メール
お礼メールのサンプル
資料・見本の受領から打ち合わせ・社内まで場面別の例文
お礼メールのサンプルを探している方へ、先に結論です。お礼メールは当日中(遅くとも翌営業日)に、件名だけで用件が分かる形で送ります。本文に書くのは「何へのお礼か」「具体的に助かった点を一つ」「今後どうするか」の三点です。資料や見本(サンプル)を送ってもらったときなら、この一文で足ります。「本日、◯◯のサンプルを拝受しました。お忙しいところご手配いただき、ありがとうございます。社内で確認のうえ、◯日までにご連絡いたします」。このページでは、穴埋めで使える基本の型、資料・サンプル受領の場面別例文、打ち合わせ・訪問・紹介・注文・会食・社内向けのお礼メールのサンプル、感謝の言葉の使い分け、送信前のチェックリスト、よくある失敗までまとめました。資料を送る側のメールは資料送付メールの例文、受け取った事実だけを伝える連絡は受領メールの例文を見てください。
結論
お礼メール全般は件名・宛名・名乗り・お礼・具体的な一言・今後・結び・署名の順で組み立てます。資料・サンプルのお礼メールなら①届いたことの報告 ②手配へのお礼 ③具体的に良かった点(分かりやすかった箇所、助かった点) ④今後の予定(検討の期限、次の連絡)で構成します。採用するかどうかをその場で決める必要はありません。「いつ頃ご連絡するか」を書いておくと、送った側は待ちやすくなります。
結論:いつ・どの手段で・何を書くか
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| いつ | 当日中(遅くとも翌営業日) | 資料・サンプルなら届いた日。中身の確認が終わっていなくても、まずお礼を送る |
| 手段 | メール | 依頼をメールでした相手ならメールで返すのが自然。普段チャットでやり取りする相手ならチャットでも構わない |
| 何を書く | 何へのお礼か・助かった点・今後 | 助かった点は一つで十分。資料・サンプルの検討結果は後日 |
そのまま送れる短い例文
件名:◯◯のサンプル受領のお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、◯◯のサンプルを拝受しました。
お忙しいところご手配いただき、ありがとうございます。
実物を手に取れたことで、質感がよく分かりました。
社内で確認のうえ、◯月◯日までにご連絡いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
お礼メールの基本の型(穴埋めテンプレート)
どの場面のお礼メールも、次の順に埋めれば形になります。「具体的な一言」だけは定型にせず、自分の言葉で書くのが、決まり文句に見せないこつです。
| 順番 | 要素 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 一 | 件名 | 【御礼】◯◯の件(株式会社△△ □□) |
| 二 | 宛名 | 株式会社◯◯ ◯◯部 ◯◯様 |
| 三 | 挨拶・名乗り | お世話になっております。株式会社△△の□□です。 |
| 四 | 何へのお礼か | 本日は◯◯をいただき、ありがとうございました。 |
| 五 | 具体的な一言 | ◯◯の点が分かり、△△を進められそうです。 |
| 六 | 今後どうするか | ◯月◯日までに◯◯をお送りいたします。 |
| 七 | 結び | 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 |
| 八 | 署名 | 会社名・部署・氏名・連絡先 |
件名:【御礼】◯◯の件(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日は◯◯をいただき、誠にありがとうございました。
(具体的に助かった点・印象に残った点を一つ)
(今後の予定:いつまでに、何をするか)
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
――――――
株式会社△△ ◯◯部
□□
電話:◯◯ メール:◯◯
社外と社内で変えるところ
| 項目 | 社外向け | 社内向け |
|---|---|---|
| 宛名 | 会社名・部署・様 | ◯◯さん(役職者は会社の慣習に合わせる) |
| 書き出し | お世話になっております | お疲れさまです |
| 長さ | 型どおりに全要素を入れる | お礼・具体的な一言・今後の三点で短く |
| 今後 | 期限と次の連絡を明記 | 次に自分がすることを一言 |
感謝の言葉の使い分け
同じお礼でも、相手との関係やお礼の重さで言葉を選びます。一通の中で同じ言い回しを繰り返さないよう、書き出しと結びで言葉を変えると読みやすくなります。
