例文
会議で反対意見を言うときの言い方
角が立たない伝え方と相手別の例文
会議で反対意見を言うときは、相手の意見をいったん受け止めてから、懸念と理由を具体的に言い、できれば代案を出すのが基本です。最初の一言は「おっしゃることはよく分かります。そのうえで、一点気になることがあります」。いきなり「でも」「それは違います」と始めると、内容より言い方に反発されてしまいます。反対の対象は人ではなく案です。このページでは、すぐ使える一言、伝える流れ、相手別・場面別の例文、質問の形で反対する言い方、否定語の言い換え表、会議の前後にできることをまとめました。
結論
反対意見の伝え方は①受け止める(「おっしゃることは分かります」) ②賛成できる点を言う ③懸念と理由を具体的に言う ④代案を出す ⑤相手に意見を求めるの五段階です。「反対です」と結論だけ言うより、「何が心配で、どうすればよいと思うか」まで言うほうが、話が前に進みます。
まず使える一言(コピーして使えます)
| 言いたいこと | そのまま言える一言 |
|---|---|
| 切り出したい | 「一点、気になっていることをお伝えしてもよろしいでしょうか」 |
| 受け止めてから反対したい | 「おっしゃることはよく分かります。そのうえで、少し違う考えがあります」 |
| やわらかく疑問を出したい | 「念のため確認させてください。◯◯の場合はどうなりますか」 |
| 別の案を出したい | 「◯◯という方法も考えられるかと思いますが、いかがでしょうか」 |
| その場で決めたくない | 「結論は、◯◯を確かめてからにしてはいかがでしょうか」 |
| はっきり反対したい | 「申し訳ありませんが、この案には賛成できません。理由は◯◯です」 |
| 話を締めたい | 「この点について、皆さんはどうお考えでしょうか」 |
迷ったら「おっしゃることは分かります」+「一点だけ」+理由の三つを入れれば、ほとんどの場面で角は立ちません。
反対意見は言ったほうがよい理由
会議は、案の弱いところを決める前に見つけるための場でもあります。その場で誰も懸念を言わないと、問題は実行の段階で初めて表に出ます。そのときに「実は気になっていた」と言っても、取り返すのは大変です。
反対意見を言いにくいのは、相手との関係が気になるからです。だからこそ、中身ははっきり、言い方はやわらかくを分けて考えます。言い方さえ整えれば、反対はむしろ「よく考えている人」という印象につながりやすくなります。
反対意見を伝える流れ
- 01
受け止める
「おっしゃることはよく分かります」「◯◯という点は、私も大事だと思います」
- 02
賛成できる点を言う
「方向性には賛成です」「◯◯の部分は、ぜひ進めたいと思います」
- 03
懸念を具体的に言う
「ただ、◯◯の点が気になっています。◯◯の場合に、◯◯になるおそれがあるためです」
- 04
代案を出す
「たとえば、◯◯してから進めるのはいかがでしょうか」
- 05
相手に投げかける
「この点について、皆さんはどうお考えでしょうか」
Point
代案がまだ無いときは、懸念だけ伝えても構いません。その場合は「代案はまだまとまっていないのですが、◯◯の点だけ先にお伝えしておきたいです」と前置きします。黙って賛成したことにして、会議の後で不満を言うより、ずっと話が早く進みます。
流れどおりに言った例(全体)
自分:おっしゃることはよく分かります。新しい顧客層に広げる方向性には、私も賛成です。
ただ、来月から始めると、問い合わせ窓口の準備が間に合わないのが気になっています。
まず一部の地域で試して、窓口の対応を確かめてから広げるのはいかがでしょうか。
皆さんはどうお考えでしょうか。
会議の目的に立ち返って反対する
反対が「あなた対わたし」に見えると角が立ちます。そこで、相手と自分が同じ目的を持っていることを先に確かめ、その目的に照らして案を比べる形にします。反対ではなく「目的に近づくための別の道」の提案になります。
自分:今回の目的は、◯◯を増やすことでしたよね。
その点で考えると、◯◯より△△のほうが早く効果が出るかもしれないと思いまして。比べてみてもよろしいでしょうか。
