挨拶
休み明けの挨拶メール 例文
社内・取引先・件名の書き方と療養明けの一言
結論:休み明けの挨拶は、初日の午前のうちに、上司とチームへは口頭かチャットで、取引先へは返事を待たせている相手や、やり取りが止まっている相手にだけメールで送ります。書くことは①今日から戻ったこと ②不在中の対応へのお礼(待たせたお詫び) ③返事や対応の予定の三つで、二〜三文で足ります。
社内向け:「おはようございます。お休みをいただき、ありがとうございました。本日から戻りました。不在の間、◯◯の件をご対応いただき、ありがとうございました。」
取引先向け:「休暇をいただいており、ご返信が遅くなり申し訳ございません。本日より業務に戻りました。◯◯の件は、◯日までにご回答いたします。」
このページでは、件名と書き出しのフレーズ、相手別・休みの種類別(お盆明け・年末年始・GW明け・有給の連休・体調不良・療養明け)の例文、送る前のチェックリスト、やりがちな失敗をまとめました。休みに入る前の連絡と自動返信は不在・休暇の連絡メール、育休明けは育休復帰の挨拶、会社全体の年始の挨拶は仕事始めの挨拶、忌引き明けは忌引きの連絡にまとめています。
結論
休み明けの挨拶は戻ったことの報告・不在中のお礼・これからの予定の三つで組み立てます。社内では「お休みをいただいたお礼」、社外では「返事を待たせたお詫び」と「いつまでに返すか」が中心です。休みの過ごし方の話は、聞かれたら短く答える程度で十分です。体調不良や療養の後は、病名や症状を説明する必要はなく、復帰したこと、迷惑をかけたお詫び、支えてもらったお礼を伝えます。勤務の調整が必要な場合の手続きは、就業規則や会社の決まりを確認してください。
まず結論:誰に・いつ・何で・何を伝えるか
| 相手 | 手段 | タイミング | 必ず入れること |
|---|---|---|---|
| 直属の上司 | 口頭(在宅ならチャットかオンラインで一言) | 初日の始業直後 | 休ませてもらったお礼・戻ったこと・不在中の変更点の確認 |
| チームの同僚 | 口頭か、チームのチャット | 朝礼や始業のとき | 戻ったこと・誰が何を対応してくれたかへのお礼 |
| 代わりに対応してくれた人 | 直接お礼(離れていればチャット) | 初日のうちに | 具体的なお礼・経過の確認 |
| 他部署の関係者 | チャットか社内メール | やり取りを再開するとき | 戻ったこと・返事の予定 |
| 返事を待たせている取引先 | メール(急ぎなら電話も) | 初日の午前 | 返信が遅れたお詫び・回答か回答予定日 |
| 不在中に担当者が対応した取引先 | メール | 初日〜数日のうち | 対応へのお礼・今後の窓口 |
| 休み中に連絡のなかった取引先 | 送らなくてよい | 次の用件のとき | 必要なら本文の冒頭に一言 |
Point
取引先全員に休み明けの挨拶を送る必要はありません。休み中に連絡をもらっていた相手、返事を待たせている相手、やり取りが途中で止まっている相手に、返信を兼ねて送れば足ります。挨拶だけのメールを一斉に送ると、相手の受信箱を埋めるだけになりがちです。
送る前のチェックリスト
- 自動返信(不在通知)を解除した
- 不在中に届いたメール・チャットを急ぎのものから確認した
- 待たせている相手ごとに、回答か、回答する日を書いた(「順次対応します」だけで終わらせない)
- 件名で「戻ったこと」か「何の件の返事か」が分かる
- 不在中に対応してくれた人の名前と内容を入れてお礼を書いた
- 社外向けで自社の人に尊敬語を使っていない(「弊社の◯◯が対応いたしました」)
- 体調不良・療養明けなら、病状の詳しい説明を書いていない
- 勤務に配慮が必要なら、全体ではなく上司に個別に相談する段取りをつけた
件名と書き出しのフレーズ集
| 場面 | 件名の例 | 書き出し・最初の一文の例 |
|---|---|---|
| 社内の関係者へ戻ったことを知らせる | 本日から業務に戻りました(◯◯部 □□) | お疲れさまです。休暇をいただいておりましたが、本日から業務に戻りました。 |
| 取引先からのメールに返信する | Re: ◯◯の件(元の件名のまま) | 休暇をいただいており、ご返信が遅くなり申し訳ございません。 |
| 取引先へ、回答の予定だけ先に伝える | Re: ◯◯の件/ご回答予定のご連絡 | 本日より業務に戻りました。◯◯の件は、◯日までにご回答いたします。 |
| 止まっていた件を再開する | ◯◯の件、再開のご連絡(株式会社△△ □□) | 休暇中はお待たせいたしました。◯◯の件について、本日から改めて進めてまいります。 |
