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メール

相見積もりのお断りメール 例文
件名・理由別の文例と断った後の返信

相見積もりで選ばなかった会社には、「お礼→今回は見送る→理由を一言→今後の一言」の順で、発注先を決めたらすぐにメールで伝えます。件名は「お見積りの検討結果について(自社名)」で足ります。すぐ使える基本の型を最初に置き、その後に理由別の文例、件名の一覧、断った後に再提案や理由の問い合わせが来たときの返信、発注する会社への連絡まで並べました。見積を依頼するときのメールは見積依頼メールの例文にまとめています。

更新: 2026-11-01読了:約11分PRODUCER AGENT 編集部

結論

相見積もりのお断りメールは①見積・提案へのお礼 ②検討の結果(今回は見送る) ③理由(価格・納期などの項目だけ) ④今後のこと ⑤結びの順で書きます。件名は「お見積りの検討結果について(株式会社△△)」とし、「お断り」の文字は件名に入れず本文で伝えます。他社の金額や社名は書きません。

結論:そのまま使える基本の型

件名:お見積りの検討結果について(株式会社△△)

株式会社◯◯
営業部 ◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日は◯◯のお見積りをお送りいただき、誠にありがとうございました。

各社のお見積りを比較・検討いたしました結果、今回は見送らせていただくことにいたしました。
(理由を一文:例「今回は予算を優先して判断いたしました。」)

お忙しい中ご対応いただきましたのに、ご期待に沿えず申し訳ございません。
また機会がございましたら、改めてご相談させてください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

――――――――
株式会社△△ □□部 □□
電話:◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯

順番書くこと書き方のコツ
①お礼見積・提案を作ってもらったことへのお礼何の見積かを具体的に書く(「◯◯のお見積り」)
②結果今回は見送ること「検討中」と読める書き方をせず、見送りを言い切る
③理由価格・納期・仕様などの項目一文だけ。他社の金額・社名・提案の中身は書かない
④お詫び期待に沿えなかったこと「ご期待に沿えず申し訳ございません」程度で十分
⑤今後次の機会への一言付き合いを続けたい相手にだけ入れる。約束はしない

注意

「今回は」「このたびは」を入れると、この案件だけの判断であることが伝わり、次の相談につなげやすくなります。反対に、今後も頼む予定がない相手に「次回はぜひ」と書くと、営業の連絡が続く原因になります。

件名の付け方

場面件名の例
基本(お断り・発注の両方に使える)お見積りの検討結果について(株式会社△△)
案件名を入れて分かりやすく【◯◯の件】お見積りの検討結果のご連絡
提案・コンペの結果ご提案の選考結果について(◯◯プロジェクト)
案件の中止・延期◯◯のお見積りの件(計画見送りのご連絡)
回答が遅れるときお見積りのご回答時期について
相手のメールに返信するときRe: のまま件名を変えずに返信する

件名に「お断り」「不採用」と書くと、受信一覧に並んだ時点で強い印象を与えます。結果は本文で伝え、件名は何の件かと自社名が分かる形にします。

送る前に決めておくこと

  1. 01送る時期:発注先が決まったら、選ばなかった会社にもすぐ伝える。回答期限を伝えていた場合は、その日を過ぎないようにする。
  2. 02送り漏れがないか:見積を依頼した会社を一覧にし、結果を送ったかに印を付ける。一社だけ連絡が抜けると、その会社は待ち続けることになる。
  3. 03理由をどこまで書くか:価格・納期・仕様・体制など、項目だけを一言。
  4. 04メールか電話か:提案のために何度も打ち合わせをした相手、プレゼンをしてもらった相手、長く付き合いのある相手には、電話で伝えてからメールでも送る。
  5. 05誰の名前で送るか:見積を依頼した担当者の名前で送る。決裁者の判断で決まった場合も、窓口だった人から伝える。
  6. 06一社ずつ送る:同じ文面を複数社に一斉送信しない。宛先の設定を誤ると、他社に依頼していた事実や他社のアドレスが見えてしまう。

