文例
電話で日程を調整するときの言い方
候補の出し方・保留・変更・確定の復唱
電話で日程を調整するときは、こちらから候補を二つか三つ出し、合わなければ相手の都合を聞くのが早道です。決まったら日付と曜日、時刻、場所を復唱し、電話の後にメールで送ります。その場で決められないときは、いつまでに返事をするかを言って保留にします。まずは、そのまま言える一言です。
結論
そのまま言える一言:「◯日(◯)の午後か、◯日(◯)の午前でしたら伺えますが、ご都合はいかがでしょうか。」
決められないときは「社内で確認いたしますので、本日◯時までにお返事してもよろしいでしょうか」。メールで候補日を送る書き方は日程候補のメールにまとめています。
電話での日程調整の流れ
- 01
何の日程かを伝える
「◯◯の打ち合わせの日程について、ご相談したくお電話いたしました」。何の予定を、どれくらいの長さで決めたいのかを最初に言います。
- 02
候補を出す・都合を聞く
こちらから候補を二つか三つ出します。相手が決める立場なら「◯◯様のご都合のよい日を伺えますでしょうか」と先に聞きます。
- 03
合わなければ代案を出す
「それでは、◯日(◯)以降でしたらいかがでしょうか」と、範囲を広げて聞き直します。
- 04
決められなければ保留する
「確認して、◯時までにお返事いたします」と、返事の期限を付けます。
- 05
復唱する
日付・曜日・時刻・場所(オンラインか)・参加者を一つずつ確認します。
- 06
メールで送る
電話で決めた内容をメールで送り、記録に残します。
Point
日付は曜日と一緒に言います。電話では数字の聞き間違いが起きやすく、日付だけだと気づけません。「◯日の◯曜日」と両方言えば、ずれていれば相手がすぐ気づきます。時刻も「午後◯時」のように午前・午後を付けると確かです。
日程調整でよく使う言い方
| 場面 | 言い方 |
|---|---|
| 候補を出す | ◯日(◯)の午後か、◯日(◯)の午前はいかがでしょうか。 |
| 相手の都合を聞く | ◯◯様のご都合のよい日時を、いくつか伺えますでしょうか。 |
| 範囲を伝える | 来週の後半でしたら、どの日でも調整できます。 |
| 合わないと言われた | 承知いたしました。それでは、◯日(◯)以降でご都合のよい日はございますか。 |
| 保留にする | 社内で確認いたしますので、本日◯時までにお返事してもよろしいでしょうか。 |
| 所要時間を伝える | 一時間ほどお時間をいただければと存じます。 |
| 決まったとき | それでは、◯月◯日(◯)の◯時からでお願いいたします。 |
注意
「ご都合はいかがでしょうか」「ご都合はよろしいでしょうか」の使い分けは「ご都合はいかがでしょうか」の使い方にまとめています。
場面別のトーク例
こちらから候補を出して決める(かける側)
自分:お世話になっております。株式会社△△の□□です。来月の◯◯の打ち合わせの日程について、ご相談したくお電話いたしました。いま少しよろしいでしょうか。
相手:はい、大丈夫です。
自分:一時間ほどお時間をいただきたいのですが、◯日(◯)の午後二時からか、◯日(◯)の午前十時からはいかがでしょうか。
相手:◯日の午後二時なら空いています。
自分:ありがとうございます。それでは、◯月◯日、◯曜日の午後二時から、御社に伺います。この後、確認のメールをお送りいたします。
相手に候補を聞く(かける側・相手が目上や決める立場)
自分:◯◯の件で、一度◯◯様にご説明のお時間をいただきたいと考えております。◯◯様のご都合を優先したいので、来週か再来週でご都合のよい日時をいくつか伺えますでしょうか。こちらで合わせます。
相手の候補がどれも合わない(かける側)
相手:その日はどちらも外出していて……。
自分:承知いたしました。それでは、◯日(◯)以降でしたら、ご都合のよい日はございますか。午前・午後どちらでも、こちらで合わせます。
上司や関係者の予定を確認してから返事をする(受ける側)
相手:◯日の午後はいかがですか。
自分:ありがとうございます。上司の◯◯も同席する予定ですので、◯◯の予定を確認してからお返事してもよろしいでしょうか。本日◯時までに、こちらからお電話いたします。
保留にするときは、返事の期限を自分から言うのが大切です。期限が分からないと、相手はその日を空けたまま待つことになります。期限に間に合わない場合も、時刻になったら一度連絡を入れます。
相手からの日程調整の電話を受けた(受ける側)
相手:来週の打ち合わせの日程を決めたいのですが。
自分:お電話ありがとうございます。いま予定表を確認いたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか。
……お待たせいたしました。来週ですと、◯日(◯)の午後と、◯日(◯)の終日でしたら空いております。
決めた日程の変更をお願いする(かける側)
自分:お世話になっております。株式会社△△の□□です。◯日(◯)にお約束いただいている打ち合わせの件で、お電話いたしました。大変申し訳ございませんが、こちらの都合で、日程を変えていただくことはできないでしょうか。勝手を申し上げて恐縮ですが、◯日(◯)か◯日(◯)でしたら伺えます。
