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手順

定例会議の進め方
流れ・時間配分・司会の例文・マンネリ対策

定例会議は、決まった曜日と時間に開くぶん、中身がなくても開かれ続けてしまう会議です。結論から言うと、報告は会議の前に文書で済ませ、会議の時間は相談と決定に使うだけで、多くの定例会議は短く、意味のあるものになります。このページでは、当日の流れと時間配分、司会がそのまま使える言い回し、議題の集め方、議事録の型、マンネリの立て直し方までを一つにまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約9分PRODUCER AGENT 編集部

結論

定例会議は①目的とゴールの確認 ②前回の宿題の確認 ③事前に書いてもらった報告への質問 ④相談と決定 ⑤次回の議題の予告 ⑥決まったことと宿題の読み上げの6ステップで進めます。報告は前日までに共有シートへ書いてもらい、会議の時間の半分以上を相談と決定に回すのが基本です。

定例会議とは? 何のために開くか

定例会議は、毎週・隔週・毎月など決まった間隔で同じメンバーが集まる会議です。役割は、ばらばらに動いている仕事の状態をそろえ、困っていることを早めに拾って手を打つことにあります。状況の報告そのものは文書やチャットでも共有できるので、顔を合わせる時間は文書では決めにくいことに使います。

目的会議でやるか代わりの方法・やり方
情報をそろえる(連絡事項)原則やらないチャットやメールで流し、質問だけ会議で受ける
進み具合の確認質問だけ会議で事前に共有シートへ書いてもらい、読み上げはしない
困っていることの相談会議でやる相談したい人が議題として出す
方針や優先順位の決定会議でやる決める人が出席する回に載せる
アイデア出し・意見交換必要な回だけテーマを決めた回にまとめて行う

注意

定例会議は「約束した宿題を次回に確かめる場」にもなります。実行(日々の仕事)と確認(定例会議)を分けておくと、宿題が流れにくくなります。

定例会議が「無駄」になる原因と直し方

原因起きること直し方
報告の読み上げが中心聞くだけの時間が続き、相談の時間が残らない報告は前日までに文書で。会議では質問だけ
何を決めるかが決まっていない話し合っても結論が出ず、次回に持ち越す議題ごとに「決めたいこと」を一文で書く
時間が延びる後ろの議題が毎回流れる議題ごとに持ち時間を置き、決める議題を先にする
宿題が残らない同じ話を何度もする誰が・何を・いつまでにを議事録に残し、次回冒頭で確認
参加者が多すぎる発言する人が偏り、聞くだけの人が増える聞くだけの人は議事録の共有に切り替える
議題がなくても開く「話すことない」回が続く議題が出なければ短縮・中止のルールを決めておく

役割分担(司会・記録・タイムキーパー)

役割やることひとことメモ
司会(進行役)目的とゴールを伝え、議題を順に進め、最後に決まったことを読み上げる上司でなくてもよい。持ち回りにすると全員が当事者になる
記録(書記)決まったことと宿題をその場で共有画面に書く発言を全部書かず、結論と宿題だけ
タイムキーパー議題ごとの持ち時間を知らせる少人数なら司会が兼ねる
議題を出した人背景と「決めたいこと」を短く説明する資料は前日までに共有シートへ
決める人その場で決めるか、いつまでに決めるかを言う欠席するときは、決定の議題を次回へ回す

当日の問いの立て方や議論のまとめ方はファシリテーションの進め方、開会から閉会までの台本は会議の司会台本にまとめています。

定例会議の進め方6ステップ

  1. 01

    目的とゴールの確認

    「今日決めること」を最初に一言で伝えます。終わる時刻もここで言います。

  2. 02

    前回の宿題の確認

    誰が・何を・いつまでに、が終わったかを順に確認します。終わっていないものは、次の期限をその場で決め直します。

  3. 03

    報告への質問

    共有シートに書かれた報告を見ながら、気になる点だけ質問します。読み上げはしません。

  4. 04

    相談と決定

    アジェンダに載せた議題を進めます。決める議題を先に、意見を聞くだけの議題を後にします。

  5. 05

    次回の議題の予告

    持ち越した議題と、次回までに考えておいてほしいことを伝えます。

  6. 06

    決まったことと宿題の読み上げ

    最後に記録役の画面を見ながら、決まったことと宿題を読み上げてそろえます。

アジェンダの書き方はアジェンダの書き方と例、会議前の準備は会議準備のチェックリストにあります。

時間配分の例(30分・60分)