Point

他社の見積金額や社名は伝えません。「◯◯社が◯◯円だったので」と書くと、別の会社から受け取った取引上の情報を外に出すことになります。理由を聞かれた場合も、「価格面」「納期の条件」のように項目だけを伝えます。

理由別のお断りメール例文

以下は本文の中心部分です。宛名・名乗り・署名は上の基本の型と同じものを付けてください。

①価格(予算)を理由に見送るとき

先日は◯◯のお見積りをお送りいただき、誠にありがとうございました。
社内で検討いたしました結果、今回は予算の都合により、別の会社にお願いすることとなりました。
丁寧なお見積りとご説明をいただきましたのに、ご期待に沿えず申し訳ございません。
また別の機会にご相談することもあるかと存じます。その際はどうぞよろしくお願いいたします。

②納期・日程の条件が合わなかったとき

◯◯のお見積りとご提案をいただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は◯月中の納品を優先し、別の会社にお願いすることになりました。
短い期間でご準備いただいたのに、ご期待に沿えず申し訳ございません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

③仕様・提案内容が要望と合わなかったとき

◯◯についてご提案をいただき、誠にありがとうございました。
社内で比較いたしました結果、今回は弊社の求める運用の形に近い別のご提案を採用することとなりました。
いただいた資料は、社内の検討で大変参考になりました。
ご期待に沿えず申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです。

④実績・体制を重視して選んだとき

◯◯のお見積りをいただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は同じ規模の案件での実績を重視し、別の会社にお願いすることになりました。
貴社のご提案にも魅力を感じておりましたので、残念なお知らせとなり申し訳ございません。
また別の案件でご相談させていただければ幸いです。

⑤以前からの取引先に決めたとき

◯◯のお見積りをいただき、誠にありがとうございました。
社内で検討いたしました結果、今回はこれまでの経緯を踏まえ、従来からお付き合いのある会社にお願いすることとなりました。
お手数をおかけしたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。

⑥社内の決裁で見送りになったとき

◯◯のお見積りをいただき、ありがとうございました。
担当としては前向きに検討しておりましたが、社内で協議した結果、今回は見送ることとなりました。
ご尽力いただいたのにお応えできず、心苦しく思っております。

⑦案件そのものが中止・延期になったとき

先日お見積りをいただいた◯◯の件ですが、社内の事情により、計画そのものを見送ることになりました。
どちらの会社にもお願いしない形となり、お見積りの作成にお時間をいただきましたのに、大変申し訳ございません。
改めて計画が動き出しましたら、その際はご相談させていただければと存じます。
取り急ぎ、ご報告とお詫びを申し上げます。

⑧値引きの相談をしたうえで折り合わなかったとき

先日は金額のご相談にまでご対応いただき、誠にありがとうございました。
再度お見積りをいただいた内容で社内で検討いたしましたが、今回は予算の範囲に収めることが難しく、見送らせていただくことになりました。
ご無理をお願いしたうえでのお返事となり、心苦しく思っております。

⑨プレゼン・打ち合わせを重ねた相手(電話の後に送る)

先ほどはお電話で失礼いたしました。改めてメールでもご連絡いたします。
このたびは◯◯のご提案にあたり、打ち合わせやプレゼンテーションまでご対応いただき、誠にありがとうございました。
お電話でお伝えしたとおり、今回は別の会社にお願いすることとなりました。
多くのお時間をいただきましたのに、ご期待に沿えず申し訳ございません。
ご提案の中で示していただいた視点は、今後の企画にも生かしてまいります。

⑩見積を受け取っただけの相手への短い連絡

◯◯のお見積りをいただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は見送らせていただくことになりました。
ご対応いただき、誠にありがとうございました。

