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敬語

「ご返信」と「お返事」の違い
返信をお願いする言い方とメール例文

「ご返信」と「お返事」は、どちらも相手からの返しを敬って言う言葉で、取引先・上司・お客様に使えます。違いは、「ご返信」はメールや手紙で返すこと、「お返事」は問いかけや誘いへの答えそのものに目を向けている点です。そのまま使える一文は「お手数ですが、◯月◯日(◯)までにご返信いただけますでしょうか。」。返信をもらったときのお礼の書き出しは「ご連絡ありがとうございます」の使い方にまとめているので、このページでは返信をお願いする側の言葉の選び方を中心に、使い分けの表、丁寧さ別の言い換え、場面別のメール例文を並べました。

更新: 2026-11-04読了:約6分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「返信」は、受け取ったメールや手紙に返して送ること、また返して送るものです。「返事」は、呼びかけや問い、誘いに答えること、またその答えで、口頭でも書面でも使います。相手の行為として言うときは「ご返信」「お返事」とし、どちらも目上の相手に使えます。

「ご返信」と「お返事」の意味の違い

「返信」は通信に対して返すことなので、メール・手紙・チャットなど文字でのやり取りに結びついた言葉です。「ご返信いただけますか」と書くと、このメールに返してほしいという意味がはっきり伝わります。

「返事」は問いかけへの答えそのものを指すので、手段を問いません。「お返事をお待ちしております」と書けば、メールでも電話でも、出欠や可否などの答えをもらえればよいという含みになります。

「返事」には「お」も「ご」も付きますが、ふだんは「お返事」と言うことが多く、「ご返事」は手紙などでやや改まった言い方として使われます。メールでは「ご返信」か「お返事」のどちらかを使えば十分です。

Point

メールに返してほしいなら「ご返信」、答えを聞かせてほしいなら「お返事」。迷ったときは、相手に求めているのが「返す行為」か「答えの中身」かで選びます。

使い分けの早見表

場面合う言葉例
送ったメールに返してほしいご返信本メールにご返信いただけますでしょうか
出欠・参加の可否を知りたいお返事/ご回答ご出欠のお返事をいただけますと幸いです
質問への答えを知りたいご回答/お返事◯◯についてご回答いただけますでしょうか
メールでも電話でもよいので知らせてほしいご連絡/ご一報ご都合がわかりましたらご一報ください
社内の上司に確認の返しをもらうお返事/ご返信ご確認のうえ、お返事いただけますか
自分が返すと伝える返信いたします/お返事いたします確認のうえ、本日中に返信いたします
返信がいらないと伝えるご返信は不要ですご返信には及びません

注意

アンケートや申込みのように決まった項目に答えてもらうときは、「ご返信」「お返事」よりも「ご回答」のほうが、何を返せばよいかが伝わりやすくなります。

返信をお願いする言い方(丁寧さの段階つき)

言い方丁寧さ使いやすい場面
ご返信を賜りますようお願い申し上げます最も改まった言い方案内状・正式な照会の文書
ご返信いただけますでしょうか改まった言い方取引先・お客様・上司へのお願い
お返事をいただけますと幸いです改まった言い方(やわらかい)急ぎでない出欠・可否の確認
ご回答のほど、よろしくお願いいたします改まった言い方質問・照会への答えを求める
ご一報いただけますか丁寧手段を問わず知らせてほしいとき
お返事をお願いします丁寧(簡潔)社内の上司・先輩
返信お願いします標準社内の同僚・後輩

返信をお願いするときは、いつまでに・何を返してほしいかを書き添えると、相手が迷わずに返せます。「お忙しいところ恐縮ですが」などの前置きは「お忙しいところ恐縮ですが」の使い方、結びの「お待ちしております」は「お待ちしております」の使い方も参考にしてください。

場面別のメール例文

取引先に、期限を決めてご返信をお願いする

件名:【ご返信のお願い】◯◯の仕様確認(◯月◯日まで)

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯の仕様について、添付の確認表をお送りいたします。
表の「確認欄」にご記入のうえ、◯月◯日(◯)までに本メールへご返信いただけますでしょうか。
期日を過ぎますと、製作の日程に影響が出るおそれがございます。

お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

懇親会の出欠のお返事をお願いする

件名:◯◯懇親会のご案内(出欠のお返事のお願い)

