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顧客イベント

交流会の企画
企画案40選と企画書・当日の流れ・案内文例

結論:交流会の企画は「①誰と誰をつなぐか → ②話しかけるきっかけ(仕掛け)→ ③形式と会場 → ④終わった後のつながり方」の順に決めます。迷ったら、一言つき名札+テーブルでの自己紹介+テーマ別テーブル+途中の席替え+紹介役の基本形から始めてください。参加者がいちばん困るのは、誰に何をきっかけに話しかければよいか分からないことで、自由歓談だけにすると知り合いどうしで固まって終わります。このページでは、企画案40選(規模・準備の手間・オンライン可否つき)、目的別の組み合わせ、企画書の記入例、2時間のタイムテーブル、司会と案内文の例文、チェックリストを、そのまま使える形でまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約21分PRODUCER AGENT 編集部

結論

交流会は、参加者どうしが知り合い、情報交換や今後の関係づくりをするためのイベントです。セミナーや発表会と違い、主役は登壇者ではなく参加者どうしの会話です。そのため企画の中心は、内容の豪華さよりも初対面でも会話が始まる仕組みにあり、成功したかどうかは当日の盛り上がりより終わった後に参加者どうしの連絡や相談が生まれたかで判断します。

まず決める4つのこと

決めること考え方決まっていないと起きること
誰と誰をつなぐか顧客どうし、取引先と自社、業種の違う人どうし、部署の違う社員どうし案内の相手も話題もぼやけ、来た人が「何の会か」分からない
話しかけるきっかけ名札の一言、テーブルの話題、ゲーム、短い発表など自由歓談で知り合いどうしだけが固まる
形式と会場立食か着席か、飲食の有無、屋内・屋外・オンライン人数と会場が合わず、話し声が聞こえない・移動できない
事後のつながり方連絡先の交換方法、次回の予定、参加者どうしの連絡の場その場で盛り上がっても、関係が続かない

Point

迷ったときの基本形:受付で一言つき名札 → テーブルで一人ずつ自己紹介 → テーマ別テーブルで歓談 → 途中で一度席替え → 主催者側の紹介役が人どうしを引き合わせる → 終盤に連絡先の交換と次回の案内。どの種類の交流会にも使え、ここに目的に合う企画案を一つ足すだけで形になります。

交流会の種類と、向いている仕掛け

種類参加者主催者のねらい向いている仕掛け
顧客・ユーザーの交流会自社の顧客どうし使い方の共有、満足度と継続活用事例の発表、課題別テーブル
取引先との交流会協力会社・販売店日頃のお礼、関係の強化表彰、自社の今後の方針の共有、懇親
異業種交流会業種の違う経営者・担当者新しい取引やアイデアのきっかけ「探していること」を書く名札、紹介役
同業種交流会同じ業界の担当者業界の課題や工夫の共有テーマ別の分科会、困りごと相談
経営者交流会経営者・役員経営課題の相談、人脈づくり少人数の着席、ゲストの講話の後に対話
社内交流会部署や拠点の違う社員部署を越えた協力、新しく入った人の定着チーム対抗のゲーム、部署を混ぜたグループ
会員・地域の交流会団体の会員、地域の事業者会員どうしのつながり、地域の活性化地域の話題のクイズ、地元の店の料理

利用者が使い方を共有する会はユーザー会とは、業種の違う人を集める会は異業種交流会の主催、取引先と商談を組む会は商談会の運営と流れ、オンラインで開く場合はオンライン交流会のやり方で詳しく扱っています。

目的別のおすすめの組み合わせ(早見表)