注意
こちらの都合で変更をお願いするときは、お詫びと代わりの候補をセットで伝えます。変更のお詫びをメールで送る書き方は日程変更のお詫びにまとめています。
相手から変更を頼まれた(受ける側)
相手:申し訳ないのですが、◯日の打ち合わせを別の日にできませんか。
自分:承知いたしました。お気になさらないでください。それでは、◯日(◯)の午後か、◯日(◯)の午前はいかがでしょうか。
秘書やアシスタントを通して調整する(かける側)
自分:株式会社△△の□□と申します。◯◯様に、◯◯の件で一時間ほどお時間をいただきたく、ご連絡いたしました。◯◯様のご予定を管理されている方に、日程のご相談をしてもよろしいでしょうか。
秘書やアシスタントが予定を管理している相手には、本人を呼び出さずに、予定を管理している人と調整します。会食の日程を秘書と調整するメールは会食の誘い方と日程調整メールも参考にしてください。
メモ・確認の項目
- 何の予定か(打ち合わせ・訪問・面談・会食など)
- 日付と曜日、開始と終了の時刻(午前・午後を付ける)
- 場所(どちらの会社か、会議室、オンラインならツール)
- 参加者(自分の側・相手の側)
- 保留にしたものと、返事の期限
- 電話の後に送るメールの宛先
自分:確認させてください。◯月◯日、◯曜日の、午後二時から三時まで。場所はオンラインで、接続先はこの後メールでお送りいたします。弊社からは私と◯◯の二名、御社からは◯◯様と◯◯様がご参加ということでよろしいでしょうか。
電話を切る前に、手元の予定表に入れたものを読み上げるつもりで復唱すると漏れが減ります。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 受け取られ方 | 言い換え |
|---|---|---|
| 来週の火曜あたりでどうですか | 日時がはっきりしない | ◯日(火)の午後二時からはいかがでしょうか |
| いつでも大丈夫です | 相手に決める手間をかける | 来週の後半でしたら、どの日でも調整できます |
| ちょっと分からないので、また連絡します | いつ返事が来るか分からない | 確認して、本日◯時までにお返事いたします |
| ◯日でよろしかったでしょうか | 過去形にする必要がなく、違和感を持つ人もいる | ◯日でよろしいでしょうか |
| 二時からで(午前・午後を言わない) | 聞き間違いが起きやすい | 午後二時から |
| 了解です | 目上や社外には軽く聞こえる | 承知いたしました/かしこまりました |
「よろしかったでしょうか」については「よろしかったでしょうか」の使い方、「承知いたしました」と「かしこまりました」の違いは「かしこまりました」の使い方にまとめています。
電話の後のフォロー(お礼・お詫び)
決まった日程を送るメール
件名:◯月◯日(◯)お打ち合わせの日程について
株式会社◯◯
◯◯様
株式会社△△の□□です。
先ほどはお電話にて日程のご調整をいただき、ありがとうございました。
以下の日程で決まりましたので、念のためお送りいたします。
日時:◯月◯日(◯)午後二時から三時
場所:オンライン(接続先は下記のとおりです)
参加者:貴社 ◯◯様、◯◯様/弊社 ◯◯、□□
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
こちらの都合で変更してもらった後のお詫び
先ほどは、こちらの都合で日程の変更をお願いし、大変失礼いたしました。ご調整いただき、ありがとうございました。改めまして、◯月◯日(◯)◯時からでお願いいたします。
この記事の要点
- 候補はこちらから二つか三つ出し、合わなければ相手の都合を聞く。
- 日付は曜日と一緒に、時刻は午前・午後を付けて言う。
- 決められないときは「◯時までにお返事いたします」と期限を付けて保留する。
- 変更をお願いするときはお詫びと代わりの候補をセットにする。
- 決まったら復唱し、メールで送る。
FAQ
よくある質問
候補が多い、参加者が多い、相手が忙しくて電話に出にくい、といった場合はメールが向いています。急ぎのとき、候補がなかなか合わないとき、直前の変更を伝えるときは電話のほうが早く決まります。電話で決めた場合も、内容はメールで送って記録に残します。
電話では二つか三つが聞き取りやすく、相手も選びやすい数です。多く並べると覚えきれないので、合わなければ「それでは◯日以降でしたら」と範囲を変えて聞き直します。
「社内で確認いたしますので、本日◯時までにお返事してもよろしいでしょうか」と、返事の期限を自分から伝えます。期限までに決まらなくても、時刻になったら一度連絡を入れると、相手を待たせずに済みます。
失礼ではありませんが、「ご都合のよい日時を、いくつか伺えますでしょうか」と言うとより丁寧です。相手の都合を優先したいときは「こちらで合わせます」と添えると、相手も答えやすくなります。
日付と曜日、開始と終了の時刻(午前・午後)、場所またはオンラインの接続先、参加者を一つずつ言います。最後に「この後、確認のメールをお送りいたします」と伝えておくと安心です。