ステップ30分の定例60分の定例
①目的とゴールの確認2分3分
②前回の宿題の確認5分10分
③報告への質問5分10分
④相談と決定15分30分
⑤⑥次回の予告・宿題の読み上げ3分7分

相談と決定に会議の半分以上を回すのが目安です。報告への質問が長引くときは「詳しくは会議のあとに個別で」と切り上げます。持ち時間はタイマーを画面に出しておくと、全員で意識できます。

司会がそのまま使える言い回し例文

場面言い方の例
始める時間になりましたので始めます。今日は〇時〇分までです。
ゴールを伝える今日決めたいのは、〇〇の進め方と、〇〇の担当の二つです。
宿題を確認する前回の宿題から確認します。〇〇さん、〇〇の件はいかがでしたか。
宿題が終わっていないでは、いつまでならできそうですか。手伝いが要ることがあれば、ここで言ってください。
報告に質問する共有シートの〇〇の報告について、質問がある方はいますか。
脱線を戻す大事な話なので、別の議題として次回に載せます。今は〇〇に戻ります。
発言を促す〇〇さんの担当にも関わる話なので、気になる点があれば聞かせてください。
意見をまとめるここまでの意見をまとめると、AとBの二案です。どちらにするか決めたいと思います。
決める人に確認する〇〇さん、この案で進めてよろしいですか。
決まらない今日は決めきれないので、〇〇さんが〇日までに材料をそろえて、次回決めます。
時間が足りない残り5分です。この議題は結論だけ確認して、残りは次回に回します。
締める最後に、決まったことと宿題を読み上げます。(読み上げ)以上で終わります。ありがとうございました。

注意

社外の方が参加する定例(取引先との定例など)では、「いかがでしたか」「よろしいでしょうか」「ご確認いただけますか」のように、問いかけを一段ていねいにします。

議題の決め方と、募集の仕方

  • 固定の議題(宿題の確認・報告への質問)と、その回の議題(相談・決定)を分ける
  • その回の議題は前日の決まった時刻までに共有シートへ書いてもらう
  • 議題を出すときは「何を決めたいか」「誰に意見がほしいか」も書いてもらう
  • 締切までに議題が出なければ、固定の議題だけで短く終えるか中止にする
ぼんやりした議題直した議題
新サービスについて新サービスの公開日を、A案とB案のどちらにするか決めたい
採用の件面接官の分担を決めたい(〇〇さんと〇〇さんの意見がほしい)
予算下期の広告費の使い道について、優先順位の意見を聞きたい

(議題募集のチャットの例)
明日の週次定例の議題を、今日の17時までに共有シートに書いてください。相談したいこと・決めたいことがあれば、「何を決めたいか」も一言添えてください。議題が出なければ、宿題の確認だけで早めに終わります。

(議題がないため短縮・中止する連絡の例)
明日の週次定例は、議題の提出がなかったため中止します。宿題の進み具合は、共有シートに各自書き込んでください。急ぎの相談があれば、このチャンネルでお知らせください。次回は〇日の予定です。

(社外との定例で議題を伺う例)
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇の〇〇です。
〇日の定例会議に向けて、議題の案をお送りします。ほかに取り上げたい事項がございましたら、〇日までにお知らせいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

