メール
社内チャットの敬語とマナー
Slack・Teamsで上司に送る例文
Slack や Teams などの社内チャットで上司に送るときは、「お疲れさまです」の一言のあと、すぐ用件に入るのが基本です。宛名や結びの挨拶をメールのように丁寧に書く必要はありませんが、「です・ます」と基本の謙譲語(いたします・申し上げます)は崩さないほうが無難です。たとえば次のように書けば、そのまま送れます。
「お疲れさまです。◯◯の資料を共有フォルダに入れました。◯日(◯)までにご確認いただけますと助かります。」
このページでは、チャットとメール・電話の使い分け、一つの投稿に入れる項目、上司・同僚・他部署・社外の相手別の例文、避けたい書き方を順に並べました。どこまでくだけてよいかは職場によって違うので、最後は会社やチームの決まりに従ってください。
結論
社内チャットの書き方は①短い挨拶(お疲れさまです) ②用件を一文で ③必要なら期限やお願いの三点で足ります。宛名・長い前置き・結びの定型文は省いてよく、そのぶん一つの投稿で用件が分かるようにまとめます。上司や他部署の人には「です・ます」と謙譲語を使い、同僚どうしでも友人とのやり取りのような言葉づかいは避けます。
チャット・メール・電話の使い分け
| 手段 | 向いている用件 | 避けたい用件 |
|---|---|---|
| チャット | 短い報告・確認、資料の共有、急ぎでない相談 | 込み入った説明、正式な依頼・承認の記録 |
| メール | 社外の人を含むやり取り、記録として残したい依頼や報告 | その場で返事がほしい急ぎの確認 |
| 電話・口頭 | 急ぎの用件、トラブル、言いにくい相談やお詫び | 後から見返したい細かい数字や手順 |
| LINEなど個人のアプリ | 会社が連絡手段として認めている場合だけ | 業務の資料・顧客の情報のやり取り |
注意
どの手段で何を連絡するかは、職場ごとに決まりがあることが多いです。迷ったら会社やチームの決まりに従うのが一番です。個人のアプリで業務の情報をやり取りしてよいかも、会社の決まりを確認してください。
一つの投稿に入れる項目
- 冒頭に「お疲れさまです」の一言(スレッドの途中なら省いてもよい)
- 何の件かが最初の一文で分かる(「◯◯の件で確認です」など)
- 相手にしてほしいこと(確認・返事・承認など)
- いつまでにしてほしいか
- 資料があればリンクや添付
- 特定の人に読んでほしいときはメンション
- 用件を小分けに連投していないか(一つにまとめてから送る)
Point
「今ちょっといいですか?」だけを送るのは避けたい書き方です。相手は用件が分からないまま返事を待つことになります。相談したいときも、「◯◯の件で相談があります。お時間のあるときに声をおかけしてもよろしいでしょうか」のように、何の件かを先に書いてください。
相手別の例文
上司への報告
お疲れさまです。
◯◯社への見積書を送付しました。先方からは◯日(◯)までに回答をいただける予定です。
回答があり次第、こちらでご報告いたします。
上司への確認・承認のお願い
@◯◯部長
お疲れさまです。
◯◯の企画書を作成しました。お手すきの際にご確認いただけますでしょうか。
◯日(◯)の会議で使う予定ですので、前日までにご意見をいただけますと助かります。
(企画書のリンク)
上司への相談
お疲れさまです。
◯◯の進め方について、ご相談したいことがあります。
お忙しいところ恐縮ですが、本日か明日のどこかで少しお時間をいただけますでしょうか。
相談の切り出し方は上司への相談の切り出し方でも場面別に扱っています。
同僚への依頼
お疲れさまです。
◯◯の会議室予約、私の名前で取っておいてもらえますか?
