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報告

イベント報告書の書き方
場面別の例文12本とテンプレート

イベント報告書は「目標に対してどうだったか」を最初の1文で言い切り、最後を「次回どうするか」の提案で終えると、読み手がそのまま判断できる資料になります。やったことを時系列に並べる書き方は、読まれない報告書の典型です。下の型に沿って、例文を自社の数字に置き換えれば下書きが完成します。

更新: 2026-10-16読了:約16分PRODUCER AGENT 編集部

結論

イベント報告書は①結論(目的に対して達成できたか) ②実施概要 ③目標と実績 ④当日の様子・参加者の声 ⑤課題と改善案 ⑥次回への提案と申し送りの順で構成します。読み手が経営層なら①③⑥を厚く、協賛社なら③④を中心に、社内の実務者なら⑤⑥を厚くするのが基本です。

結論:この6項目を上から埋める

まず全体の型です。各項目に何を1〜3文で書けばよいかを示しています。詳しい書き方と例文は後の章で扱います。

順項目書くこと書き出しの例
1結論(総括)目標に対する結果と、次回の方針を1〜3文で「目標◯名に対し◯名が参加し、目標を達成しました。」
2実施概要名称、日時、会場、形式、主催、対象、参加者数表にまとめ、文章にしない
3目標と実績設定した指標ごとに目標・実績・達成率を並べる「主要3指標のうち2つで目標を上回りました。」
4当日の様子・参加者の声写真とキャプション、アンケート結果、代表的な声「満足度は◯.◯(回答◯件/参加者◯名)でした。」
5課題と改善案起きたこと、原因の推定、次回の具体的な変更「受付で行列が発生しました。次回は受付を◯列に増やします。」
6次回への提案・申し送り継続・変更・中止の提案と、判断してほしいこと「ご判断をお願いしたいのは、◯◯の一点です。」

Point

迷ったら1と6だけ先に書いてください。結論と提案が決まれば、2〜5はその根拠を並べる作業になります。逆に2から書き始めると、経緯の説明で紙幅が尽きます。

報告書を書く目的を先に決める

目的読み手報告書で果たす役割
成果の説明上司・経営層投じた費用と工数に見合ったかを示し、継続の判断材料にする
履行の報告協賛社・出展社・発注元約束した露出や接点が実施されたことを示し、次回の契約につなげる
記録と引き継ぎ次回の担当者・社内担当者が替わっても同じ品質で開催できるよう、手順と課題を残す
お礼と共有登壇者・協力者・参加者協力の結果を伝え、関係を次回につなげる

場面別の例文12本

そのまま使える例文です。◯の部分を自社の実績に置き換えてください。実績の数字は伏せ字にしています。

1. 総括(目標を達成した場合)

◯月◯日に開催した「◯◯セミナー」は、目標◯名に対し◯名が参加し、目標を達成しました。参加者のうち◯社から個別相談の申込があり、◯件が商談に進んでいます。次回も同じ形式で継続することを提案します。

2. 総括(目標に届かなかった場合)

今回の参加者は◯名で、目標の◯名には届きませんでした。申込は目標に近い水準でしたが、当日の参加率が前回を下回ったことが主な要因です。前日の案内メールを送っていなかったため、次回は前日と当日朝の2回に案内を増やします。開催形式は変えずに継続することを提案します。

注意

未達の総括は「届かなかった事実→要因の推定→具体的な対策→方針」の順に書きます。言い訳に見えるのは、要因だけ書いて対策がない場合です。

3. 社内イベント(懇親会・忘年会・キックオフ)

◯月◯日の全社キックオフには、対象者◯名のうち◯名が参加しました。事後アンケートでは「他部署の人と話すきっかけになった」という回答が最も多く、部署を混ぜた座席配置の効果が確認できました。一方、開始時刻が終業直後だったため、遅れて参加した人が一定数いました。次回は開始時刻を◯分遅らせることを提案します。