自分:お客様の負担を減らす、というところは皆さん同じだと思います。
そのために、手順を増やすより、入力の項目を減らすほうが近いのではないかと考えています。
相手別の言い方(例文)
上司の案に反対するとき
自分:部長のおっしゃる方向性には賛成です。一点だけ、懸念をお伝えしてもよろしいでしょうか。
上司:どうぞ。
自分:◯月に実施する場合、◯◯の準備期間が足りなくなるおそれがあります。時期を◯月にずらすか、規模を絞って始めるのはいかがでしょうか。
注意
上司への反対は、「懸念をお伝えしてもよろしいでしょうか」と許可を取ってから話すと、場の空気が硬くなりません。決めるのは上司なので、最後は「ご判断をお願いします」と委ねる形にします。
上司に教えを請う形で伝えるとき
自分:私の理解が足りないかもしれないのですが、◯◯の点はどのように考えればよろしいでしょうか。
私は◯◯が起きるのではないかと心配しておりまして。
注意
相手のほうが経験や知識が多いときは、意見としてぶつけるより、教えてもらう形で懸念を出すと受け取ってもらいやすくなります。
取引先の提案に賛成できないとき
自分:ご提案いただきありがとうございます。◯◯の点は、弊社としてもぜひお願いしたいと考えております。
一方で、◯◯につきましては、弊社の◯◯の事情から、このままでは難しいと考えております。◯◯の形にしていただくことは可能でしょうか。
注意
社外の相手には、「難しい」の理由を自社の事情として伝えると、相手の案を否定する印象が薄れます。その場で結論を出せないなら「社内で検討のうえ、改めてご連絡いたします」と持ち帰ります。
同僚の意見に反対するとき
自分:◯◯さんの案、手順が少なくて良いと思います。ただ、◯◯のケースだと対応が漏れそうなのが気になっています。そこだけ、別の手順を足すのはどうでしょう。
注意
同僚には丁寧すぎる敬語より、良いと思う点を具体的に言ってから懸念を一つに絞るほうが伝わります。
役員・社長の発言に意見するとき
自分:恐れ入ります。◯◯部の□□です。一点、現場の状況をご報告させてください。
◯◯の作業は、現在◯◯の工程に時間がかかっており、◯月の開始には◯◯の対応が必要になります。その点を踏まえてご判断いただけますと幸いです。
注意
立場が大きく離れた相手には、「反対です」と言うより判断に必要な事実を報告する形のほうが受け入れられやすいです。意見を言うより、材料を出す、と考えます。
部下・後輩の案に反対するとき
自分:よく調べてくれてありがとう。◯◯の部分はこのまま使えると思う。
ただ、◯◯の費用がまだ見えていないから、そこを確かめてから進めよう。どうやって確かめるか、一緒に考えてもらえるかな。
注意
部下の案を否定するときは、良い点を先に具体的に言うのを忘れずに。どこを直せば通るのかを示すと、次の提案につながります。
他部署の依頼に反対するとき
自分:ご依頼の趣旨は理解いたしました。ただ、こちらの部署では◯月まで◯◯の対応が続いており、この日程ではお受けするのが難しい状況です。
◯日以降でしたら対応できますが、いかがでしょうか。
場面別の言い方(例文)
会議の大勢が賛成しているとき
自分:皆さん賛成の流れのところ恐縮ですが、念のため一点だけ確認させてください。◯◯が起きた場合の対応は、決まっていますでしょうか。
注意
一人だけ反対するときは、反対ではなく「確認」の形で切り出すと言い出しやすくなります。懸念が当たっていれば、周りもその場で気づいてくれます。
一部だけ反対したいとき
自分:全体の進め方には賛成です。◯◯の部分だけ、別の方法も考えられるかと思いまして、意見をお伝えしてもよろしいでしょうか。
資料の数字や前提が違うと思ったとき
自分:細かい点で恐縮です。資料の◯ページの◯◯の数字ですが、私の手元では◯◯となっておりまして。どちらが最新か、確認させていただけますか。
注意
数字の誤りを指摘するときは「間違っています」と言わず、自分の手元の情報と食い違う、という言い方にします。自分の側が古い可能性も残せます。
前回決まったことに異論があるとき
自分:前回決まった件で恐縮ですが、その後◯◯という状況がわかりました。この前提で、もう一度だけ検討させていただけないでしょうか。
注意