こんな会なら組み合わせ例(企画案の番号)ねらい
初対面が多い異業種の会一言つき名札(2)+人探しビンゴ(4)+一言ピッチ(23)+紹介役(7)話しかける理由を何重にも用意する
顧客どうしの会短い事例発表(21)+テーマ別テーブル(1)+席替え(6)共通の話題(自社の商品の使い方)から入る
取引先との会着席の食事会(11)+表彰(35)+自社の担当がテーブルを回るお礼と、今後の関係づくり
同業種の会困りごと相談会(22)+テーマ別テーブル(1)業界共通の悩みを話題にする
経営者の会ゲストの講話+対話(24)+着席の食事会(11)じっくり話せる時間をとる
社内の部署横断の会部署を混ぜたチーム対抗クイズ(15)+ランチ交流会(9)仕事の話に入る前に、顔と名前を覚える
新しく入った社員の定着他己紹介(31)+ランチ交流会(9)+「助けられること」カード(34)誰に何を聞けばよいかを知ってもらう
会社の方針や理念を共有したい社内の会ゲストの講話+対話(24)(話し手は役員)+表彰(35)方針を聞いた後、自分の仕事に置き換えて話す時間をとる
地域・会員の会持ち寄り・地元の味の会(12)+街歩き(36)地域そのものを共通の話題にする
遠方の参加者が多い会ハイブリッド開催(40)+テーマ別テーブル(1)会場とオンラインの両方に話す相手を用意する

交流会の企画の進め方

  1. 01

    目的を決める

    誰と誰をつなぎ、参加者に何を持ち帰ってほしいかを一文で書きます。例:「導入して間もない顧客が、長く使っている顧客から使い方のこつを聞ける会」。

  2. 02

    対象と規模を決める

    参加の条件(顧客のみ、経営者のみ等)と人数を決めます。全員と話せる少人数か、テーブルを分ける規模かで、仕掛けが変わります。

  3. 03

    形式と仕掛けを決める

    上の早見表と下の企画案から、目的に合うものを選びます。初対面が多いほど、最初の自己紹介とゲームを厚めにします。

  4. 04

    日時と会場を決める

    参加者の働き方に合わせて朝・昼・夜を選びます。会場は、人数に対して移動しやすい広さか、話し声が聞こえるかを下見で確かめます。

  5. 05

    運営の担当と準備

    受付、司会、テーブルを回って話をつなぐ係を決めます。名札、紹介シート、ゲームの道具をそろえます。

  6. 06

    告知と申込

    予告、本案内、締切前の再案内の順で知らせ、申込フォームで名前・会社名・「話したいこと」を集めます。名簿を共有するなら、ここで了承をとります。

  7. 07

    当日の進行

    開会、自己紹介、交流の仕掛け、席替え、閉会の順で進めます。司会が会話を促す一言を入れます。

  8. 08

    振り返りと事後のつながり

    お礼の連絡、アンケート、次回の案内を送ります。参加者の声から、次回の仕掛けを見直します。

開催日から逆算した準備の順番

時期やること決めておくと楽になること
企画が決まったら目的・対象・規模を一文にまとめ、関係者の了承をとる誰の承認で開催が決まるか
会場を押さえる時期候補日を出し、下見をして会場を予約する雨の日や人数が増えたときの代わりの案
案内を出す前プログラム、仕掛け、参加費、申込フォームを決める名簿を共有するかどうか
案内を出す時期予告→本案内→締切前の再案内を送る申込の締切と、キャンセルの連絡先
開催の前週人数を確定し、テーブル分け・名札・進行表をつくる当日の担当と、困ったときの連絡先
前日リマインドを送り、道具と名簿を最終確認する受付の並び方、名札の置き方
翌日お礼・アンケート・次回の案内を送るアンケートの締切と、集計する人

期間は規模や会場の空き状況で変わるため、まず開催日を決めて、そこから表の順に逆算してください。日程の組み方はイベントのスケジュール、会場の選び方は会場の選び方、費用の立て方はイベントの予算、終わった後の連絡はイベント後のフォローにまとめています。

交流会の企画案40選

目的と準備の手間で選べるように、型ごとに並べました。規模は「少人数=全員と話せる人数」「中規模=テーブルを分ける人数」「大人数=会場を回遊する人数」の目安です。オンラインは「○=そのままできる」「△=やり方を変えればできる」「×=会場向き」です。

話すきっかけを作る企画(初対面が多い会に)

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
1. テーマ別テーブル「採用」「業務の効率化」など話題を書いた札をテーブルに置き、参加者が選んで座る中規模〜大人数少ない○(話題ごとの小部屋)
2. 一言つき名札名前を大きく書き、「今日話したいこと」「探していること」を一言添えるすべて少ない○(表示名に一言)
3. 参加者紹介シート申込時に集めた一言を一覧にして配る(掲載の了承をとって)中規模〜大人数中くらい○
4. 人探しビンゴ「同じ出身地の人」「同じ道具を使っている人」などのマスを埋めるため話しかける中規模〜大人数少ない△
5. 共通点探しグループで全員の共通点をいくつ見つけられるかを競う少人数〜中規模少ない○
6. 席替えタイム途中で一度テーブルを替え、話す相手を入れ替える中規模〜大人数少ない○(小部屋の組み替え)
7. 紹介役(コネクター)主催者側の担当が会場を回り、合いそうな人どうしを引き合わせる中規模〜大人数中くらい△

