手順
OJTの教え方のコツ
手順・声かけ例文・計画表・注意の仕方
OJT(職場で実際の仕事をしながら教えること)の教え方のコツは、やって見せる→理由を説明する→やらせてみる→確認してほめる・直す→任せて振り返るの順を守ることです。そのうえで、①何をいつまでに覚えてもらうかを表にする ②最初に「同じことを何度聞いても構いません」と伝える ③直すところは一度に一つか二つ ④注意は人ではなくやり方について話すの4つを押さえると、教え方の失敗の多くは防げます。このページでは、コツ10個の一覧、そのまま使える育成計画の表、場面別の声かけ例文、注意の仕方とパワハラにしない線引き、教える側の振り返りチェックリストまでまとめました。新人を迎える前の準備や初日の流れは新入社員の受け入れ準備リストを見てください。
結論
OJTは、職場で実際の仕事を通じて、先輩や上司が新人に仕事を教えるやり方です。教える側は①何をいつまでに覚えてもらうかを決める ②手順を見せて理由と一緒に説明する ③やらせてみる ④確認してほめる・直す ⑤任せて振り返るを、仕事ごとに繰り返します。教える期間や担当、記録の付け方などは会社の決まりに従います。
先に結論:OJTの教え方のコツ10個
| コツ | 具体的にやること |
|---|---|
| 1. ゴールを先に決める | 「最初の一か月で、どの仕事を一人でできればよいか」を上司とすり合わせ、表にする |
| 2. 最初に質問の許可を出す | 「同じことを何度聞いても構いません」と初日に言葉で伝える |
| 3. やって見せてから任せる | 最初は横で見てもらい、手を動かしながら何をしているかを声に出す |
| 4. 手順と一緒に理由を言う | 「なぜこの順番か」「間違えると誰が困るか」を添える |
| 5. 一度に一つの仕事 | 一つが一人でできるようになってから次へ進む |
| 6. 口を出しすぎない | やらせているときは、手が止まったところで声をかける |
| 7. できたところを先に言う | ほめる→直すの順。直すところは一つか二つに絞る |
| 8. 聞ける時間を決める | 「◯時なら手が空きます」「朝の10分で確認しましょう」と決めておく |
| 9. 注意はやり方について | 人柄や能力ではなく、手順・結果・次にどうするかを話す |
| 10. 伝わらなければ教え方を直す | 新人に手順のメモを書いてもらい、どこで伝わらなかったかを一緒に確かめる |
注意
一つずつ詳しく知りたい場合は、下の「準備」「手順」「声かけ例文」「注意の仕方」の順に読んでください。
OJTとOFF-JT・コーチングの違い
| やり方 | どこで・どう教えるか | 向いていること |
|---|---|---|
| OJT | 職場で、実際の仕事をしながら先輩や上司が教える | その職場の手順、道具の使い方、取引先ごとの決まりなど、現場でしか覚えられないこと |
| OFF-JT | 仕事を離れて、研修や講座でまとめて学ぶ | ビジネスマナー、社内ルール、全員に共通する知識など、まとめて教えたほうが早いこと |
| コーチング | 質問を通じて、相手が自分で答えを出すのを手伝う | ある程度仕事を覚えた後、自分で判断する力を伸ばしたいとき |
入社直後の新人には、まず答えと手順を教える(ティーチング)ほうが早く進みます。手順を覚えた後で「◯◯さんならどうしますか」と問いかけるように、教え方を少しずつ切り替えていくと、自分で判断できる範囲が広がります。研修で習ったこと(OFF-JT)を現場で実際にやってもらうと、両方の効果がつながります。
教える前に準備すること
- 新人に覚えてもらう仕事の一覧(優先する順)
- それぞれの仕事を、いつまでに一人でできるようになってほしいか
- 手順を書いたメモやマニュアル(なければ簡単に作る)
- 新人が使うパソコン・システムの権限が用意されているか
- 自分が不在のときに新人が相談できる人
- 毎日、短く話す時間(朝か夕方)
- 報告・相談してほしい場面の取り決め(下の例を参照)
そのまま使える育成計画の表(記入例)
