メール
お礼の返信への返信 例文
メールのやり取りをどこで終えるか
自分が送ったお礼のメールに、相手から「こちらこそありがとうございました」と返信が来たら、目上や社外の相手には、当日か翌営業日にもう一通だけ短く返し、そこで終えるのが一つの目安です。書くのは「返信へのお礼」「相手の返信で良かった点に一言」「今後のお願いと、返信は不要という一言」です。そのまま送れる例文はこうです。「ご丁寧にご返信いただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。なお、本メールへのご返信には及びません」。このページでは、返信するかしないかの判断の目安と、場面別の例文、避けたい言い方をまとめました。お礼のメールへの最初の返信の書き方は打ち合わせのお礼メールや「ご連絡ありがとうございます」の使い方を見てください。
結論
お礼のやり取りは用件がないまま何往復も続けないのが基本です。相手の返信に①質問や依頼が含まれているか ②相手が目上・社外か ③相手が「返信不要」と書いているかを見て、返すかどうかを決めます。返すときは短く、「ご返信には及びません」と添えて終わりの合図にします。
結論:返すか・いつ・何を書くか
| 相手の返信の内容 | 返信の返信 | 目安 |
|---|---|---|
| お礼だけ(目上・社外) | 短く一通返して終える | 当日か翌営業日 |
| お礼だけ(同僚・社内の親しい相手) | 返さなくてよい。チャットなら反応だけでもよい | 職場の使い方に合わせる |
| 質問・依頼・日程の確認が入っている | 必ず返す(用件に答える) | 相手の期限に合わせる |
| 「返信不要」と書いてある | 返さなくてよい | どうしても伝えたいことがあるときだけ |
| 相手がさらに返してきた(三往復目) | 用件がなければ返さない | 次に会ったときに口頭で一言 |
そのまま送れる短い例文(社外の相手へ)
件名:Re: Re: ◯◯のお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご丁寧にご返信いただき、ありがとうございます。
◯◯様にそうおっしゃっていただけて、大変うれしく思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
なお、本メールへのご返信には及びません。
Point
「ご返信には及びません」は、やり取りを終える合図です。この一文があると、相手は「また返さなければ」と気をつかわずに済みます。「返信不要です」とだけ書くと、目上の相手には素っ気なく感じる人もいるので、「ご返信には及びません」「お返事はどうぞお気遣いなく」と書くと柔らかくなります。
件名の扱い
返信の返信では、件名はそのまま「Re:」を付けて返すのが基本です。同じ件のやり取りだと分かり、相手が前のメールをたどりやすくなります。
| 状況 | 件名の扱い | 例 |
|---|---|---|
| お礼のやり取りの続き | 「Re:」のまま返す | Re: Re: ◯◯のお礼 |
| 「Re:」が長く重なった | 一つにまとめてもよい | Re: ◯◯のお礼 |
| 別の用件を書きたくなった | 新しいメールにして件名を変える | ◯◯のご相談(株式会社△△ □□) |
| 相手の返信に質問があり、答える | 「Re:」のまま、件名に一言足してもよい | Re: ◯◯のお礼(◯◯の件のご回答) |
注意
お礼のやり取りの中に別の用件を混ぜると、後から探しにくくなります。用件は件名を変えた新しいメールで送ってください。続けて何通も送るときの書き方はメールの再送・立て続けに送るときにまとめています。
書く項目のチェックリスト
- 相手の返信に質問や依頼が入っていないか読み直したか(入っていれば答える)
- 冒頭で返信へのお礼を一言書いたか
- 相手の返信のどの言葉がうれしかったかに触れたか(同じお礼を繰り返すだけになっていないか)
- 新しい用件を混ぜていないか(用件は別のメールにする)
- 最後に「ご返信には及びません」など、終わりの合図を入れたか
- 全体を数行に収めたか
場面・相手別の例文
①初めての相手(社外)から返信が来たとき
件名:Re: Re: 本日のお打ち合わせのお礼
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
早速ご返信いただき、ありがとうございます。
◯◯の件も前向きにご検討いただけるとのこと、心より感謝申し上げます。
資料のご用意ができましたら、改めてご連絡いたします。
本メールへのご返信には及びません。
②継続して取引のある相手から返信が来たとき
件名:Re: Re: ◯◯納品のお礼
◯◯様
お世話になっております。□□です。
ご返信ありがとうございます。
◯◯様の部署の皆さまにも喜んでいただけたとのこと、大変うれしく思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
ご返信はどうぞお気遣いなく。
③上司から返信が来たとき(社内メール)
件名:Re: Re: ◯◯の件のお礼
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
ご返信いただき、ありがとうございます。
次の◯◯では、いただいたご助言を生かして進めます。
ご返信には及びません。
注意
上司からの返信に指示や助言が含まれていたら、「承知しました」と受け取ったことを伝えます。返事の言葉は「承知しました」メールの例文にまとめています。上司へのお礼そのものの書き方は上司・先輩へのお礼 例文を見てください。
④同僚とのチャットで返信が来たとき
(相手)こちらこそありがとう!助かりました。
(自分)よかったです。また何かあれば声をかけてください。
