幹事
決起集会の企画と挨拶 例文
案内文・決意表明・乾杯・締めの掛け声
決起集会は、繁忙期や大型案件、期末の目標達成など、これから山場を迎えるチームが、目標を共有して気持ちをそろえる場です。企画では目標を一つに絞り、誰が何を話すかを先に決めるのが基本で、挨拶は「目標」と「そのために明日から何をするか」を短く言えば形になります。このページでは、準備の流れ、案内と挨拶の例文、当日の進行、後日のフォローまでを順に並べました。期初やプロジェクト開始時の挨拶はキックオフの挨拶 例文を見てください。
結論
決起集会は、山場や目標に向けて、関わる人が集まって決意を新たにする会です。期の始まりに方針を共有するキックオフと違い、すでに走っている中で「ここからが勝負」という時期に気持ちを一つにするために開くことが多いのが特徴です。そのまま使える短い例は次のとおりです。
案内:「◯月の◯◯に向けて、チーム一丸となって臨むため、決起集会を開きます。」
挨拶:「目標は◯◯の達成、ただ一つです。明日から全員で◯◯を徹底しましょう。」
企画と準備の流れ
- 01
目的と目標を一つに絞る
何に向けた決起集会か(繁忙期・大型案件・期末の目標など)を決め、当日掲げる目標を一つに絞ります。目標の中身は主催者(部長など)と決めます。
- 02
形式を決める
会議室での集会のあとに懇親会をするか、懇親会の中で挨拶の時間をとるかを決めます。業務時間内に行うか、時間外に行うかは会社の決まりに従います。
- 03
話す人と順番を決める
主催者の挨拶、メンバーの決意表明、乾杯、締めの担当を決め、事前に依頼します。
- 04
日程と場所を決める
山場が始まる前の、参加者が集まりやすい日を選びます。
- 05
案内を出す
何に向けた会か、日時・場所・会費・出欠の期限を書きます。
- 06
決意表明の準備をお願いする
決意表明をしてもらう人には、長さの目安(1分程度)と、話してほしいことを事前に伝えます。
- 07
当日を進める
当日の動き方は飲み会の幹事は当日何する?にまとめています。進行表はタイムテーブル作成ツールで作れます。
- 08
後日、決意したことを共有する
掲げた目標や決意表明の要点を、参加できなかった人も含めて共有します。
Point
決起集会で一番大切なのは、終わったあとに行動が変わることです。「頑張ろう」だけで終わらないよう、目標と、明日から全員で続けることを一つずつ決めて、会の中で何度か口にしてもらいましょう。
案内文の基本の例文
件名:【ご案内】◯月◯日(◯)◯◯に向けた決起集会のお知らせ(出欠は◯日まで)
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
◯月から始まる◯◯に向けて、部全体で目標を共有し、一丸となって臨むため、下記のとおり決起集会を開きます。
お忙しいところ恐縮ですが、ぜひご参加ください。
日時:◯月◯日(◯)◯時〜◯時(第一部:集会/第二部:懇親会)
場所:第一部 ◯階会議室/第二部 ◯◯(会社から徒歩◯分)
会費:第二部のみ◯円(当日受付で集めます)
出欠:◯月◯日(◯)までに、第一部・第二部それぞれの出欠をこのメールへの返信でお知らせください。
第二部は自由参加です。
注意
集会と懇親会を分ける場合は、それぞれの出欠を別に聞くと、店に伝える人数を正確に出せます。出欠の管理は出欠表ツールが使えます。
挨拶の例文(主催者・決意表明・乾杯・締め)
主催者(部長など)の挨拶
皆さん、お疲れさまです。
来月から、いよいよ◯◯が始まります。
今回、私たちの目標は一つ、◯◯の達成です。
そのために、明日から全員でお願いしたいことがあります。お客様への連絡を、その日のうちに必ず返すことです。
一つひとつは小さなことですが、これを全員で続ければ、必ず目標に届くと信じています。
この◯か月、一緒にやり切りましょう。よろしくお願いします。
注意
主催者の挨拶は①これから何が始まるか ②目標(一つ) ③明日から全員で続けること ④結びの順にすると、聞いた人が持ち帰れます。精神論だけで終わらないようにします。
メンバーの決意表明(中堅)
◯◯チームの◯◯です。
前回の◯◯では、後半に問い合わせが集中して、対応が遅れたことが心残りでした。
今回は、受付の手順を先に整えて、チーム全員が同じ対応をできるようにします。
目標の達成に向けて、全力で取り組みます。よろしくお願いします。
メンバーの決意表明(若手)
◯◯の◯◯です。
今回が初めての◯◯なので、分からないことはすぐに先輩方に聞き、一日でも早く一人で対応できるようになります。
チームの足を引っ張らないよう、精いっぱい頑張ります。よろしくお願いします。
乾杯の挨拶
ご指名いただきました◯◯です。
先ほど部長からお話があったとおり、目標は◯◯の達成です。
この◯か月を全員でやり切ることを誓って、乾杯!