決まったことを見直すよう求めるときは、決めた後に出てきた新しい事実を理由にします。気持ちが変わっただけでは蒸し返しになります。
自分の担当外の話に意見したいとき
自分:担当ではないので的外れでしたら申し訳ありません。お客様対応の立場から一点だけ、◯◯の点が気になりました。
意見を求められたが、賛成できないとき
司会:□□さんはどうですか。
自分:ありがとうございます。正直に申しますと、今の案のままでは◯◯が心配です。◯◯の点が解決できれば、賛成したいと考えています。
注意
「どうすれば賛成できるか」まで言うと、反対が条件付きの賛成に変わり、話が前に進みます。
オンライン会議で反対意見を言うとき
自分:□□です。今の◯◯の件について、少し違う考えがあるのですが、よろしいでしょうか。
司会:どうぞ。
自分:ありがとうございます。◯◯の点について……(話し終えたら)以上です。
注意
画面越しでは表情が伝わりにくく、同じ言葉でもきつく聞こえやすいものです。いつもより一言多くクッション言葉を入れ、話し終えたら「以上です」と区切ります。参加の仕方はオンライン会議のマナーにまとめています。
質問の形で反対する言い方
「反対です」と言いにくいときは、懸念を質問に変えると角が立ちません。相手が自分で問題に気づけば、反対された印象も残りにくくなります。
| 言いたいこと(本音) | 質問の形にした言い方 |
|---|---|
| その日程では無理だと思う | 「この日程の場合、◯◯の準備はいつ頃から始める想定でしょうか」 |
| 費用がかかりすぎる | 「費用は全体でどのくらいを見込んでいらっしゃいますか」 |
| お客様が混乱しそう | 「お客様から問い合わせがあった場合は、どなたが対応する形になりますか」 |
| 前にも同じ案で失敗した | 「前回の◯◯のときとは、どこを変える予定でしょうか」 |
| 人手が足りない | 「この作業は、何名くらいで進める想定でしょうか」 |
| 効果が見えない | 「うまくいったかどうかは、何で判断する予定でしょうか」 |
注意
質問を重ねすぎると、問い詰めているように聞こえます。質問は一つか二つにし、答えを聞いたうえで「その点が心配でした」と自分の考えを添えます。
反対の強さ別の言い方
| 強さ | 使う場面 | 言い方の例 |
|---|---|---|
| 確認 | 懸念がまだはっきりしない | 「一つ伺ってもよろしいでしょうか。◯◯になった場合は、どう対応する想定ですか」 |
| 懸念 | このまま進めると問題がありそう | 「一点、気になっていることがあります。◯◯のおそれがあると考えています」 |
| 代案 | 別のやり方のほうがよいと思う | 「同じ目的なら、◯◯から始める進め方もあるかと思います。比べてみませんか」 |
| 条件付き賛成 | ある点が解決すれば賛成できる | 「◯◯の点が解決できれば、賛成いたします」 |
| 保留 | その場で決めるには材料が足りない | 「◯◯の数字がそろってから、次回改めて決めるのはいかがでしょうか」 |
| 反対 | 進めるべきではないと考える | 「率直に申し上げて、今の形で進めるのは反対です。◯◯という理由からです」 |
強い反対ほど、理由を事実で示すことが大事です。事実と意見を分けて話すコツはファクト・ロジカルとはも参考にしてください。
否定的な言葉の言い換え
同じ懸念でも、選ぶ言葉で受け取られ方が変わります。相手の案の短所を、長所の裏返しとして言うと、反対しながらも相手を立てられます。
| つい言いがちな言葉 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 雑だ | 「スピード感のある案だと思います。そのうえで細部を詰めたいです」 |
| 細かすぎる | 「丁寧な設計だと思います。最初は要点を絞って始めてもよいかもしれません」 |
| 無理がある | 「今の体制ですと、少し負担が大きいかもしれません」 |
| 前例がない | 「新しい試みなので、小さく試してみてはいかがでしょうか」 |
| 高すぎる | 「効果に見合うかどうか、もう少し確かめたいです」 |