同僚とのチャットなら、リアクション(絵文字の反応)で終える職場も多くあります。どこまでくだけてよいかは、職場のチャットの使い方に合わせてください。詳しくは社内チャットの敬語とマナーにまとめています。
⑤相手の返信に質問が入っていたとき
件名:Re: Re: ◯◯のお礼(◯◯の件のご回答)
◯◯様
お世話になっております。□□です。
ご返信ありがとうございます。
お尋ねの◯◯につきましては、◯月◯日までにお送りいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
注意
質問に答えるメールには、「ご返信には及びません」は付けません。相手から「承知しました」と返ってくることもあり、その場合はそこで終えて構いません。
⑥相手が「返信不要」と書いていたが、伝えたいことがあるとき
◯◯様
お世話になっております。□□です。
ご返信不要とのことでしたが、一点だけお伝えしたく、ご連絡いたしました。
先日お話に出た◯◯の資料を添付いたします。ご参考になれば幸いです。
こちらへのご返信も、どうぞお気遣いなく。
⑦急ぎの用件が別にあるとき(お礼のやり取りを終えつつ)
件名:◯◯の日程のご相談(株式会社△△ □□)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先ほどはご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございました。
別件で恐縮ですが、◯◯の日程について、急ぎご相談したいことがございます。
注意
お礼の「Re:」に急ぎの用件を書き足すと、相手が件名を見てお礼の続きだと思い、開くのが遅れることがあります。急ぎの用件は件名を変えて送ります。話題を切り替えるときの書き方はメールで話題を変えるときも参考にしてください。
⑧返信の返信で、前のメールの誤りを訂正するとき
件名:Re: Re: ◯◯のお礼
◯◯様
お世話になっております。□□です。
ご返信ありがとうございます。
あわせて、先のメールで次回の打ち合わせを「◯日」と書いておりましたが、正しくは「◯日」でした。失礼いたしました。
引き続きよろしくお願いいたします。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 返信不要です(目上・社外に) | 素っ気なく、命令のように感じる人もいる | ご返信には及びません/お返事はどうぞお気遣いなく |
| 了解しました(目上への返信の返信で) | 目上には軽く感じる人もいる | 承知しました |
| ご返信いただき、ありがとうございました(何度も同じ文) | やり取りが続くほど、決まり文句の繰り返しに見える | 相手の返信の内容に一言触れる |
| お返事させていただきます | 「させていただく」が回りくどい | お返事いたします/ご返信いたします |
| 取り急ぎお礼まで(目上に) | 略式の印象を持つ人もいる | まずはお礼を申し上げます |
| (同じ件の)長い近況報告 | お礼のやり取りが用件の多いメールに変わり、相手が返信に困る | 近況は別の機会に、用件は別のメールで |
「了解しました」と「承知しました」の違いは「了解です」は失礼?、「ご返信」と「お返事」の使い分けは「ご返信」と「お返事」の違いにまとめています。
やり取りを終えた後のフォロー(お礼・お詫び)
メールのやり取りを終えた後も、次に会ったときや電話のついでに「先日はご丁寧にありがとうございました」と一言添えると、やり取りが気持ちよく締まります。
返信の返信を出し忘れていたことに後で気づいたとき
◯◯様
お世話になっております。□□です。
先日はご丁寧なご返信をいただきながら、お返事が遅くなり失礼いたしました。
改めまして、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
注意
数日たってから気づいた場合でも、目上や社外の相手には短く返しておくと安心です。返信が大きく遅れたときのお詫びは返信が遅れたお詫びメールにまとめています。
相手が「返信不要」と書いてくれたのに、返し続けてしまったとき
お詫びのメールを重ねると、かえってやり取りが増えます。次に連絡するときに、用件の前に一言添えるくらいで十分です。
先日は何度もお返事のお手間をおかけし、失礼いたしました。
この記事の要点
- お礼の返信が来たら、目上・社外には短く一通返して終えるのが目安。
- 相手の返信に質問や依頼があれば必ず答える。
- 終わりの合図は「ご返信には及びません」。「返信不要です」だけにしない。
- 新しい用件は件名を変えた別のメールで送る。
- 同僚とのチャットは職場の使い方に合わせて、反応だけで終えてもよい。
FAQ
よくある質問
決まりがあるわけではありません。目上や社外の相手、お世話になった側の相手から返信が来た場合は、こちらから短く一通返して終えると丁寧です。相手が「返信不要」と書いていれば、そこで終えて構いません。
相手に手間をかけさせないための気遣いの言葉なので、目上の人にも使えます。「返信不要です」だけだと素っ気なく感じる人もいるため、「ご返信には及びません」「お返事はどうぞお気遣いなく」のほうが柔らかく伝わります。
お礼のやり取りで用件がない場合、三往復目以降は返さなくても失礼にはなりません。気になる場合は、次に会ったときや次のメールの冒頭で一言お礼を添えれば十分です。
同じ件のやり取りなら、そのままでも構いません。長くなって読みにくい場合は「Re:」を一つにまとめても失礼にはなりません。別の用件を書くときは、新しいメールにして件名を変えます。
「ご丁寧にご返信いただき、ありがとうございます」と返信へのお礼を述べ、相手の言葉でうれしかった点に一言触れて、「今後ともよろしくお願いいたします」で締めます。最後に「ご返信には及びません」と添えると、やり取りを気持ちよく終えられます。