| 不在中の対応へのお礼 | 休暇中のご対応のお礼(株式会社△△ □□) | 休暇中は、弊社◯◯とのやり取りにご対応いただき、ありがとうございました。 |
| 療養明けの復帰の報告 | 業務復帰のご報告(株式会社△△ □□) | しばらくお休みをいただいており、ご迷惑をおかけいたしました。 |
注意
返信のときは件名を変えずに返すと、相手が過去のやり取りをたどりやすくなります。件名の付け方の基本はメールの件名の付け方にまとめています。
社内向けの例文(上司・チーム・同僚)
上司へ:朝の一言(口頭)
おはようございます。お休みをいただき、ありがとうございました。本日から戻りました。
不在の間に何か変わったことがあれば、教えていただけますか。
上司へ:在宅勤務の日のチャット
おはようございます。本日から業務に戻りました。お休みをいただき、ありがとうございました。
午前中に不在中の連絡を確認し、急ぎの件があれば改めてご相談します。
チームのチャットへ
おはようございます。本日から戻りました。
お休みの間、◯◯の件は◯◯さん、◯◯の問い合わせは◯◯さんにご対応いただき、ありがとうございました。
不在中のメールを順に確認していますので、急ぎの件があれば声をかけてください。
代わりに対応してくれた同僚へ
◯◯さん、お休みの間、◯◯社からの問い合わせに対応してくださって、ありがとうございました。おかげで安心して休めました。経過を教えていただけますか。
社内メール:他部署の関係者へ
件名:本日から業務に戻りました(◯◯部 □□)
関係者各位
お疲れさまです。◯◯部の□□です。
休暇をいただいておりましたが、本日から業務に戻りました。
不在の間、ご不便をおかけしました。
お休み中にいただいたご連絡には、本日中に順次お返事いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
有給で数日休んだ後(チャットで短く)
おはようございます。お休みをいただき、ありがとうございました。本日から戻りました。
◯◯の件、引き継いでいただいた分は確認して、ここからは私が進めます。
注意
数日の休みなら、改まったメールは要りません。チャットで一言にとどめ、代わりに対応してくれた人にだけ個別にお礼を伝えれば十分です。
取引先向けの例文
返信が遅れたお詫びを兼ねて、その場で回答する
件名:Re: ◯◯の件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
休暇をいただいており、ご返信が遅くなりまして申し訳ございません。
本日より業務に戻りました。
お問い合わせの◯◯につきましては、以下のとおりご回答いたします。
(回答)
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
すぐに回答できないとき(受け取ったことと期日を先に伝える)
件名:Re: ◯◯の件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
休暇をいただいており、ご返信が遅くなり申し訳ございません。本日より業務に戻りました。
ご依頼の◯◯は社内で確認を進めており、◯日(◯)の午前中までにご回答いたします。
お待たせして恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
休み中に催促をもらっていたとき
件名:Re: 【再送】◯◯の件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
休暇で不在にしており、重ねてご連絡をいただいていたにもかかわらず、お返事ができず大変申し訳ございません。
本日より業務に戻り、まずこちらを最優先で対応しております。
◯◯の資料は本日◯時までにお送りいたします。
不在中に自社の担当者が対応した取引先へのお礼
件名:休暇中のご対応のお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日より業務に戻りました。
休暇中は、弊社の◯◯とのやり取りにご対応いただき、ありがとうございました。
内容は◯◯から引き継いでおりますので、今後は改めて私が担当いたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始の休み明けに、やり取りを再開する
件名:◯◯の件、再開のご連絡(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
新年おめでとうございます。株式会社△△の□□です。
旧年中は大変お世話になりました。
年末にご相談しておりました◯◯の件について、本日から改めて進めてまいります。
