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記録

イベント撮影の指示書の書き方
例文・撮影リスト・ひな形付き

結論:イベントの撮影指示書には、①写真・動画を何に使うか ②必ず撮ってほしいカット(時刻入り) ③撮影しない人・場所・場面 ④納品の形式・期限・利用範囲 ⑤当日の窓口、の5つを書きます。渡すのは2回です。発注の前に用途と撮影の範囲を伝えて見積を取り、進行表が確定した後に時刻入りの撮影リストを渡します。必須のカットは「必須」と書き分け、それ以外は「おまかせ」の欄を残すと、撮り逃しと構図の縛りすぎを両方防げます。この記事では、そのまま使える指示書のひな形、イベントの種類別の撮影リスト、依頼文と指示の例文、送る前のチェックリストをまとめます。

更新: 2026-11-01読了:約13分PRODUCER AGENT 編集部

結論

撮影の指示書は、カメラマンに何を・いつ・どこで・どう撮るかを伝える書類です。ショットリスト、撮影依頼書とも呼ばれます。用途(報告書、Web、SNS、次回の告知など)から必要なカットを逆算し、進行表の時刻と並べた撮影リストにします。あわせて、撮影しない人の目印、納品の形式と期限、写真の利用範囲を書きます。写真は著作物に当たりうるため、利用範囲は発注時に契約で決めておきます。

指示書を作る理由と、縛りすぎの注意

指示書がある場合指示書が無い場合
必須カット時刻と場所が分かり、撮り逃しが減る集合写真・登壇者全員・表彰などが抜けやすい
撮影しない人目印と会場図で現場で判断できる人混みで見分けられない
納品と利用範囲発注時に決まり、後で揉めにくいWebや広告に使えるかが後から問題になる
当日の連絡窓口が一人に決まる複数の人が別々に頼み、指示が食い違う

Point

縛りすぎに注意。全カットの構図まで細かく指定すると、カメラマンはリストを追うことに手を取られ、予定外の良い場面を撮る余裕がなくなります。指示書で固めるのは「必須」と「撮らないもの」だけにし、雰囲気の写真は「おまかせ」と書いて任せます。

撮影指示書の作り方(手順)

  1. 01

    用途を並べる

    報告書、Web、プレスリリース、SNS、次回の告知、社内共有など、写真・動画をどこで使うかを主催者の責任者・広報と決めます。用途が決まると必要なカットが決まります。

  2. 02

    撮影の範囲を決めて見積を取る

    撮影する時間帯、場所、写真か動画か、カメラマンの人数の希望を伝えて見積を依頼します。利用範囲もこの時点で伝えます。

  3. 03

    撮影しない人・場所を決める

    撮影を希望しない参加者の目印、撮影しない区画、非公開の場面を主催者が決めます。参加者への案内より先に決めます。

  4. 04

    進行表と並べて撮影リストを作る

    進行表の時刻ごとに、撮るものと「必須/できれば/おまかせ」を書きます。登壇者・受賞者の顔写真と名前を添えます。

  5. 05

    会場図と参考写真を添える

    ステージ、撮影しない区画、カメラマンが立ってよい場所、集合写真の位置を会場図に書き込みます。仕上がりのイメージは、自社の過去の記録写真など、出所がはっきりした写真で示します。

  6. 06

    事前に読み合わせる

    前日までにカメラマンと指示書を読み合わせ、一人で撮りきれるか、移動が間に合うかを確認します。

  7. 07

    当日は同じ紙で動く

    印刷した指示書を窓口とカメラマンが持ち、進行の変更は窓口から伝えます。必須カットが撮れたかを、やり直しのできない場面の後に確認します。

決めることと、決める時期

決めること決める時期決める相手
写真・動画の用途発注の前主催者の責任者、広報
撮影の範囲(時間・場所・人数)見積の依頼時カメラマン、制作会社
撮影しない人・場所の扱い参加者への案内を出す前主催者、個人情報の担当
納品の形式・期限・利用範囲発注時カメラマン、制作会社
時刻入りの撮影リスト進行表が確定した後制作担当、カメラマン
当日の窓口前日まで主催者

Point

参加者の写真を公開するかどうかは、撮影の指示より先に決めることです。利用目的の示し方、名札が読める写真の扱い、撮影しない区画の作り方はイベント写真のSNS投稿と個人情報にまとめています。指示書には、そこで決めた内容をそのまま書き写します。

