PRODUCER AGENT 無料で始める

手順

説明がわかりやすくなる話し方
結論・理由・具体例の順番と、そのまま使える言い方

わかりやすい説明は、話す順番を決めてから話すだけで大きく変わります。要点は、結論を先に言う、理由を一つか二つ添える、具体例で相手の頭に絵を浮かべてもらう、最後にもう一度結論で締めるの四つです。見本の言い方は「結論から言うと、来月から申請は◯◯の画面からになります。理由は、紙の回覧だと承認に時間がかかっていたからです。たとえば交通費なら、◯◯の画面で金額を入れて送るだけです。なので、来月からは紙の申請書は使いません」。この順番は、頭文字を取って「PREP法」と呼ばれることもあります。上司への報告の順番は口頭での報告の仕方にまとめているので、このページでは相手が知らないことを説明するときの話し方に絞ります(資料を映して話すプレゼンは社内プレゼンのやり方)。

更新: 2026-11-01読了:約6分PRODUCER AGENT 編集部

結論

わかりやすい説明の型は①結論 ②理由 ③具体例 ④もう一度結論です。話し始めに「話は二つあります」「まず全体、次に手順の順でお話しします」と全体の地図を示すと、聞き手は迷わずについて来られます。

説明をわかりやすくする手順

  1. 01

    相手が何を知っているかを確かめる

    説明の前に「◯◯はご存じですか」「前回の◯◯は見ていますか」と聞きます。相手が知っていることを出発点にすると、説明が短くなります。

  2. 02

    結論を一文にする

    話す前に「つまり何が言いたいか」を一文で言えるか試します。一文にならないときは、話す内容がまだ整理できていない合図です。

  3. 03

    全体の地図を先に示す

    「話は二つあります」「まず結論、次に手順です」と、これから何をどの順で話すかを先に言います。

  4. 04

    結論・理由・具体例の順で話す

    理由は一つか二つに絞ります。具体例は、相手の仕事に近い場面を選ぶと伝わりやすくなります。

  5. 05

    言葉をそろえ、一文を短くする

    同じものを途中で別の呼び方にしないようにします。「◯◯で、◯◯なので、◯◯ですが」と続けず、文を切って話します。

  6. 06

    最後に結論を言い直し、伝わったかを確かめる

    「なので、◯◯です」と締めてから、「分かりにくいところはありましたか」と聞きます。

Point

説明が伝わらない原因の多くは、話し方より順番です。背景から話し始めると、聞き手は「結局どういうことか」を待ちながら聞くことになります。先に結論を言えば、そのあとの話は全部その理由として聞いてもらえます。

結論・理由・具体例の作り方

部分話すこと言い出しの例
結論相手にいちばん伝えたいこと結論から言うと/一言でいうと
理由なぜそう言えるか(一つか二つ)理由は◯◯だからです/理由は二つあります
具体例相手の仕事に近い場面たとえば◯◯のときは/実際に◯◯では
もう一度結論最初の結論を短く言い直すなので/ですから、◯◯です

理由と具体例では、確かめた事実と自分の考えを分けて話します。「◯◯という記録があります(事実)。なので◯◯だと考えています(考え)」のように言い分けると、聞き手が判断しやすくなります。言い分け方はファクト・ロジカルの意味、根拠の示し方はエビデンスの意味も参考にしてください。

そのまま使える言い方(場面別)

社内の手続きの変更を説明する

結論から言うと、来月から経費の申請は◯◯の画面から出すことになります。
理由は、紙の回覧だと承認までに時間がかかっていたからです。
たとえば交通費なら、◯◯の画面で日付と金額を入れて送るだけです。
なので、来月からは紙の申請書は使わないでください。

仕事の手順を説明する

この作業は三つの手順に分かれます。
一つ目は◯◯、二つ目は◯◯、三つ目は◯◯です。
いちばん間違えやすいのは二つ目なので、そこだけ詳しく説明します。

注意

手順が多いときは、先に数を言ってから一つずつ話します。聞き手は「いま何番目か」が分かるので、途中で迷いません。

相手が知らない仕組みを説明する

◯◯は、ひと言でいうと「◯◯の予約の窓口」のようなものです。
お客さまが◯◯で申し込むと、私たちの画面に一覧で表示されます。
たとえば昨日の◯◯の申し込みも、ここに出ています。

知らない仕組みは、相手が知っているものにたとえてから中身を話すと、頭に入りやすくなります。たとえは一つにして、細かい違いは後で補います。

トラブルの状況を説明する

結論から申し上げると、◯◯の納品が一日遅れます。
原因は、◯◯の工程で不具合が見つかったためです。
今日の◯時に、◯◯さんが先方へ連絡します。
ほかの案件への影響は、今のところありません。

