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挨拶

社葬・お別れの会の挨拶 例文
葬儀委員長の挨拶・喪主の謝辞

社葬やお別れの会では、会社側の代表(葬儀委員長など)と遺族側の代表(喪主など)が、それぞれ参列者にお礼を述べることがあります。会社側は会葬へのお礼→故人の功績→会社としての決意→結び、遺族側は会葬へのお礼→生前のご厚誼へのお礼→故人の様子の一言→今後のお願い→結びの順で、どちらも1〜3分に収めます。いちばん短い会社側の形なら「本日はご多用のところ、故 ◯◯◯◯の社葬にご会葬を賜り、誠にありがとうございました。故人の遺志を継ぎ、社員一同力を合わせてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。」です。式の形や挨拶の順番は会社・式場・宗教で違うので、葬儀社と事前にすり合わせてください。

更新: 2026-11-01読了:約7分PRODUCER AGENT 編集部

結論

社葬は、会社が主催して行う葬儀です。遺族と会社が一緒に行う形は合同葬と呼ばれます。近親者で葬儀を済ませた後、日を改めて会社が開くお別れの会・偲ぶ会は、ホテルなどで献花を中心に、宗教色を抑えた形で行われることが多いとされます。挨拶をする人の呼び名(葬儀委員長、施主、発起人代表など)や順番は、式ごとに決まります。

挨拶の順番と構成

式の中での位置(一例)

式の流れ(一例)話す人
開式の辞司会
読経・祈りなど(宗教による)宗教者
弔辞取引先の代表、社員代表など
弔電の紹介司会
葬儀委員長の挨拶会社側の代表(社長など)
喪主の謝辞遺族側の代表
閉式の辞司会

上は一例で、挨拶を告別式の最後にまとめる形、喪主の謝辞を出棺のときに述べる形などもあります。お別れの会では、主催者挨拶の後に献花へ進む形がよく見られます。会食を伴う偲ぶ会の挨拶や献杯の言葉は偲ぶ会の挨拶 例文にまとめています。誰がどこで話すかは、葬儀社と会社の担当者で決めて、式次第に書いておきます。弔辞の書き方は弔辞の書き方と例文、黙祷を入れる場合の司会の言葉は黙祷の司会 例文にあります。

挨拶の構成

会社側(葬儀委員長・主催者)遺族側(喪主・遺族代表)
1会葬・参列へのお礼会葬・参列へのお礼
2故人の経歴・功績を短く故人が生前に受けたご厚誼へのお礼
3故人の人柄が分かる一言故人の最期の様子や家族から見た人柄を一言
4故人の遺志を継ぐという会社の決意会社の皆さまへのお礼(社葬を開いてもらったこと)
5変わらぬ支援のお願いと結び今後も変わらぬお付き合いのお願いと結び

Point

社葬では、会社側は故人を身内として扱います。参列者に向けて話すときは「故 ◯◯◯◯」「弊社会長 ◯◯」のように呼び、「様」は付けません。故人に語りかける弔辞とは、ここが違います。

立場別の挨拶 例文

葬儀委員長の挨拶(社葬・会長が亡くなった場合)

葬儀委員長を務めます、株式会社◯◯ 代表取締役社長の◯◯◯◯でございます。
本日はご多用のところ、弊社取締役会長 故 ◯◯◯◯の社葬に際し、多くの皆さまにご会葬を賜り、過分なるご弔辞、ご弔電を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
故人は、◯年に弊社を創業して以来、「◯◯」を信条に、事業の礎を築いてまいりました。厳しい時期にも社員の雇用を守り抜き、取引先の皆さまとの信頼を何より大切にしておりました。晩年まで、新しく入った社員の名前までよく覚え、声をかけていた姿が忘れられません。
故人を失いましたことは、弊社にとって大きな痛手でございます。しかし、故人が残した教えを胸に、社員一同、力を合わせて事業に励んでまいる所存です。
皆さまには、故人の生前と同様に、変わらぬご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

喪主の謝辞(社葬・遺族として)

遺族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。故人の長男、◯◯◯◯でございます。
本日はご多用のなか、亡き父◯◯のためにご会葬いただき、誠にありがとうございました。
株式会社◯◯の皆さまには、このような立派な葬儀を執り行っていただき、心より御礼申し上げます。
父は家では仕事の話をあまりいたしませんでしたが、皆さまのお話を伺い、父がどれほど多くの方に支えられて仕事をしてきたのかを、身にしみて知りました。最期は家族に見守られ、穏やかに旅立ちました。
生前、父が賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、残されました私ども家族にも、変わらぬご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

お別れの会の主催者挨拶(会社側)

本日はご多用のところ、故 ◯◯◯◯ お別れの会にお越しいただき、誠にありがとうございます。発起人を代表いたしまして、株式会社◯◯ 代表取締役の◯◯◯◯より、ひと言ご挨拶を申し上げます。
◯◯は、◯月◯日に永眠いたしました。葬儀は故人の遺志により近親者のみで執り行いましたが、生前お世話になった皆さまに感謝をお伝えしたく、本日の会を設けました。
◯◯は営業の第一線で長く働き、「会って話すことがいちばんの近道」と言って、どこへでも足を運ぶ人でした。本日お集まりいただいた皆さまのお顔を拝見し、その言葉どおりの歩みであったのだと感じております。
このあと、献花の時間を設けております。どうぞ◯◯との思い出を語り合いながら、ゆっくりとお過ごしください。
本日は誠にありがとうございます。

