表彰
表彰の盾・トロフィー・記念品の文字
刻印の文例と書き方
表彰の盾・トロフィー・記念品に入れる文字は、賞の名前・受賞者名・贈る言葉・日付・贈呈者の五つから選んで並べます。盾のように面が広いものは五つすべてを、トロフィーのプレートや時計・グラスのように面が小さいものは賞の名前・名前・日付の三つ程度に絞ります。どれだけの字数が入るかは品物と業者で変わるので、発注前に業者に確かめ、文面は社内で校正してから渡します。このページでは、品物ごとの文字の構成と、場面別にそのまま使える文例を並べました。紙の賞状の文面は表彰状・感謝状の文例、賞状そのものは賞状メーカーで作れます。
結論
盾・トロフィー・記念品に入れる文字は、賞状の文面を短く縮めたものと考えると組み立てやすくなります。①表題(賞の名前) ②受賞者名 ③贈る言葉(表彰の理由や一言) ④日付 ⑤贈呈者(会社名・代表者名)のうち、面の大きさに合わせて入れる項目を決めます。
品物ごとに入れる文字の構成
| 品物 | 入れる項目の目安 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 表彰盾 | 表題・受賞者名・贈る言葉・日付・贈呈者 | 賞状の文面を短くしたものを入れられる |
| トロフィー・カップ | 大会名・賞(優勝など)・名前・日付 | プレートが小さいので、贈る言葉は省く |
| メダル | 大会名・賞・日付 | 裏面に名前を入れられるか業者に確かめる |
| 時計・万年筆・名刺入れ | 名前(イニシャル)・日付・短い一言 | 持ち歩く物なので、控えめに |
| グラス・クリスタル置物 | 表題・名前・日付・短い一言 | 飾る物なので、表題を入れても重くならない |
Point
入る字数は品物と業者で変わります。文面を先に決めてしまう前に、業者に「何行・各行何字まで入るか」「書体は選べるか」を聞いてから文案を作ると、作り直しが減ります。
表彰盾の文例
社内表彰(業績・功労)
◯◯賞
◯◯部 ◯◯ ◯◯ 殿
あなたは◯◯において
顕著な成果を挙げられました
よってその功績を称え
ここに記念の盾を贈ります
令和◯年◯月◯日
株式会社◯◯
代表取締役社長 ◯◯ ◯◯
永年勤続表彰
永年勤続表彰
◯◯ ◯◯ 殿
あなたは永年にわたり
職務に精励され
当社の発展に尽くされました
ここにその功労を称え
記念品を贈ります
令和◯年◯月◯日
株式会社◯◯
代表取締役 ◯◯ ◯◯
勤続年数を入れる場合は「勤続◯年」と表題の下に一行足します。永年勤続の記念品を課税せずに渡せる条件は永年勤続表彰の挨拶と記念品にまとめています。
取引先・協力会社への感謝の盾
感謝状
株式会社◯◯ 様
貴社には長年にわたり
当社の◯◯にご尽力いただきました
ここに深く感謝の意を表し
記念の盾を贈ります
令和◯年◯月◯日
株式会社◯◯
代表取締役 ◯◯ ◯◯
注意
敬称は、社内の受賞者には「殿」、社外の会社や個人には「様」と分ける会社もあれば、すべて「様」にそろえる会社もあります。どちらにする場合も、同じ式で渡す賞状・盾・記念品の敬称をそろえることを優先してください。
チーム・部署への表彰盾
◯◯賞
◯◯プロジェクトチーム 殿
チーム一丸となって◯◯を成し遂げ
当社に大きな成果をもたらしました
ここにその功績を称えます
令和◯年◯月◯日
株式会社◯◯
チーム表彰の選び方とコメントはチーム表彰・プロジェクト表彰の進め方を見てください。
トロフィー・カップ・メダルの文例
トロフィーやカップのプレートは面が小さいので、大会名・賞・名前・日付を一行ずつ並べるのが基本です。
| 場面 | プレートの文字の例 |
|---|---|
| ゴルフコンペ | 第◯回 ◯◯杯ゴルフコンペ/優勝/◯◯ ◯◯ 様/令和◯年◯月◯日 |
| 社内運動会 | ◯◯株式会社 社内運動会/総合優勝/◯◯チーム/令和◯年◯月◯日 |
| 社内コンテスト | 第◯回 ◯◯コンテスト/最優秀賞/◯◯部 ◯◯ ◯◯/令和◯年◯月 |
| 営業表彰 | 令和◯年度 ◯◯賞/◯◯ ◯◯/株式会社◯◯ |
| 持ち回りのカップ | ◯◯杯(カップ本体)/第◯回 ◯◯ ◯◯(年ごとの名前プレート) |
注意
持ち回りのカップは、本体に大会名だけを入れ、年ごとの受賞者名は台座の小さなプレートを足していく形にすると、毎回作り直さずに済みます。プレートを足せる台座かどうかは、購入時に確かめておきます。ゴルフコンペの表彰の流れはゴルフコンペ表彰式の流れにあります。
時計・万年筆・グラスなど記念品の刻印例
持ち歩く物や日用品に入れる刻印は、名前と日付を中心に、言葉は短くするのが無難です。受け取った人が普段使いしやすくなります。
| 場面 | 刻印の例(和文) | 刻印の例(英文) |