用途から撮るべきカットを決める

用途必要になりやすいカット指示書に書くこと
社内外への報告書会場の全景、満席の客席、登壇者、集合写真全景を撮る時刻、集合写真の並び方と場所
Web・プレスリリース登壇者の表情、ステージ全体、象徴的な場面横位置・縦位置のどちらが要るか、文字を載せる余白
SNS雰囲気の伝わる場面、展示・料理・装飾縦位置の要否、顔が特定できない構図の要否
次回の告知会場の賑わい、参加者の様子公開してよい人だけが写っているか
スポンサー・出展者への報告ロゴ・看板の掲出、ブースの来場の様子撮るべきロゴ・看板の一覧と位置
記録動画挨拶・講演の全編、ダイジェスト用の場面全編を撮る区間、音声の取り方

注意

動画に会場の音楽が入る場合、公開の扱いが変わることがあります。音楽の権利の考え方はイベントで音楽・BGMを流す著作権を参照してください。

イベントの種類別:撮影リストに入れるカット

下の表から自分のイベントに近い行を選び、撮影リストのたたき台にしてください。どれを必須にするかは用途で決めます。

イベントの種類入れておきたいカット抜けやすいもの
セミナー・講演会受付、会場の全景、登壇者(寄り・引き)、スライドと登壇者を一緒に、質疑応答、聞いている客席の後ろ姿司会・モデレーター、全登壇者が並ぶ場面
展示会・ブース出展ブースの全景(無人・来場中)、展示品、説明している場面、名刺交換、看板・ロゴ開場前の無人の全景、通路から見たブースの見え方
式典・表彰式主催者の挨拶、来賓、受賞者と授与者、受賞者全員の記念撮影、会場の飾り受賞者一人ずつの写真、来賓の席次どおりの写真
懇親会・パーティー乾杯の発声と会場全体、料理・飲み物、歓談、締めの挨拶乾杯の瞬間、主催者と来賓の写真
社内イベント・周年行事経営者の挨拶、部署ごとの集合写真、表彰、余興、社員の表情部署ごとの集合写真、裏方のスタッフ
ワークショップ・体験会講師の説明、手元の作業、完成品、参加者同士のやり取り手元の寄り、完成品だけの写真
ステージ・ライブ出演者の全身・表情、客席からステージを見た全景、転換、終演後の集合写真客席の盛り上がり、出演者全員がそろう場面

注意

子どもが参加するイベントや、撮影を断りたい人がいそうなイベントでは、「撮らないもの」の欄から先に書くと抜けを防げます。

撮影リスト(ショットリスト)の書き方

撮影リストは進行表の時刻と並べて書き、1行に1場面を書きます。「必須」「できれば」「おまかせ」の3段階で優先度を付けると、時間が足りないときにカメラマンが判断できます。

時刻場面撮るもの優先度備考
◯:◯◯開場前会場の全景(無人)、装飾、受付、看板必須装飾の完成後
◯:◯◯受付参加者が受付する様子できれば顔が特定できない向きで
◯:◯◯開会主催者の挨拶、客席の全景必須登壇者の顔写真は別紙
◯:◯◯講演登壇者(寄り・引き)、スライドと一緒、聞いている客席必須撮影しない席の位置は別図
◯:◯◯休憩交流の様子、展示おまかせ
◯:◯◯表彰受賞者と授与者、受賞者全員の記念撮影必須並び順は進行の責任者が案内
◯:◯◯懇親会乾杯、歓談の様子、料理できれば顔が特定できない構図を優先
◯:◯◯閉会集合写真必須場所と並び方は別図

悪い書き方と良い書き方

悪い例良い例直した点
いい感じに撮ってください報告書とWebに使います。必須は別紙の撮影リストの「必須」の行です用途と必須を示した
登壇者を撮る◯:◯◯〜 登壇者◯名(顔写真は別紙)。一人ずつ寄りと、スライドを入れた引きを時刻・人・構図を示した
集合写真もお願いします◯:◯◯ 閉会後、ステージ前で集合写真。並びの案内は進行の責任者が行います時刻・場所・誘導する人を示した
写りたくない人は避けて◯色のストラップの方は写さないでください。写った場合は納品から外してください見て分かる目印と、写った後の扱いを示した
早めに納品してください速報は◯月◯日までに◯枚程度を選んで、本納品は◯月◯日まで期限を2段階に分けて日付で示した

