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お詫び

請求書の間違いのお詫び 例文18選
金額違い・再発行・返金の連絡

請求書の間違いに気づいたら、すぐ使える基本の文面は下のとおりです。「どの請求書の、何が、どう違ったか」を誤→正で並べ、旧い請求書をどう扱ってほしいかと支払い済みならどう精算するかまで書けば、相手の経理担当者が迷わずに処理できます。この記事では、金額の多い・少ない、宛名・日付・振込先・消費税額の誤り、再発行の送付状、指摘への返信、電話の一報まで、そのまま使える例文を場面別にまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約12分PRODUCER AGENT 編集部

結論

請求書の誤りのお詫びは①お詫び ②対象の請求書(番号・発行日) ③誤りの内容(誤→正、差額) ④旧請求書の扱い(破棄のお願い) ⑤支払いの扱い(未払い・支払い済み) ⑥再発防止の一言で書きます。返金・相殺・追加請求の方法は、相手の希望を聞いてから決めます。

すぐ使える基本の例文と件名

まずはこの形を下書きにして、◯の部分を埋めてください。場面ごとの違いは次の章から説明します。

件名:【お詫び】◯月◯日付ご請求書(No.◯◯)の訂正について

株式会社◯◯
経理部 ◯◯様

いつもお世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。
◯月◯日付でお送りしたご請求書(No.◯◯)に誤りがございました。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

■誤りの内容
「◯◯」の金額
誤:◯◯円 → 正:◯◯円(差額:◯◯円)

■お願い
訂正したご請求書(No.◯◯-2)を本メールに添付いたしました。先にお送りしたご請求書はお手数ですが破棄していただけますでしょうか。

今後は発行前に二人で金額を確認するよう改めます。
重ねてお詫び申し上げます。

件名の例

  • 【お詫び】◯月分ご請求書(No.◯◯)の金額訂正について
  • 【再発行】◯月◯日付ご請求書の差し替えのお願い
  • 【お詫びとお願い】ご請求金額の誤りと差額のご精算について
  • 【訂正】ご請求書の振込先口座について(必ずご確認ください)

注意

件名にはお詫びであること・対象の請求書・何をしてほしいかを入れます。経理担当者があとから探すとき、請求書番号や請求月で見つけられます。

間違いの種類と、連絡で必ず書くこと

誤りの種類相手に起きること連絡で必ず書くこと
金額を多く請求多く支払ってしまう・社内の支払い承認をやり直す誤→正の金額と差額。支払い済みなら精算方法の選択肢
金額を少なく請求追加の支払いと承認が必要になる不足額と理由。追加請求の時期を相手に合わせる
数量・単価・品目の誤り発注書や納品書と照合できないどの行がどう違ったか。合計が変わるかどうか
宛名・社名・部署の誤り社内で受け取り先が分からない・処理が止まる正しい宛名で再発行すること、旧請求書の破棄
請求日・支払期日の誤り支払いの予定を組み直す正しい日付。支払期日が変わるならその旨
振込先口座の誤り誤った口座へ振り込むおそれ正しい口座。電話でも同じ内容を伝える
消費税額・税率・登録番号の誤り仕入税額控除の処理に影響する修正した請求書を交付すること(下の章)
別の取引先の請求書を送った他社の取引内容が漏れる削除のお願い。誤送信のお詫びの手順で対応

同じ請求書を二度送った・二重に引き落とした場合は二重請求のお詫びを参照してください。

気づいたらすぐやること(電話の一報を含む)

  1. 01

    事実を確かめる

    誤っていた請求書の番号・発行日・宛先、誤った箇所、正しい内容と差額、相手がすでに支払ったかを確認します。

  2. 02

    担当者に電話で一報する

    相手が誤った金額で支払い処理を進める前に止められます。支払日が近い、振込先を誤ったときは特に電話を先にします。

  3. 03

    訂正した請求書を用意する

    再発行であることが分かるようにし、番号の付け方を決めます(後述の再発行の注意点を参照)。

  4. 04

    メールや書面で正式に送る

    電話で話した内容を、誤→正・旧請求書の扱い・支払いの扱いまで文面にして送ります。

  5. 05

    社内で原因と対策をまとめる

    上司へ報告し、同じ誤りが出ない確認の手順を決めます。

電話で伝えるときの例

お世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。◯月◯日付でお送りしたご請求書(No.◯◯)に金額の誤りがあり、お詫びのご連絡をいたしました。大変申し訳ございません。正しくは◯◯円です。訂正したご請求書は本日中にメールでお送りいたします。もしお支払いの手続きをすでに進めていらっしゃいましたら、一度お止めいただけますでしょうか。