|---|---|---|
| 永年勤続 | 祝 勤続◯年 ◯◯ ◯◯ 様 令和◯年◯月 | In appreciation of your service ◯◯ ◯◯ |
| 定年退職 | 感謝 ◯◯ ◯◯ 様 株式会社◯◯ 一同 | With gratitude ◯◯ ◯◯ |
| 送別(異動・転職) | ありがとう ◯◯部一同より | Thank you From all of us |
| 受賞の記念 | ◯◯賞受賞記念 令和◯年◯月◯日 | ◯◯ Award ◯◯ ◯◯ |
| 周年記念(社員全員に配る) | 創立◯周年記念 株式会社◯◯ | ◯th Anniversary ◯◯ Co., Ltd. |
英文は短い決まり文句にしておくと、綴りの誤りが起きにくくなります。英文を入れる場合も、名前のローマ字表記を本人に確かめてください。送別の記念品の選び方や渡し方は会社の送別プレゼント・記念品にまとめています。
文字を決めるときの書き方の決まり
| 項目 | 書き方 | 注意すること |
|---|---|---|
| 日付 | 和暦か西暦のどちらかに統一する | 賞状・盾・プログラムで表記をそろえる |
| 受賞者名 | 戸籍や社員名簿の正しい表記で | 旧字体・異体字(髙・﨑・齋・邊など)が品物で彫れるか業者に確かめる |
| 敬称 | 社内は「殿」・社外は「様」と分けるか、「様」に統一する | 同じ式の賞状・盾で敬称をそろえる |
| 贈呈者 | 会社名と代表者の役職・氏名 | 代表者の交代時期と日付が合っているか |
| 句読点 | 盾の文面は句読点を入れない書き方もある | 入れる場合は全体で統一する |
名前の誤りは、作り直しの手間だけでなく、受け取った人の気持ちにも関わります。万一間違えてしまった場合の連絡の仕方は名前を間違えたお詫びメールを参考にしてください。
発注前の校正チェックリスト
- 受賞者名を名簿と一字ずつ照らし合わせたか(旧字体・ふりがな・ローマ字も)
- 賞の名前が、賞状・プログラム・司会台本と同じか
- 日付が表彰式の日になっているか(発注日になっていないか)
- 贈呈者の会社名・役職・氏名が正しいか
- 業者から届いた校正(仕上がりの見本)を、作った人以外の人も確認したか
- 納期が表彰式に間に合うか、業者に確かめたか
- 同じ賞を複数人に渡す場合、名前の入れ違いがないよう一覧で照合したか
賞の名前の付け方は社内表彰の賞の名前 例、表彰理由の文章は表彰コメント・表彰理由の例文にまとめています。当日の渡す順番と受け渡しの所作は表彰の並び順と賞状の渡し方を見てください。
盾と賞状を一緒に渡すとき
盾やトロフィーに入れきれない表彰の理由は、賞状に書いて一緒に渡すと、品物の文字を短くしても気持ちが伝わります。盾には賞の名前と名前・日付だけを入れ、表彰の理由は賞状に、という分け方もできます。
賞状は賞状メーカーで、賞の名前・名前・本文・日付・贈呈者を入れて作れます。盾と同じ文面にしておくと、表記のずれを防げます。
この記事の要点
- 文字は賞の名前・受賞者名・贈る言葉・日付・贈呈者の五つから選ぶ。
- 盾は五つすべて、トロフィーや記念品は賞・名前・日付に絞る。
- 入る字数と書体は業者に先に聞いてから文案を作る。
- 名前は名簿と一字ずつ照合し、旧字体が彫れるか確かめる。
- 入りきらない理由は賞状に書いて一緒に渡す。
FAQ
よくある質問
賞の名前(表題)、受賞者名、贈る言葉(表彰の理由)、日付、贈呈者(会社名と代表者名)の五つが基本です。贈る言葉は「あなたは◯◯において顕著な成果を挙げられました よってその功績を称え ここに記念の盾を贈ります」のように、賞状の文面を短くした形にします。
大会名、賞(優勝・準優勝など)、受賞者名、日付を一行ずつ入れるのが基本です。プレートは小さいので、贈る言葉は省きます。持ち回りのカップなら、本体には大会名だけを入れ、受賞者名は年ごとに足すプレートに入れます。
社内の受賞者には「殿」、社外の人には「様」と分ける会社もあれば、社内も含めて「様」に統一している会社もあります。同じ式で渡す賞状・盾・記念品の敬称をそろえることを優先してください。時計やペンなど日用品の刻印では、敬称を入れずに名前だけにすることもあります。
品物の大きさ、彫り方、書体、業者によって変わります。文案を作る前に、業者に入る行数と一行あたりの字数を聞いておくと、作り直しを防げます。入りきらない場合は、贈る言葉を省き、表彰の理由は賞状に書いて一緒に渡す方法があります。
業者や彫り方によって対応が分かれます。「髙」「﨑」「齋」などの旧字体・異体字が入る名前は、発注のときに必ず伝え、校正(仕上がりの見本)でその字が正しく出ているかを確かめてください。