撮影リストに添えるもの

  • 登壇者・来賓・受賞者の顔写真と名前、撮影が必要な場面の一覧
  • 会場図(ステージ、撮影しない区画、カメラマンが立ってよい場所、集合写真の位置)
  • 進行表またはキューシート(場面の切り替えの時刻)
  • 暗転・映像投影など、照明が変わる場面の時刻
  • ストロボ(フラッシュ)を使ってよい場面と、使わない場面
  • 撮影しない人の目印(ストラップの色やシールなど、主催者が決めたもの)
  • 仕上がりのイメージを示す参考写真(自社の過去の写真など、出所がはっきりしたもの)
  • 撮るべきロゴ・看板・スポンサー掲出の一覧

そのまま使える例文

見積・依頼の連絡(メール)

件名:◯月◯日 ◯◯(イベント名)記録撮影のお見積りのお願い
◯◯様
◯◯(会社名)の◯◯です。下記のイベントの記録撮影をお願いしたく、お見積りをお願いできますでしょうか。
・日時:◯月◯日 ◯:◯◯〜◯:◯◯(撮影は◯:◯◯〜◯:◯◯を希望)
・会場:◯◯
・内容:写真(動画の要否:◯◯)
・用途:報告書、Web、SNS
・納品:速報◯月◯日、本納品◯月◯日を希望
・利用範囲:自社のWeb・SNS・印刷物で、期間の定めなく使用し、トリミングを行う予定です
撮影リストは進行表が確定し次第お送りします。ご不明な点があればお知らせください。

撮影リストを送るとき

◯◯様
先日はお見積りをありがとうございました。進行表が確定しましたので、撮影指示書と撮影リストをお送りします。「必須」の行は必ずお願いしたいもの、「おまかせ」の行はご判断にお任せするものです。前日までに一度、読み合わせのお時間をいただけますでしょうか。

指示書に書く一言(構図・優先度)

  • 「登壇者は、表情が分かる寄りと、スライドが入る引きを各場面で撮ってください」
  • 「Web用に、上部に文字を載せる余白のある横位置の全景を数枚お願いします」
  • 「SNS用に縦位置の写真もお願いします」
  • 「客席は、顔が分からない後ろ姿や手元の写真を中心にしてください」
  • 「この時間帯は進行が押す可能性があります。必須の表彰を優先してください」
  • 「講演中のストロボは控えてください。表彰と集合写真では使って構いません」
  • 「必須以外は、雰囲気が伝わる場面をおまかせで撮ってください」

当日のアナウンス文例

本日は、記録と報告のため、主催者のカメラマンが会場内を撮影いたします。撮影した写真は、◯◯に使用する予定です。写真への掲載を希望されない方は、受付でお申し出ください。目印をお渡しいたします。

(集合写真の前)これより集合写真を撮影いたします。皆さま、ステージ前にお集まりください。写真に写ることを希望されない方は、その場でお待ちください。

当日のカメラマンへの声かけ

  • 「表彰の順番が変わりました。◯◯様が先になります」
  • 「集合写真、全員そろったかの確認をお願いします。撮り直しが必要なら今お伝えください」
  • 「◯◯様は撮影NGです。先ほどの場面で写っていたら、納品から外してください」

撮影しない人・場所・場面の伝え方

撮影しないものは、カメラマンが現場で見て判断できる形で伝えます。口頭で「この人は撮らないで」と頼んでも、当日の人混みの中では見分けられません。

  • 人:撮影を希望しない参加者には、受付で目印を渡す。目印の形と色を指示書に書く
  • 場所:撮影しない区画を会場図に塗り、カメラマンに渡す
  • 場面:非公開の発表、資料の画面、子どもが写る場面など、主催者が決めたもの
  • 写り込み:名札・資料・画面の文字が読める写真の扱い
  • 写ってしまった後:納品から外すのか、ぼかすのかを決めて書く

Point

参加者の写真の扱いの考え方はイベント写真のSNS投稿と個人情報にまとめています。撮影後の写真の保管と削除の扱いはイベント終了後のデータ処理を参照してください。

納品の形式・期限・利用範囲

項目決めること
納品の形式ファイル形式、画像の大きさ、動画の書き出し形式
納品の範囲全カットか、選んだものか。補正の範囲
納品の期限速報用(SNSなど)と本納品を分けるか
納品の方法共有の方法、受け取る人、保管の期間
利用範囲どの媒体で、いつまで、誰が使うか。二次利用の扱い
クレジット写真を使うときに撮影者名を出すか