注意

電話では誤りがあったこと・正しい金額・このあと何を送るかだけを伝え、詳しい内訳はメールに回すと短く済みます。

金額を多く請求してしまったとき

相手がまだ支払っていない場合

件名:【お詫び】◯月分ご請求書(No.◯◯)の金額訂正について

◯月◯日付でお送りしたご請求書(No.◯◯)に、金額の誤りがございました。大変申し訳ございません。

■誤りの内容
「◯◯作業費」の数量を誤って計上しておりました。
誤:◯◯円 → 正:◯◯円

正しいご請求書を本メールに添付いたします。お手数ですが、先にお送りしたご請求書は破棄していただけますでしょうか。原本は本日郵送いたします。
ご確認のお手間をおかけし、誠に申し訳ございません。

相手がすでに支払っている場合(精算方法を選んでもらう)

◯月◯日付のご請求書(No.◯◯)につきまして、金額に誤りがあり、本来より◯◯円多くお支払いいただいておりました。大変申し訳ございません。
差額につきましては、以下のいずれかの方法で精算させていただきたく存じます。ご希望の方法をお知らせいただけますでしょうか。
・ご指定の口座へご返金
・次回のご請求額から差し引き(相殺)
ご返金の場合、振込手数料は当社で負担いたします。

返金を済ませたときの連絡

先日ご連絡いたしました差額◯◯円につきまして、本日、ご指定の口座へお振込みいたしました。ご確認いただけますと幸いです。このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

精算の方法相手の手間向いている場面
指定口座へ返金入金の確認だけで済む取引が単発・今後の請求予定がない・相手が早い精算を望む
次回の請求から差し引き(相殺)次回の請求書で差額を確かめる毎月の取引がある・相手が振込の手間を減らしたい
請求書を差し替えて支払いをやり直す支払いの取消しと再処理が必要相手の社内ルールでそうするよう求められたとき

注意

どの方法にするかは、相手の経理の都合に合わせて選んでもらうのが丁寧です。自社の判断だけで相殺せず、必ず相手の了解を取ってから進めてください。

金額を少なく請求してしまったとき

少なく請求した場合は、相手に追加の支払いをお願いすることになります。こちらの都合を押しつけず、別途請求するか、次回にまとめるかを相手に尋ねます。

相手がまだ支払っていない場合(請求書を差し替える)

◯月◯日付でお送りしたご請求書(No.◯◯)に、「◯◯費」の計上漏れがございました。当方の確認不足により、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
正しい金額は◯◯円(不足額◯◯円)です。お支払い前とのことでしたので、訂正したご請求書を添付いたします。先にお送りしたものは破棄していただけますでしょうか。

相手がすでに支払っている場合(不足分をお願いする)

◯月◯日付のご請求書(No.◯◯)につきまして、「◯◯費」の計上が漏れており、本来のご請求額より◯◯円少ない金額となっておりました。当方の誤りでお手数をおかけし、大変申し訳ございません。
つきましては、不足分のご請求書を別途お送りしてもよろしいでしょうか。次回のご請求と合わせてのお支払いをご希望の場合は、その旨お知らせください。御社のご都合に合わせて対応いたします。

宛名・日付・振込先・消費税額の誤り

宛名・社名の誤り

先日お送りしたご請求書の宛名が、御社の旧社名のままとなっておりました。大変失礼いたしました。正しい宛名で再発行したご請求書をお送りいたします。お手数ですが、旧いご請求書は破棄していただけますようお願いいたします。

請求日・支払期日の誤り

◯月◯日付のご請求書(No.◯◯)に記載したお支払期日に誤りがございました。正しくは◯月◯日です。ご予定を組み直していただくことになり、申し訳ございません。訂正したご請求書を添付いたしますので、ご確認をお願いいたします。

振込先口座の誤り

◯月◯日付のご請求書に記載した振込先口座に誤りがございました。正しい振込先は以下のとおりです。
◯◯銀行 ◯◯支店 普通 ◯◯◯◯◯◯◯ 口座名義 ◯◯
すでにお振込みの手続きを進めていらっしゃる場合は、お手数ですがご一報いただけますでしょうか。当方で確認のうえ対応いたします。なお、同じ内容をお電話でもお伝えいたします。

注意

振込先の変更は、なりすましの詐欺と見分けがつきにくい連絡です。電話でも同じ内容を伝えると、相手が安心して手続きできます。口座そのものを変える案内は振込先変更のお知らせにまとめています。