飲食を中心にした企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
8. 朝の交流会始業前に軽食やコーヒーを用意し、短時間で開く。夜に出にくい人も参加しやすい少人数〜中規模少ない○
9. ランチ交流会昼休みに弁当を囲む。社内の部署横断や、近隣の事業者どうしに向く少人数〜中規模少ない○
10. 立食パーティー形式移動しやすく、多くの人と話せる。歓談の前に仕掛けを一つ入れる大人数中くらい×
11. 着席の食事会同じテーブルの人とじっくり話せる。経営者や取引先との会に向く少人数中くらい×
12. 持ち寄り・地元の味の会参加者や地元の店の料理を紹介し合い、それを話題にする少人数〜中規模中くらい△(事前に送る)
13. BBQ役割分担が自然に生まれ、肩の力を抜いて話せる中規模多い×
14. 利き酒・利きコーヒー銘柄を当てるゲームを入れた飲食の会。飲めない人向けの飲み物も用意する少人数〜中規模中くらい△(事前に送る)

ゲーム・体験で盛り上げる企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
15. チーム対抗クイズ業界や地域、参加企業にちなんだ問題をチームで解く中規模〜大人数中くらい○
16. 謎解きゲームチームで協力して謎を解く。初対面でも自然に会話が生まれる中規模多い○
17. ビジネスゲーム仮想の会社を経営するなどのゲームで、考え方の違いが見える少人数〜中規模多い△
18. ビブリオバトルお気に入りの本を短く紹介し合い、読みたくなった本に投票する少人数〜中規模少ない○
19. ワークショップものづくりや料理など、手を動かしながら話す少人数〜中規模多い△(材料を送る)
20. フォトラリー決められたお題の写真をチームで撮って回る中規模中くらい△(家の中のお題)

学びや仕事の話を軸にする企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
21. 短い事例発表+歓談参加者や顧客が短く事例を話し、その話題で歓談する中規模〜大人数中くらい○
22. 困りごと相談会テーブルごとに一人が困りごとを出し、ほかの人が知恵を出す少人数〜中規模少ない○
23. 一言ピッチ希望者が「自分の仕事」「探していること」を一言ずつ発表する中規模〜大人数少ない○
24. ゲストの講話+対話ゲストの短い話の後、テーブルで感想を話し合う少人数〜中規模中くらい○
25. 見学会+交流工場や店舗、オフィスを見学した後に交流する少人数〜中規模多い×

体を動かす企画・季節の企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
26. ボウリング大会チームを混ぜて組み、待ち時間に会話が生まれる中規模中くらい×
27. ゴルフコンペ同じ組で長い時間を過ごすため、取引先や経営者との関係づくりに向く。腕前に差があっても楽しめるよう、組み分けと賞の決め方を工夫する少人数〜中規模多い×
28. 運動会・スポーツ大会社内や地域の会に。けがを防ぐため、誰でも参加できる種目を選ぶ大人数多い×
29. 花見季節の行事として案内しやすい。雨の日の代わりの予定を決めておく中規模〜大人数中くらい×
30. 書き初め・年始の会今年挑戦したいことを紙に書いて壁に貼り、近い内容を書いた人どうしで話す少人数〜中規模少ない○

参加者が主役になる企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
31. 他己紹介(ペアインタビュー)二人一組で相手に話を聞き、グループの前で相手を紹介する。自分のことを話すのが苦手な人も参加しやすい少人数〜中規模少ない○
32. 「聞きたいこと」ボード壁や模造紙に聞きたいことを付箋で貼り、答えられる人が付箋の主に声をかける中規模〜大人数少ない△(共有ボード)
33. ミニ展示・ブース希望する参加者が机一つ分で自社や活動を紹介し、ほかの人が回って話を聞く中規模〜大人数多い×
34. 「助けられること」カード名札とは別に「教えられること・紹介できること」を書いたカードを持ち、交換し合う中規模〜大人数少ない△
35. 表彰・アワード活用事例や協力への感謝を表彰し、受賞者を話題の中心にする中規模〜大人数中くらい○