◯日までに修正案をお送りいたしますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
注意
年始の挨拶だけの文面は新年の挨拶メールにまとめています。ここでは、休みで止まっていた件を動かすための一通を想定しています。
お盆明け(夏季休暇明け)に、やり取りを再開する
件名:Re: ◯◯の件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
残暑厳しい折ですが、いかがお過ごしでしょうか。
弊社は本日より通常どおり営業しております。休暇中はお待たせいたしました。
先日ご相談いただいた◯◯について、◯日までにお見積りをお送りいたします。
注意
お盆明けは暦の上で立秋を過ぎているため、季節の言葉は「暑中」ではなく「残暑」を使います。季節の挨拶の書き方は残暑見舞いのビジネス文例も参考にしてください。
ゴールデンウィーク明けに、やり取りを再開する
件名:Re: ◯◯の件
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
連休中はお待たせいたしました。本日より業務に戻りました。
連休前にいただいていた◯◯のご依頼は、◯日までに対応いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
体調不良・療養明けの挨拶
数日の体調不良の後:上司へ(口頭)
おはようございます。急にお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。おかげさまで回復しましたので、本日から通常どおり勤務します。
休んでいた間の件を確認して、遅れを取り戻します。
数日の体調不良の後:代わりに対応してくれた人へ
◯◯さん、お休みの間、◯◯の対応を代わっていただいて、ありがとうございました。助かりました。残りは私が引き取ります。
注意
数日の体調不良なら、お詫びの品は要りません。朝のうちに、迷惑をかけたお詫び・回復したこと・代わってくれたことへのお礼を言葉で伝えれば十分です。急な欠勤の連絡の仕方は体調不良の連絡メールにまとめています。
長期の療養明け:上司へ(口頭)
おはようございます。長い間お休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。本日から復帰いたします。
お休みの間、仕事を調整していただき、ありがとうございました。
しばらくは◯◯について、ご相談させてください。
勤務時間や仕事の量の調整が必要なときは、朝の挨拶の場ではなく、上司と個別の時間を取って相談します。どのような調整ができるかは就業規則や会社の決まりを確認してください。
長期の療養明け:チームへ(チャット・メール)
件名:本日から復帰いたしました
◯◯チームの皆さま
お疲れさまです。□□です。
体調不良で長くお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。
本日から復帰いたしました。
お休みの間、私の担当分を引き受けてくださった皆さまに、心からお礼を申し上げます。
まずは引き継ぎの内容を確認し、少しずつ担当に戻ってまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
長期の療養明け:取引先へ
件名:業務復帰のご報告(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
しばらくお休みをいただいており、ご迷惑をおかけいたしました。
本日より業務に復帰いたしました。
不在の間は弊社の◯◯が対応いたしましたが、本日からは改めて私が担当いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
注意
取引先には、休んだ理由を詳しく書く必要はありません。「しばらくお休みをいただいており」で十分です。
やりがちな失敗と言い換え
| やりがちな失敗 | 困る理由 | 直し方・言い換え |
|---|---|---|
| 自動返信を解除し忘れる | 戻っているのに「不在です」と返り続け、相手が連絡を控えてしまう | 出社したら最初に解除する |
| 「順次対応します」だけで期日がない | 相手はいつ返事が来るのか分からず、予定を組めない | 「◯日までにご回答いたします」と日を書く |
| 休みの近況を長々と書く | 用件が埋もれる。社外には特に不要 | 戻ったこと・お礼・予定の二〜三文にする |
| 休み、満喫してきました! | 休まずに仕事を引き受けていた人がいる中では、配慮に欠けて聞こえることがある | お休みをいただき、ありがとうございました。 |