消費税額・税率・登録番号の誤り

◯月◯日付でお送りしたご請求書(No.◯◯)に記載した消費税額に誤りがございました。大変申し訳ございません。修正したご請求書を添付いたしますので、お手数ですが、先にお送りしたものと差し替えて保管していただけますでしょうか。

Point

適格請求書発行事業者は、交付した適格請求書の記載事項に誤りがあったとき、修正した適格請求書を交付しなければならないと定められています(消費税法 第57条の4第4項)。修正の具体的な書き方(全体を出し直すか、誤りの箇所を示した書類を出すか)や発行日の扱いは、自社の経理担当者や税理士に確認してから連絡してください。

品目名・数量の誤り(合計金額は同じ)

◯月◯日付のご請求書(No.◯◯)の明細で、品目名を「◯◯」と記載しておりましたが、正しくは「◯◯」でした。ご請求の合計金額に変わりはございません。御社の発注書と照合しやすいよう、訂正したご請求書をお送りいたします。お手数をおかけし申し訳ございません。

再発行の注意点と送付状・送付メール

  1. 01

    再発行であることを明記する

    表題の近くに「再発行」「訂正版」などと入れ、送付状やメール本文にも書きます。相手が新旧を取り違えないためです。

  2. 02

    番号の付け方を決める

    元の番号に枝番を付ける(No.◯◯-2 など)と、どの請求書の差し替えかがひと目で分かります。新しい番号にする場合は、元の番号を本文に書き添えます。

  3. 03

    旧請求書の扱いをお願いする

    「破棄していただけますでしょうか」「差し替えて保管していただけますでしょうか」と、どうしてほしいかを書きます。原本を返送してほしいときは返信用封筒を同封します。

  4. 04

    発行日の扱いを社内ルールに合わせる

    元の日付のまま出すか、再発行日を入れるかは、自社の経理の決まりに従います。迷うときは経理担当者に確認します。

  5. 05

    送る手段を前回とそろえる

    前回が郵送なら郵送、PDFならPDFで送ります。相手の受け取り手順を変えないためです。

再発行の請求書に添える送付状(郵送)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日お送りいたしましたご請求書に誤りがございましたので、訂正したものを同封いたします。お手数をおかけし誠に申し訳ございませんが、先にお送りしたものは破棄していただけますようお願い申し上げます。
今後はこのようなことのないよう、確認を徹底いたします。
敬具
記
・ご請求書(再発行分) 一通
以上

再発行の請求書を送るメール(PDF)

件名:【再発行】◯月分ご請求書(No.◯◯-2)送付のご案内

先ほどお電話でお伝えしましたとおり、訂正したご請求書(No.◯◯-2)をPDFでお送りいたします。先にお送りしたNo.◯◯は無効となりますので、破棄していただけますと幸いです。
このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

送付状の書式は送付状の書き方、請求書を送るメールの基本は請求書の送付メールにまとめています。

相手から誤りを指摘されたときの返信

確認して、こちらの誤りだったとき

◯◯様

お知らせいただき、ありがとうございます。社内の記録と照らし合わせたところ、「◯◯費」の単価を誤って記載しておりました。当方の確認不足でお手数をおかけし、大変申し訳ございません。
本日中に訂正したご請求書をお送りいたします。お送りしたものは破棄していただけますと幸いです。

確認に時間がかかるとき(まず受け取ったことを伝える)

◯◯様

ご連絡いただき、ありがとうございます。ご指摘の点につきまして、ただいま社内の記録と照らし合わせて確認しております。◯月◯日までに結果をご連絡いたしますので、恐れ入りますが、それまでお支払いの手続きはお待ちいただけますでしょうか。

確認した結果、請求に誤りがなかったとき

◯◯様

ご確認いただき、ありがとうございます。社内で確認いたしましたところ、「◯◯費」は◯月◯日にご依頼いただいた追加作業の分でございました。お見積書(No.◯◯)とご依頼のメールを添付いたしますので、ご確認いただけますでしょうか。明細の書き方が分かりにくく、ご心配をおかけいたしました。次回から明細に作業日を記載いたします。

指摘への返信はお礼から入ると、角が立ちません。誤りではなかったときも「相手が間違えた」とは書かず、根拠の書類を示して確かめてもらいます。お礼の言い方はご指摘ありがとうございますも参考にしてください。

社内(上司)への報告

◯◯部長

◯◯株式会社様へ◯月◯日に送付した請求書(No.◯◯)で、金額の誤りがありましたのでご報告します。
・内容:数量の変更を反映しておらず、◯◯円多く請求していました
・先方の状況:お支払い前でした
・対応:本日先方の◯◯様に電話でお詫びし、訂正した請求書をメールで送付済みです。旧請求書は破棄をお願いしました
・原因と対策:変更の記録を請求書作成時に参照していませんでした。今後は発行前に◯◯さんと二人で確認します
申し訳ありませんでした。