共有シートと議事録のテンプレート

報告用の共有シートと議事録は、アジェンダと同じ順番の型にしておくと、書く人も読む人も迷いません。そのまま写して使えます。

【報告用の共有シート(各自、前日〇時までに記入)】
名前:
・先週やったこと:
・今週やること:
・困っていること・相談したいこと:
・会議で決めたいこと(あれば):
【定例会議 議事録】
日時:〇月〇日 〇時〜〇時 場所/URL:
出席: 欠席: 司会: 記録:

■前回の宿題
・〇〇(担当:〇〇) 完了/未完了→新しい期限:〇日

■決まったこと
・

■持ち越し
・〇〇(次回までに〇〇さんが材料をそろえる)

■宿題(誰が・何を・いつまでに)
・〇〇さん:〇〇を〇日までに

■次回:〇月〇日 〇時〜

議事録を手早くまとめる手順はイベント会議の議事録の手順、文字起こしを使う方法はAI議事録を参照してください。

定例会議の種類別のポイント

種類中心にする議題気をつけること
チームの週次定例宿題の確認、今週の優先順位、困りごとの相談報告は共有シートに寄せ、会議は短く
部門の月次定例目標に対する進み具合、来月の方針の決定数字の資料は前日までに配り、当日は読み上げない
プロジェクト定例期限が近い作業、遅れの対策、関係者への確認事項遅れは責めずに、次の手と期限を決める
取引先との定例進み具合の共有、確認・決定が必要な事項議題は事前に先方へ送り、議事録は双方で確認する
朝会(短い定例)今日やること、困っていること相談は朝会では深掘りせず、終わったあと関係者だけで

マンネリ・「話すことない」ときの立て直し方

「毎回同じ報告」「話すことがない」と感じたら、会議を続けるかどうかを含めて、次の順で見直します。

  1. 01

    報告を事前の文書に移す

    会議の場での報告の読み上げをやめます。それだけで会議は短くなり、相談の時間が生まれます。

  2. 02

    議題がない回のルールを決める

    「議題がなければ中止」「宿題の確認だけで短縮」を、あらかじめ全員で決めておきます。中止にしても誰も困らないなら、それが答えです。

  3. 03

    頻度を見直す

    毎週から隔週へ、隔週から月一回へ。急ぎの相談はチャットで受け付けることにします。

  4. 04

    参加者を見直す

    聞くだけの人は、議事録の共有で済ませられないか考えます。人数が減ると、発言もしやすくなります。

  5. 05

    時間を短くする

    予定表の枠を短くします。枠が長いと、話はその長さまで延びがちです。

  6. 06

    ときどき形を変える

    月に一度は振り返りやアイデア出しの回にするなど、中身を変えます(下の表)。

形を変える方法やり方向いているとき
振り返りの回「よかったこと」「困ったこと」「次に変えること」を全員が書き出して話す区切りのよい時期、同じ問題が続くとき
アイデア出しの回テーマを一つ決め、批判せずに案を出し合う(ブレインストーミングのやり方)新しい施策を考えたいとき
一人一テーマの回担当を持ち回りにし、困りごとを一つ持ってきてもらう発言する人が偏っているとき
冒頭のひとこと始めに一人ずつ短く近況を話す(会議のアイスブレイク)オンラインで顔が見えにくいとき

Point

「話すことがない」は悪いことではありません。 仕事が順調に進んでいるか、会議の役割がほかの方法で果たせている、という合図です。会議を減らす判断も、定例会議の運営の一部です。

頻度の決め方(毎週・隔週・毎月)

頻度向いている場面見直しのサイン
毎週動きが速い仕事、期限が近いプロジェクト宿題の確認だけで終わる回が続く
隔週進み具合をそろえれば足りる仕事急ぎの相談がチャットで済んでいる
毎月方針や目標の確認が中心の部門会議決めることが溜まり、毎回時間が足りない(→頻度を上げる)

オンライン・ハイブリッドの定例会議

  • 参加URLは毎回同じものを予定表に固定しておくと、探す手間がなくなる
  • 共有シートと記録を画面共有し、全員が同じものを見ながら進める
  • 発言が重ならないよう、指名して順に聞く場面を増やす
  • 会議室とオンラインが混ざるときは、会議室側の声がオンラインに届いているかを最初に確かめる