お別れの会の遺族代表の謝辞

遺族を代表いたしまして、御礼のご挨拶を申し上げます。故人の妻、◯◯◯◯でございます。
本日はご多用のなか、夫◯◯のためにお集まりいただき、誠にありがとうございました。会社の皆さまには、このような会を開いていただき、心より感謝申し上げます。
夫は、家でもよく仕事の仲間の話をしておりました。本日、皆さまから夫の知らない一面を伺い、家族一同、あたたかい気持ちになりました。
生前、夫が賜りましたご厚情に、深く御礼申し上げます。
本日は本当にありがとうございました。

合同葬で、会社側から短く述べる場合(現職の社員が亡くなったとき)

株式会社◯◯の◯◯でございます。会社を代表いたしまして、ひと言御礼を申し上げます。
本日はご多用のなか、弊社◯◯部 故 ◯◯◯◯の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございました。
◯◯は、誰に対しても丁寧に接し、職場の皆から頼りにされておりました。共に働いた仲間を失い、社員一同、悲しみに堪えません。
ご遺族の皆さまには、会社としてできる限りのお手伝いをさせていただく所存です。
本日は誠にありがとうございました。

注意

身内の呼び方は、遺族側なら「父」「夫」「亡き父◯◯」、会社側なら「故 ◯◯◯◯」「弊社会長 ◯◯」とします。原稿が時間に収まるかはスピーチの文字数と時間で確かめられます。

避けたい言葉・話題

避けたいもの例考え方
重ね言葉重ね重ね、たびたび、ますます「深く」「心より」に言い換える
直接的な表現死ぬ、死亡「永眠いたしました」「旅立ちました」
宗教に関わる言葉ご冥福、成仏、供養宗教色を抑えたお別れの会では、宗教を問わない言葉にする
経営・後継の話の長い説明今後の体制、業績、人事必要なら「遺志を継いでまいります」の一言にとどめ、詳しくは別の機会に
死因・闘病の詳しい話病名、経過遺族の意向を確かめ、公にしていないことは触れない

社葬は取引先や業界の関係者が多く集まるため、今後の経営体制を伝えたくなる場面です。ただ挨拶の場は故人を送る場なので、体制の説明は別に文書などで知らせるほうが落ち着きます。どの言葉を避けるかの考え方は宗教や地域で違うこともあるので、迷えば宗教を問わない言葉を選びます。

当日のマナーと確認すること

  • 挨拶する人と順番:葬儀委員長・喪主・発起人代表など、誰がどこで話すかを式次第に書いておく
  • 持ち時間:弔辞・弔電と合わせて、式全体の時間に収まるか
  • 故人の呼び方と経歴:役職名、創業年や入社年などは遺族と会社の記録で確かめる
  • 言葉の宗教色:宗教・宗派に合わせた言葉を使うか、宗教を問わない言葉にするか
  • 服装:主催側は喪服。お別れの会で参列者に「平服で」と案内する場合は、どの程度の服装を指すのかを案内状に書き添えると迷われにくい
  • 献花・焼香の流れ:誰から順に行うか、係の誘導の仕方
  • 席:遺族席・会社関係者席・来賓席の位置。主催側の人は参列者より先に着席しておく

原稿は見ながら読んで構いません。紙は胸の高さで持ち、ゆっくり話します。服装の考え方は式典の服装、社内への訃報の流し方は訃報の社内通知、供花の受け方は会社からの供花の手配にあります。宗派・式場・会社の規程によって違うことは、葬儀社と会社の担当者に確認してください。

この記事の要点

  • 会社側はお礼→功績→会社の決意→支援のお願い、遺族側はお礼→ご厚誼へのお礼→故人の一言→今後のお願い。
  • 長さは1〜3分。弔辞・弔電と合わせて式全体に収める。
  • 社葬では会社側も故人を身内として扱い、「故 ◯◯◯◯」と呼んで「様」を付けない。
  • 経営体制の説明は挨拶ではなく別の機会に。
  • 誰がどこで話すか、言葉の宗教色は葬儀社・遺族と事前に決めて式次第に書く。

FAQ

よくある質問

01社葬の葬儀委員長の挨拶では何を話せばよいですか?

会葬と弔辞・弔電へのお礼、故人の経歴と功績を短く、人柄が分かる一言、故人の遺志を継ぐという会社の決意、変わらぬ支援のお願いの順に話します。長さは1〜3分が目安です。

02社葬で喪主はどんな謝辞を述べますか?

会葬へのお礼、故人が生前に受けたご厚誼へのお礼、社葬を執り行ってくれた会社へのお礼、家族から見た故人の一言、今後のお付き合いのお願いを述べます。故人は「父」「亡き父◯◯」のように身内として呼びます。

03お別れの会の挨拶はどう始めればよいですか?

「本日はご多用のところ、故 ◯◯◯◯ お別れの会にお越しいただき、誠にありがとうございます」と参列へのお礼から始めます。近親者で葬儀を済ませた事情を一言添え、このあとの献花などの流れを伝えて結びます。

04社葬の挨拶で故人に「様」を付けますか?

主催する会社側が参列者に向けて話すときは、故人を身内として扱い「故 ◯◯◯◯」「弊社会長 ◯◯」と呼ぶのが一般的です。故人に直接語りかける弔辞では「◯◯会長」のように呼びかけます。

05社葬とお別れの会は何が違いますか?

社葬は会社が主催して行う葬儀で、宗教儀礼を伴うことがあります。お別れの会は、近親者で葬儀を済ませた後に日を改めて開く会で、献花を中心に宗教色を抑えた形で行われることが多いとされます。形は会社や式場によって違います。

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