利用範囲を契約で決める理由

著作権法は著作物を思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものと定めています(第2条第1項第1号)。写真や動画もこれに当たりうるため、撮影を頼んだからといって主催者が自由に使えるとは限りません。

  • 利用の許諾を受けた場合、その許諾に係る利用方法及び条件の範囲内において利用できる(第63条第2項)
  • 著作権を譲渡する契約でも、翻案などの権利(第27条・第28条)が譲渡の目的として特掲されていないときは、譲渡した者に留保されたものと推定される(第61条第2項)

このため、どの媒体で・いつまで・誰が使い・加工や切り抜きをするかを、発注時に書面で決めておきます。契約で決める項目は二次利用とはで整理しています。

注意

従業員を使用しない個人のカメラマンに業務を委託する場合、フリーランス法は、業務委託をした場合は直ちに、給付の内容、報酬の額、支払期日その他の事項を、書面又は電磁的方法により明示しなければならないと定めています(第3条第1項)。発注の流れは制作会社・フリーランスへの発注と下請法を参照してください。

コピーして使える指示書のひな形

1枚目に下の要点をまとめ、2枚目以降に撮影リストと会場図を付けます。撮影リストは表計算ソフトで作ると、時刻の変更に合わせて並べ替えやすくなります。共有はPDFにし、当日は印刷して持ちます。

【記録撮影 指示書】 版:◯月◯日更新
イベント名:◯◯ 日時:◯月◯日 ◯:◯◯〜◯:◯◯ 会場:◯◯
撮影の時間:◯:◯◯〜◯:◯◯(集合◯:◯◯、場所◯◯)
当日の窓口:◯◯(連絡手段:◯◯)
■ 用途:報告書/Web/プレスリリース/SNS/次回の告知/スポンサー報告(使うものに丸)
■ 必須カット:撮影リスト(別紙)の「必須」の行
■ おまかせ:必須以外は、雰囲気が伝わる場面をご判断で
■ 向き:横位置/縦位置(SNS用)の要否
■ 撮影しないもの:目印(◯色のストラップ)の方、会場図の斜線の区画、◯◯の場面。写った場合は納品から外す
■ ストロボ:◯◯の場面は使わない
■ 立ってよい場所:会場図の◯◯
■ 納品:形式◯◯、範囲◯◯、速報◯月◯日/本納品◯月◯日、方法◯◯
■ 利用範囲:媒体◯◯、期間◯◯、加工・切り抜き◯◯、クレジット◯◯
■ 添付:撮影リスト、会場図、登壇者・受賞者の顔写真と名前、参考写真

送る前のチェックリスト

  • 用途が書いてあり、用途ごとに必要なカットが撮影リストに入っている
  • 撮影リストに時刻があり、最新の進行表と合っている
  • 「必須」「できれば」「おまかせ」が書き分けてある
  • 登壇者・来賓・受賞者の顔写真と名前を添えた
  • 撮影しない人の目印、撮影しない区画、写った場合の扱いが書いてある
  • ストロボの可否と、カメラマンが立ってよい場所が書いてある
  • 集合写真の時刻・場所・誘導する人が決まっている
  • 納品の形式・期限・方法と、利用範囲(媒体・期間・加工)が書面で決まっている
  • 当日の窓口が一人に決まり、連絡手段を交換した
  • 指示書の版(更新日)が書いてあり、古い版が出回っていない

当日の運用:役割と連絡

役割やること報告先
撮影の窓口(主催者側)カメラマンとの連絡、登壇者・来賓の案内、変更の伝達進行の責任者
カメラマン撮影リストに沿った撮影撮影の窓口
受付撮影しない人への目印の受け渡し撮影の窓口
  • 窓口は一人:複数の人が別々に撮影を頼むと、必須のカットが抜ける
  • 進行の変更はすぐ伝える:表彰の順番や時刻が変わったら、窓口からカメラマンへ
  • 撮影しない希望が当日出たら、受付から窓口へ:目印を渡し、カメラマンに伝える
  • 必須カットは撮れたかを確認する:集合写真など、やり直しのできない場面の後に声をかける

