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集客

イベント集客の進め方
「集まらない」には、3つの別々の原因がある

「集客が伸びない」と言われたとき、まず原因を3つに切り分けてください。 届いていないのか、届いたが刺さっていないのか、刺さったが申込で落ちているのか。この3つは打ち手がまったく違い、切り分けずに手を打つと、効いていない施策を厚くすることになります。

更新: 2026-10-16読了:約5分PRODUCER AGENT 編集部

結論

BtoBイベントの集客は①告知が届いた数 ②内容を見た数 ③申込した数 ④当日来た数の4段で落ちます。どの段で落ちているかを数えるのが最初の作業です。BtoCと違うのは、参加に社内の承認が要ることと、人数より誰が来たかで評価されることです。

まず、どこで落ちているかを数える

段数えるもの落ちている場合の原因
1 届いたメール到達数、ページ表示数リストが足りない/届いていない
2 見た開封、ページ滞在件名・見出しが弱い
3 申し込んだ申込数内容が刺さらない/フォームが重い
4 来た当日来場数リマインドがない/日程が悪い

Point

「集客が足りない」の正体は、たいてい1段目か4段目です。 1段目ならリストと配信の問題で、内容をいくら磨いても動きません。4段目なら申込は取れているので、集客ではなくリマインドの問題です。切り分けずに企画を作り直すのが、最も無駄な動き方です。

注意

BtoBは申込から当日までの歩留まりが落ちます。 無料のオンラインほど顕著です。申込数で成功を判断せず、来場数で見てください。

届ける先を作る

  • 自社の既存リスト——最も確実。ただし利用目的の範囲内か確認する
  • 過去の来場者——再訪率が最も高い。名簿を残しているか(参加者名簿の管理)
  • 営業からの個別案内——BtoBで最も効く。数は出ないが質が高い
  • 登壇者・協賛社からの告知——依頼時に「告知のお願い」を依頼条件に入れておく
  • 業界メディア・団体——後援名義と併せて(後援申請)
  • 広告——速いが、質は読めない
  • SNS——BtoBでは補助。これ単体で埋まる前提にしない

Point

登壇者と協賛社に告知してもらう取り決めを、依頼の時点で入れてください。 後から頼むと「できれば」になります。「告知用のテキストと画像をこちらで用意します」まで含めると、実行率が上がります。

注意

既存リストへの案内は、取得時の利用目的の範囲内かを確認してください。 名刺交換で得た情報を別目的の案内に使えるかは、取得時に何を示したかによります(名刺と個人情報)。

何を書けば申し込まれるか

書き方効き方
対象者を名指しする最も効く。「◯◯を担当される方へ」
持ち帰れるものを書く「◯◯の判断基準がわかります」
登壇者の所属と実務肩書より何をやっている人か
所要時間と終了時刻予定に入れられるかが決まる
オンラインか会場か移動の判断
資料の配布・録画の有無当日来られない人の申込が増える
「豪華」「最新」効かない。 具体でないため

Point

「誰向けか」を書くのが、最も安い改善です。 件名や見出しに「◯◯を担当される方へ」を足すだけで、関係ない人は開かず、関係ある人は止まります(チラシの設計)。

注意

BtoBの参加には上司の承認が要ることがあります。 「業務時間に出る理由」を参加者が社内で説明できる材料——対象者、得られること、所要時間——を案内に入れてください。

申込で落とさない

  • 入力項目を減らす——当日までに聞けることは当日に聞く
  • 必須を最小にする
  • スマートフォンで入力できるか——実機で試す
  • 利用目的の明示(フォームの設計)
  • 完了画面で次を案内——カレンダー登録、資料の事前配布
  • 確認メールを即送る
  • 法人名・役職を聞くか——聞けば質は分かるが、申込は減る

Point

項目を1つ増やすごとに申込は減ります。 アンケートに使いたい項目は、申込フォームではなく事後アンケートに移してください。 申込の段階では、連絡が取れる最小限で足ります。

当日来てもらう

  1. 01

    申込直後にカレンダー登録を促す

    ここで予定に入らないと、当日まで忘れられます。

  2. 02

    1週間前にリマインド

    内容の再掲と、アクセス・入室方法。

  3. 03

    前日にリマインド

    短く。時刻・場所・持ち物だけ。

  4. 04

    当日の朝にもう一度

    オンラインは特に効きます。 URLを再送。

  5. 05

    当日来られない人の受け皿を作る

    録画・資料の後送。 「行けないからキャンセル」を減らす。

  6. 06

    キャンセルを責めない

    連絡しやすくすると、人数の精度が上がります。

Point

リマインドは「増やす」より「直前に寄せる」ほうが効きます。 1か月前の案内は忘れられます。前日と当日朝の2本があるかどうかで、来場率が変わります。

注意

会場開催は、天候と交通で落ちます。 当日の朝の案内に、アクセスの状況を一言入れるだけでも違います。

何をもって成功とするか

  • 人数だけで判断しない。 BtoBは誰が来たか
  • 対象の役職・業種が何割来たかを数える
  • 申込→来場の歩留まりを記録する(次回の読みに使う)
  • チャネル別の申込数——どこから来たかを分けて計測する
  • 商談・次アポにつながった数
  • 次回の案内に同意した数