4. セミナー・勉強会

第◯回「◯◯勉強会」は、申込◯名、参加◯名でした。セッション別の評価では、事例紹介の満足度が最も高く、制度解説はやや低い結果でした。自由記述では「具体例をもっと聞きたい」という声が複数ありました。次回は解説の時間を短くし、事例の時間を増やす構成に変更します。

5. ウェビナー・オンライン配信

◯月◯日のウェビナーは、申込◯名に対し当日の視聴者は◯名でした。最大同時視聴は開始◯分後で、終盤まで大きな離脱はありませんでした。質疑ではチャットで◯件の質問が寄せられ、時間内に回答できなかったものは後日メールで回答しています。アーカイブ配信の再生数は、公開1週間で◯回でした。

6. 展示会への出展

「◯◯展」への出展では、ブース来訪者◯名、名刺・リード獲得◯件でした。うち、具体的な検討段階にあると判断したリードは◯件で、営業部へ引き継ぎ済みです。リード1件あたりの獲得費用は◯円で、前回出展時と比べて改善しました。商談化の状況は開催3か月後に最終報告します。

7. 地域イベント・自治体や団体の行事

◯月◯日の「◯◯まつり」には、主催者発表で約◯名が来場しました(会場入口での計数による推計)。出店は◯団体、ボランティアは◯名の協力を得ました。雨天の影響で午後の来場が落ち込んだため、次回は雨天時の屋内会場を事前に確保することを提案します。

注意

来場者数を目視や計数器で数えた場合は、数え方を括弧で添えてください。推計か実数かが分からない数字は、翌年の比較に使えません。

8. 協賛社・出展社向けの実施報告

このたびは「◯◯カンファレンス」にご協賛いただき、誠にありがとうございました。当日は◯名にご参加いただき、貴社ロゴは会場正面のパネル、配布資料、配信画面の◯か所に掲出いたしました。貴社ブースへの来訪者は◯名で、参加者の業種構成は添付資料のとおりです。会場の様子を写真で添付いたしますので、ご確認ください。

9. 速報(開催直後に関係者へ送るメール)

件名:【速報】◯月◯日「◯◯」開催報告

関係者各位

本日の「◯◯」は無事に終了しました。速報値で参加者は◯名、大きなトラブルはありませんでした。アンケート集計と費用の確定値を含む正式な報告書は、◯月◯日までにお送りします。ご協力いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

10. 課題と改善案

【課題】開場直後に受付で行列が発生し、開始が◯分遅れました。
【原因】受付が2列で、事前登録の確認に1人あたり想定より時間がかかったためです。
【改善案】次回は受付を3列にし、事前登録者にはQRコードを送付して確認を短縮します。

11. 参加者の声の載せ方

アンケート(回答◯件/参加者◯名)の自由記述を内容別に分類すると、「内容が実務に役立つ」が◯件、「交流の時間がよかった」が◯件、「時間が短い」が◯件でした。代表的な声は次のとおりです。
・明日から使える具体例が多く、参加してよかった(製造業・管理職)
・質疑の時間をもう少し長く取ってほしい(サービス業・担当者)

12. 次回への提案(経営層向けの締め)

以上を踏まえ、次回は規模を維持したまま、オンライン併催を追加することを提案します。追加費用は◯円の見込みで、遠方の既存顧客の参加が見込めます。ご判断をお願いしたいのは、オンライン併催を行うかどうかと、開催時期を今回と同じ時期にするかの2点です。

言い換えると伝わる表現

避けたい書き方伝わる書き方理由
盛況のうちに終了しました目標◯名に対し◯名が参加しました「盛況」は評価で、根拠がない
おおむね好評でした満足度は◯.◯(回答◯件)でした母数と数字がないと判断できない
受付の混雑に注意が必要です受付を◯列に増やします注意喚起は次回に実行されない
さまざまな課題がありました課題は3点です。①… ②… ③…数と中身を示すと対策が議論できる
今後も検討してまいります◯月までに◯◯を決め、◯◯へ報告します期限と担当がないと進まない