| 言い方 | 向いている場面 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| ありがとうございます | 日常のやり取り、社内、継続取引先 | 早速お送りいただき、ありがとうございます |
| 誠にありがとうございました | 社外へのお礼全般(済んだことへのお礼) | 本日はお時間をいただき、誠にありがとうございました |
| お礼申し上げます | 改まったお礼、目上の相手 | ご手配いただきましたこと、お礼申し上げます |
| 心よりお礼申し上げます | 特に手間をかけてもらったとき | 急なお願いにご対応いただき、心よりお礼申し上げます |
| 感謝申し上げます | 文書的で改まった場面 | 日頃のご支援に感謝申し上げます |
| 重ねてお礼申し上げます | 本文で一度お礼を述べたあとの結び | 末筆ながら、重ねてお礼申し上げます |
件名の付け方
件名には「何を受け取ったか」と「お礼」を入れ、末尾に自社名と名前を添えます。相手のメールに返信する形なら「Re:」を残したままでも構いませんが、件名だけで用件が分かるよう、先頭に一言足すと親切です。
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| サンプルが届いた | ◯◯のサンプル受領のお礼(株式会社△△ □□) |
| 資料・カタログが届いた | ◯◯の資料をお送りいただいたお礼 |
| 急ぎで送ってもらった | 【御礼】◯◯の資料、早速ありがとうございます |
| 返信の形で送る | 【受領・御礼】Re: ◯◯のサンプル送付の件 |
| 検討結果をあわせて伝える | ◯◯のサンプルのお礼と検討結果のご連絡 |
| 社内の他部署から共有を受けた | ◯◯資料のご共有ありがとうございます(◯◯部 □□) |
注意
「【御礼】」のような隅付き括弧は目に留まりやすい反面、多用すると重く見えます。相手との距離や社内の書き方に合わせて使い分けてください。
書く項目のチェックリスト
- 何が、いつ届いたかを書いたか(品名・資料名・数量)
- 手配してくれたことへのお礼を書いたか
- 具体的に良かった点を一つ添えたか(「分かりやすい」だけで終わらせない)
- いつまでに・何をするか(検討の期限、次の連絡)を書いたか
- サンプルの返却が必要か分からない場合、確認する一文を入れたか
- 数や中身が依頼と違っていないか確かめてから送ったか
- 社内で回覧する場合、資料の扱い(社外秘かどうか)を確かめたか
資料の扱いについて相手から指示があれば、それに従います。社内での共有の範囲は会社の決まりに従ってください。
場面別の例文
初めての相手から資料を送ってもらったとき
件名:◯◯のご資料をお送りいただいたお礼(株式会社△△ □□)
株式会社◯◯
◯◯部 ◯◯様
先日お問い合わせいたしました、株式会社△△の□□です。
早速◯◯のご資料をお送りいただき、ありがとうございます。
導入までの流れが図で示されており、社内で説明する際にも使いやすいと感じました。
社内で検討のうえ、◯月◯日を目安にご連絡いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
継続取引先から新製品のサンプルが届いたとき
件名:新製品◯◯のサンプル受領のお礼
株式会社◯◯
◯◯様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、新製品◯◯のサンプルを◯点拝受しました。
発売前のお忙しい時期にご手配いただき、ありがとうございます。
従来品より持ちやすくなっており、現場の担当者にも試してもらう予定です。
使い心地をまとめて、◯月◯日までにお知らせいたします。
急ぎで送ってもらったとき
件名:【御礼】◯◯の資料、早速ありがとうございます
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
急なお願いにもかかわらず、本日中にお送りいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、明日の社内会議に間に合わせることができます。
会議の結果は、改めてご報告いたします。
受け取ったが、まだ中身を確認できていないとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
◯◯のサンプル、無事に届きました。お送りいただき、ありがとうございます。
まずは到着のご報告とお礼をお伝えいたします。
内容は今週中に確認し、気づいた点があれば改めてご連絡いたします。
