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幹事

幹事の会計報告の書き方と例文集
表の書式・集金・端数・寸志

結論から書きます。幹事の会計報告は、会が終わったらできれば翌日までに、「収入・支出・差額・差額の扱い」の四つを一枚にまとめ、領収書やレシートの写しを添えて参加者全員に送るものです。上司からいただいたお金は「寸志」ではなく「ご厚志」と書き、余りや不足をどうしたかまで書いて終わりにします。揉める原因の多くは金額ではなく「お金の行き先が見えないこと」なので、端数や余りの扱いは集金の前に決めて案内に書いておきます。このページには、コピーして使える会計報告の書式、状況別の例文、集金と端数の決め方、よくある失敗、チェックリストを並べました。一人あたりの金額は割り勘計算ツールで出せます。

更新: 2026-11-01読了:約11分PRODUCER AGENT 編集部

結論

幹事の会計報告は、①収入(集めた会費・会社の補助・上司からのご厚志)②支出(店への支払い・追加注文・景品など)③差額 ④差額の扱い(繰越・返金・不足の負担)を書いたものです。領収書やレシートの写しを添えると、確かめたい人がすぐ確かめられます。割り勘の端数に決まった処理方法はなく、切り上げて集めて余りを返す・繰り越す、役職や立場で多めに出してもらうなどから、会の性格に合わせて先に決めておきます。

まず結論:会計報告で押さえる五つのこと

押さえることやり方抜けたときに起きること
いつ送るか店の支払いが済み、余りや不足の扱いが決まったら、できれば翌日までに送る日がたつほど「いくら払ったか」の記憶が薄れ、問い合わせに答えにくくなる
何を書くか収入・支出・差額・差額の扱いの四つ。支出は店・追加注文・景品のように分ける合計だけだと、追加注文や景品の分が見えず「高くない?」と思われる
何を添えるか領収書・レシートの写し(写真で可)口頭の説明だけだと、確かめる手段がない
差額をどうしたか繰越・返金・誰かが不足を負担、のどれにしたかを一行で書く余りの行き先が分からず、あとで必ず聞かれる
上司からのお金「◯◯部長よりご厚志をいただきました」と書き、お礼を添える書かないと、いただいた人にも参加者にも失礼になる

Point

迷ったら、「参加者の誰が読んでも、自分の払ったお金がどう使われたか分かるか」だけを確かめてから送ります。

会計報告の書式(そのまま使える表)

メールに貼る、または表計算ソフトで作って添付する場合の書式です。金額欄は◯で伏せています。行は会に合わせて足し引きしてください。

区分項目金額備考
収入会費(◯名 × ◯円)◯円当日欠席で返金した分は差し引く
収入会社からの補助◯円補助の有無と名目は総務・経理に確認
収入ご厚志(◯◯部長より)◯円金額を書くかは下の「ご厚志の書き方」を参照
収入合計◯円
支出店への支払い(コース・飲み放題)◯円領収書あり
支出追加注文・延長◯円レシートあり
支出景品・花束・記念品◯円レシートあり
支出その他(振込手数料・印刷代など)◯円あれば書く
支出合計◯円
差額収入合計 − 支出合計◯円余り/不足
差額の扱い例:次回の会に繰り越し/参加者に返金/不足分は◯◯が負担どれにしたかを必ず書く

チャットに貼る短い書式(表が使えないとき)

【◯月◯日 ◯◯会 会計報告】
■収入 ◯円
 会費 ◯円(◯名)/ご厚志 ◯円(◯◯部長)
■支出 ◯円
 お店 ◯円/追加注文 ◯円/花束 ◯円
■差額 ◯円(余り)
■扱い 次回の◯◯会に繰り越します
※領収書の写しを添付しています

Point

差額がゼロでなければ、その扱いまで書いて初めて会計報告です。差額がゼロのときも「差額なし」と書くと、確かめた跡が残ります。

状況別の会計報告の例文

どれも当サイトで作った文面です。金額・日付・名前は◯や□に置き換えて使ってください。社内のメール向けに書いていますが、件名を外せばチャットにも貼れます。

例文1:余りを次回に繰り越す

件名:◯月◯日 ◯◯会の会計報告

皆さま

お疲れさまです。◯◯会の幹事の□□です。
先日はご参加いただき、ありがとうございました。会計をご報告します。

収入:会費 ◯円(◯名分)
支出:お店へのお支払い ◯円、追加注文 ◯円
差額:◯円の余り

余りの◯円は、ご案内のとおり次回の◯◯会の費用に充てます。
領収書とレシートの写しを添付しますので、お気づきの点があればお知らせください。

例文2:余りを参加者に返す

件名:◯◯会の会計報告と返金のご案内

皆さま

お疲れさまです。幹事の□□です。◯◯会の会計をご報告します。

収入:会費 ◯円(◯名分)
支出:お店へのお支払い ◯円
差額:◯円の余り(お一人あたり◯円)