読み手別の構成

同じイベントでも、報告書は読み手ごとに別物になります。1本で全員を満足させようとすると、誰も読まない厚い資料ができます。

読み手知りたいこと厚くする部分分量の目安
経営層・決裁者投じた費用に見合ったか。次も続けるべきか結論、定量結果、次回の方針A4で1〜2枚
協賛社・出展社自社の露出と接点はどれだけあったか参加者属性、接点数、露出実績、写真5〜15ページ
社内の実務者・次回担当何が起き、何を直せばよいか課題と改善案、申し送り5〜20ページ
登壇者・協力者自分の話がどう受け止められたかアンケートの該当部分、写真1〜3ページ
参加者・一般公開どんなイベントだったか写真、内容の要約、次回案内Webページ1本

社内向けと社外向けの違い

観点社内向け社外向け(協賛社・取引先・公開)
文体です・ます調。簡潔に敬語を整え、冒頭にお礼を入れる
費用予算と実績の差まで書く原則として書かない
課題原因と改善案まで率直に書く相手に関わる範囲に絞る
写真記録目的で幅広く掲載範囲を確認したものだけ
参加者情報属性や企業名を必要に応じて集計値のみ。個人が特定できる情報は載せない

注意

社外向けは社内向けの正式版から削って作ると、数字の食い違いが起きません。別々に作ると、参加者数の集計時点がずれることがあります。

経営層向けの構成

  1. 01結論を1文で:「目標の◯◯に対し、△△という結果でした」
  2. 02目標と実績の対比表:設定した指標と実績を並べる。3〜5行
  3. 03費用と効果:かかった費用と、得られた成果の対応
  4. 04次回の提案:継続か、縮小か、拡大か。判断してほしいことを明記

Point

経営層向けの報告書で「次回どうするか」を書かないのは、最も多い失敗です。結果だけ報告されても、読み手は何を判断すればよいか分かりません。継続・変更・中止のいずれかを、理由とともに提案してください。

協賛社向けの構成

  • 開催概要:日時、会場、参加者数。事実のみ
  • 参加者の属性:業種、役職、企業規模。協賛の判断材料になる
  • 協賛社ごとの露出実績:ロゴ掲出箇所、登壇機会、配布物、ブース来訪者数
  • 会場の様子:写真中心。協賛表示が写っているものを優先
  • 参加者の反応:アンケートの自由記述から、協賛社に関わる部分を抜粋
  • 次回の案内:開催予定と、協賛枠の情報

社内実務者向けの構成

  • タイムライン上の実績:予定と実績の差。どこで押したか
  • 発生した問題と対応:起きたこと、その場の対応、結果
  • ヒヤリハット:事故にならなかったが危なかったこと
  • 費用の予実:予算と実績の差と、その理由
  • 業者・会場の評価:次回も依頼するかの判断材料
  • 次回への申し送り:具体的な変更提案

数字の見せ方と費用対効果

報告書の説得力は数字で決まりますが、数字を並べるだけでは読み手は判断できません。必ず比較対象とセットにしてください。

目標と実績の対比表(記入例)

区分指標目標実績達成率
集客申込数◯名◯名◯%
集客当日参加数◯名◯名◯%
満足度総合満足度(5段階)◯.◯◯.◯—
事業成果個別相談の申込◯件◯件◯%
費用参加者1人あたり費用◯円以内◯円—

比較の型

比較の型書き方使う場面
目標との比較目標◯名に対し、実績◯名(達成率◯%)最も基本。必ず入れる
前回との比較前回比で参加者は◯名増、満足度は◯ポイント改善継続開催のイベント
参加者と非参加者の比較参加企業の更新率と、非参加企業の更新率の差事業成果への接続
セグメント別業種別・役職別の参加率次回のターゲット調整
時系列申込の推移を週別に次回の告知タイミング設計