注意

案件が中止になった場合は、どの会社にも頼まないことを書くと、相手は自社の提案が劣っていたのかと気にせずに済みます。

言い回しの部品と避けたい言い方

部品使える言い回し
お礼お忙しい中お見積りをご作成いただき、誠にありがとうございました/詳しいご説明をいただき、ありがとうございました
結果今回は見送らせていただくことになりました/今回は別の会社にお願いすることとなりました
理由の前置き各社のお見積りを比較いたしました結果/社内で協議いたしました結果
お詫びご期待に沿えず申し訳ございません/お手数をおかけしたにもかかわらず恐縮です
今後また機会がございましたら、改めてご相談させてください/今後ともどうぞよろしくお願いいたします
避けたい言い方起きること言い換え
他社のほうが◯◯円安かったので他社の情報を漏らすことになる今回は予算を優先して判断いたしました
前向きに検討しましたが、もう少し考えます断りなのか保留なのか伝わらない今回は見送らせていただくことになりました
御社の提案は内容が弱かったです相手を評価する書き方になり角が立つ弊社の求める形に近い別のご提案を採用しました
次回は必ずお願いします守れない約束になり、連絡が続くまた機会がございましたら、ご相談させてください
ご辞退させていただきます敬語が重なり、くどく見える見送らせていただきます/辞退いたします

断った後のやりとり(返信の例文)

理由をもう少し詳しく聞かれたとき

ご連絡ありがとうございます。
具体的な内容まではお伝えできず恐縮ですが、今回は主に納期の条件を優先して判断いたしました。
(評価できた点があれば一言)ご提案の◯◯の部分は、社内でも参考になったとの声がありました。

値下げや再提案が届いたとき

改めてのご提案をいただき、ありがとうございます。
大変ありがたいお申し出ですが、今回はすでに発注先を決定し、手続きを進めております。
せっかくご検討いただいたのに申し訳ございません。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。

断った後も営業の連絡が続くとき

ご連絡ありがとうございます。
先日お伝えしたとおり、◯◯の件は他社にお願いすることが決まっております。
当面、同様の案件のご相談の予定もございませんので、こちらからご連絡するまではご案内をお控えいただけますと幸いです。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

相手から「承知しました」と返信が来たとき

「承知しました。またの機会によろしくお願いします」という返信には、重ねて返す必要はありません。質問が書かれていた場合だけ、短く答えます。

届いたか不安なとき

回答期限のある見積の結果を送って相手から反応がない場合は、数日たってから「先日お送りした検討結果のメールは届いておりますでしょうか」と短く確認するか、電話で一言伝えます。相手が人の手配を押さえたまま待っていることを避けられます。

発注する会社への検討結果の連絡

件名:お見積りの検討結果と今後の進め方について

株式会社◯◯
◯◯様

いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日は◯◯のお見積りをいただき、ありがとうございました。
社内で検討いたしました結果、ぜひ貴社にお願いしたく、ご連絡いたしました。

つきましては、正式な発注書を◯月◯日(◯)までにお送りいたします。
あわせて、一度打ち合わせの機会をいただけますでしょうか。
ご都合のよい日時をいくつかお知らせいただけますと幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

条件付きで発注を決めたとき

検討の結果、貴社にお願いしたいと考えております。
つきましては、お見積りのうち◯◯の項目を外した内容で、改めてお見積りをいただけますでしょうか。
その金額を確認したうえで、正式に発注の手続きを進めます。

発注の連絡では、次に何をするか(発注書・契約書の送付、打ち合わせの日程)まで書くと、相手はすぐ準備に入れます。発注書を送るメールは発注メールの例文、打ち合わせの日程を決めるメールは日程候補のメールを参照してください。

検討が長引くときの途中連絡

件名:お見積りのご回答時期について

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日はお見積りをいただき、ありがとうございました。
◯月◯日にお返事するとお伝えしておりましたが、社内の確認に時間がかかっており、◯月◯日(◯)までお時間をいただけますでしょうか。
お待たせしてしまい申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