よくある失敗

失敗起きること防ぎ方
用途を決めずに頼んだ報告書に必要なカットが無い用途から必須カットを逆算する
撮影リストに時刻が無い表彰や集合写真を撮り逃す進行表と並べた撮影リストを渡す
全カットの構図を指定した予定外の良い場面を撮る余裕がない必須以外は「おまかせ」にする
登壇者の顔を伝えなかった別人を撮る、一部の登壇者が抜ける顔写真と名前の一覧を添える
撮影しない人を口頭で伝えた人混みで見分けられない目印と会場図で伝える
利用範囲を決めずに発注した後から広告やWebに使えるか揉める媒体・期間・加工を発注時に書面で決める
進行表の変更を反映しなかった古い時刻で動き、場面を撮り逃す版を書き、変更のたびに差し替える
窓口が複数いた指示が食い違う撮影の窓口を一人に決める

この記事の要点

  • 指示書は「用途→必須カット→撮らないもの→納品と利用範囲→窓口」の順に1枚にまとめる。
  • 渡すのは発注前(用途と範囲)と進行表の確定後(時刻入りの撮影リスト)の2回。
  • 撮影リストは「必須/できれば/おまかせ」で優先度を付け、縛りすぎない。
  • 撮影しない人・場所は、目印と会場図でカメラマンが見て判断できる形にする。
  • 写真は著作物に当たりうる。媒体・期間・加工の範囲を発注時に書面で決める。

FAQ

よくある質問

01カメラマンへの指示書には何を書けばよいですか?

写真・動画の用途、必ず撮ってほしいカット(時刻入りの撮影リスト)、撮影しない人・場所・場面、ストロボの可否、立ってよい場所、納品の形式・期限・方法、利用範囲、当日の窓口です。本文にひな形を載せています。

02撮影リストはいつ渡せばよいですか?

用途と撮影の範囲は発注の前に固めて、見積の依頼時に伝えます。時刻入りの撮影リストは、進行表が確定した後に渡します。当日に変更があれば、窓口からカメラマンへ伝えてください。

03指示書はどこまで細かく書けばよいですか?

細かく決めるのは、必須のカットと撮らないものだけで足ります。全カットの構図まで指定すると、予定外の場面を撮る余裕がなくなります。必須以外は「おまかせ」と書き、カメラマンの判断に任せてください。

04仕上がりのイメージはどう伝えればよいですか?

参考写真を添えると伝わりやすくなります。自社の過去の記録写真や、依頼するカメラマン本人の作例など、出所がはっきりした写真から選び、「明るさ」「寄りか引きか」など何を参考にしてほしいかを一言添えます。

05撮影された写真は自由に使えますか?

写真は著作物に当たりうるため、契約で決めた範囲で使うのが原則です。著作権法は、許諾を得た者はその許諾に係る利用方法及び条件の範囲内において利用できると定めています(第63条第2項)。どの媒体で、いつまで、誰が使い、加工をするかを発注時に書面で決めておいてください。

06写真に写りたくない参加者にはどう対応すればよいですか?

受付で目印を渡し、カメラマンに目印の形と色を伝えておく方法があります。撮影しない区画を会場図に塗って渡すのも有効です。写ってしまった写真を納品から外すかどうかも、指示書に書いておきます。

07社内のスタッフが撮影する場合も指示書は要りますか?

要ります。外部のカメラマンでも社内のスタッフでも、用途から必須カットを決め、時刻入りの撮影リストを渡す点は同じです。社内のスタッフは進行の手伝いと兼ねることが多いため、撮影に専念できる時間帯を決めておくと抜けが減ります。

08動画と写真を同じ人に頼んでもよいですか?

撮影の範囲と人の数によります。挨拶や講演の全編を動画で撮りながら、写真で客席や表彰を押さえるのは一人では難しい場面があります。撮影リストを見せて、一人で足りるかをカメラマンに確認してください。

09結婚式の撮影指示書と何が違いますか?

結婚式の指示書は、新郎新婦が残したい場面を時系列に並べる点が中心です。企業や団体のイベントでは、報告書やWebなど写真の用途から必須カットを決めることと、参加者の写り込みや利用範囲を発注時に決めることが加わります。時系列で並べ、必須とおまかせを分ける考え方は共通です。

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