Point

「来場者数」を目標にすると、来てほしくない人を集めることになります。 BtoBでは対象企業の決裁者が少数来るほうが、対象外の人が大勢来るより価値がある——目標の置き方で、告知の打ち方まで変わります。

注意

終了後の測定はイベント後のフォロー、データの扱いはイベント後のデータを参照してください。

この記事の要点

  • 「集まらない」を3つに切り分ける。 届いていない/刺さっていない/申込で落ちている。
  • 正体はたいてい1段目か4段目。 企画を作り直すのが最も無駄な動き方。
  • 登壇者・協賛社の告知は、依頼の時点で取り決める。 後から頼むと「できれば」になる。
  • 「◯◯を担当される方へ」が最も安い改善。 関係ない人は開かず、関係ある人は止まる。
  • 項目を1つ増やすごとに申込は減る。 聞きたいことは事後アンケートに移す。
  • BtoBは人数ではなく誰が来たかで測る。 目標の置き方で告知の打ち方が変わる。

FAQ

よくある質問

01イベント集客のコツやアイデアはありますか?

新しいアイデアを足す前に、届いた数・見た数・申し込んだ数・当日来た数の4段で、どこで落ちているかを数えてください。BtoBで確実なのは、自社の既存リスト(利用目的の範囲内か確認したうえで)、過去の来場者、営業からの個別案内、登壇者や協賛社からの告知です。広告やSNSは補助と考え、単体で埋まる前提にしないほうが安全です。

02イベントに人が集まりません。何から手をつければよいですか?

原因を3つに切り分けてください。告知が届いていないのか、届いたが内容が刺さっていないのか、刺さったが申込で落ちているのか。打ち手がまったく違います。実際には1段目(リストと配信)か4段目(申込は取れているが当日来ない)であることが多く、どちらの場合も企画を作り直しても動きません。まず各段の数を数えてください。

03BtoBイベントの集客で最も効くチャネルは何ですか?

自社の既存リストと、営業からの個別案内です。数は出ませんが質が高く、BtoBでは最も確実に効きます。次に過去の来場者で、再訪率が最も高いため名簿を残しているかが効いてきます。登壇者と協賛社からの告知も有効ですが、依頼の時点で取り決めてください。後から頼むと「できれば」になります。SNSは補助で、これ単体で埋まる前提にしないでください。

04告知文には何を書けば申し込まれますか?

最も効くのは対象者を名指しすることで、「◯◯を担当される方へ」を件名や見出しに足すだけで変わります。あわせて持ち帰れるもの、登壇者が何をやっている人か、所要時間と終了時刻、オンラインか会場か、資料配布や録画の有無です。BtoBでは上司の承認が要ることがあるため、参加者が社内で説明できる材料を入れてください。「豪華」「最新」は具体でないため効きません。

05申込フォームで気をつけることは?

入力項目を1つ増やすごとに申込は減ります。当日までに聞けることは当日に聞き、アンケートに使いたい項目は事後アンケートに移してください。申込の段階では連絡が取れる最小限で足ります。あわせてスマートフォンで実際に入力できるかを実機で試し、利用目的を明示し、完了画面でカレンダー登録を促してください。

06申し込んだのに当日来ない人が多いです。

リマインドを増やすより、直前に寄せるほうが効きます。1か月前の案内は忘れられます。申込直後にカレンダー登録を促し、1週間前、前日、当日の朝に送ってください。とくに前日と当日朝の2本があるかどうかで来場率が変わります。あわせて録画や資料の後送という受け皿を作ると、「行けないからキャンセル」が減ります。

07集客の成果はどう測ればよいですか?

人数だけで判断しないでください。BtoBでは誰が来たかが重要で、対象の役職・業種が何割来たかを数えます。あわせて申込から来場への歩留まり、チャネル別の申込数、商談につながった数、次回の案内に同意した数を記録してください。来場者数を目標にすると、来てほしくない人を集めることになります。

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告知の段ごとの数字を記録し、どこで落ちているかを可視化します。

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