約束した期限に結果を出せないときは、期限の前に途中の連絡を入れます。いつまでに分かるかを伝えるだけでも、相手は予定を組み直せます。

電話で伝えるときの流れ

  1. 01

    名乗りとお礼

    「◯◯の件でお電話しました。先日はお見積りとご提案をありがとうございました」と用件を先に言う。

  2. 02

    結果を伝える

    「今回は別の会社にお願いすることになりました」と、前置きを長くせずに伝える。

  3. 03

    理由を一言

    「納期の条件を優先しました」のように項目だけ。他社名・金額は言わない。

  4. 04

    お詫びと今後

    手間をかけたことへのお詫びと、また相談するかもしれないことを伝える。

  5. 05

    メールでも送る

    電話の後、同じ内容をメールで送って記録を残す(上の例文⑨)。

よくある失敗

失敗起きること直し方
選ばなかった会社に連絡しない相手は人や日程を押さえたまま待ち、次に頼みにくくなる発注先を決めた日に、選ばなかった会社にも送る
一斉送信で全社に送る他社の存在やアドレスが見えてしまう一社ずつ、宛名と案件名を書き換えて送る
理由を長く書く反論や値下げの再提案を招く相手が変えられない項目を一文だけ書く
保留とも取れる書き方相手が「まだ可能性がある」と受け取る「今回は見送る」と言い切る
回答期限を過ぎてから送る相手が次の予定を組めず、見積の有効期限が切れることもある期限前に結果か途中連絡を送る

送る前のチェックリスト

  • 見積・提案へのお礼が最初にあるか
  • 今回は見送ることがはっきり書いてあるか
  • 理由は項目だけで、他社の金額や社名を書いていないか
  • 件名に案件名か「検討結果」と自社名が入っているか
  • 見積を依頼した全社に結果を伝えたか(送り漏れがないか)
  • 一斉送信になっておらず、宛名と案件名が相手ごとに合っているか
  • 打ち合わせを重ねた相手には、電話でも伝えたか
  • 案件の中止の場合、相手に落ち度がないことが伝わるか

発注先を比べるときの条件を最初にそろえておくと、断る理由も説明しやすくなります。比べ方は提案依頼書(RFP)の書き方、イベント会社を選ぶ観点はイベント会社の選び方にまとめています。

この記事の要点

  • 選ばなかった会社にも、発注先を決めたらすぐ結果を伝える。
  • お断りはお礼→結果→理由を一言→今後の順。
  • 件名は「お見積りの検討結果について(自社名)」。「お断り」は入れない。
  • 他社の金額や社名は伝えない。理由は項目だけ。
  • 再提案やしつこい営業には、決定済みであることを短く伝える。
  • 発注する会社には次の手続きまで書き、期限に間に合わないときは期限の前に途中連絡を入れる。

FAQ

よくある質問

01相見積もりで断るとき、メールだけで失礼になりませんか?

見積を受け取っただけの相手であれば、メールで伝えて問題ありません。提案のために何度も打ち合わせをした相手や、長く付き合いのある相手には、電話で一言伝えてから、記録としてメールを送ると丁寧です。

02断る理由は書かなくてもよいですか?

「検討の結果、今回は見送らせていただくことになりました」だけでも失礼にはなりません。ただ、項目を一言添えると相手は次の提案に生かせますし、理由を問い合わせる手間も省けます。書くなら「価格」「納期」のように相手が受け止めやすい項目を選びます。

03断る理由を聞かれたらどう答えればよいですか?

「価格面で今回は別の会社に」「納期の条件を優先しました」のように、項目だけを伝えます。他社の見積金額や提案の中身は、他社から受け取った取引上の情報なので伝えません。

04相見積もりであることを伝えずに依頼していた場合はどうしますか?

お断りの際に改めて説明する必要はなく、「検討の結果、今回は見送ることになりました」と伝えれば足ります。次からは依頼の段階で「複数の会社にご相談しています」と伝えておくと、結果を伝えるときにも話がしやすくなります。

05お断りメールに返信が来たら、さらに返すべきですか?

「承知しました」といった返信であれば、重ねて返す必要はありません。質問や再提案が書かれていた場合だけ、短く答えます。

06社内の上司をCCに入れるべきですか?

社内で決裁を受けた案件であれば、上司をCCに入れておくと、後で経緯を確認しやすくなります。相手先の担当者以外の宛先は、相手の会社から指定があった場合にだけ加えます。

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