報告書に入れる基本指標

区分指標備考
集客案内数、申込数、申込率チャネル別に分けると次回に効く
集客参加数、参加率(申込に対する)申込との差を見ると案内の改善点が分かる
参加者業種別・役職別・企業規模別の構成ターゲットと合っていたかの検証
参加者新規と既存の比率目的に応じて評価が変わる
満足度総合満足度、セッション別評価回収率も併記する
満足度アンケート回収数と回収率回収率が低い数字は注記する
事業成果商談化数、受注数、受注金額測定時期を明記する
費用総額、参加者1人あたり費用前回と比較しやすい形に

オンライン配信で追加する指標

指標見るポイント
視聴者数(申込に対する視聴率)会場型の参加率に相当する。案内の回数とタイミングの検証に使う
最大同時視聴数とその時刻どのコンテンツで人が集まったかが分かる
平均視聴時間・離脱の時点長すぎるセッションや、離脱が起きた場面を特定する
チャット・質問の件数参加の熱量を示す定性的な裏付けになる
アーカイブの再生数当日に参加できなかった層への到達。測定期間を必ず書く

費用対効果の出し方

指標計算式使い方
参加者1人あたり費用総費用 ÷ 参加者数規模の違う回同士を比べる
リード1件あたり費用総費用 ÷ 獲得リード数展示会や広告など他の施策と比べる
商談1件あたり費用総費用 ÷ 商談化数営業成果への貢献を示す
費用対効果(イベント由来の受注金額 − 総費用)÷ 総費用事業成果まで追える場合のみ。測定時期を明記する

注意

総費用には外注費だけでなく、社内の人件費をどこまで含めたかを明記してください。含める範囲が回ごとに違うと、比較ができません。詳しい算出は展示会のROIを参照してください。

Point

アンケートの数字には必ず回収率を添えてください。回収率が低い満足度は、回答した人だけの評価で、参加者全体の評価ではありません。注記なしに提示すると、全員がそう評価したように読まれます。

数字を書くときのルール

  • 測定時期を書く:「開催3か月後時点」。後から見返したときに意味が変わらない
  • 母数を書く:「満足度◯.◯(回答◯件/参加者◯名)」
  • 推計は推計と書く:来場者数の目視カウントなど、精度が低いものは明記する
  • 比率だけで書かない:「◯%増」ではなく「◯件から◯件に増加(◯%増)」
  • 悪い数字も書く:隠すと、次回の判断が誤る。原因の推定とセットで書く

グラフにするかどうか

データ推奨する見せ方理由
目標と実績の対比表行数が少なく、表の方が正確に伝わる
属性の構成比円グラフまたは横棒全体に占める割合が直感的
申込の推移折れ線山の形が告知設計の材料になる
セッション別の評価横棒項目名が長いため、縦棒だと読みにくい
自由記述分類して件数+代表的な原文そのまま全文を貼らない

注意

グラフは1ページに1つを目安にしてください。グラフの下に、そこから言えることを1文添えると、読み手の解釈が揃います。

KPTで振り返り、課題と改善案を書く

課題と改善案の章は、KPT(Keep・Problem・Try)で振り返ると書きやすくなります。運営メンバーで出し合い、Tryをそのまま改善案と申し送りに転記します。

区分意味出し方の問い記入例
Keepうまくいったので続けること次回も同じにしたいことは何か懇親会を同じ施設で行い、移動による離脱がなかった
Problemうまくいかなかったこと困ったこと、予定とずれたことは何か開場直後に受付で行列が発生した
Try次回に試す具体的な変更Problemを解決する、またはKeepを伸ばすには何を変えるか受付を3列にし、事前登録者にQRコードを送る
  1. 01

