではない
- 相手が喪中かどうか(喪中はがきを受け取っていないか)を思い出した
- 今日がまだ「おめでとうございます」を使う時期か(地域・社内の慣習)
- 上司・目上の人に添える「昨年の一件」を一つ決めた
- マスクやイヤホンを外し、相手の顔を見て言える
口頭で言えなかった相手へのメール例文
在宅勤務で顔を合わせていない、休暇で出社日がずれた、他拠点にいる――そんな相手には、短いメールで挨拶を補うと丁寧です。相手別の新年の挨拶メールの本文は新年の挨拶メール 例文にあるので、ここでは口頭の挨拶の代わり・続きになる短いものを並べます。
在宅勤務で顔を合わせていない上司へ
件名:新年のご挨拶(□□)
◯◯課長
あけましておめでとうございます。□□です。
本日から在宅で業務を始めております。
昨年は◯◯の件で多くのご指導をいただき、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。
次の出社日に、改めてご挨拶いたします。
休暇明けで、仕事始めの日に出社できなかったとき
件名:本日から出社しております(□□)
◯◯部の皆さん
あけましておめでとうございます。□□です。
休暇をいただき、本日から出社しております。仕事始めの日にご挨拶できず、失礼いたしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
挨拶に行ったら、上司が会議中で会えなかった
件名:新年のご挨拶(□□)
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
先ほどご挨拶に伺いましたが、会議中でしたのでメールにて失礼いたします。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
年明けに来社してくれたお客様へ(当日のお礼)
件名:本日のご来社のお礼(株式会社△△ □□)
◯◯様
本日はお寒い中お越しいただき、ありがとうございました。株式会社△△の□□です。
年明け早々に◯◯についてお話しでき、うれしく思っております。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
注意
休み明けの挨拶全般は休み明けの挨拶 例文も参考にしてください。
よくある間違い
| 言いがちな言い方・振る舞い | 気になる点 | 直し方 |
|---|---|---|
| 上司の席で、年末年始の出来事を長く話す | 仕事始めは上司も挨拶を受ける人が多く、時間を取らせる | 挨拶は数秒で。話は昼休みなどに |
| 電話を受けて、挨拶より先に用件を聞き始める | 相手が挨拶しようとしているのを遮ってしまう | 相手の名乗りを受けて、まず挨拶を返す |
| (上司に)今年も頑張ってください | 目上に「頑張って」と励ますのを失礼と受け取る人もいる | 本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします |
| (目上に)今年もよろしく | くだけすぎる | 本年もよろしくお願いいたします |
| 同じ人に会うたびに「おめでとうございます」 | 最初の一度で十分 | 二度目からは会釈 |
| 喪中と知っている相手に「おめでとうございます」 | 相手に気をつかわせる | 昨年のお礼と今年のお願いだけにする |
| パソコンの画面を見たまま、座って挨拶を返す | 上司や来客には素っ気なく見える | 手を止めて顔を向け、目上には立って返す |
注意
「ご指導」を使った改まった結びは「ご指導ご鞭撻」の使い方にあります。
新年の挨拶をされたときの返し方
挨拶されたら、同じ言葉で返し、昨年のお礼を添えます。部下や後輩から挨拶されたときも、こちらから「今年もよろしく」と返すと気持ちよく一年が始まります。
(上司から言われて)あけましておめでとうございます。こちらこそ、昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
(取引先から言われて)あけましておめでとうございます。こちらこそ旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(上司が部下に)あけましておめでとう。昨年は◯◯をよくやってくれました。今年もよろしくお願いします。
この記事の要点
- 基本の一言は「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」。
- 上司・目上には「昨年は大変お世話になりました」と具体的な一件を挟む。
- 電話は挨拶を一息で言ってすぐ用件へ。Web会議は進行役がまとめて一度。
- 喪中の相手・時期を過ぎた相手にはお祝いを外し、お礼とお願いだけ。
- 言えなかった相手には短いメールで補う。
FAQ
よくある質問
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」で、上司にも取引先にも使えます。時間があれば、間に「昨年は大変お世話になりました」を挟みます。
仕事始めの日、上司の手が空いているときに席へ行って言います。電話中や来客中なら、終わってから改めて声をかけます。朝礼の前後など、短く済むタイミングを選びます。
年が明けて初めて会ったなら、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と短く言えば十分です。立ち止まって長く話す必要はありません。
相手が名乗ったら「◯◯様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と返し、それから用件を伺います。電話の第一声を年明けだけ変えるかどうかは、会社の決まりに合わせます。
「おめでとうございます」を外して、「昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」と言います。
松の内までとされることが多いものの、その長さは地域によって違うとされます。迷う時期に初めて会う相手には、「今年初めてお目にかかります。本年もよろしくお願いいたします」とすれば時期を気にせず使えます。
どちらからでも構いませんが、上の立場から先に声をかけると、後輩が挨拶のタイミングに迷わずに済みます。昨年の働きを一言ねぎらうと伝わりやすくなります。
出社した日に、会った人から順に「あけましておめでとうございます。仕事始めの日にご挨拶できず、失礼いたしました。本年もよろしくお願いいたします」と挨拶します。部署の人にまとめて短いメールを送る方法もあります。