上司に判断材料を説明する

◯◯について、A案とB案のどちらにするかご判断をお願いしたく、ご説明します。
私はA案がよいと考えています。
理由は、◯◯の手間が少ないからです。
B案は費用が抑えられる一方で、◯◯の作業が毎月増えます。

説明の途中で相手が分かっていなさそうなとき

少し分かりにくかったかもしれません。言い方を変えます。
要するに、◯◯の前に◯◯をする、という順番だけ覚えていただければ大丈夫です。

相手に「分かりましたか」と聞くより、「分かりにくかったかもしれません」と自分の説明の側に原因を置くほうが、相手は聞き返しやすくなります。

よくある失敗と直し方

よくある失敗困ること直し方
経緯から話し始める聞き手が結論を待ちながら聞くことになる結論を先に言い、経緯は聞かれたら話す
理由をたくさん並べるどれが大事か分からなくなる理由は一つか二つに絞る
専門用語や略語をそのまま使う相手が言葉の意味でつまずく初めて出す言葉は、言い換えを添える
同じものを別の呼び方で言う別のものの話だと思われる呼び方を一つに決めて通す
一文が長い主語と述語が離れて、何の話か見失う「〜ので」「〜が」でつながず文を切る
説明して終わる伝わったかどうかが分からない最後に結論を言い直し、質問を受ける

言ってはいけない・避けたい言い方

避けたい言い方気になる点こう言う
これくらい分かりますよね相手を見下しているように聞こえる◯◯はご存じでしょうか
前にも言いましたけど相手を責める言い方になる念のため、もう一度お伝えします
なんか、いい感じにやる仕組みです中身がなく、相手に伝わらないひと言でいうと、◯◯をする仕組みです
ご説明させていただきます「させていただく」の多用で回りくどく聞こえるご説明します
ご理解いただけましたでしょうか相手の理解力を試すように聞こえることがある分かりにくいところはありましたか

説明の言葉で迷ったら、相手が使っている言葉に合わせるのがいちばん確実です。説明が足りなかったことに後から気づいたときの書き方は説明不足のお詫びにまとめています。

後日のフォロー(補足・お礼・お詫び)

口頭で説明した内容を文字で送る

◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
先ほどご説明した◯◯の手順を、文字でもお送りします。
1.◯◯
2.◯◯
3.◯◯
特に2の◯◯だけ、お気をつけください。

質問してもらったことへのお礼

先ほどは質問していただき、ありがとうございました。
私の説明で抜けていた点に気づけました。ほかの方にも同じ内容を補足しておきます。

説明が足りなかったときのお詫び

◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
昨日の◯◯の説明で、◯◯の点をお伝えしておりませんでした。申し訳ありません。
正しくは◯◯です。お手数ですが、◯◯の部分だけご確認ください。

注意

口頭の説明は記録に残らないので、大事な説明ほど、後から要点を文字で送ると行き違いが減ります。文章を短くまとめるこつはメールを短くするコツを見てください。

この記事の要点

  • 説明は結論→理由→具体例→もう一度結論の順。
  • 話し始めに「話は◯つあります」と全体の地図を示す。
  • 相手が知っていることを出発点にし、知らない仕組みはたとえてから話す。
  • 呼び方を一つにそろえ、一文を短く切る。
  • 最後に結論を言い直し、「分かりにくいところはありましたか」と聞く。

FAQ

よくある質問

01説明が下手だと言われます。まず何から直せばよいですか?

話す前に、結論を一文で言えるかを試してください。一文で言えないときは、何を伝えたいかがまだ整理できていません。結論が決まったら、それを最初に言い、理由を一つか二つ添えるだけで、聞き手の受け止め方は変わります。

02PREP法とは何ですか?

結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、もう一度結論(Point)の順に話す型を、頭文字を取ってそう呼ぶことがあります。名前を覚えるより、「結論を先に、最後にもう一度」と覚えておけば十分です。

03報告と説明の話し方は違いますか?

どちらも結論を先に言う点は同じです。報告は、相手が知っている仕事の進み具合を伝えるので、結論と事実を短く伝えます。説明は、相手が知らないことを分かってもらうのが目的なので、具体例やたとえが大事になります。

04結論から話すと冷たい印象になりませんか?

前置きを一言添えれば和らぎます。「お時間いただきありがとうございます。結論から申し上げると」のように始めれば、順番はそのままで印象が柔らかくなります。

05相手によって説明の仕方を変えるべきですか?