    当日中に短時間で集まる

    終了直後に運営メンバーでKeepとProblemを出し合い、発言をそのまま記録します。整理は後で構いません。

  2. 02

    翌営業日に個別に聞く

    全体の場では出ない話があります。受付、誘導、進行の各担当に困ったことを個別に聞いてください。

  3. 03

    Tryに担当と期限を付ける

    「誰が・いつまでに・何を変えるか」まで書くと、申し送りとして機能します。

  4. 04

    報告書の課題と申し送りに転記する

    ProblemとTryを課題と改善案の章に、Keepは維持すべきことの欄に移します。

Point

KPTは人ではなく仕組みを対象にしてください。「◯◯さんの確認漏れ」ではなく「確認の手順がなかった」と書きます。個人の責任を問う振り返りになると、次回からProblemが出てこなくなります。進め方はKPTの振り返りにまとめています。

写真と参加者の声の使い方

写真は報告書の印象を最も左右する要素ですが、枚数を増やすほど良くなるものではありません。目的に沿った選定が必要です。

種類用途枚数の目安
会場全景(人が入った状態)規模感を伝える。最重要1〜2
受付・入場の様子運営の様子。賑わいの証明1
登壇シーン登壇者への報告、内容の記録登壇者ごとに1
参加者の表情・聴講の様子満足度の定性的な裏付け2〜3
交流・懇親の様子接点が生まれたことの証明1〜2
展示・ブース・協賛表示協賛社への報告協賛社ごとに1
  • 人が写っているものを優先:無人の会場写真は、規模も熱量も伝わらない
  • 空席が目立つ写真は避ける:開演直後の全景より、本編中の方が埋まっている
  • 同じ構図を重ねない:似た写真が3枚並ぶと、選定していない印象になる
  • キャプションに「そこから言えること」まで書く:「懇親会の様子」より「名刺交換が多く、想定より滞在時間が長かった」

Point

撮影は事前に「撮ってほしいカット一覧」を渡してください。当日カメラマンに任せると、登壇シーンばかりになり、全景や交流の写真が不足します。上の表をそのままカット表として渡せます。指示書の作り方は撮影指示書を参照してください。

掲載前の確認

  • 参加者の顔が写る写真の利用範囲を、申込時または当日掲示で案内している
  • 社外配布版では、必要に応じて顔が識別できない写真を選ぶか、処理を行っている
  • 登壇者の写真掲載について、本人の了承を得ている
  • 協賛社のロゴが写る写真は、表示が正しく見えているか確認した
  • アンケートの自由記述を引用する場合、匿名で引用することがあるとアンケート上で案内している
  • 引用する声に、個人や企業が特定できる記述が含まれていない

注意

写真を社外に出すときの確認はイベント写真のSNS投稿と個人情報にまとめています。

次回への申し送りと提出の時期

報告書の最も実用的な部分です。次回の担当者が、この章だけを読めば準備を始められる状態を目指します。

項目書くこと例
変更すべきこと具体的な変更内容と、その理由受付を2列から3列に。開場直後に行列が発生したため
維持すべきことうまくいったこと。次回も同じにする懇親会を同一施設にした点。移動の離脱がなかった
前倒しすべきこと遅れて困った工程登壇者への依頼。資料の提出が直前になった
確認すべきこと次回に調べ直す必要があること会場の搬入口の利用可能時間
使える資産次回そのまま使えるもの申込フォーム、案内メール文面、運営マニュアル
使わない方がよいもの今回うまくいかなかった手段会場Wi-Fiでの配信。専用回線が必要

Point

申し送りは「◯◯に注意」ではなく「◯◯を△△に変える」と書いてください。具体的な変更として書かれていれば、次回の担当者はそのまま実行できます。

速報版・正式版・成果版の分け方

版出す時期含める内容
速報版開催から3営業日以内参加者数、当日の様子、写真、暫定の満足度
正式版開催から2〜4週間アンケート集計、費用の予実、課題と申し送り
成果版開催から3〜6か月商談化、受注、継続率など事業成果の検証