| 遅すぎる | 「もう少し早める方法があれば、検討したいです」 |
| 分かりにくい | 「私の理解が追いついていないので、◯◯の部分をもう一度伺えますか」 |
言葉以外で気をつけること
- 声の大きさと速さ:反対のときほど、ゆっくり、普段と同じ大きさで話します。早口や大きな声は、感情的に聞こえます。
- 言いよどみ:「えー」「その…」が続くと自信がないように見え、黙り込むと不満があるように見えます。言う内容を一文にまとめてから手を挙げます。
- 表情と視線:相手の目を見て、口元をゆるめて話します。腕を組む、資料から目を上げないといった仕草は、拒絶と受け取られがちです。
- 話す長さ:懸念は一つか二つに絞ります。長く話すほど要点がぼやけ、相手に反論の機会も与えにくくなります。
- くどい前置き:クッション言葉は一つで十分です。「大変恐縮ではございますが、差し出がましいようですが…」と重ねると、何を言いたいのかが分かりません。
会議で言うか、会議の外で言うか
反対意見は、いつも会議の場で言うのがよいとは限りません。相手の立場や話の大きさによって、伝える場所を選ぶと、案が通りやすくなります。
| 状況 | 伝える場所 | 言い方の例 |
|---|---|---|
| 大事な案に強く反対したい | 会議の前に、決める人へ個別に | 「明日の議題の件で、事前にご相談したいことがあります」 |
| 上司の案の根本に関わる | 会議の後に一対一で | 「先ほどの件で、少しだけお時間をいただけますか」 |
| その場で確かめれば済む | 会議の場で | 「念のため確認させてください」 |
| 全員に関わる懸念 | 会議の場で | 「皆さんにも関わる点なので、ここで共有させてください」 |
| 相手の担当範囲のミス | 会議の後に本人へ | 「さっきの資料の◯◯、念のため一緒に確かめてもいいですか」 |
会議の前に話を通しておく進め方は根回しのコツにまとめています。
反対意見を言う前のチェックリスト
- 反対しているのは人ではなく案になっている
- 何が心配なのかを一文で言える
- 懸念の理由を事実や数字で示せる
- 相手の案の賛成できる点を一つ言える
- 代案か、「どうすれば賛成できるか」の条件を用意した
- 会議の場で言うべきか、会議の外で言うべきかを考えた
- 最初の一言(「おっしゃることは分かります」など)を決めた
- 話した後に、相手や皆さんの意見を求める一言を用意した
やりがちなNG
| NG | なぜ困るか | こうする |
|---|---|---|
| 人を否定する(「◯◯さんはいつも…」) | 話が案から人へずれ、感情的になる | 案のどこが心配かだけを話す |
| 理由を言わずに「反対です」だけ | 何を直せばよいか誰にも分からない | 懸念と理由、できれば代案まで言う |
| 会議では黙って、後で陰で言う | 決まった後で蒸し返すことになる | その場で「一点だけ」と言っておく |
| 長く話し続ける | 要点が伝わらず、反論の機会も奪う | 懸念は一つか二つに絞る |
| 決まった後で何度も蒸し返す | 進行を止め、信頼を失う | 新しい事実が出たときだけ改めて相談する |
| 取引先の案を人前ではっきり否定する | 社外の相手の面子をつぶす | 自社の事情として「難しい」と伝える |
| 相手が話している途中で割り込む | 内容より態度に反発される | 話し終わるのを待ち、司会に発言を求める |
言ってはいけない・避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| 「それは違います」 | 相手を否定する印象が強い | 「私は少し違う考えを持っています」 |
| 「でも」「いや」から始める | 受け止める前に否定しているように聞こえる | 「おっしゃることは分かります。そのうえで…」 |
| 「普通は◯◯ですよね」 | 相手が普通でないと言っているように聞こえる | 「私の経験では、◯◯のことが多かったです」 |
| 「前にも言いましたが」 | 相手を責める響きがある | 「以前にもお話しした点ですが、改めて共有させてください」 |