オンライン会議の案内文はオンライン会議の招待メールに例文があります。

定例会議のチェックリスト

  • 【前日】その回の議題が共有シートに出ている(出ていなければ短縮・中止を連絡した)
  • 【前日】議題ごとに「決めたいこと」と持ち時間が書いてある
  • 【前日】決める人が出席できる
  • 【前日】報告が共有シートに書き込まれている
  • 【当日】最初に今日のゴールと終わる時刻を伝えた
  • 【当日】前回の宿題を一つずつ確認した
  • 【当日】決める議題を先に進めた
  • 【当日】最後に決まったことと宿題を読み上げた
  • 【終了後】議事録を当日中に送った
  • 【終了後】宿題に誰が・何を・いつまでにが書いてある

よくある失敗と防ぎ方

よくある失敗防ぎ方
上司の話で時間が終わる司会を持ち回りにし、議題と持ち時間を事前に決める
決まったはずのことが、次回には誰も覚えていない最後の読み上げと、当日中の議事録送付をセットにする
宿題の担当が「みんなで」になっている担当は必ず一人の名前にする
遅れの報告が責める場になる原因より「次の手と期限」を決める問いかけにする
欠席者に何も伝わらない議事録の宿題欄に欠席者の担当分も書いて送る

この記事の要点

  • 報告は事前に共有シートへ。会議の時間の半分以上は相談と決定に使う。
  • 流れはゴール確認→宿題確認→報告への質問→相談と決定→次回予告→宿題の読み上げ。
  • 司会は最初にゴールと終わる時刻、最後に決まったことと宿題を言う。
  • 議題は前日の決まった時刻までに募集し、出なければ短縮か中止。
  • マンネリしたら報告・ルール・頻度・参加者・時間・形の順に見直す。
  • 宿題は誰が・何を・いつまでにを議事録に残し、当日中に送る。

FAQ

よくある質問

01定例会議の基本的な進め方は?

目的とゴールの確認、前回の宿題の確認、事前の報告への質問、相談と決定、次回の議題の予告、決まったことと宿題の読み上げ、の順で進めます。報告は前日までに共有シートへ書いてもらい、会議では読み上げません。

02定例会議の目的は何ですか?

仕事の状態をそろえ、困っていることを早めに拾って手を打つことです。連絡や報告は文書で済ませ、会議の時間は相談と決定、宿題の確認に使います。

03定例会議の議題はどう決めればよいですか?

宿題の確認や報告への質問などの固定の議題と、その回の相談・決定の議題を分けます。その回の議題は前日の決まった時刻までに共有シートへ書いてもらい、「何を決めたいか」も添えてもらいます。

04定例会議で話すことがないときはどうすればよいですか?

議題がなければ中止、または宿題の確認だけで短く終える、というルールをあらかじめ決めておきます。それが続くなら、頻度を減らすか、会議そのものをやめても困らないかを検討します。

05定例会議がマンネリ化したときの改善方法は?

まず報告の読み上げをやめて事前の文書に移します。そのうえで頻度、参加者、時間の枠を見直し、ときどき振り返りやアイデア出しの回を入れて形を変えます。

06定例会議の時間はどれくらいにすればよいですか?

議題の数で決めます。このページの例では、30分なら相談と決定に15分、60分なら30分を回しています。議題が少ない回は、枠を待たずに早く終えて構いません。

07定例会議の司会は誰がやるべきですか?

上司が務める必要はありません。持ち回りにすると、全員が議題や時間を意識するようになります。決める人は司会と分けたほうが、意見が出やすくなります。

08定例会議の議事録には何を書けばよいですか?

アジェンダの順番に、前回の宿題の結果、決まったこと、持ち越し、宿題(誰が・何を・いつまでに)、次回の日時を書けば足ります。当日中に送ると、記憶が新しいうちに確認してもらえます。

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