締めの挨拶と掛け声
宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。
今日皆さんから聞いた決意を、明日からの行動で形にしていきましょう。
それでは、目標の達成を誓って、全員で声を合わせたいと思います。
私が「◯◯部、目標達成に向けて」と言いましたら、皆さんは「頑張ろう!」とお願いします。
◯◯部、目標達成に向けて——頑張ろう!
掛け声の形は、一本締めや、決まった言葉を全員で唱えるものなど、会社や部署によってさまざまです。社内で慣れている形があればそれに合わせ、初めての場合は事前にやり方を説明してから始めます。一本締め・三本締めの言い方は締めの挨拶 例文にあります。
当日の進行例
| 順番 | 内容 | 担当 | 幹事が気をつけること |
|---|---|---|---|
| 開会 | 開会の言葉・流れの説明 | 幹事・司会 | 短く。終わりの時間を伝える |
| 主催者の挨拶 | 目標と、全員で続けること | 部長など | 目標を資料や画面にも映す |
| 決意表明 | 代表者が一人ずつ | 依頼したメンバー | 一人1分程度。事前に依頼した人だけに |
| 乾杯 | 乾杯の発声 | 役職者 | 懇親会に移る場合は会場の移動を案内 |
| 歓談 | 食事と会話 | 全員 | 部署をまたいで話せるよう席を工夫 |
| 締め | 締めの挨拶・掛け声 | 次の役職者 | 掛け声のやり方を事前に説明 |
件名の付け方
| 場面 | 件名の例 |
|---|---|
| 最初の案内 | 【ご案内】◯月◯日(◯)◯◯に向けた決起集会のお知らせ |
| 複数部署の合同 | 【合同】◯◯部・△△部 決起集会のご案内(◯月◯日) |
| 決意表明の依頼 | 【ご依頼】決起集会での決意表明のお願い(1分程度) |
| 急ぎの開催 | 【至急】◯月◯日(◯)決起集会の開催について(出欠は◯日まで) |
| 変更 | 【変更】決起集会の開始時刻を変更します |
| 訂正 | 【訂正】決起集会のご案内(会場) |
| 後日の共有 | 【共有】決起集会で掲げた目標と取り組み |
案内に書く項目のチェックリスト
- 何に向けた決起集会か(山場・案件・目標)
- 主催者の名前
- 日時(集会と懇親会を分ける場合はそれぞれ)
- 場所(集会と懇親会が別ならそれぞれ)
- 会費の有無と集め方
- 出欠の回答期限と回答の方法
- 懇親会は自由参加であること
- 幹事の連絡先
場面別の例文
例文1:部署内の小規模な決起会(短文)
件名:◯◯に向けた決起会(◯月◯日)
◯◯チームの皆さん
お疲れさまです。◯◯です。
来月の◯◯に向けて、チームで決起会をします。
◯月◯日(◯)◯時から、◯◯で。会費は◯円くらいです。
参加できるかどうか、◯日までに教えてください。
例文2:営業部の期末に向けた決起集会
件名:【ご案内】期末に向けた営業部決起集会のお知らせ
営業部の皆さま
お疲れさまです。営業企画課の◯◯です。
今期も残り◯か月となりました。期末の目標達成に向けて、部全体で気持ちをそろえるため、◯◯部長の主催で決起集会を開きます。
日時:◯月◯日(◯)◯時〜◯時
場所:◯階会議室(終了後、◯◯にて懇親会)
出欠:◯月◯日(◯)までにご回答ください。
当日は、各課から一名ずつ決意表明をお願いする予定です。
例文3:複数部署の合同決起集会
件名:【合同】◯◯部・△△部 決起集会のご案内(◯月◯日)
◯◯部・△△部の皆さま
お疲れさまです。◯◯部の◯◯です。
◯◯の立ち上げに向けて、両部が一丸となって取り組むため、合同で決起集会を開きます。
ふだん顔を合わせる機会の少ないメンバーとも話せる場にしたいと考えています。
日時:◯月◯日(◯)◯時〜
場所:◯◯
会費:◯円
出欠:◯月◯日(◯)までに、各部の幹事(◯◯部:◯◯、△△部:◯◯)にお知らせください。
例文4:決意表明をお願いする
件名:【ご依頼】決起集会での決意表明のお願い(1分程度)
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
◯月◯日の決起集会で、◯◯チームを代表して決意表明をお願いできますか。
長さは1分程度で、次の二点を入れていただければ十分です。
・前回の振り返り(うまくいったこと、心残りなこと)
・今回、チームとして取り組むこと
お忙しいところ恐縮ですが、◯日までにお返事をいただけると助かります。
例文5:急ぎで開催を知らせる
件名:【至急】◯月◯日(◯)決起集会の開催について(出欠は◯日まで)
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。◯◯です。
◯◯の受注が決まり、◯月から対応が始まることになりました。
急なご案内で申し訳ありませんが、全員で目標と進め方を共有するため、◯月◯日(◯)◯時から◯階会議室で決起集会を開きます。
ご都合を◯日(◯)までにお知らせください。
例文6:開始時刻の変更
件名:【変更】決起集会の開始時刻を変更します