| お休みをいただかせていただき… | 「いただく」と「させていただく」が重なり、くどい | お休みをいただき、ありがとうございました。 |
| (取引先に)◯◯部長がご対応されました | 社外に対して身内に尊敬語を使っている | 弊社の◯◯が対応いたしました。 |
| お盆明けに「暑中」を使う | 立秋を過ぎた時期の挨拶としては合わない | 残暑厳しい折ですが… |
| (療養明けに)病名や経過を長々と説明する | 相手が反応に困る。話す範囲は本人が決めてよい | 体調を崩しておりましたが、本日から復帰いたしました。 |
| まだ休みボケで… | 冗談でも、仕事への姿勢を疑われることがある | 不在中の件を確認して、早めに追いつきます。 |
休みの話題は、相手から聞かれたら短く答える程度にとどめます。「休みはどうだった?」と聞かれたときは、「おかげさまで、ゆっくりできました」と、まずお礼の気持ちを込めて返すと自然です。
後日のフォロー(お土産・お礼・お詫び)
お土産を配るとき
お休みの間、ありがとうございました。ささやかですが、皆さんでどうぞ。
お土産は義務ではありません。配るかどうかは職場の慣習に合わせます。配るなら、個包装で分けやすいものを選び、休憩スペースなどに一言メモを添えて置くと、忙しい人の手を止めずに済みます。
不在中の対応が大きかった人へのお礼(数日後)
◯◯さん
改めて、休暇中に◯◯社の件を進めていただき、ありがとうございました。先方からも、対応が早くて助かったと伺いました。今度◯◯さんがお休みのときは、私が引き受けますので声をかけてください。
休み中の連絡に気づかず迷惑をかけたときのお詫び
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
休暇中にいただいていたご連絡への対応が遅れ、ご迷惑をおかけいたしました。
今後は、休暇の前に代わりの窓口をお知らせするようにいたします。
注意
次に休むときの事前連絡の書き方は不在・休暇の連絡メール、お詫びの組み立ては「ご迷惑をおかけしております」の使い方も参考にしてください。
この記事の要点
- 休み明けは初日の午前に、上司とチームへ一言。取引先は待たせている相手・やり取りが止まった相手だけでよい。
- 書くのは戻ったこと・不在中のお礼(お詫び)・返事の予定の三つを二〜三文で。
- 社外には「順次」ではなく回答する日を書き、返信は件名を変えずに返す。
- 出社したら最初に自動返信を解除する。お盆明けの季節の言葉は「残暑」。
- 体調不良・療養明けは病状の説明は不要。数日の休みならお詫びの品も要らない。勤務の調整は上司と個別に相談する。
- 社外には身内に尊敬語を使わない(「弊社の◯◯が対応いたしました」)。
FAQ
よくある質問
休み明けの初日の午前中が目安です。待たせている相手には、回答がまだ出せなくても、先に「本日より戻りました。◯日までにご回答いたします」と送っておくと相手が予定を立てられます。
取引先からのメールへの返信なら、元の件名を変えずに返します。新しく送るときは「本日から業務に戻りました(◯◯部 □□)」「◯◯の件、再開のご連絡」のように、開かなくても用件が分かる件名にします。
全員に送る必要はありません。休み中に連絡をもらった相手や、返事を待たせている相手に、返信を兼ねて「本日より業務に戻りました」と一言添えれば十分です。
「休暇をいただいており、ご返信が遅くなり申し訳ございません」が基本です。催促をもらっていた場合は「重ねてご連絡をいただいていたにもかかわらず」と添え、最優先で対応していることと期日を書きます。
改まったメールは要りません。朝に「お休みをいただき、ありがとうございました」と一言伝え、代わりに対応してくれた人にお礼を言えば十分です。
職場の全員に伝える必要はありません。「体調を崩しておりましたが」程度で十分です。勤務の調整のために上司や人事に伝えることがある場合は、会社の手続きに沿って個別に相談してください。
必須ではありません。配る習慣がある職場なら合わせ、配る場合は個包装の分けやすいものを選びます。数日の体調不良で休んだ後のお詫びの品も要りません。不在中に対応してくれた人へ直接お礼を伝えることのほうが大切です。
会社から休みをもらったという意味で、職場ではよく使われます。社外の相手には「休暇をいただいておりました」「不在にしておりました」とも言えます。気になる場合は「不在にしており、ご返信が遅くなりました」と書くと、休みの話題に触れずに済みます。
取引先には新年の挨拶を先に置き、続けて休み中に止まっていた件の再開を伝える形が自然です。社内では「本年もよろしくお願いいたします」と添えれば十分です。