| 時期 | 覚える仕事 | 一人でできる目安 | 確認のしかた |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 社内システムへのログイン、日報の書き方、電話の取り次ぎ | 日報を毎日一人で出せる | 夕方に日報を一緒に読む |
| 2週目 | ◯◯の入力(定型の一件) | 見本を見ながら一件をミスなく入力できる | 入力後に二人で照合する |
| 3〜4週目 | ◯◯の入力(例外のある件)、取引先へのメール下書き | 迷う箇所を自分で質問できる | 下書きを送る前に確認する |
| 2か月目 | ◯◯の担当を一部任せる | 週に一度の確認だけで回せる | 週の終わりに振り返る |
注意
時期や仕事は記入例です。教える期間や評価の付け方が会社で決まっている場合は、それに従います。決まっていなければ、上司と相談して「最初の一か月で何ができればよいか」を先に決めておくと、教える順番がぶれません。表は新人にも見せておくと、自分がどこまで進んだかが分かり、不安が減ります。手順書の作り方はチェックリストの作り方や業務マニュアルの作り方も参考になります。
報告・相談してほしい場面を先に決める
新人は「これくらいで聞いてよいのか」が分からず、相談が遅れがちです。聞いてほしい場面を具体的に伝えておくと、ミスが小さいうちに分かります。
次のときは、手を止めてすぐ声をかけてください。
・取引先から、予定と違う連絡が来たとき
・金額や日付が、見本と合わないとき
・15分考えても進め方が分からないとき
それ以外は、夕方の確認の時間にまとめて聞いてもらえれば大丈夫です。
報告・連絡・相談の基本は報連相の意味と使い方にまとめています。
教える手順(5段階)
- 01
やって見せる
最初は、自分がやるところを横で見てもらいます。手を動かしながら、何をしているかを声に出すと、手順と理由が一緒に伝わります。
- 02
説明する(なぜそうするかも)
手順だけでなく、「なぜこの順番なのか」「間違えると何が困るか」を伝えます。理由が分かると、新人が自分で判断できる範囲が広がります。
- 03
やらせてみる
次は新人にやってもらい、横で見ます。途中で口を出しすぎず、つまずいたところで声をかけます。
- 04
確認して、ほめる・直す
終わったら、できたところを先に伝え、直すところは一つか二つに絞ります。「ここまでは合っています。この部分だけ、次は◯◯にしてください」のように伝えます。
- 05
任せて、振り返る
一人でできるようになったら任せ、終わった後に短く振り返ります。困ったときに聞ける時間を決めておくと、任された側も安心して進められます。
Point
一度に教えるのは一つの仕事にします。複数の仕事を同時に教えると、どれも中途半端に覚えてしまいます。一つができるようになってから次に進むほうが、結局は早く一人立ちできます。
伝わったかを確かめる3つの方法
- 新人の言葉で言い直してもらう:「今の手順を、順番に言ってみてもらえますか」
- 手順のメモを書いてもらい、見せてもらう:抜けている手順がすぐ分かる
- 次の一件を一人でやってもらう:「分かりましたか」への「はい」より確実
そのまま使える声かけの例文(場面別)
初日、最初に伝えること
これから◯◯さんの担当をする□□です。よろしくお願いします。
分からないことは、いつでも聞いてください。同じことを何度聞いても構いません。
私が席にいないときは、◯◯さんに聞いてください。
最初の一か月で、◯◯と◯◯を一人でできるようになるのが目標です。毎日夕方に10分、二人で確認する時間を取りますね。
やって見せるとき
まず一度、私がやるので横で見ていてください。
今、◯◯を確認しているのは、ここを間違えると取引先への請求額がずれてしまうからです。
今は手を止めてメモを取らなくて大丈夫です。手順書を後で渡すので、まずは全体の流れを見ていてください。
やらせてみるとき
では、次の一件は◯◯さんがやってみてください。分からないところで手を止めてもらえれば、そこで説明します。
間違えても、送る前に私が確認するので大丈夫です。まずは最後まで進めてみてください。