サンプルの返却が必要か確かめたいとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、◯◯のサンプルを拝受しました。ご手配いただき、ありがとうございます。
一点確認させてください。お預かりしたサンプルは、検討後にご返却したほうがよろしいでしょうか。
ご返却が必要な場合は、送り先をお知らせいただけますと幸いです。
届いた中身が依頼と違っていたとき(訂正のお願い)
件名:◯◯のサンプル受領のお礼と内容のご確認
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、サンプルを拝受しました。早速のご手配、ありがとうございます。
一点確認させてください。届いたサンプルは◯◯色でしたが、お願いしていたのは◯◯色でした。
私の伝え方が分かりにくかったかもしれません。お手数をおかけしますが、◯◯色をお送りいただくことは可能でしょうか。
届いた◯◯色の扱いについても、ご指示いただけますと幸いです。
相手の手違いと決めつけず、自分の伝え方を振り返る一言を添えると、角が立ちません。依頼した内容をメールで確かめてから送ってください。
こちらの依頼内容を訂正するとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご資料をお送りいただき、ありがとうございます。
大変申し訳ございません。私がお願いした品番に誤りがあり、本来お願いすべきは◯◯でした。
お手間をおかけして恐縮ですが、◯◯の資料もお送りいただけますでしょうか。
今後はご依頼の前に品番を確かめるようにいたします。
社内の他部署から資料を共有してもらったとき
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯部の□□です。
◯◯の資料をご共有いただき、ありがとうございます。
過去の事例がまとまっていたので、提案書を作る時間が大きく短くなりそうです。
提案書に引用する部分があれば、事前にご相談します。
資料・見本以外のお礼メールのサンプル
お礼メールでよく使う場面を、基本の型に沿って短くまとめました。詳しい文例は各場面のページにあります。
打ち合わせ・商談のあと
件名:本日のお打ち合わせのお礼(株式会社△△ □□)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日はお忙しいところお時間をいただき、誠にありがとうございました。
◯◯の運用について伺えたことで、ご提案の方向が定まりました。
お話しした見積もりは、◯月◯日までにお送りいたします。
詳しくは打ち合わせのお礼メールへ。
来社・訪問してもらったあと
件名:ご来社いただいたお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日はご足労いただき、ありがとうございました。
実際の画面をご覧いただきながらお話しできたので、気になる点を一つずつ確かめられました。
いただいたご質問は、◯日までに回答をまとめてお送りいたします。
詳しくは来社のお礼メールへ。
取引先を紹介してもらったあと
件名:◯◯様をご紹介いただいたお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは株式会社◯◯の◯◯様をご紹介いただき、ありがとうございました。
早速◯日にお打ち合わせの機会をいただけることになりました。
進み具合は、改めてご報告いたします。
詳しくは紹介のお礼メールへ。
注文をもらったあと
件名:ご注文のお礼(◯◯)
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは◯◯をご注文いただき、誠にありがとうございます。
納品は◯月◯日を予定しております。発送の際に改めてご連絡いたします。
詳しくは注文のお礼メールへ。
会食・接待のあと
件名:昨日のお礼
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
昨日は心のこもったおもてなしをいただき、誠にありがとうございました。
◯◯のお話は、普段の打ち合わせでは伺えない内容で、大変勉強になりました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
詳しくは会食のお礼メールへ。
社内の上司へ
◯◯部長
お疲れさまです。□□です。
本日は提案書を見ていただき、ありがとうございました。
ご指摘の◯◯の部分を直し、明日の午前中に再度お送りします。
詳しくは上司へのお礼メール、他部署へは他部署へのお礼メールへ。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 拝見させていただきました | 謙譲が重なり、くどく感じる人もいる | 拝見しました |
