メール
プロジェクト完了のお礼メール 例文
社内メンバー・協力部署・社外の関係者へ
プロジェクトが終わったら、完了(納品・公開・引き渡し)から数日以内に、メールで関係者にお礼を伝えます。書くのは「完了したことの報告」「お礼と、具体的に良かった点」「今後」の三つです。そのまま送れる一文はこうです。「◯◯プロジェクトが本日完了しました。◯◯様に◯◯していただいたおかげで、予定どおり公開できました」。このページでは、社内メンバー、協力部署、社外の協力会社、発注してくださったお客様など相手別の例文と、件名、一斉送信の注意、避けたい言い方、完了後のフォローをまとめました。直属の上司個人へのお礼は上司・先輩へのお礼 例文を見てください。
結論
プロジェクト完了のお礼は①完了の報告(何が・いつ終わったか) ②お礼と具体的に良かった点(その人のどの働きがどう効いたか) ③今後(結果の共有、保守・次の機会、引き続きのお願い)で組み立てます。社外に送るときは、どこまでの情報を書いてよいかを会社の決まりに従って確認します。
結論:いつ・どの手段で・何を書くか
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| いつ | 完了・納品・公開の当日から数日以内。成果の数字がまとまるのを待たずに、まずお礼を送る |
| どの手段で | メールが基本。社内の小さなチームならチャットでもよい |
| 何を書くか | 完了の報告+お礼と具体的に良かった点+今後 |
| 誰に | 社内メンバー、協力部署、社外の協力会社、お客様(相手ごとに分けて送る) |
そのまま送れる短い例文(社内メンバーへ)
件名:◯◯プロジェクト完了のご報告とお礼
◯◯プロジェクトの皆さん
お疲れさまです。□□です。
◯◯プロジェクトは、本日の公開をもって完了しました。
途中で仕様の変更がありましたが、皆さんが分担を組み直してくれたおかげで、予定どおりの日に公開できました。
本当にありがとうございました。結果がまとまりましたら、改めて共有します。
Point
社内向けと社外向けは、別々に送ります。社内向けの文面には、反省点や社内の事情を書くことがあります。社外の相手を同じメールに入れると、伝えるつもりのなかったことまで届いてしまいます。
件名の付け方
| 相手 | 件名の例 |
|---|---|
| 社内のメンバー | ◯◯プロジェクト完了のご報告とお礼 |
| 協力してくれた他部署 | ◯◯プロジェクト完了のご報告(ご協力のお礼) |
| 社外の協力会社 | ◯◯案件完了のお礼(株式会社△△ □□) |
| お客様(発注元) | ◯◯ご導入完了のお礼とご報告(株式会社△△) |
| 一区切りで終えるとき | ◯◯プロジェクト第一期終了のお礼 |
注意
社外に送るときは、件名の最後に自社名と名前を入れると、相手の受信箱で埋もれにくくなります。
書く項目のチェックリスト
- 何が、いつ完了したかを最初に書いたか
- 相手のどの働きが、どう役に立ったかを具体的に書いたか(全員に同じ一文になっていないか)
- 社外向けの文面に社内だけの事情・反省点・他社の名前が入っていないか
- 一斉送信するときに、宛先・CC・BCCの使い分けを確認したか
- 完了後の窓口・問い合わせ先(保守、問い合わせの受付など)を書いたか
- 結果の報告や振り返りの予定があれば、いつ頃共有するかを書いたか
- 迷惑をかけた点があれば、お詫びも一言入れたか
社外の複数の会社に同じ文面を送るときは、宛先どうしのアドレスが見えないようにします。詳しくは一斉メールとBCC、宛名の並べ方はメールの宛名が複数のときを参考にしてください。
相手・場面別の例文
①協力してくれた他部署へ
件名:◯◯プロジェクト完了のご報告(ご協力のお礼)
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。◯◯プロジェクトの□□です。
◯◯プロジェクトは、◯月◯日に完了しました。
◯◯部の皆さまには、通常業務のかたわら◯◯の確認を何度もお引き受けいただき、ありがとうございました。
確認のたびに具体的なご指摘をいただけたことで、公開後の大きな手戻りを防ぐことができました。
結果がまとまりましたら、改めてご報告いたします。
②社外の協力会社へ(継続して取引のある相手)
件名:◯◯案件完了のお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
おかげさまで、◯◯の案件は◯月◯日に無事完了いたしました。
途中で弊社から仕様の変更をお願いした際にも、すぐに代わりの案をご提案いただき、誠にありがとうございました。
◯◯様のご提案がなければ、予定どおりの公開は難しかったと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
③社外の協力会社へ(初めて組んだ相手)
件名:◯◯プロジェクト完了のお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびの◯◯プロジェクトは、◯月◯日をもって完了いたしました。
初めてご一緒するにもかかわらず、弊社の進め方に合わせて細かくご調整いただき、ありがとうございました。
毎週の進捗報告が分かりやすく、社内への説明にもそのまま使うことができました。
また機会がございましたら、ぜひご相談させてください。
④お客様(発注してくださった相手)へ
件名:◯◯ご導入完了のお礼とご報告(株式会社△△)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは◯◯のご導入にあたり、多くのご協力をいただき、誠にありがとうございました。
◯◯様には、社内のご調整や現場の皆さまへのご説明まで担っていただき、心より感謝申し上げます。
本日をもちまして、導入作業はすべて完了いたしました。
今後のお問い合わせは、引き続き私□□、または弊社窓口(◯◯)までご連絡ください。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
