準備
懇親会の服装
多くの人は、仕事帰りに来る
懇親会の服装で主催者が見落とすのは、多くの人が仕事帰りに来るという前提です。平日の夜に開催するなら、参加者はその日の仕事の服装のまま来ます。ここを踏まえずに服装を指定すると、着替えの手間を全員に負わせることになります。
結論
懇親会の服装は、開催の時間帯と、参加者の動線で決まります。平日夜で仕事帰りなら指定しないのが基本、休日や会場が離れている場合は指定する意味が出てきます。立食か着席か、二次会があるかでも、備えるべきことが変わります。
まず開催の条件を確認する
| 条件 | 服装の考え方 |
|---|---|
| 平日の夜・仕事帰り | 指定しない。 普段の仕事の服装のまま来る前提 |
| 平日の夜・一度帰れる | 指定してよいが、着替えの時間を見込む |
| 休日 | 指定したほうが親切。 何を着ればよいか分からない |
| 社外の方を招く | 指定する。 場の格を揃える |
| 会場が格式のある場所 | 必ず指定する。 入店できない服装がありうる |
Point
平日夜の社内懇親会で、服装を指定する必要はほとんどありません。 「普段の服装でお越しください」で足ります。むしろ指定すると、着替えのために一度帰る人が出て、参加率が下がります。
注意
会場に服装の規定がある場合は、必ず確認してください。 ホテルや一部の店舗では、短パン・サンダルなどで入店できないことがあります。会場を押さえる段階で聞いておく項目です(幹事がやること)。
立食の場合に備えること
立食の懇親会は、2時間立ち続けることになります。これは参加者側の実務です。
- 靴 — 長時間立つ。履き慣れたもの
- 荷物 — 片手がふさがる。クロークがあるか
- 手ぶらになれるか — グラスと皿を持つと手が足りない
- ポケット — 名刺をどこに入れるか
- 温度 — 人が多い会場は暑くなる。脱げる構成
Point
クロークの有無を案内に書いてください。 立食で荷物を持ったままだと、グラスも皿も持てません。無いなら「荷物を置ける場所は限られます」と書くだけで、相手が準備できます。
注意
名刺交換が発生する会なら、名刺をすぐ出せるかが実務的に重要です。鞄の奥だと、相手を待たせます。案内に「名刺交換の機会があります」と書いておくと、持ってくる人が増えます(名刺と個人情報)。
案内への書き方
指定しない場合
服装:普段の服装でお越しください。
これで十分です。書かないより、1行書いたほうが問い合わせが減ります。
指定する場合
服装:ビジネスカジュアル(ジャケット着用、ネクタイ不要)でお願いいたします。 服装:会場の規定により、短パン・サンダルでのご入店はご遠慮いただいております。
Point
会場の規定による制限は、理由を書いてください。 「会場の規定により」と添えるだけで、主催者が決めた窮屈なルールに見えなくなります。
会場の条件を添える
- 立食か着席か
- クロークの有無
- 屋外・テラスを使うか(冷える)
- 移動があるか(二次会まで歩くか)
主催者側とスタッフ
- 幹事・主催者側で統一した(誰が主催か分かる状態)
- 受付担当が見分けられる(名札・リボンなど)
- 司会の服装(人前に立つ)
- 来賓・主賓に個別に伝えた
- 動く必要がある人(配膳の補助、機材の操作)の動きやすさ
Point
幹事は動き回ります。 受付、集金、店とのやり取り、挨拶の依頼。動きやすい格好を優先してください。 格を上げる必要はありません。
注意
挨拶を頼む方には、服装ではなく話す枠と持ち時間を伝えるのが先です(挨拶の順番)。
二次会がある場合
- 移動の距離(歩くなら靴)
- 店の性格が変わる(カジュアルな店に移る場合)
- 荷物(一次会のクロークから出す時間)
- 屋外を歩く(冬場はコートが要る)
Point
二次会をやるなら、案内の段階で書いてください。 「二次会を予定しています」と分かっていれば、参加者が時間と服装を合わせられます。当日に声をかけるより参加率が上がります。
注意
懇親会の設計全体は懇親会のセッション設計、案内文は懇親会の案内文例文集、進行は進行表と司会台本を参照してください。
この記事の要点
- 平日夜の懇親会は、仕事帰りに来る前提。 指定しないのが基本で、「普段の服装で」の1行で足りる。
- 指定すると参加率が下がることがある。着替えのために一度帰る人が出る。
- 会場に服装の規定があるかは必ず確認。 入店できない服装がありうる。
- 立食は2時間立ち続ける。 クロークの有無を案内に書くと、相手が準備できる。
- 会場の規定による制限は理由を添える。「会場の規定により」で窮屈に見えなくなる。
- 幹事は動き回る。 格より動きやすさを優先する。
FAQ
よくある質問
主催者が案内に書くべきことは同じです。開催の曜日と時間帯、仕事帰りの参加かどうか、立食か着席か、会場の格を確認したうえで、指定するならその言葉を、指定しないなら会場の条件を案内に添えてください。周年記念式典を伴う場合は、式典側の服装の考え方に揃えます。
平日の夜に開催するなら、指定する必要はほとんどありません。多くの人が仕事帰りに来るため、「普段の服装でお越しください」の1行で足ります。むしろ指定すると、着替えのために一度帰る人が出て参加率が下がります。ただし休日の開催、社外の方を招く場合、会場に服装の規定がある場合は指定してください。
必ず確認してください。ホテルや一部の店舗では、短パンやサンダルで入店できないことがあります。会場を押さえる段階で聞いておく項目です。制限がある場合は「会場の規定により」と理由を添えて案内に書いてください。理由があると、主催者が決めた窮屈なルールに見えません。
クロークの有無です。立食で荷物を持ったままだと、グラスも皿も持てません。無い場合も「荷物を置ける場所は限られます」と書くだけで、相手が準備できます。あわせて、名刺交換の機会がある会なら、その旨を書いておくと名刺を持ってくる人が増えます。
動きやすさを優先してください。幹事は受付、集金、店とのやり取り、挨拶の依頼と動き回ります。格を上げる必要はありません。ただし主催者側で統一し、受付担当は来場者から見分けがつくようにしてください。名札やリボンで足ります。
案内の段階で「二次会を予定しています」と書いてください。分かっていれば、参加者が時間と服装を合わせられます。移動で歩くなら靴の選択に影響しますし、冬場ならコートが要ります。当日に声をかけるより参加率も上がります。