地域・季節・開き方を工夫する企画

企画案内容向く規模準備の手間オンライン
36. 街歩き・周遊型の謎解きチームで地域を歩いてお題やチェックポイントを回る。地域・会員の会に向く中規模多い×
37. 清掃・地域ボランティア+交流地域の清掃や植栽などを一緒にした後、軽食をとりながら話す中規模〜大人数中くらい×
38. 夏祭り・縁日風の会輪投げや射的などの屋台風の遊びを並べ、回りながら話す大人数多い×
39. 一年の振り返り会年末に、テーブルごとに今年よかったこと・来年やりたいことを話す少人数〜中規模少ない○
40. ハイブリッド開催会場とオンラインを同時に開き、オンライン参加者どうしの小部屋と会場とをつなぐ時間をつくる中規模〜大人数多い○

道具はビンゴカード作成、グループ分けはチーム分けツールや席決めツールで用意できます。企画ごとの進め方は謎解きイベントの企画、会社のBBQ、ボウリング大会、会社の花見も参考になります。

日時・形式の選び方

時間帯ごとの向き・不向き

時間帯向く会気をつけること
朝(始業前)短時間で区切りたい会、夜に予定が入りやすい人の会開始時刻に遅れる人が出やすいので、途中から入れる進行にする
昼(ランチ)社内の部署横断、近隣の事業者どうし休憩時間内に終わる長さにし、食事の配り方を先に決める
平日の夜仕事帰りに寄れる顧客・取引先・異業種の会飲食をするなら、飲めない人への配慮と終わりの時刻を案内に書く
休日家族連れも来られる地域の会、体を動かす企画参加者の休みを使うため、参加は任意であることをはっきり伝える

どの時間帯が来やすいかは参加者によって違うため、迷ったら申込前に候補日を見せて聞くか、前回のアンケートで確かめます。

立食・着席・オンラインの比較

形式よい点弱い点向く会
立食多くの人と話せる、移動しやすい話す相手が偏りやすい、長時間は疲れる異業種・大人数の会
着席同じテーブルの人とじっくり話せる話せる相手がテーブル内に限られる経営者・取引先・少人数の会
着席+席替えじっくり話せて、相手も入れ替わる席替えの段取りが要る顧客どうし・同業種の会
オンライン遠方からも参加できる、移動が要らない雑談が始まりにくい、一度に話せるのは一人全国の顧客・会員の会

企画書に書く項目と記入例

項目書くこと記入例(顧客の交流会)記入例(社内の交流会)
目的誰と誰をつなぎ、何を持ち帰ってほしいか導入して間もない顧客と、長く使っている顧客をつなぎ、使い方のこつを持ち帰ってもらう部署の違う社員が顔と名前を覚え、仕事で相談できる相手を一人以上つくる
対象と規模参加者の条件と人数◯◯をご利用中の顧客、◯名程度全社員から希望者、◯名程度
日時・会場時間帯と形式平日夜、◯◯会議室、立食平日の昼、社内の会議室、着席
プログラム開会から閉会まで開会→事例発表→テーマ別テーブル→席替え→閉会開会→他己紹介→部署を混ぜたチーム対抗クイズ→ランチ→閉会
交流の仕掛け話しかけるきっかけ一言つき名札、テーマ別テーブル、担当者が紹介役他己紹介、「助けられること」カード
集客の方法誰にどう案内するか担当営業からの声かけ、顧客向けメール社内の掲示板、部署長からの声かけ
費用と参加費会場・飲食・備品、参加費の有無会場費、軽食、名札。参加費は無料弁当代、クイズの景品。会社の負担
運営体制受付・司会・紹介役受付◯名、司会◯名、紹介役◯名司会◯名、各チームの進行役◯名
事後のつながり連絡先の共有、次回の予定了承を得た方の名簿を共有、半年後に次回参加者の一言を社内に掲載、次回は別の部署の組み合わせで
成果の見方終わった後に何で判断するか新しく話した相手の数、次回の参加希望、その後の問い合わせ他部署に相談した経験の有無(後日のアンケート)