余りはお一人◯円ずつお返しします。◯日までに、□□の席でお渡しするか、送金アプリでお送りします。ご希望の受け取り方を教えてください。
領収書の写しを添付しています。

例文3:足りなかった分を立て替えた(追加でいただく)

件名:◯◯会の会計報告と不足分のお願い

皆さま

お疲れさまです。幹事の□□です。
◯◯会の会計をご報告します。追加注文が想定より多く、◯円が不足しました。

収入:会費 ◯円(◯名分)
支出:お店へのお支払い ◯円(うち追加注文 ◯円)
差額:◯円の不足(当日は□□が立て替えました)

申し訳ありませんが、お一人◯円を追加でお願いしてもよろしいでしょうか。◯日までに、現金または送金アプリでいただけると助かります。
見通しが甘く、ご負担をおかけしてすみません。レシートの写しを添付します。

例文4:上司からご厚志をいただいた

件名:◯◯会の会計報告(◯◯部長よりご厚志をいただきました)

皆さま

お疲れさまです。幹事の□□です。
◯◯会の会計をご報告します。

今回、◯◯部長よりご厚志をいただきました。◯◯部長、温かいお心遣いをありがとうございました。

収入:会費 ◯円(◯名分)、ご厚志 ◯円
支出:お店へのお支払い ◯円、花束 ◯円
差額:◯円の余り

余りは、次回の◯◯会に繰り越します。領収書の写しを添付しています。

例文5:複数の方からご厚志をいただいた(合計額だけ書く)

件名:◯◯会の会計報告

皆さま

お疲れさまです。幹事の□□です。
今回の◯◯会では、◯◯部長、◯◯課長よりご厚志をいただきました。おかげさまで、景品を一つ増やすことができました。心よりお礼申し上げます。

収入:会費 ◯円(◯名分)、ご厚志 ◯円(お二人からの合計)
支出:お店へのお支払い ◯円、景品 ◯円
差額:なし

領収書の写しを添付しています。

例文6:会社の補助が出た

皆さま

お疲れさまです。幹事の□□です。◯◯会の会計をご報告します。

収入:会費 ◯円(◯名分)、会社からの補助 ◯円
支出:お店へのお支払い ◯円
差額:なし

補助分の領収書は、総務の◯◯さんに提出済みです。会費分の内訳は添付の表をご覧ください。

例文7:グループチャットに送る短い報告

昨日はありがとうございました!会計のご報告です。
集めた会費 ◯円/お店 ◯円/余り ◯円
余りは次回に繰り越します。レシートの写真を貼っておきます。

例文8:当日欠席した人への個別連絡

△△さん

お疲れさまです。◯◯会の幹事の□□です。
当日はお会いできず残念でしたが、また次の機会にぜひご一緒させてください。
会費の件、ご案内のとおりお店のキャンセル料がかかったため、◯円をお願いできればと思います。ご都合のよいときで大丈夫です。会計報告は全体に送っていますので、内訳はそちらをご覧ください。

例文9:領収書をもらい忘れたとき

なお、追加注文の◯円は、領収書をいただき忘れてしまったため、お店の明細の写真を添付しています。お店に再発行をお願いしており、受け取れ次第お送りします。

上司からのお金は「寸志」ではなく「ご厚志」と書く

「寸志」は「寸(ほんの少し)の志」という字のとおり、自分が出すお金を控えめに言うときの言葉です。上司が封筒に書くのは自然ですが、受け取った幹事が報告で「部長から寸志をいただきました」と書くと、相手のお金を「少し」と言ってしまうことになります。受け取った側は、次のように言い換えます。

場面使う言葉例
会計報告・お礼のメールご厚志(ごこうし)「◯◯部長よりご厚志をいただきました」
改まった文書・式典の報告ご芳志(ごほうし)「このたびはご芳志を賜り、厚く御礼申し上げます」
会の最中に口頭で紹介お心遣い・お気持ち「◯◯部長からお心遣いをいただきました。ありがとうございます」
渡す側が自分で書く(封筒の表など)寸志上司が部下の会に包むときの表書き

金額を書くかどうか

  • 一人からいただいたとき:収入の一行として金額を書くと、会計の流れがはっきりします。ただ、金額を出してほしくない方もいるので、迷ったら本人に「会計報告に金額を載せてもよいですか」と聞きます。
  • 複数の方からいただいたとき:一人ずつの金額を並べると比べられてしまうため、名前を書いたうえで合計額だけを収入に載せる書き方があります(例文5)。
  • どちらの場合も:いただいた人の名前とお礼は必ず書きます。会の最中に一度、参加者の前でお礼を伝えておくとなおよいです。