質問を促すとき
ここまでで、分かりにくいところはありましたか。
「どこが分からないか分からない」という状態でも大丈夫です。一緒に整理しましょう。
今の説明で、一番迷いそうなところはどこですか。
質問をまとめておいてもらえると助かります。急ぎのものだけは、その場で声をかけてください。
理解を確かめるとき
確認のために、今の手順を◯◯さんの言葉で説明してもらえますか。
書いてくれたメモを、一度見せてもらえますか。抜けがないか一緒に見ます。
できたところをほめるとき
◯◯の確認まで、きちんとできていますね。前回より早くなっています。
さっき迷ったときに、手を止めて聞いてくれたのがよかったです。あそこで進めていたら、後で直すのが大変でした。
質問の仕方が具体的になってきましたね。何に困っているかがすぐ分かるので、私も答えやすいです。
間違いを直すとき
ここまではよくできています。一か所だけ、◯◯の欄は◯◯から転記してください。
ここは間違えやすいので、私も最初はよく確認していました。
今回の◯◯は、◯◯の確認が抜けていました。次からは、送る前にこのチェックリストの3番を見てもらえますか。
同じミスが続くとき
◯◯のところで、同じ間違いが2回続いています。責めているのではなく、私の説明か手順書に分かりにくいところがあるかもしれないので、一緒に見直させてください。
自分で考えてもらうとき(慣れてきたら)
この場合、◯◯さんならどう進めますか。考えを聞かせてもらってから、一緒に決めましょう。
新人が落ち込んでいるとき
今回のミスは、確認すれば防げる種類のものです。次に同じことが起きない手順を一緒に作りましょう。
最初は誰でも時間がかかります。先週と比べて、◯◯は確実に早くなっていますよ。
チャットやリモートで教えるとき
画面を共有するので、操作の順番を見ていてください。終わったら、同じ操作を◯◯さんの画面でやってみましょう。
チャットで聞きにくいことは、「5分話せますか」とだけ送ってください。通話でつなぎます。
年上の人や経験者に教えるとき
前の職場とやり方が違うところがあると思うので、気になる点があれば遠慮なく言ってください。この会社では、◯◯の理由で◯◯の順にしています。
一日の終わりの振り返り
今日はどうでしたか。分かったことと、まだ不安なことを一つずつ教えてください。
不安なところは、明日の朝もう一度一緒にやりましょう。
任せるとき
◯◯は、明日から一人でお願いします。
迷ったら手を止めて聞いてください。終わったら、一度見せてもらえますか。
ほめ方・直し方の伝え方の順番
仕事の後に感想を伝えるときは、次の4つの順に、短く話すと伝わりやすくなります。その日のうちに伝えるほうが、新人も何の話か思い出しやすくなります。
| 順番 | 話すこと | 例 |
|---|---|---|
| 1. 見たこと | 何を見て話しているかを、事実で言う | 今日の◯◯社への見積の作成についてです |
| 2. よかった点 | 具体的に、続けてほしいことを言う | 金額の確認を二回していたのがよかったです |
| 3. 直す点(一つ) | 人ではなく、やり方について言う | 宛名だけ、正式な社名で書いてください |
| 4. 次にどうするか | 次の行動を決めて終わる | 次からは、送る前に名刺の社名と照らし合わせましょう |
ほめるところが少ないときも、前回との違い(早くなった、確認が丁寧になった、質問が具体的になった)を探して伝えます。フィードバックの考え方はフィードバックの意味と伝え方にまとめています。
注意の仕方と、パワハラにしない線引き
注意するときの手順
- 01
何が起きたかを確かめる
まず新人に状況を聞き、事実を確かめます。安全・お客さま・お金・期限にかかわることは、すぐに伝えます。やり方が自分の好みと違うだけで、結果に問題がないものは注意しなくて構いません。
- 02
二人で話せる場所に移る
急ぎでなければ、会議室や席を外した場所など、周りに人がいないところで伝えます。
- 03
事実と理由を伝える
「◯◯が抜けていた。そのため◯◯さんに確認の手間がかかった」のように、起きたことと困ることを話します。