企画書全体の構成はイベント企画書の書き方を参照してください。

当日の流れと司会の文例

タイムテーブルの例(2時間・着席+席替え)

時刻(開始からの経過)内容主催者がすること
開始前受付・名札の受け取り名札に一言を書いてもらう。一人で来た人に声をかけ、席へ案内する
0:00〜0:05開会の挨拶と、今日の流れの説明「話しかけるための仕掛け」を先に説明する。主催者の話は短くする
0:05〜0:25乾杯・テーブル内の自己紹介名前・仕事・今日話したいことを一人ずつ
0:25〜0:50交流の仕掛け(ゲーム・事例発表など)盛り上がっていないテーブルに担当が入る
0:50〜1:00席替え・新しいテーブルでの自己紹介移る先のテーブル番号を名札やカードで示す
1:00〜1:40新しいテーブルでの歓談・自由交流まだ話していない人どうしを紹介する
1:40〜1:55参加者からの一言・お知らせ次回の予定や、連絡先の交換方法を伝える
1:55〜2:00閉会の挨拶お礼と、帰り道の案内

時間配分は、自己紹介と歓談を合わせて全体の半分以上にするのが目安です。ゲームや発表を増やすほど、話す時間が減ることに気をつけてください。進行表はタイムテーブル作成でつくれます。

開会の司会の文例

皆さま、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今日の交流会は、普段なかなか会う機会のない皆さまどうしが知り合うための会です。最初に各テーブルで一言ずつ自己紹介をしていただき、途中で一度席を替えます。名札に書いていただいた「今日話したいこと」を、ぜひ話のきっかけにしてください。

自己紹介を促す文例

それでは、各テーブルで自己紹介をお願いします。お名前、お仕事の内容、それから今日どんな話をしたいかを、お一人ずつ簡単にお話しください。入口にいちばん近い席の方から、時計回りでお願いいたします。

参加者の自己紹介の型と例

  • 型:名前 → 仕事を一言で → 今日話したいこと(または探していること) → 声をかけてほしい一言
  • 異業種の会:「◯◯と申します。◯◯の会社で、店舗のチラシやウェブの制作をしています。今日は、地域でお店を開いている方とお話ししたいです。販促で困っていることがあれば、ぜひ声をかけてください。」
  • 顧客どうしの会:「◯◯社の◯◯です。◯◯を使い始めて半年ほどで、いまは請求の業務で使っています。長く使っている方に、ほかの業務での使い方を伺いたいです。」
  • 社内の会:「◯◯部の◯◯です。お客様からの問い合わせに答える仕事をしています。商品の詳しい仕様を聞ける方を探しているので、開発の方がいらしたらぜひお話しさせてください。」

席替えの文例

ここで一度、席を替えたいと思います。お手元のカードに書かれたテーブル番号へお移りください。お飲み物はそのままお持ちいただいて構いません。新しいテーブルでも、まずは一言ずつ自己紹介をお願いします。

紹介役が人どうしを引き合わせる文例

◯◯様、少しよろしいでしょうか。先ほど、新しい仕入れ先を探していらっしゃると伺いましたので、ご紹介したい方がいます。こちらは◯◯社の◯◯様で、ちょうどその分野のお仕事をされています。よろしければ、お二人でお話ししてみてください。

会話が止まっているテーブルに入るときの文例

失礼します。皆さまの名札を拝見すると、◯◯に関心のある方が多いようですね。◯◯様は、最近どんなことに取り組んでいらっしゃるのですか。

勧誘が続いている参加者への声かけの文例

恐れ入ります。本日は参加者どうしが知り合うための会として、営業や勧誘はご遠慮いただいております。ご理解いただけますと幸いです。お仕事の紹介は、最後のお知らせの時間でぜひお願いいたします。

終盤の文例(連絡先の交換を促す)

残りのお時間は自由にご歓談ください。今日お話しした方とは、ぜひ名刺の交換をしておいてください。まだお話しできていない方がいらっしゃいましたら、スタッフがご紹介しますので、お気軽にお声がけください。

閉会の司会の文例

そろそろお時間となりました。今日つながったご縁が、これからのお仕事に役立つことを願っております。後日、お礼とあわせてアンケートをお送りしますので、ご協力をお願いいたします。本日はご参加いただき、誠にありがとうございました。お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください。