変えたほうが伝わります。詳しい人には要点と違いだけを、初めての人にはたとえと具体例を多めにします。相手が何を知っているかを最初に確かめると、どちらに寄せればよいか決めやすくなります。

Related

関連記事

実務ガイド

口頭での報告の仕方結論から話す順番と、数字の伝え方

口頭の報告は「何の報告かを先に言う→結論→理由・経緯→今後どうするか→相談したいこと」の順。見本は「◯◯の件でご報告です。結論から申し上げると、予定どおり◯日に終わります」。数字は比べる相手と単位を添える。

実務ガイド

上司への提案の仕方伝え方の順番と、提案書の骨子・そのまま使える言い方

提案は「いまの困りごと→案→期待できる効果→必要なもの(手間・費用・人)→上司にお願いしたいこと」の順で伝える。見本は「◯◯の件で一つ提案があります。いま◯◯で手間がかかっているので、◯◯に変えてはどうかと考えています。まず◯月の一か月だけ試させていただけますか」。

実務ガイド

社内勉強会の発表のコツネタの決め方・資料・話し方・質疑応答の例文

コツは「持ち帰ってほしいことを一つに絞り、自分の仕事の具体例で話し、質疑の時間を先に取る」。構成は「今日のゴール→結論→具体例→明日から試せること→質疑」。始めの一言は「今日は◯◯について話します。終わったときに、◯◯を一つ試せるようになることがゴールです」。

実務ガイド

社内プレゼンのやり方構成・時間配分と、質疑応答で使える言い方

社内プレゼンは「何を決めてほしいか」を先に言い、結論→理由→具体策→お願いの順に話す。持ち時間は本題に一番多く割き、質疑応答の時間を先に確保する。見本は「本日は◯◯の導入について、ご承認をいただきたくご説明します」。

実務ガイド

ファクトの意味とは?ビジネスでの使い方・例文とロジカルな話し方

「ファクト」は事実、つまり実際に起きたことやほかの人も確かめられること。英語の fact から来た言葉。日本語なら「事実」。使い方の例は「ファクトとしては◯◯で、私の意見としては◯◯です」。「ロジカル」は筋道が通っていること。仕事では、事実・推測・意見を分けて話すと、相手が判断しやすくなる。

実務ガイド

エビデンスとは?ビジネスでの意味使い方の例文と言い換え

ビジネスの「エビデンス」は、話や判断の裏付けになる資料(根拠)か、言った・やったことを後から確かめられる記録のこと。日本語なら「根拠」「裏付け」「記録」。例文は「この数字のエビデンスとして、元の集計表を添付します」。求めるときは何の資料が欲しいかを具体的に言い、取引先には「元となる資料」と言い換える。

実務ガイド

説明不足のお詫びメール件名と状況別の例文・言い換え

説明不足のお詫びメールは、相手が誤解したと書かず「私の説明が足りず」と原因をこちらに置き、正しい内容を箇条書きで伝え直す。原因の説明は一、二文にとどめ、再発防止は具体的な手順で書く。

実務ガイド

長いメールを短くするコツ要点の先出しと箇条書きの書き方

長いメールは「最初の数行に用件と相手にしてほしいことを書く」「日時・数量・条件など並ぶ情報は箇条書きにする」「経緯や言い訳は必要な分だけ後ろへ」の三つで短くなる。削るのは丁寧さではなく、同じことの繰り返しと前置き。

実務ガイド

OJTの教え方のコツ手順・声かけ例文・計画表・注意の仕方

OJTは「やって見せる→理由を説明する→やらせてみる→確認してほめる・直す→任せて振り返る」の順に進める。教える前に「何をいつまでに一人でできるようにするか」を表にし、最初に「同じことを何度聞いても構いません」と伝える。直すところは一度に一つか二つ、注意は人ではなくやり方について話す。

実務ガイド

仕事での質問の仕方聞くタイミング・まとめ方・チャットでの聞き方

質問は「少し調べる→聞くことを一つの文にまとめる→相手の手が空いた時を選ぶ→分かっていることと自分の考えを添えて聞く→教わったことをメモしてお礼」の順。見本は「◯◯の件で一点伺ってもよろしいでしょうか。◯◯までは分かったのですが、◯◯で迷っています」。

実務ガイド

サマリーの意味とは?レジュメとの違い・例文とテンプレート

「サマリー」は、長い文書・報告・議論の要点を短くまとめた「要約」のこと。英語の summary から来た言葉で、日本語なら「要約」「概要」「要点」。使った一文は「報告書の冒頭に一段落のサマリーを付けました」。「レジュメ」は発表・会議で配る要点の資料のことで、転職の場面では職務経歴書を指すこともある。

実務ガイド

ビジネスメールの基本の構成宛名・挨拶・名乗り・要件・結び・署名

ビジネスメールは件名のあと、宛名→挨拶→名乗り→要件→結び→署名の順に書く。要件は結論を先に書き、詳しい内容は後ろに回す。書き出しと結びの言葉は相手との関係で選び、署名には連絡先を入れる。

#面白いを実現しろ

Produce your IDEA.

打ち合わせや社内行事で使う文例テンプレートを配っています。登録は要りません。