- 04
次にどうするかを一緒に決める
注意だけで終わらせず、次から何をするかを決めます。新人の言い分も聞きます。
- 05
後で声をかける
翌日以降、直ったところを見つけたら「◯◯、直っていますね」と伝えます。
指導とパワハラの線引き
厚生労働省の指針(令和2年厚生労働省告示第5号)は、職場のパワーハラスメントを①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもので、①から③の全てを満たすものとしています(厚生労働省の指針)。教える側は立場が上になりやすいので、仕事に必要な範囲の話か、行き過ぎた言い方になっていないかを意識します。
| 指導として伝える | 避ける |
|---|---|
| ミスの内容と、次にどうするかを話す | 人格や能力を否定する言葉を使う |
| 周りに人がいない場所で、落ち着いて話す | 大勢の前で長時間責める |
| その件についてだけ話す | 過去のミスを何度も持ち出す |
| できる量と期限で仕事を任せる | 明らかに終わらない量を、教えないまま押しつける |
注意
個別のケースがパワハラに当たるかどうかは、状況によって判断が分かれます。言い方に迷うときや、新人の様子で気になることがあるときは、一人で抱えずに上司や会社の相談窓口に相談してください。
よくある失敗と直し方
| よくある失敗 | なぜ困るか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「見て覚えて」で終わる | 理由が分からず、少し違う場面で迷う | 手順と一緒に「なぜそうするか」を伝える |
| 一度にたくさん教える | 覚えきれず、どれも中途半端になる | 一度に一つの仕事。できたら次へ |
| 新人の作業を途中で取り上げる | 自分でやる機会がなくなり、自信も持てない | 時間に余裕があるものは最後までやってもらい、後で直す |
| 忙しそうにして話しかけにくくする | 新人が質問をためこみ、間違えたまま進める | 「◯時なら手が空きます」と聞ける時間を伝える |
| 直すところを全部まとめて言う | 何から直せばよいか分からなくなる | 大事なものから一つか二つに絞る |
| 「分かりましたか」で確認を終える | 新人は分からなくても「はい」と答えやすい | 言い直してもらう、一件やってもらうで確かめる |
| 教える人によって言うことが違う | 新人がどれに従えばよいか迷う | 手順書を一つにし、変えるときは書き換えて共有する |
| 計画を立てずに、来た仕事から教える | 覚える順番がばらばらになり、一人立ちが遅れる | 育成計画の表を作り、優先する仕事から教える |
教えたことを新人ができないときは、教え方のどこで伝わらなかったかを一緒に確かめます。手順のメモを新人に書いてもらい、それを見ながら確認すると、抜けているところが分かります。
言ってはいけない・避けたい言い方と言い換え
| 避けたい言い方 | 理由 | こう言う |
|---|---|---|
| 前にも言ったよね | 質問しにくくなり、次から黙って進めるようになる | もう一度説明しますね。メモしておいてもらえると、次から楽になります |
| なんでこんなこともできないの | 人を責める言い方で、何を直せばよいか伝わらない | ここは◯◯の順番でやると間違えにくいです |
| 普通は分かるでしょ | 「普通」の基準が相手に分からない | ここは◯◯だから、◯◯にしています |
| 適当にやっておいて | どこまでやればよいか分からない | ◯◯まで、◯時までにお願いします。形は前回と同じで構いません |
| 自分で考えて | 考える材料がないまま放り出すことになる | まず◯◯さんならどうするか聞かせてください。そのうえで一緒に決めましょう |
| もういい、私がやる | 任されない経験が続き、覚える機会がなくなる | 今日は私が仕上げます。どこで止まったか、後で一緒に見ましょう |
| 前の人はすぐできたよ | 他人と比べられると、自信をなくす | 先週より◯◯が早くなっています。次は◯◯を目指しましょう |