| ご苦労さまです | 目上から目下へのねぎらいと受け取る人もいる | ありがとうございます/お手数をおかけしました |
| 参考にさせていただきます(だけで終える) | 使わないつもりだと受け取られやすい | 社内で検討し、◯日までにご連絡いたします |
| 取り急ぎお礼まで | 略式の締めなので、目上の相手には軽く受け取られることがある | まずはメールにてお礼申し上げます |
| また何かあればご連絡します | 次の連絡があるか分からず、相手が待つことになる | ◯月◯日までにご連絡いたします |
| 届いた品が違うんですが | 責める印象が強い | お願いしていたのは◯◯でした。私の伝え方が分かりにくかったかもしれません |
注意
お礼の段階で採用を約束するような書き方(「ぜひ導入したいと思います」など)は、社内の決裁前であれば控えます。後で見送ることになったとき、相手を期待させた分だけ伝えにくくなります。
よくある失敗
- 宛名・会社名の誤り:過去のメールからの使い回しで別の相手の名前が残る。送る前に宛名だけ読み直す
- どの場面にも使える一文だけ:「大変参考になりました」だけでは定型に見える。具体的な箇所を一つ書く
- お礼が遅れたまま放置:数日たっても、遅れたお詫びを添えて送るほうがよい
- 検討結果を伝えない:見送りでも連絡がないと、相手は追いかけるしかなくなる
- 返却期限・扱いの確認漏れ:貸し出しのサンプルを手元に置いたままにしてしまう
後日のフォロー(検討結果の報告・お礼漏れのお詫び)
採用が決まったとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お送りいただいた◯◯のサンプルについて、社内で検討した結果、採用することになりました。
現場からも、◯◯の点が使いやすいとの声が出ております。
正式なご発注の手続きについて、改めてご連絡いたします。
見送ることになったとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日はサンプルをお送りいただき、ありがとうございました。
社内で検討いたしましたが、今回は◯◯の理由により、見送ることになりました。
ご手配いただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。
また機会がございましたら、ご相談させてください。
見送りの連絡は、理由を一つ短く添えると、相手は次の提案に生かせます。断りのメール全般は断りのメールの例文にまとめています。
お礼を送り忘れていたとき
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日はサンプルをお送りいただき、ありがとうございました。
受け取りのご連絡が遅くなり、大変失礼いたしました。
現在、社内で確認を進めており、◯月◯日までに結果をお知らせいたします。
この記事の要点
- 資料・サンプルが届いたら当日中にメールでお礼。中身の確認は後でもよい。
- 書くのは届いたこと・お礼・良かった点を一つ・今後の予定。
- 件名に受け取った物の名前とお礼、末尾に自社名と名前。
- 中身が違ったときは決めつけず、自分の伝え方を振り返る一言を添えて確認する。
- 検討結果は採用でも見送りでも必ず連絡する。
FAQ
よくある質問
送って構いません。届いたことが分かるだけで、送った側は安心できます。「まずは到着のご報告とお礼をお伝えいたします」と書き、確認したうえでいつ連絡するかを添えてください。
記録が残るメールが基本です。普段から電話でやり取りしている相手や、急ぎで送ってもらった相手には電話で一言伝え、要点をメールでも送っておくと確実です。
相手や品物によって違います。送り状やメールに指示がなければ、お礼のメールで「ご返却したほうがよろしいでしょうか」と確かめてください。社内で受け取った物の扱いは、会社の決まりに従います。
失礼な言葉ではありませんが、それだけで終えると、使うつもりがないと受け取られることがあります。「社内で検討し、◯日までにご連絡いたします」のように、次の行動を書くほうが伝わります。
相手の返信に質問や確認がなければ、こちらから重ねて返す必要はありません。検討結果を伝える時期が来たら、改めて連絡します。
相手のメールへの返信なら残しても構いません。ただ、件名だけで用件が分かるよう、先頭に「【御礼】」などを足すと、相手が後から探しやすくなります。
遅れても送るほうがよいです。冒頭で「ご連絡が遅くなり、失礼いたしました」とお詫びを一言入れ、あとは通常どおりお礼と今後の予定を書きます。