注意

名札は名前を大きく、会社名と一言(話したいこと)を添えると、話しかけるきっかけになります。名札作成ツールで作れます。司会の言い回しはイベント司会の台本も参考になります。

会話が続くトークテーマの例

  • 仕事の話(異業種・同業種):最近いちばん時間を使っている仕事、今年中にやりたいこと、ほかの会社に聞いてみたいこと
  • 顧客どうし:自社の商品をどの業務で使っているか、使い始めて変わったこと、ほかの人の使い方で知りたいこと
  • 経営者どうし:いま悩んでいる採用や育成のこと、最近やめてよかったこと、次に挑戦したいこと
  • 社内の部署横断:自分の部署の仕事を一言で言うと、ほかの部署に頼りたいこと、入社して驚いたこと
  • 軽い話題(どの会でも):最近行ってよかった店、休日の過ごし方、出身地のおすすめ

年齢・家族・収入など、答えにくい話題はテーマにしません。初対面どうしの場のつくり方はアイスブレイクの進め方にもまとめています。

参加者を集める告知と、不安を消す一言

告知は3回に分ける

  1. 01

    予告

    日程と会のねらいだけを先に知らせ、予定を空けてもらいます。

  2. 02

    本案内

    内容、形式、参加費、申込方法をそろえて案内します。下の「不安を消す一言」もここに入れます。

  3. 03

    締切前の再案内

    まだ申し込んでいない人に、当日の内容や登壇者を具体的に伝えて、もう一度案内します。

参加をためらう理由と、案内文に入れる一言

参加者の不安案内文に入れる一言の例
知り合いがいないお一人での参加の方も多い会です。受付でスタッフがテーブルへご案内します。
何をするか分からない最初にテーブルで一言ずつ自己紹介をし、その後はテーマごとに歓談します。
売り込まれそう営業や勧誘を目的としたご参加はお断りしています。
お酒が飲めないお茶やソフトドリンクもご用意しています。
遅れそう・早く帰りたい途中からの参加、途中でのご退出も歓迎します。
服装に迷う普段のお仕事の服装でお越しください。
何を持っていけばよいか名刺をお持ちいただけますと、当日の交流に役立ちます。

申込フォームで集める項目

  • お名前・会社名(または所属)・連絡先
  • 今日話したいこと・探していること(名札や紹介シートに使う)
  • 参加者名簿への掲載の可否(掲載するのは会社名とお名前、と範囲を書く)
  • 食事の制限やアレルギー(飲食がある場合)
  • 当日の連絡がつく方法

告知の手段はイベントの集客と告知、服装の案内はパーティーの服装の伝え方も参考になります。

交流会の案内文の例文

案内文に入れる項目

  • 会の目的(誰と誰が知り合う会か)
  • 日時・会場・アクセス
  • 形式(立食・着席、飲食の有無)
  • 当日の内容(自己紹介、ゲームなど)
  • 参加費と支払い方法
  • 申込の方法と締切
  • 服装(迷わないように一言)
  • 名簿を共有する場合は、その旨と了承の取り方
  • 問い合わせ先

予告の例文(日程だけ先に知らせる)

◯月◯日(◯)の夕方に、◯◯をお使いの皆さまどうしが知り合える交流会を予定しております。詳しいご案内は追ってお送りしますので、ご予定に入れていただけますと幸いです。

顧客向けの例文

いつも◯◯をご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、◯◯をお使いの皆さまどうしが使い方の工夫を共有し、知り合っていただける場として、交流会を開催いたします。前半はご利用中のお客様による短い事例のご紹介、後半はテーマごとのテーブルでのご歓談です。軽食をご用意しております。ご多用のところ恐縮ですが、ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。

取引先向けの例文

平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。日頃お世話になっている皆さまへの感謝をお伝えするとともに、お取引先の皆さまどうしで情報交換していただける場として、交流会を催すことといたしました。お食事をご用意し、着席形式でゆっくりお話しいただける会です。ご出欠を◯月◯日までにお知らせいただけますと幸いです。