注意

お礼の言い方の詳しい例は寸志のお礼にまとめています。

集金の段取り

事前集金と当日集金の比べ方

方法向いている場面気をつけたい点
事前集金人数が多い会、店に前払いが必要な会、欠席が出やすい時期直前の欠席者への返金の扱いを先に決めておく
当日集金(受付で)人数が少ない会、会費が決まっている会おつりを用意する。受付を手伝う人を決めておく
当日集金(会の後に割る)少人数で注文が読めない会会計の場で計算が始まると時間がかかる。ラストオーダーの後、早めに店へ合計を出してもらい、計算してから声をかける
送金アプリ・振込現金を扱いたくないとき参加者全員が使えるとは限らない。現金の受け取りも残しておく。振込手数料を誰が持つかも決める

会費を決める前に、見積に入っていないお金を確かめる

不足が出る原因の多くは、コース料金以外のお金です。予約のときに次の点を店に聞いておき、入っていないものがあれば会費に少し余裕を持たせるか、追加注文の扱いを決めておきます。

  • 表示の料金は税込か税抜か
  • お通し・席料・サービス料・個室料がかかるか
  • 飲み放題の時間と、延長したときの料金
  • コース外の追加注文をしたときの支払い方(会費から出すか、頼んだ人が払うか)
  • キャンセル料がいつから、いくらかかるか

集金の流れ

  1. 01

    会費と端数の扱いを決める

    店のコース料金や見積をもとに一人あたりの会費を決めます。割り切れないときの扱い(下の「端数の決め方」)と、余ったときの扱いもここで決めます。計算は割り勘計算ツールで、立場ごとに金額を変える場合も出せます。

  2. 02

    案内文に会費と集め方を書く

    「会費:◯円(当日受付でいただきます)」「◯日以降のキャンセルは会費をいただきます」「余りは次回に繰り越します」のように、金額・集める時期・キャンセル時と余りの扱いを書きます。案内文の書き方は懇親会の案内状を参照してください。

  3. 03

    名簿で受け取りを管理する

    出欠表に「会費受け取り」の列を作り、受け取ったらその場で印をつけます。出欠表は出欠表ツールで作れます。

  4. 04

    店で支払い、領収書をもらう

    宛名と但し書きは、会社の補助がある場合は総務・経理の指定に合わせます。追加注文のレシートも残します。書き方は領収書の書き方を参照してください。

  5. 05

    会計報告を出す

    会が終わったら早めに、上の書式と例文で共有します。返金がある場合は、返し方と期限も書きます。

注意

会社の補助や経費で一部を払う場合、社内の飲み会の費用がどう扱われるかは社内懇親会・忘年会の費用は交際費かにまとめています。処理の仕方は会社の経理と税理士に確認してください。

割り勘の端数の決め方(選択肢)

合計金額が人数で割り切れないとき、どうするかに決まりはありません。どれを選んでもよいので、集金の前に決めて案内に書いておくことが一番の揉め事対策です。

決め方やり方よい点気をつけたい点
切り上げて集め、余りを繰り越すきりのよい金額に切り上げて集め、余りは次回の会や景品に回すおつりの手間が減る。会計がすっきりする次回がない会では使えない。繰り越し先を報告に書く
切り上げて集め、余りを返すきりのよい金額で集め、終わってから余りを返金する参加者が損をしない返金の手間がかかる。少額だと返しにくい
役職・立場で差をつける上司や役職者に多めに出してもらい、端数をそこで吸収する若手の負担を軽くできる差のつけ方を事前に本人に相談する。当日いきなり頼まない
端数だけ幹事や有志が負担割った金額の端数を切り捨てて集め、不足分を誰かが出す参加者の金額がきれいになる幹事が毎回負担する形は続かない。負担した人を報告に書く
きっちり割る一円単位まで割って集める誰の負担も偏らないおつりの用意と計算に時間がかかる。送金アプリ向き

Point

幹事が黙って端数を自腹で埋めるのは避けます。一度だけなら目立ちませんが、次の幹事も同じことをしなければならない空気になります。負担したなら、会計報告に「不足分は幹事が負担」と書いておきます。

よくある困りごとと対応

困りごと対応の例
当日欠席した人の会費をどうするか案内に書いた扱いに従う。書いていなかった場合は、店にキャンセル料がかかったかを確かめてから本人と相談する(例文8)
遅れて来た人・途中で帰る人原則は同じ会費。差をつけるなら、会費を集める前に決めて伝える
飲まない人と飲む人で差をつけたい案内の段階で「飲み放題なし◯円」のように分けておく。当日の割り直しはしない
支払いが足りなかった誰が立て替えたかを会計報告に書き、追加でいただく金額と期限を伝える(例文3)
余りが少なすぎて返しにくい案内で決めていなければ、報告で「少額のため次回に繰り越します。返金をご希望の方はお知らせください」と選べるようにする
領収書をもらい忘れた店に連絡して再発行できるか聞く。できない場合は、レシートや明細の写しで報告する(例文9)