| 「意味がないと思います」 | 相手の努力ごと否定する | 「◯◯の目的には、別の方法のほうが近いかもしれません」 |
| 「部長のおっしゃられることは…」 | 「おっしゃる」と「られる」の二重敬語 | 「部長のおっしゃることは…」 |
| 「反対意見を述べさせていただきます」 | 「させていただく」で回りくどく、かえって身構えさせる | 「一点、懸念をお伝えしてもよろしいでしょうか」 |
| 「絶対うまくいきません」 | 根拠のない断定で、話し合いが止まる | 「◯◯の点で、うまくいかないおそれがあると考えています」 |
会議の後のフォロー
強めに反対した後や、自分の意見が採用されなかった後は、会議の後に一言かけておくと関係がこじれません。
言い過ぎたと感じたとき(上司へ)
自分:先ほどの会議では、強い言い方になってしまい失礼いたしました。◯◯の点が気になっていたためです。決まった方針で進められるよう、私も準備いたします。
自分の意見が採用されなかったとき(同僚へ)
自分:さっきは意見を聞いてくれてありがとう。決まった方向で進めるので、◯◯のところは手伝わせてください。
取引先へ会議後にメールで補足するとき
件名:本日のお打ち合わせの件(◯◯について補足)
株式会社◯◯
◯◯様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日はありがとうございました。
お打ち合わせの中で、◯◯について難しいと申し上げた件、理由を補足いたします。
弊社では◯◯のため、◯◯の形でのご対応をお願いできますと幸いです。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
会議で決まったことは、議事録で共有しておくと後の行き違いを防げます。議事録の送付メールも参考にしてください。
この記事の要点
- 最初の一言は「おっしゃることは分かります。そのうえで」。
- 反対するのは人ではなく案。懸念と理由を具体的に言う。
- できれば代案か「どうすれば賛成できるか」まで出し、最後は相手に意見を求める。
- 言いにくいときは質問の形か会議の目的に立ち返る形で切り出す。
- 大事な反対は会議の前に個別に伝えることも考え、強く言った後は会議の後に一言かける。
FAQ
よくある質問
言い方に気をつければ失礼にはなりません。「方向性には賛成です。一点だけ懸念をお伝えしてもよろしいでしょうか」と許可を取り、理由を事実で示し、最後は「ご判断をお願いします」と委ねる形にします。黙って従って後で問題が起きるより、事前に伝えておくほうが上司にとっても助かることが多いです。
「おっしゃることはよく分かります」「一点、気になっていることがあります」「念のため確認させてください」「少し違う考えなのですが」などが使いやすいです。前置きは一つで十分で、重ねすぎると何を言いたいのかが分かりにくくなります。
代案がなくても、懸念を伝えることには意味があります。「代案はまだまとまっていないのですが、◯◯の点だけ先にお伝えしておきたいです」と前置きして伝えます。代案は会議の後で考えて共有しても構いません。
いきなり反対しようとせず、まず「念のため確認させてください」と質問の形で一つだけ聞くところから始めます。質問なら反対の印象が薄く、言い出しやすくなります。言う内容を一文にまとめておくと、手を挙げやすくなります。
まず相手の言い分を最後まで聞き、「そういう理由だったのですね」と受け止めます。そのうえで、自分の懸念が解消されたかどうかを伝えます。解消されないときは、その場で言い合いを続けず「この点は、◯◯を確かめてから改めて相談させてください」と持ち帰ります。
会議の後に、反対した相手に一言かけます。「先ほどは強い言い方になってしまい失礼しました。◯◯が気になっていたためです」と理由を添え、決まったことには協力する姿勢を伝えると、関係はこじれにくくなります。
その場で判断できる立場で、結論がはっきりしているなら構いません。ただし、自社の事情として「難しい」と伝え、別の形を提案すると角が立ちにくくなります。判断できないときは「社内で検討のうえ、改めてご連絡いたします」と持ち帰ります。断りのメールの書き方は断りのメールの例文を見てください。