経営者向けの例文

このたび、地域で事業を営む経営者の皆さまが、日頃の経営の悩みや工夫を気軽に話し合える交流会を開くことになりました。前半に◯◯様から短いお話をいただき、後半は少人数のテーブルでお食事をとりながらご歓談いただきます。お忙しい皆さまにご参加いただきやすいよう、◯時には終える予定です。

異業種交流会(公開の募集)の例文

業種の違う方どうしが知り合い、仕事のヒントや協業のきっかけを見つける交流会を開きます。名札に「今日話したいこと」を書いていただき、最初に一人ずつ短く自己紹介をする形式なので、初めての方やお一人での参加も歓迎します。営業や勧誘を目的としたご参加はお断りしています。

社内向けの例文

部署や拠点を越えて顔を合わせる機会をつくるため、社内交流会を開きます。部署を混ぜたチームでクイズに挑戦し、そのまま軽食をとりながら歓談します。仕事の話でなくても構いません。普段話す機会の少ない人と知り合う時間にしてください。

締切前の再案内の例文

◯月◯日の交流会は、◯日が申込の締切です。当日は、◯◯をお使いの◯◯業界の方々による事例のご紹介も予定しています。まだお申し込みでない方は、ぜひこの機会にご参加ください。

前日のリマインドの例文

明日の交流会のご案内です。受付で名札をお渡ししますので、会場にお越しになりましたら受付へお声がけください。名刺をお持ちいただけますと、当日の交流に役立ちます。お会いできることを楽しみにしております。

終わった後のお礼の例文

昨日は交流会にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆さまのおかげで、テーブルごとに活発なお話が生まれる会となりました。今後の会の参考にするため、アンケートへのご協力をお願いいたします。次回も決まりましたらご案内いたします。

案内状のつくり方はイベント案内状の書き方、アンケートの項目はセミナーのアンケートも参考になります。

準備のチェックリスト

企画・告知の段階

  • 目的(誰と誰をつなぐか)を一文で書いた
  • 人数と会場の広さが合っている(立食なら移動できる、着席なら隣と話せる)
  • 話しかけるきっかけを最低一つ入れた
  • 案内文に、一人での参加・服装・飲めない人への配慮を書いた
  • 名簿を共有する場合の了承を申込時にとった

前日までの段階

  • 名札とペンを人数分より多めに用意した
  • テーブル分け・席替えの組み合わせを決めた
  • 司会と、会場を回る紹介役を決めた
  • 飲めない人向けの飲み物、食事の制限への配慮を確認した
  • 進行表を担当者全員に配った

当日と終わった後

  • 連絡先の交換方法と、次回の予定を伝える場面を進行に入れた
  • 一人で来た人に受付で声をかけた
  • お礼・アンケートを送る日を決めた
  • アンケートの結果から、次回変えることを一つ以上決めた

よくある失敗と対策

よくある失敗原因対策
知り合いどうしで固まる自由歓談だけにした最初に自己紹介、途中で席替えを入れる
一人で来た人が孤立する誰も声をかけない受付と紹介役が声をかけ、テーブルへ案内する
申込が少ない何をする会か、一人で行っても大丈夫かが案内から分からない当日の流れと「不安を消す一言」を案内文に入れ、締切前に再案内する
企画は楽しかったが目的に合わない企画案を先に選び、目的を後から付けた目的を一文で決めてから、早見表で企画を選ぶ
売り込みばかりの会になる参加のルールを伝えていない案内文と開会の挨拶で、勧誘目的の参加を断る
主催者の話が長い挨拶や自社紹介を詰め込んだ主催者の話は短くし、交流の時間を守る
ゲームで盛り上がったが、仕事の話ができないゲームの後の時間がないゲームの後に歓談の時間を残す
終わった後につながらない連絡先の交換と次回の案内がない終盤で交換を促し、お礼とあわせて次回を案内する

成果の見方(終わった後に確かめること)

見ること確かめ方向く交流会
新しく話した相手がいたかアンケートで「今日初めて話した人の数」を聞くすべて
また話したい人がいたかアンケートで「連絡を取りたい人がいたか」を聞く異業種・同業種・経営者
次回も参加したいかアンケートで次回の参加希望を聞くすべて
その後の連絡や相談が生まれたか後日、参加者に短く聞く。顧客の会なら問い合わせや相談の記録を見る顧客・取引先・異業種
仕事で相談できる相手ができたか後日のアンケートで、他部署に相談した経験を聞く社内