注意
お客様向けのメールでは、完了後の窓口を書いておくと、相手が困ったときに迷いません。担当が変わる場合は担当変更の挨拶メールの形を使ってください。
⑤短い期間で仕上げた案件のとき(社外)
件名:◯◯の制作完了のお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯の制作は、本日すべて納品いたしました。
短い期間でのお願いとなりましたが、休日の確認にもご対応いただき、誠にありがとうございました。
無理なお願いをしてしまい、申し訳ございませんでした。次の機会には、余裕のある日程でご相談いたします。
⑥社内メンバー一人ひとりに一言添えるとき(チャット)
◯◯さん、◯◯プロジェクトお疲れさまでした。
◯◯さんが最初に作ってくれた進行表のおかげで、最後まで全員が同じ予定を見て動けました。
ありがとうございました。
全体へのお礼とは別に、一人ずつ、その人の働きに触れた一言を送ると、全体メールよりも気持ちが伝わります。チーム表彰を行う場合の進め方はチーム表彰・プロジェクト表彰の進め方にまとめています。
⑦目標の途中で一区切りとして終えるとき
件名:◯◯プロジェクト第一期終了のお礼
◯◯プロジェクトの皆さん
お疲れさまです。□□です。
◯◯プロジェクトは、当初の計画のうち◯◯までを終えたところで、第一期として区切ることになりました。
残った◯◯は、来期に改めて進め方を検討します。
最後まで目標に届かなかった部分もありますが、◯◯の仕組みができたのは皆さんの粘り強い取り組みのおかげです。
ありがとうございました。
⑧完了報告の内容を訂正するとき
件名:【訂正】◯◯プロジェクト完了のご報告とお礼
◯◯プロジェクトの皆さん
お疲れさまです。□□です。
先ほどお送りしたメールで、公開日を「◯月◯日」と書いておりましたが、正しくは「◯月◯日」です。
失礼いたしました。改めて、皆さんのご協力に感謝いたします。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| (お客様に)ご苦労さまでした | ねぎらう側の言い方として受け取られやすい | 誠にありがとうございました |
| (社外に)弊社の部長の◯◯がおっしゃっていました | 社外に対して自社の人に尊敬語を使っている | 弊社の部長の◯◯も申しておりました |
| 一緒にお仕事させていただき、ありがとうございました | 誤りではないが、「させていただく」が回りくどく感じられることがある | ご一緒でき、うれしく思っております |
| 皆さんのおかげで何とか終わりました | 「何とか」は、相手の働きが十分でなかったようにも聞こえる | 皆さんのおかげで、予定どおり完了しました |
| ◯◯さんの頑張りのおかげです(一人だけを全体メールで) | ほかのメンバーの働きが見えなくなる | 全体には全員への感謝、個人には別に一言 |
| 反省点は以下の◯点です(社外向けのお礼に) | お礼の場で社内の課題を並べると、相手が受け取りに困る | 反省点は社内の振り返りで共有する |
社外に自社の人のことを書くときの言葉づかいはビジネス敬語の例文、お礼の言葉を重ねたいときは「重ね重ね」の使い方を参考にしてください。
完了後のフォロー(お礼・お詫び)
完了の時点では、成果がまだ見えないこともあります。結果が出たら、もう一度お礼を添えて報告します。社外の相手にどこまでの結果を伝えてよいかは、会社の決まりに従ってください。
結果が出たときの報告(社外の協力会社へ)
件名:◯◯公開後のご報告とお礼
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日公開した◯◯について、お客様から「◯◯が分かりやすくなった」との声を多くいただいております。
◯◯様にご提案いただいた◯◯が、まさにその部分です。改めてお礼申し上げます。
完了後に不具合が見つかり、迷惑をかけたとき(社内)
◯◯プロジェクトの皆さん
お疲れさまです。□□です。
公開後に見つかった◯◯の不具合について、休み明けにもかかわらず対応してくださり、ありがとうございました。
私の確認が足りず、皆さんにご負担をおかけしました。申し訳ありません。
原因と今後の確認の手順は、次の振り返りの場で共有します。
注意
振り返りの内容を文書にまとめるときはイベント報告書の書き方の形も使えます。始まりの挨拶はキックオフの挨拶 例文にまとめています。
この記事の要点
- 完了から数日以内に、まずお礼を送る。結果は後で改めて報告する。
- 完了の報告→お礼と具体的に良かった点→今後の順で書く。
- 社内向けと社外向けは別々に送り、社外向けに社内の事情を書かない。
- 社外の複数社に送るときは宛先の扱いを確認する。
- 全体メールとは別に、一人ずつ一言添えると伝わる。
- お客様には完了後の窓口を書く。
FAQ
よくある質問
まずは完了した時点でお礼を送り、成果がまとまったら改めて報告するほうが、相手の記憶が新しいうちに気持ちを伝えられます。お礼と報告を二回に分けることで、感謝を二度伝えることにもなります。
別々に送るほうが安全です。社内向けには社内の事情や反省点を書くことがあり、社外の相手には伝えるべきでない内容が混ざることがあります。社外の相手にどこまで伝えてよいかは、会社の決まりに従ってください。
送って構いません。全体へのお礼はリーダーが送ることが多いですが、自分が直接お世話になった相手には、自分の言葉で一言伝えると喜ばれます。社外の相手に個別に送る場合は、リーダーに一言相談しておくと行き違いがありません。
決まり文句として広く使われているので、次の発注の約束と受け取られることはまずありません。気になる場合は「また機会がございましたら、ぜひご相談させてください」とすると、約束の意味合いが薄まります。
送るほうがよいでしょう。中止の理由のうち、相手に伝えてよい範囲は会社の決まりに従って確認し、「ここまで取り組んでいただいたことへのお礼」と「結果としてご期待に添えなかったことへのお詫び」を伝えます。