◯日(◯)の午後、◯人程度で使う予定です。よろしくお願いします。
他部署の人への問い合わせ
◯◯部の◯◯さん
お疲れさまです。△△部の□□です。
◯◯の申請方法について教えていただきたく、ご連絡しました。
申請書はどの様式を使えばよいでしょうか。お手すきの際にご回答いただけますと幸いです。
注意
初めてやり取りする人や他部署の人には、名前(必要なら宛名)と名乗りを入れます。チャットでも、相手が自分を知らない場合はメールに近い丁寧さで書くほうが伝わりやすくなります。
スレッドでの返事
承知しました。◯日までに対応いたします。
ご確認ありがとうございます。いただいた点を直して、改めて共有いたします。
ミスのお詫び
お疲れさまです。
先ほど共有した資料に誤りがありました。申し訳ありません。
正しいものに差し替えましたので、こちらをご確認ください。
(資料のリンク)
影響の大きいミスの報告は、チャットだけで済ませず口頭でも伝えます。報告の順番はミスの報告 例文を参考にしてください。
社外の人も入っているチャンネル
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯の資料をお送りいたします。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
社外の人が入っているチャンネルでは、社内向けの「お疲れさまです」ではなく「お世話になっております」を使い、メールに近い書き方にします。社内の内輪の話題をそのチャンネルに書かないよう、送る場所も確かめてください。
避けたい書き方
| 避けたい書き方 | 理由 | 書き換え |
|---|---|---|
| 「了解です」「りょ」 | 目上には軽く受け取られることがある | 「承知しました」 |
| 「今いいですか?」だけ送る | 用件が分からず、相手が待たされる | 「◯◯の件で相談があります」と用件から書く |
| 一文ずつ連投する | 通知が何度も鳴り、読み落としが起きる | 一つの投稿にまとめてから送る |
| 全員へのメンションを多用する | 関係のない人まで呼び出してしまう | 読んでほしい人だけをメンションする |
| スタンプだけで返す(上司への依頼に) | 受けたのか読んだだけなのか伝わらない | 「承知しました」と文字でも返す |
| 「◯◯させていただきます」を重ねる | 回りくどく、読みにくくなる | 「◯◯します」「◯◯いたします」 |
スタンプやリアクションで返してよいかは、職場ごとの雰囲気によります。依頼や指示に対しては、スタンプに加えて「承知しました」と一言書いておくと、受けたことがはっきり伝わります。「了解です」をどう言い換えるかは「了解です」は失礼?目上への返事の言い換えにまとめています。
後日のフォロー
チャットで相談に乗ってもらったり、急ぎの対応をお願いしたりしたときは、結果を一言返すところまでがやり取りです。
先日はご相談に乗っていただき、ありがとうございました。
教えていただいた方法で進めたところ、◯◯社から了承の返事をいただけました。
昨日は急な依頼に対応していただき、ありがとうございました。
おかげで予定どおり提出できました。
チャットで伝えたお詫びが大きな内容だった場合は、あらためて口頭やメールでもお詫びを伝えると丁寧です。お詫びの書き方はお詫びメールの例文を参考にしてください。
この記事の要点
- 社内チャットは「お疲れさまです」の一言のあと、すぐ用件に入る。
- 宛名や結びは省いてよいが、「です・ます」と基本の謙譲語は崩さない。
- 一つの投稿に用件・してほしいこと・期限をまとめ、連投しない。
- 依頼や指示には、スタンプだけでなく「承知しました」と文字で返す。
- 社外の人がいるチャンネルでは「お世話になっております」とメールに近い書き方にする。
FAQ
よくある質問
最初の投稿には入れておくのが無難ですが、同じスレッドで続けてやり取りしている途中なら省いても構いません。毎回入れるかどうかは職場の雰囲気によるので、周りの人の書き方に合わせてください。
職場によっては問題なく使われていますが、目上の人への返事としては軽く受け取られることがあります。迷ったら「承知しました」を使うと、どの相手にも失礼になりません。
上司や同僚とのやり取りでは、宛名は省くかメンションで代えるのが一般的です。他部署の人や初めてやり取りする人には、「◯◯部の◯◯さん」と名前を入れ、自分の部署と名前も名乗ると伝わりやすくなります。
「読みました」の合図としてスタンプを使う職場は多いですが、依頼や指示に対しては「承知しました」と文字でも返しておくと、引き受けたことがはっきり伝わります。上司へのスタンプの使い方は、職場の雰囲気や会社の決まりに合わせてください。
短い確認や共有はチャット、社外の人を含むやり取りや記録として残したい依頼はメール、急ぎや込み入った話は電話や口頭が目安です。会社やチームで使い分けの決まりがあれば、それに従ってください。