◯◯株式会社
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
下記のとおり懇親会を開催いたします。

 ・日時:◯月◯日(◯)◯時から
 ・会場:◯◯

会場の手配のため、ご出欠のお返事を◯月◯日(◯)までにいただけますと幸いです。
本メールへのご返信のほか、お電話でも承ります。

質問へのご回答をお願いする

件名:◯◯の利用条件についてのご質問

◯◯ご担当者様

はじめてご連絡いたします。株式会社△△の□□と申します。
貴社の◯◯の利用を検討しており、二点お尋ねしたく、ご連絡いたしました。

 ・◯◯の持ち込みは可能でしょうか
 ・前日の搬入はできますでしょうか

ご多用のところ恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。

返信がいらないことを伝える

件名:◯◯の議事録をお送りします

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日のお打ち合わせの議事録を添付いたします。
内容に誤りがなければ、ご返信には及びません。
修正が必要な箇所がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。

上司に確認のお返事をお願いする(社内)

件名:◯◯の見積書の確認のお願い

◯◯課長

お疲れさまです。□□です。
◯◯社向けの見積書を作成しましたので、添付いたします。
先方へ◯日に提出する予定のため、明日の午前中までにお返事をいただけますか。
修正点があれば、直接書き込んでいただいてもかまいません。

自分の返事が遅れたことを詫びる

件名:Re:◯◯のご依頼について

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
お返事が遅くなり、申し訳ございません。
ご依頼の◯◯につきまして、お引き受けいたします。
詳しい日程は、◯月◯日(◯)までに改めてご連絡いたします。

注意

返信がなかなか来ないときの書き方は催促メールの例文にまとめています。

よくある間違い

書きがちな言い方気になる点直し方
ご返信してください「ご〜する」は自分の動作に使う形なので、相手への依頼としては不自然ご返信ください/ご返信いただけますでしょうか
お返信をお待ちしております「返信」には「ご」を付けるのが一般的ご返信をお待ちしております
ご返信させていただきます自分の行為に「ご」と「させていただく」が重なり、くどく感じる人もいる返信いたします/お返事いたします
至急ご返信ください急ぐ理由が書かれていないと、強い要求に聞こえることがある◯日までに◯◯を決める必要があるため、◯日中にご返信いただけますでしょうか
(電話でもよいのに)本メールにご返信ください手段を狭めて、相手の手間を増やすことがあるご都合のよい方法でご一報ください

注意

自分の行為を「ご返信いたします」と言うのは、相手に向かう行為をへりくだる形として使われることもあります。ただ、「ご」が付いていることに違和感を持つ人もいるので、「返信いたします」「お返事いたします」としておくと無難です。

「ご返信いただけますでしょうか」と頼まれたときの返事

返信を求められたら、結論を最初に書くのが基本です。出欠なら「出席いたします」、可否なら「対応可能です」と先に答え、そのあとに補足を続けます。すぐに答えが出ないときは、いつまでに返せるかだけでも先に返します。

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご案内ありがとうございます。
◯月◯日(◯)の懇親会に、出席いたします。
当日は私と◯◯の二名で伺います。どうぞよろしくお願いいたします。

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
仕様確認の件、承知いたしました。
社内の確認に少し時間がかかるため、◯月◯日(◯)の午前中までにお返事いたします。
お待たせして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

この記事の要点

  • 「ご返信」はメールや手紙で返すこと、「お返事」は問いかけへの答えそのもの。どちらも目上に使える。
  • メールへの返しを頼むなら「ご返信いただけますでしょうか」。
  • 出欠・可否は「お返事」、質問への答えは「ご回答」が伝わりやすい。
  • 自分が返すときは「返信いたします」「お返事いたします」が無難。
  • お願いには期限と、何を返してほしいかを添える。

FAQ

よくある質問

01「ご返信」と「お返事」はどちらが丁寧ですか?

丁寧さに大きな差はありません。「ご返信」はメールや手紙で返すこと、「お返事」は問いかけへの答えそのものを指すという違いです。メールに返してほしいなら「ご返信」、答えの中身を聞きたいなら「お返事」と使い分けます。

02「ご返事」と「お返事」はどう違いますか?

どちらも使われる言い方です。ふだんは「お返事」と言うことが多く、「ご返事」は手紙などでやや改まった言い方として使われます。メールでは「お返事」か「ご返信」を使えば十分です。

03目上の人に返信をお願いするときは、何と書けばよいですか?

「ご返信いただけますでしょうか」「お返事をいただけますと幸いです」が使いやすい言い方です。「◯月◯日までに」と期限を、「出欠を」「可否を」と返してほしい内容を書き添えると、相手が返しやすくなります。

04自分が返信するときに「ご返信いたします」と言ってもよいですか?

相手に向かう行為をへりくだる形として使われることもありますが、違和感を持つ人もいます。「返信いたします」「お返事いたします」とするのが無難です。

05返信がいらないことを、失礼なく伝えるには?

「ご返信には及びません」「ご確認いただければ、ご返信は不要です」と書きます。「返信不要」とだけ書くより、やわらかく伝わります。修正があるときだけ知らせてほしい、と添えるとさらに親切です。

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