注意

速報版は1枚で構いません。関係者と協力者に早く共有することで、お礼の意味を兼ねます。記憶が残っているうちに書けるため、正式版の質も上がります。

テンプレートの項目構成

そのまま使える項目構成です。読み手に応じて章を足し引きしてください。

章見出し内容分量
1結論目的に対する達成度と次回の方針を1〜3文で3行
2実施概要名称、日時、会場、形式、主催、対象、参加者数表1つ
3目的と目標設定した目的と、指標・目標値表1つ
4実績目標と実績の対比、属性、満足度表2〜3つ+グラフ1〜2
5当日の様子写真とキャプション、参加者の声写真5〜10枚
6費用予算と実績の差、主な増減理由、1人あたり費用表1つ
7課題と原因KPTのProblemと原因の推定箇条書き
8改善案KPTのTry。担当と期限付き箇条書き
9次回への申し送り変更・維持・前倒し・確認・資産表1つ
10添付アンケート集計、進行実績、連絡先一覧任意

実施概要の記入例

項目記入例
イベント名第◯回 ◯◯ユーザー会
日時20◯◯年◯月◯日(◯)◯:◯〜◯:◯
会場・形式◯◯ホール(会場とオンライン配信の併催)
主催・運営◯◯部(運営協力:◯◯社)
対象既存顧客の実務担当者
参加者数申込◯名/参加◯名(会場◯名・オンライン◯名)
報告者・報告日◯◯部 ◯◯/20◯◯年◯月◯日

WordとExcelのどちらでも作れますが、文章が中心ならWord、表とグラフが中心ならExcel、経営会議で投影するならPowerPointが扱いやすい形式です。どの形式でも、1ページ目に結論を置く点は変わりません。

よくある失敗と提出前チェック

よくある失敗起きること直し方
経緯から書き始める結論にたどり着く前に読まれなくなる1ページ目の最初に総括を置く
数字だけを並べる良かったのか悪かったのか判断できない目標・前回と並べ、達成率を添える
満足度の母数がない一部の回答者の評価が全体に見える回答数と参加者数を併記する
「盛況」「好評」で済ませる根拠のない自己評価に見える数字か参加者の声で裏付ける
課題を書かない次回も同じ問題が起きる原因と改善案をセットで書く
次回の提案がない読み手が何を判断すればよいか分からない継続・変更・中止の提案と判断事項を明記する
提出が遅い記憶が薄れ、関係者の関心も下がる速報版を先に出し、正式版と分ける

提出前チェック

  • 1ページ目の最初の1文で、目標に対する結果を言い切っている
  • 読み手と、その人に判断してほしいことが決まっている
  • 数字には目標・前回などの比較対象と、母数・測定時期が付いている
  • 推計値は推計と明記している
  • 事実(◯名が参加した)と解釈(想定を上回った)を分けて書いている
  • 課題には原因の推定と、具体的な改善案が付いている
  • 最後が次回の提案と判断事項で終わっている
  • 写真と参加者の声の掲載範囲を確認した
  • 社外向けの版に、費用や社内の評価が残っていない
  • 前回の報告書と見比べ、指標の定義が揃っている

指標の設計はイベントのKPI設計、展示会に特化した報告は展示会報告書の書き方、開催後の参加者対応はイベント後のフォロー、下書きをAIで作る手順は資料作成をAIで速くするを参照してください。

この記事の要点

  • 最初の1文で「目標に対してどうだったか」を言い切り、最後を次回の提案と判断事項で終える。
  • 6項目(結論・概要・目標と実績・当日の様子・課題と改善・次回への提案)を上から埋める。
  • 未達の総括は「事実→要因→対策→方針」の順に書けば言い訳に見えない。
  • 数字は目標・前回と並べ、母数と測定時期を添える。アンケートには回収率を必ず書く。
  • 課題はKPTで出し、Tryに担当と期限を付けて申し送りに転記する。
  • 速報版を3営業日以内に1枚で出し、正式版・成果版と分ける。

FAQ

よくある質問

01イベント報告書の総括には何を書けばよいですか?