書面で出すよう求められたら顛末書の書き方や始末書の書き方を参照してください。

よくある失敗

失敗起きること直し方
正しい請求書だけ送り、何が違ったか書かない相手が新旧を見比べる手間がかかる誤→正を一行ずつ並べ、差額も書く
旧請求書の扱いを書かない二重に支払われる・両方が保管される破棄か差し替えか、どうしてほしいかを書く
支払い済みなのに自社判断で相殺する相手の帳簿と合わなくなる返金か相殺かを選んでもらってから進める
お詫びの言葉ばかりで手続きが分からない経理担当者が確認のために連絡し直すお詫びは冒頭と結びに置き、本文は手続きを書く
振込先の訂正をメールだけで送る詐欺と区別できず、相手が振り込めない電話でも同じ内容を伝える
件名が「ご請求書」だけ通常の請求書と区別されず読まれない【お詫び】【再発行】と請求書番号を入れる

送る前のチェックリストと再発防止

  • 訂正した請求書の金額・数量・単価が、見積書・発注書・納品書と合っているか
  • 宛名(社名・部署・担当者名)が最新か
  • 請求日・支払期日・振込先が正しいか
  • 消費税額・税率・登録番号に誤りがないか
  • 「再発行」の表示と、枝番などで元の請求書と区別できるか
  • メールに誤→正、差額、旧請求書の扱い、支払いの扱いを書いたか
  • 支払い済みの場合、精算方法を相手に尋ねる文があるか
  • 添付ファイルが正しい取引先のものか

再発防止の一言は、相手に約束できる具体的な手順にします。「気をつけます」ではなく、「発行前に二人で確認する」「見積の変更を管理表に記録し、請求書はそれを見て作る」のように書きます。社内で決めた対策を書き、できないことは約束しません。詳しくは再発防止策の伝え方を参照してください。

この記事の要点

  • 冒頭でお詫びし、請求書番号・誤った金額・正しい金額・差額を並べて書く。
  • 急ぐときや振込先の誤りは、先に電話で一報する。
  • 旧い請求書の扱い(破棄・差し替え)を必ず書き、再発行分は枝番などで区別する。
  • 支払い済みなら返金か相殺かを相手に選んでもらう。少なく請求したときは追加請求の時期も相手に合わせる。
  • 適格請求書の記載事項の誤りは、修正した適格請求書を交付する(消費税法 第57条の4第4項)。

FAQ

よくある質問

01請求書の間違いのお詫びメールの件名は?

「【お詫び】◯月分ご請求書(No.◯◯)の金額訂正について」のように、お詫びであること、対象の請求書、訂正の内容を入れます。再発行分を送るときは【再発行】を先頭に付けると、通常の請求書と区別されます。

02メールだけでよいですか?電話もしたほうがよいですか?

相手が支払いの手続きを進めているおそれがあるとき、支払日が近いとき、振込先を誤ったときは、先に電話で一報してからメールを送ります。それ以外でも、電話で一言お詫びしておくと話が早く進みます。

03誤って多く請求し、支払われてしまったらどうすればよいですか?

まずお詫びし、差額の精算方法を相手に選んでもらいます。指定口座への返金か、次回の請求からの差し引き(相殺)かを示し、相手の希望に合わせます。自社の判断だけで相殺しないでください。

04少なく請求していたときは、どう伝えればよいですか?

計上漏れをお詫びし、不足額を示したうえで、別途請求するか次回にまとめるかを相手に尋ねます。追加の支払いをお願いする連絡なので、相手の都合を優先する書き方にします。

05請求書を再発行するとき、旧い請求書はどうしてもらえばよいですか?

「先にお送りしたご請求書は破棄していただけますでしょうか」と書き、二重に処理されないようにします。再発行分は表題の近くに「再発行」と入れ、番号に枝番を付けるなどして元の請求書と区別します。

06インボイス(適格請求書)を間違えたときはどうしますか?

適格請求書発行事業者は、交付した適格請求書の記載事項に誤りがあったとき、修正した適格請求書を交付しなければなりません(消費税法 第57条の4第4項)。修正の具体的な形式は、自社の経理担当者や税理士に確認してください。

07相手から誤りを指摘されたが、請求は正しかったときは?

指摘へのお礼を述べ、請求の根拠になる見積書や依頼のメールを示して確かめてもらいます。「御社の誤解です」とは書かず、明細が分かりにくかった点があればその改善を伝えます。

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