会計報告でよくある失敗

失敗なぜ困るか防ぎ方
合計金額だけを送る追加注文や景品の分が見えず、会費との差を説明できない支出を店・追加注文・景品に分けて書く
余りの扱いを書かない「余ったお金はどこへ?」と個別に聞かれ続ける差額の扱いを一行で必ず書く
上司のお金を「寸志」と書くいただいた側が使うと、相手のお金を小さく言うことになる「ご厚志」に言い換え、名前とお礼を添える
報告が遅れる参加者の記憶が薄れ、確認も返金もしにくくなる支払いの当日に表を作り、できれば翌日までに送る
幹事の財布と会費を混ぜるいくら預かっているか分からなくなる会費は封筒などに分けて保管し、使ったらレシートを一緒に入れる
不足を黙って自腹で埋める次の幹事も同じ負担を求められる空気になる負担したなら報告に書く。次回から会費に余裕を持たせる

会計まわりのチェックリスト

集金の前

  • 見積に入っていないお金(税・お通し・席料・延長)を店に確かめたか
  • 会費・集める時期・キャンセル時の扱いを案内に書いたか
  • 端数と余りの扱い(繰越・返金・傾斜・誰かの負担)を決めて伝えたか
  • 出欠表に「会費受け取り」の列を作ったか
  • おつり、または送金の受け取り方を用意したか

会の後

  • 店の領収書(宛名・但し書き)とレシートを受け取ったか
  • ご厚志・会社の補助を収入に入れ、お礼を書いたか
  • 収入・支出・差額・差額の扱いの四つがそろっているか
  • 領収書の写しを添えたか
  • 返金・追加徴収がある場合、方法と期限を書いたか

この記事の要点

  • 会計報告は収入・支出・差額・差額の扱いを一枚にまとめ、領収書の写しを添えてできれば翌日までに送る。
  • 上司からのお金は「ご厚志」と書き、名前とお礼を添える。金額を載せるか迷ったら本人に聞く。
  • 端数と余りの扱いに決まりはない。集金の前に決めて案内に書くことが揉め事対策。
  • 不足の多くはコース外のお金から出る。税・お通し・席料・延長を予約時に確かめる。
  • 幹事が黙って自腹で埋めない。会社負担がある場合の処理は経理・税理士に確認する。

FAQ

よくある質問

01幹事の会計報告には何を書けばよいですか?

集めた会費・会社の補助・ご厚志などの収入、店への支払いや追加注文・景品などの支出、その差額、差額をどう扱ったか(繰越・返金・誰が不足を負担したか)の四つです。領収書やレシートの写しを添えると、確かめたい人がすぐに確かめられます。

02会計報告はいつ出せばよいですか?

店の支払いが済み、余りや不足の扱いが決まったら、できれば翌日までに出します。時間がたつと参加者の記憶があいまいになり、確認もしにくくなります。

03上司からいただいたお金は、会計報告で「寸志」と書いてよいですか?

「寸志」は出す人が自分のお金を控えめに言う言葉なので、受け取った側の報告では「ご厚志」と書きます。改まった文書なら「ご芳志」も使えます。

04ご厚志の金額は会計報告に書くべきですか?

一人からなら金額を書くと会計の流れが分かりやすくなりますが、出してほしくない方もいるので、迷ったら本人に確認します。複数の方からいただいたときは、名前を書き、金額は合計額だけを載せる書き方があります。

05割り勘の端数はどうすればよいですか?

決まった方法はなく、切り上げて集めて余りを繰り越す・返す、役職者に多めに出してもらう、きっちり割るなどがあります。どれを選ぶかより、集金の前に決めて案内に書いておくことが大切です。

06余ったお金が少額のときはどうしますか?

案内で扱いを決めていれば、それに従います。決めていなければ、次回に繰り越すと書いたうえで「返金をご希望の方はお知らせください」と添え、選べるようにしておくと角が立ちにくくなります。

07会計報告はグループチャットで送ってもよいですか?

参加者全員が入っているグループなら、チャットでも構いません。収入・支出・差額・差額の扱いの四つを書き、レシートの写真を添えます。社内で正式な記録が要る会は、メールや共有フォルダにも残しておくと後から探しやすくなります。

08幹事は会費を払うべきですか?

会によって違います。幹事の会費を免除する会もあれば、ほかの参加者と同じく払う会もあります。免除する場合は、その分を誰が負担するのかを会計報告で分かるようにしておくと、不公平感が出にくくなります。

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