目標に対して結果がどうだったかを最初の1文で書き、続けて主な成果と、うまくいかなかった点とその理由を短く添えます。最後に次回どうするかの提案と、読み手に判断してほしいことを明記します。結果だけで終わる総括は、読んだ人が次に何をすればよいか分かりません。

02目標を達成できなかったときは、どう書けばよいですか?

未達の事実を最初に書き、要因の推定、具体的な対策、今後の方針の順に続けます。要因だけを書いて対策がないと言い訳に見えます。申込数は届いたが参加率が下がった、といったように指標を分解すると、どこを直せばよいかが示せます。

03イベント報告書はいつまでに提出すべきですか?

速報版を3営業日以内、正式版を2〜4週間以内が目安です。商談化や継続率といった事業成果は3〜6か月後にしか出ないため、成果の検証は別途出す運用が現実的です。1本にまとめようとすると提出が遅れ、関係者の記憶も薄れます。

04イベント報告書は何ページくらいにまとめればよいですか?

読み手によります。経営層向けはA4で1〜2枚、協賛社向けは5〜15ページ、社内の実務者向けは5〜20ページが目安です。同じ内容を1本ですべての読み手に向けると、誰にとっても厚すぎる資料になります。

05協賛社に出す報告書は、社内用と同じもので構いませんか?

社内用をそのまま出すのは避け、分けてください。社内向けには費用の予実や率直な課題まで書きますが、協賛社や取引先向けには露出実績や参加者の属性など相手に関わる内容に絞り、冒頭にお礼を入れます。社内向けの正式版から削って社外版を作ると、数字の食い違いが起きません。

06ウェビナーの報告書には、会場型のときに加えて何を書きますか?

会場型の指標に加えて、申込に対する視聴率、最大同時視聴数とその時刻、平均視聴時間や離脱の時点、チャットや質問の件数、アーカイブの再生数を報告します。アーカイブの再生数は増え続けるため、いつ時点の数字かを必ず書いてください。

07アンケートの結果はどこまで報告書に載せますか?

集計結果の主要項目と、自由記述は分類した件数に代表的な声を数件添える形が実務的です。全文をそのまま貼ると読まれません。あわせて回答数と回収率を必ず明記してください。自由記述を引用する予定があるなら、匿名で引用することがあるとアンケート上で案内しておきます。

08写真に参加者の顔が写っていますが、報告書に載せてよいですか?

利用範囲の案内をしているかで判断します。申込時の案内や当日の会場掲示で撮影と利用について伝えていれば、その案内の範囲で利用するのが基本です。社外配布や一般公開を行う場合は、案内の内容を確認し、必要に応じて顔が識別できない写真を選ぶか、処理を行ってください。

09報告書はWord・Excel・PowerPointのどれで作るべきですか?

文章が中心ならWord、表やグラフが中心ならExcel、会議で投影して説明するならPowerPointが扱いやすい形式です。社内で前回の報告書がある場合は、比較しやすいよう同じ形式に揃えてください。どの形式でも、1ページ目の最初に結論を置きます。

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仕事の振り返りの書き方例文とKPT・YWTテンプレート

仕事の振り返りは「何があったか(事実)→なぜそうなったか(気づき)→次に何をするか(行動)」の順に書く。チームではKPT、個人の学びの整理にはYWTが使いやすい。次の行動は「誰が・いつまでに・何をするか」まで決める。

実務ガイド

イベントの来場者数の数え方カウント方法の選び方と、発表で書く注記

実人数と延べ人数の定義、受付記録・入場口計数・入退場差・面積推計の使い分け、時間帯別の集計表、発表の注記の書き方。

実務ガイド

イベント撮影の指示書の書き方例文・撮影リスト・ひな形付き

撮影指示書は「用途→必須カット(時刻入り)→撮らないもの→納品と利用範囲」の順に1枚にまとめ、発注時と進行表の確定後の2回渡す。必須以外は「おまかせ」の欄を残す。

#面白いを実現しろ

Produce your IDEA.

この書式、テンプレートで配っています。登録は要りません。