段取り
会社の送別プレゼント・記念品
選び方・集金・のし・渡し方
送別の記念品で幹事が困るのは、品物選びより「誰の名前で、いくら集めるか」のほうです。ここが決まらないまま品物を選ぶと、集金で揉めたり、予算が合わなかったりします。このページでは、決める順番、相手別の選び方、のし、送別会で渡すまでの段取りをまとめました。寄せ書きを合わせて贈る場合は送別の寄せ書きを参照してください。
結論
送別の記念品は①誰から贈るか(部署一同・有志) ②集め方と予算 ③相手の事情(次の生活・持ち帰り) ④品物 ⑤のしと渡し方の順で決めます。金額は社内の過去の例に合わせるのがいちばん揉めません。
決める順番
- 01
誰から贈るかを決める
「◯◯部一同」か「有志一同」か。部署一同なら全員から集め、有志なら参加は自由にします。会社として記念品を出す制度がある場合は、総務・人事に先に確認し、重ならないようにします。
- 02
集め方と予算を決める
一律の金額か、役職で差をつけるか、任意か。過去の送別で同じ部署がどうしたかを確認し、それに合わせるのがいちばん揉めません。
- 03
相手の事情を確かめる
引っ越しを伴う転勤なら大きな物は負担になります。退職後の予定や趣味は、親しい同僚にそれとなく聞いておきます。
- 04
品物を決めて手配する
名入れや取り寄せが必要な品物は時間がかかります。送別会の日から逆算して、早めに注文します。
- 05
のしと渡し方を決める
表書きと水引、誰が渡すか、送別会の流れのどこで渡すかを決めます。
Point
集金は、品物を決める前に締めてください。 集まった額で品物を選ぶほうが、後から不足分を追加で集めるより気まずくなりません。集金と割り勘の計算は割り勘計算ツールが使えます。
相手別の選び方
| 相手の事情 | 向いている品物の例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 定年退職 | 名入れの品、趣味の道具、夫婦で使える物、花束 | 長年の感謝が伝わる物。寄せ書きや記念のアルバムと組み合わせることも多い |
| 転職・独立 | 次の仕事で使える文具・名刺入れ・ペン | 前の会社の名前やロゴが入った物は使いにくい |
| 異動・転勤 | 小さくて持ち運べる物、消えもの(お菓子・飲み物) | 引っ越しの荷物になる大きな物・割れ物は避ける |
| 結婚・出産などを機に退職 | 日用品・食器・カタログギフト | 本人の希望を聞きやすい関係なら、候補を出して選んでもらう |
注意
迷ったら花束と、選べるギフト(カタログギフトなど)の組み合わせは外れにくいです。好みが分からない上司への記念品でも使えます。
のしの表書きと水引
| 場面 | 表書きの例 | 水引の考え方 |
|---|---|---|
| 退職・異動・転勤(一般) | 御餞別/おはなむけ/記念品 | 紅白の蝶結び(何度あってもよいお祝い) |
| 目上の人への贈り物 | 御礼/記念品 | 紅白の蝶結び |
| 定年退職 | 御礼/感謝/記念品 | 紅白の蝶結び |
| 結婚を機に退職 | 御結婚御祝/記念品 | 紅白の結び切り(一度きりのお祝い) |
「餞別」は目上の人に使うと失礼にあたるとされることがあるため、上司には「御礼」「記念品」にしておくと無難です。名入れは「◯◯部一同」「有志一同」とし、人数が少なければ連名にします。表書きや水引の選び方は地域や贈る相手の事情で考え方が違うこともあるので、迷ったら購入するお店に用途を伝えて相談してください。のし紙はのし作成ツールで作れます。
送別会で渡すタイミングと言葉
送別会の流れでは、送る側の挨拶の後、送られる側の挨拶の前に渡すのが一般的です。渡した後に本人の挨拶へつなぐと、自然にお礼の言葉が出ます。
(幹事)それでは、ここで◯◯さんに、部署一同から記念品をお贈りします。代表して◯◯部長、お願いいたします。
(代表)◯◯さん、長い間ありがとうございました。皆からの感謝の気持ちです。
(幹事)続きまして、◯◯さんからご挨拶をいただきます。
- 渡すのは上司か、本人といちばん関わりの深かった人
- 花束は最後まで持ち歩かずに済むよう、帰り際に紙袋と一緒に渡す方法もある
- 持ち帰りが大変な品物は、後日自宅に送ることも選べる(本人に確認)
注意
送別会の挨拶の順番と例文は送別会の挨拶にまとめています。
送別会に来られない人・お礼の受け取り方
- 送別会に出ない人の分の集金は、任意にするか、記念品の分だけにする(会費と記念品代を分けて案内する)
- 贈られた側は、最終日か翌日までにお礼の一言を伝える(メールなら退職の挨拶メールに一文添える)
- 部署一同から贈る場合、お返しは基本的に不要。気になるなら最終日にお菓子などを配る程度で十分
この記事の要点
- 品物より先に誰から贈るか・集め方を決める。
- 金額は社内の過去の例に合わせると揉めない。
- 品物は相手の次の生活に合わせる。転勤なら小さく持ち運べる物。
- 上司への表書きは「御礼」「記念品」が無難。結婚退職は結び切り。
- 渡すのは送る側の挨拶の後、本人の挨拶の前。
FAQ
よくある質問
退職・異動・転勤では「御餞別」「おはなむけ」「記念品」などを使い、水引は紅白の蝶結びが一般的です。「餞別」は目上の人には失礼とされることがあるため、上司には「御礼」「記念品」が無難です。結婚を機に退職する場合は、結び切りの水引で「御結婚御祝」とします。
定年退職なら名入れの品や趣味の道具、転職なら次の仕事で使える文具や名刺入れ、転勤なら持ち運びやすい物が向いています。好みが分からないときは、花束と選べるギフトの組み合わせが外れにくいです。
送る側の挨拶の後、送られる側の挨拶の前に、上司や本人と関わりの深かった人が代表して渡すのが一般的です。渡した後に本人の挨拶へつなぐと、自然にお礼の言葉が出ます。
部署一同なら全員から一律に、有志なら任意で集めます。役職で差をつけるかどうかも含め、過去の送別で同じ部署がどうしたかに合わせると揉めません。品物を決める前に集金を締めておくと、不足分を追加で集めずに済みます。