幹事
飲み会の会計の締め方
店とのやりとり・伝票の確認・領収書の宛名の頼み方
飲み会の会計は、締めの挨拶の前に、幹事がそっと席を外して済ませておくと、お開きのあとに店の前で待たせずに済みます。店にかける一言は「お会計をお願いします。領収書の宛名は株式会社◯◯、但し書きは飲食代でお願いします」。伝票は人数・コース・追加注文の三つを確かめます。このページでは、会計を締める流れ、店とのやりとりの例文、領収書の頼み方、間違いに気づいたときの言い方をまとめました。参加者から会費を集める方法と会計報告は幹事の会計報告と集金の仕方、領収書そのものの書き方は領収書の書き方を見てください。
結論
飲み会の会計の締め方は①ラストオーダーのころに追加注文の扱いを決める ②締めの前に伝票を受け取り、人数・コース・追加注文を確かめる ③まとめて支払う ④領収書(宛名・但し書き)とレシート・明細を受け取る ⑤参加者に会費の過不足を伝えるの順です。領収書の宛名や、経費精算に必要な書類は会社の決まりに従います。分からないときは、会の前に総務・経理に確かめておきます。
会計を締めるまでの流れ
- 01
会の前に、支払い方法と領収書の宛名を決める
まとめて払うか、カードや電子決済が使えるかを予約の時点で店に聞いておきます。会社の補助がある会は、領収書の宛名と但し書きを総務・経理に確かめます。
- 02
ラストオーダーのころに追加注文の扱いを決める
飲み放題の時間が終わったあとの注文や、コース外の注文を会費に含めるか、各自の負担にするかを決めて、参加者に伝えます。
- 03
締めの前に伝票を受け取る
締めの挨拶の少し前に、店員さんに「お会計の準備をお願いします」と声をかけます。
- 04
伝票を確かめて支払う
人数・コース・追加注文の内容を確かめてから支払います。
- 05
領収書とレシートを受け取る
宛名・但し書き・金額を、その場で確かめます。
- 06
参加者に過不足を伝える
会費で足りたか、追加で集めるかを伝えます。会計報告の書き方は幹事の会計報告にまとめています。
Point
会計の場で電卓をたたき始めないように、一人あたりの金額は事前に出しておきます。傾斜をつける場合も割り勘計算ツールで前もって計算しておけます。
店とのやりとりの例文(場面別)
ラストオーダーのころ
すみません、ラストオーダーのあとに追加で頼んだ分は、別の伝票にしていただくことはできますか。
会計の準備をお願いする
すみません、そろそろ締めますので、お会計の準備をお願いできますか。
席ではなく、レジのほうで払います。
伝票を確かめる
人数は◯名で、◯◯コースと飲み放題、追加でいただいたのが◯◯と◯◯ですね。
この内容で合っています。ありがとうございます。
領収書をお願いする
領収書をお願いします。
宛名は「株式会社◯◯」、但し書きは「飲食代」でお願いできますか。
宛名はこちらに書いてきましたので、このメモを見ていただければと思います。
注意
宛名は口頭だけだと聞き違いが起きやすいので、会社名を書いたメモや名刺を見せると確実です。「上様」や宛名なしでよいかどうかは、会社の決まりに従ってください。宛名や但し書きの書き方は領収書の書き方にまとめています。
支払いを分けたいとき
会社の補助の分と、皆さんから集めた分で、支払いを分けることはできますか。
領収書もそれぞれいただけると助かります。
当日の進行例(会計まわり)
| タイミング | 幹事がすること |
|---|---|
| 開始前 | 会費を受け取り、名簿に印をつける。領収書の宛名のメモを準備 |
| ラストオーダーのころ | 追加注文の扱いを参加者に伝える |
| 締めの挨拶の前 | 席を外して伝票を受け取り、内容を確かめて支払う |
| 締めの挨拶 | 締めの挨拶をお願いする人を紹介する |
| お開きのあと | 忘れ物を確かめ、店にお礼を言って出る。過不足があれば伝える |
締めの挨拶の頼み方は締めの挨拶 例文、当日の動き全体は飲み会の幹事は当日何する?にまとめています。
会計のあとに送る連絡の件名
| 用件 | 件名の例 |
|---|---|
| 会計報告 | ◯月◯日 ◯◯会の会計報告 |
| 追加の集金 | ◯◯会 追加の会費のお願い |
| 返金 | ◯◯会 会費の返金について |
| 経理に領収書を出す | ◯◯会の領収書の提出(◯月◯日開催分) |
| 店に間違いを問い合わせる | ◯月◯日 □□名義のお会計についてのお問い合わせ |
| 案内した金額の訂正 | 【訂正】◯◯会の会費の金額について |
会計で確かめることのチェックリスト
- 支払い方法(まとめて払えるか、カード・電子決済が使えるか)を事前に聞いたか
- 領収書の宛名と但し書きを会社の決まりに合わせて決め、メモにしたか
- 追加注文の扱い(会費に含めるか、各自の負担か)を参加者に伝えたか
- 伝票の人数は実際の人数と合っているか
- 伝票のコース・飲み放題は予約どおりか
- 追加注文の内容は覚えのあるものか
- 領収書の宛名・但し書き・金額をその場で確かめたか
- レシートや明細も受け取ったか
- おつりを受け取り、会費と合わせて管理したか
場面別の例文(店・参加者・経理への連絡)
例文①:初めての店で、支払い方法を事前に聞く(電話)
◯月◯日◯時から◯名で予約している、株式会社△△の□□です。