当日の満足度だけでなく、終わった後に関係が続いたかを見ると、次回どの仕掛けを残し、どれを変えるかが決めやすくなります。

参加者名簿と個人情報

個人情報保護法は、個人データを第三者に提供するときは、法律の例外に当たる場合を除いてあらかじめ本人の同意を得ることを求めています(第27条第1項)。また、申込フォームなど本人から直接書面(電磁的記録を含む)で個人情報を取得する場合は、あらかじめ利用目的を明示することになっています(第21条第2項)。

注意

参加者名簿を当日配るなら、申込の段階で「会社名とお名前を参加者に共有します」と書いて了承を得てください。了承を得ていない人の情報は載せません。名簿の扱いはイベントの個人情報にまとめています。

この記事の要点

  • 交流会の企画は誰と誰をつなぐか → 話しかけるきっかけ → 形式と会場 → 事後のつながりの順に決める。
  • 迷ったら一言つき名札+自己紹介+テーマ別テーブル+席替え+紹介役の基本形から始める。
  • 企画案は目的・規模・準備の手間・オンライン可否で選び、組み合わせる。
  • 案内文には当日の流れと、一人での参加などの不安を消す一言を入れる。
  • 成果は当日の盛り上がりより、終わった後に連絡や相談が生まれたかで見る。参加者名簿を配るなら申込の段階で了承をとる。

FAQ

よくある質問

01交流会の企画は何から決めればよいですか?

最初に「誰と誰をつなぐか」を決めます。次に話しかけるきっかけ(仕掛け)、形式と会場、終わった後のつながり方の順に決めると、内容がぶれません。

02交流会の企画案にはどんなものがありますか?

テーマ別テーブル、一言つき名札、人探しビンゴ、席替え、他己紹介、短い事例発表と歓談、困りごと相談会などの会話のきっかけを作る企画のほか、朝やランチの交流会、BBQ、チーム対抗クイズ、謎解き、ボウリング、花見、街歩きなどがあります。目的と規模、準備の手間で選びます。

03交流会の企画書には何を書けばよいですか?

目的、対象と規模、日時と会場、プログラム、交流の仕掛け、集客の方法、費用と参加費、運営体制、事後のつながり方、成果の見方です。特に、誰と誰をつなぐのかを最初に書いておくと、内容がぶれません。

04交流会の時間はどれくらいにすればよいですか?

目的と形式で決めます。このページの例は2時間で、自己紹介と歓談に全体の半分以上を充てています。朝やランチの会は、参加者が仕事に戻れる長さに収めます。

05初対面どうしでも話しやすくなる工夫は?

名札に名前を大きく書き、話したいことを一言添えてもらう、テーブルに話題を置く、最初に自己紹介の時間を設ける、途中で席を替える、主催者側の担当が人どうしを紹介するなどです。

06交流会が盛り上がらないときはどうすればよいですか?

会話が止まっているテーブルに担当者が入り、名札の一言を話題にして話を振ります。進行に余裕があれば、席替えや短いゲームを前倒しで入れます。

07参加者が集まらないときはどうすればよいですか?

案内文に当日の流れと、一人での参加も歓迎すること、途中参加・退出ができることなどを書き、締切前にもう一度案内します。顧客や取引先の会なら、担当者から直接声をかけてもらいます。

08異業種交流会で売り込みを防ぐには?

案内文と開会の挨拶で、営業や勧誘を目的とした参加を断ることを伝えます。困った行為があった場合に主催者へ知らせる方法も案内しておきます。

09交流会はオンラインでも開けますか?

開けます。テーマ別の小部屋、表示名に一言を添える、小部屋の組み替えなど、会場での仕掛けを置き換えて使います。企画案の表の「オンライン」の欄を目安にしてください。

10交流会のお礼はいつ送ればよいですか?

記憶が新しいうちに、翌日を目安に送ります。お礼とあわせてアンケートと次回の予定を伝えると、関係が続きやすくなります。

11交流会で参加者名簿を配ってもよいですか?

個人情報保護法は、個人データを第三者に提供するときは例外を除いて本人の同意を求めています(第27条第1項)。配る場合は申込の段階で、会社名と名前を参加者に共有することを伝えて了承を得てください。

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