注意
注意するときは、人ではなく、やり方や結果について話すのが基本です。定期的な面談で話すことは1on1で話すことにまとめています。
教える側の振り返りチェックリスト(週に一度)
- 今週、新人が一人でできるようになった仕事を言える
- 育成計画の表と比べて、遅れている仕事が分かっている
- 新人から質問を受ける時間を、毎日取れた
- ほめたことを一つ以上、具体的に言える
- 直すところを伝えたとき、一度に一つか二つに絞った
- 手順書やメモを、新人の質問をもとに書き足した
- 注意したことが、その後直ったかを確かめた
- 自分が不在の日に、新人が相談できる人を決めていた
- 教え方で迷ったことを、上司に相談した
一人立ちの後のフォロー(お礼・お詫び)
一人立ちしたときにかける言葉
◯◯さん、もう一人で回せるようになりましたね。最初の週と比べると、確認の仕方がとても丁寧になっています。
これからも、迷ったときは遠慮なく聞いてください。
教え方が悪かったときのお詫び
◯◯さん、昨日の◯◯の件は、私の説明が足りませんでした。すみませんでした。
◯◯の場合は◯◯にする、という点を伝え忘れていました。手順のメモに追記しておきます。
協力してくれた周りの人へのお礼(チャット)
◯◯さん
お疲れさまです。□□です。
私が不在の間、◯◯さんの質問に答えていただき、ありがとうございました。
おかげで◯◯の作業が止まらずに進みました。
教える側が自分の説明の不足を認めると、新人も自分の分からないことを言いやすくなります。うまくいかなかったときに教え方を直すのも、教える側の仕事です。
この記事の要点
- OJTはやって見せる→理由を説明する→やらせてみる→確認する→任せるの順。
- 教える前に「何をいつまでに一人でできるか」を表にする。
- 最初に「同じことを何度聞いても構いません」と伝え、聞ける時間を決める。
- 伝わったかは「分かりましたか」ではなく、言い直し・メモ・一件やってもらうで確かめる。
- ほめる→直すの順で、直すところは一つか二つ。注意は人ではなくやり方について話す。
- 伝わらなかったときは教え方を直す。困ったら上司に相談する。
FAQ
よくある質問
新人に覚えてもらう仕事の一覧を作り、何をいつまでに一人でできるようになってほしいかを表にすることです。教える期間や記録の付け方が会社で決まっていれば、それに従います。
OJTは職場で実際の仕事をしながら教えるやり方、OFF-JTは仕事を離れて研修や講座で学ぶやり方です。現場の手順はOJT、全員に共通する知識やマナーはOFF-JTのように、内容で使い分けます。
「分からないことはありますか」と聞くより、「ここまでで、迷ったところはどこでしたか」と具体的に聞くほうが答えやすくなります。毎日、決まった時間に短く話す場を作り、すぐ聞いてほしい場面を先に伝えておくと、質問がたまりにくくなります。
責める前に、手順のどこで間違えているかを一緒に確かめます。新人に手順のメモを書いてもらい、それを見ながら確認すると、抜けている部分が見つかります。確認用のチェックリストを用意するのも効果があります。
仕事に必要なことを、行き過ぎない言い方で注意するのは、教える側の大事な役目です。厚生労働省の指針は、優越的な関係を背景とした言動で、業務上必要かつ相当な範囲を超え、就業環境を害するものをパワハラとしています。人格を否定する言葉や大勢の前で長時間責めることは避け、迷ったら上司や相談窓口に相談してください。
結果ではなく、前回より早くなった、確認が丁寧になった、質問の仕方が具体的になったなど、やり方の変化を伝えます。小さな変化でも、具体的に言われると次につながります。
経験を尊重しつつ、この会社のやり方とその理由を説明します。「前の職場との違いで気になる点があれば言ってください」と伝えると、相手も質問しやすくなります。
上司に相談して、教える時間を仕事の予定に入れてもらうのが確実です。新人には「◯時なら手が空きます」と聞ける時間を伝え、急ぎの質問だけはその場で受けると決めておくと、お互いに動きやすくなります。