当日のお会計について伺いたいのですが、まとめてカードで払うことはできますか。
領収書の宛名は会社名でお願いできますか。
例文②:いつもの店で会計をお願いする
いつもありがとうございます。今日もお会計をまとめてお願いします。
領収書は、いつもの「株式会社◯◯」でお願いします。
例文③:急いで会計を済ませたいとき
すみません、このあと締めの挨拶がありますので、その前にお会計を済ませておきたいのですが、お願いできますか。
例文④:伝票の内容が違っていたとき
すみません、伝票を確かめたのですが、人数が◯名になっていまして、実際は◯名なのですが、確かめていただけますか。
例文⑤:領収書の宛名が違っていたとき
すみません、宛名が「株式会社◯◯」ではなく「◯◯株式会社」になっていまして、書き直していただくことはできますか。お手数をおかけします。
例文⑥:後から間違いに気づいた(店へのメール)
件名:◯月◯日 □□名義のお会計についてのお問い合わせ
◯◯ご担当者様
先日はお世話になりました。株式会社△△の□□です。
◯月◯日のお会計について、確かめていただきたい点があり、ご連絡いたしました。
明細に◯◯が二つ記載されておりますが、注文したのは一つだったように思います。
お手数ですが、ご確認いただけますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
例文⑦:参加者に追加の会費をお願いする
件名:◯◯会 追加の会費のお願い
皆さま
お疲れさまです。幹事の□□です。
昨日はありがとうございました。
追加の注文があり、集めた会費では◯円足りませんでした。
申し訳ありませんが、お一人◯円を、◯日までに□□までお願いします。
例文⑧:経理に領収書を出す
件名:◯◯会の領収書の提出(◯月◯日開催分)
経理部 ◯◯さん
お疲れさまです。◯◯部の□□です。
◯月◯日に開催した◯◯会の領収書と明細を提出します。
参加者は◯名でした。不足している書類があれば教えてください。
例文⑨:案内した会費の金額を訂正する
件名:【訂正】◯◯会の会費の金額について
皆さま
お疲れさまです。幹事の□□です。
先ほどお送りした案内で、会費を◯円と書きましたが、正しくは◯円でした。
失礼いたしました。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
言ってはいけない・避けたい言い方・やり方
| 避けたいもの | 理由 | こう言い換える |
|---|---|---|
| 全員の前で「足りないので、あと◯円ずつ」 | 会の雰囲気が下がり、払いにくい人もいる | 会のあとに連絡で伝える |
| 店員さんに「これ高くない?」 | 店を疑う言い方になる | 「この内容を確かめていただけますか」 |
| 領収書の宛名を口頭だけで伝える | 聞き違いが起きやすい | メモや名刺を見せる |
| 「領収書は適当に書いておいてください」 | 経費精算で使えないことがある | 宛名と但し書きをはっきり伝える |
| 足りない分を黙って自分で払う | 会計報告と合わなくなる | 会計報告に書き、扱いを主催者と相談する |
後日のフォロー(お礼・お詫び)
店へのお礼
◯◯ご担当者様
先日はお世話になりました。株式会社△△の□□です。
お会計の際は、支払いを分けていただくなど、細かくご対応いただきありがとうございました。
また利用させてください。
会費の案内を間違えたときの参加者へのお詫び
皆さま
お疲れさまです。幹事の□□です。
会費の金額の案内に誤りがあり、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
多くいただいた分は、◯日までにお返しします。
会計報告の書式は幹事の会計報告と集金の仕方、会社が負担する懇親会の経理の扱いは社内懇親会・忘年会の費用は交際費かを見てください。
この記事の要点
- 会計は締めの挨拶の前に、幹事が席を外して済ませる。
- 伝票は人数・コース・追加注文の三つを確かめる。
- 領収書は宛名と但し書きをメモで見せて頼み、その場で確かめる。
- 追加注文の扱いはラストオーダーのころに決めて伝える。
- 領収書の宛名や経費精算の書類は会社の決まりに従う。
FAQ
よくある質問
締めの挨拶の少し前に、幹事が席を外して済ませておくと、お開きのあとに参加者を待たせません。店によっては席で払う場合もあるので、会の前に店に聞いておくと安心です。
会社の補助や経費で払う会は、会社の決まりに合わせます。会の前に総務・経理に宛名と但し書きを確かめ、会社名を書いたメモを店員さんに見せて頼むと間違いが起きにくくなります。
決まった方法はありません。会費に含める、頼んだ人が払う、など会によって違います。ラストオーダーのころに扱いを決めて参加者に伝えておくと、会計のあとで揉めません。
「この内容を確かめていただけますか」と伝え、人数・コース・追加注文の内容を一緒に確かめてもらいます。店を疑う言い方は避けましょう。後から気づいた場合は、明細を手元に置いて店に問い合わせます。
店に連絡して、再発行してもらえるかを聞いてください。再発行できない場合の扱いは、会社の決まりに従います。レシートや明細が残っていれば、あわせて経理に相談しましょう。