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。幹事の◯◯です。
◯月◯日の決起集会ですが、◯◯の会議と重なったため、開始時刻を変更します。
(変更前)◯時開始
(変更後)◯時開始
場所・内容に変更はありません。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
例文7:案内の内容を訂正する
件名:【訂正】決起集会のご案内(会場)
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。幹事の◯◯です。
先ほどお送りしたご案内で、会場の階数に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
(誤)◯階会議室
(正)◯階会議室
そのほかの内容に変更はありません。
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 「目標を達成できなかったら覚悟してください」 | 脅しに聞こえ、士気が下がる。ハラスメントと受け取られるおそれもある | 「全員で力を合わせれば必ず届きます」 |
| 「休みは返上で」「終電まで頑張ろう」 | 働き方の決まりに反するような呼びかけは避ける | 「限られた時間で成果を出すために、◯◯を徹底しましょう」 |
| 「◯◯さんは前回足を引っ張ったので今回は」 | 人前で個人の失敗を挙げると、場が冷える | 「前回の反省を全員で生かしましょう」 |
| 「全員必ず一言ずつ決意を言ってください」 | 準備のない人に急に振ると負担になる | 事前に依頼した代表者に話してもらう |
| 「部長が申されたとおり」(社内) | 「申す」は謙譲語で、上司の動作には使わない | 「部長がおっしゃったとおり」 |
勤務時間の扱いや、時間外に集まることについての決まりは会社ごとに違います。就業規則を確認し、会社の決まりに従ってください。お酒の席での言動は飲み会のハラスメント対策も参考にしてください。
後日のフォロー(共有・お礼・お詫び)
目標と決意を共有する
件名:【共有】決起集会で掲げた目標と取り組み
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。◯◯です。
昨日の決起集会にご参加いただき、ありがとうございました。
当日掲げた目標と、全員で続ける取り組みを改めて共有します。参加できなかった方もご確認ください。
目標:◯◯の達成
全員で続けること:お客様への連絡はその日のうちに返す
各チームの決意:◯◯チーム「◯◯」、△△チーム「◯◯」
◯週ごとに進み具合を共有します。一緒にやり切りましょう。
挨拶・決意表明をしてくれた人へのお礼
◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
昨日は決意表明を引き受けていただき、ありがとうございました。
前回の振り返りから話してくださったので、皆の気持ちが引き締まったと思います。
引き続きよろしくお願いします。
当日の不手際をお詫びする
件名:昨日の決起集会のお詫び
◯◯部の皆さま
お疲れさまです。幹事の◯◯です。
昨日は会議室の機材の準備が遅れ、開始が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
次回からは、前日に機材の確認を済ませておきます。
ご参加いただき、ありがとうございました。
この記事の要点
- 決起集会は山場に向けて、目標を共有し気持ちをそろえる場。
- 企画では目標を一つに絞り、話す人と順番を先に決める。
- 主催者の挨拶は目標と、明日から全員で続けることを短く。
- 決意表明は事前に依頼した人に、1分程度で。
- 後日、目標と決意を文章で共有して行動につなげる。
FAQ
よくある質問
キックオフは、期の始まりやプロジェクトの開始時に方針や目的を共有する場です。決起集会は、すでに走っている中で山場や目標に向けて気持ちを一つにするために開くことが多い会です。実際にはどちらの呼び方も使われるので、社内で慣れている呼び方に合わせて構いません。
主催者が目標と取り組みを伝え、メンバーの代表が決意表明をし、全員で声を合わせて締めるのが一般的な流れです。会議室での集会のあとに懇親会を開く形や、懇親会の中で挨拶の時間をとる形があります。
これから何が始まるか、目標(一つ)、そのために明日から全員で続けること、結びの言葉、の順で話すと伝わります。精神論だけで終わらせず、具体的な行動を一つ示すのがポイントです。
一本締めや、決まった言葉を全員で唱える形など、会社や部署によってさまざまです。社内で慣れている形があればそれに合わせ、初めての場合は「私が◯◯と言いましたら、皆さんは◯◯とお願いします」と、やり方を説明してから始めます。
会社によって扱いが違います。業務として行うか、時間外の自由参加の会にするかは、就業規則を確認し、会社の決まりに従ってください。時間外の懇親会は自由参加であることを案内に書いておきます。