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例文

会議で答えられないときの言い方
発言を振られて困ったときの返し方と例文

会議で発言を求められて答えられないときは、ごまかさずに「今は答えられない」と言い、分かる範囲を伝え、いつまでに誰が答えるかを約束するのが基本です。一言目は「申し訳ございません。今すぐには正確にお答えできませんので、確認して◯日までにご回答いたします」。推測で答えて後で訂正するより、持ち帰って正確に答えるほうが信頼を損ないません。このページでは、すぐ使える一言目、状況別・相手別の例文、時間を稼ぐつなぎの言い方に加えて、答えられなくなる原因と、次の会議で困らないための準備と練習までまとめました。

更新: 2026-11-01読了:約11分PRODUCER AGENT 編集部

結論

答えられないときの返し方は①正直に言う(「今すぐには正確にお答えできません」) ②分かる範囲を言う ③回答の期限と方法を約束する(「◯日までにメールで」) ④会議の後に必ず回答するの四段階です。「分かりません」で終わらせず、次に何が起きるかまで言うのがポイントです。

答えられないときの流れ

  1. 01

    一呼吸おく

    黙り込まず「少し考えさせてください」「確認いたします」とまず声を出す

  2. 02

    正直に言う

    「申し訳ございません、今すぐには正確にお答えできません」

  3. 03

    分かる範囲を言う

    「◯◯までは決まっていますが、◯◯はまだ確認が取れていません」

  4. 04

    期限と方法を約束する

    「本日中に確認し、明日の午前中までにメールでご回答いたします」

  5. 05

    会議の後に回答する

    約束した期限までに回答し、遅れそうなら途中で一度連絡する

Point

答えられないこと自体より、黙り込むことのほうが印象を悪くします。頭が真っ白になったら、まず「確認いたします」「少しお時間をください」と口に出すだけで、場の空気は保てます。

まず使える一言目(そのまま言える即答フレーズ)

頭が真っ白になったときのために、状況ごとの一言目を一つずつ覚えておくと、黙り込まずにすみます。

困っていることそのまま言える一言目
何を聞かれたかあいまい「確認させてください。◯◯についてのご質問でよろしいでしょうか」
答えを考える時間がほしい「少し考えを整理させてください」
手元に情報がない「申し訳ございません、手元に正確な数字がございませんので、確認してご連絡いたします」
自分では決められない「私の一存ではお答えできかねますので、社内で確認いたします」
担当ではない「その件は担当の◯◯が詳しいため、確認のうえご回答いたします」
意見がまとまっていない「まだ考えがまとまっていないのですが、今の時点では◯◯と感じています」
聞き逃した「申し訳ございません、聞き逃してしまいました。もう一度伺ってもよろしいでしょうか」
部分的には分かる「◯◯まではお答えできますが、◯◯は確認が必要です」
社外に言えない内容「申し訳ございません、現時点ではお伝えできない内容になっております」
答えに自信がない「私の理解では◯◯ですが、念のため確認してから改めてお伝えいたします」

どの一言目も、最後に「確認して◯日までに」「後ほど」など次の動きを足すと完成します。

時間を稼ぐ・質問を確かめるつなぎの言い方

すぐに答えが出なくても、質問を確かめる・論点を絞る・話す順番を宣言するだけで、考える時間を自然に作れます。的外れな答えを防ぐ効果もあります。

質問の意図を確かめる

自分:ご質問は、◯◯の費用についてでしょうか、それとも◯◯の時期についてでしょうか。

自分:確認させてください。◯◯が遅れた場合の影響について、というご質問で合っていますか。

答える範囲を絞る

自分:◯◯全体についてはまだ整理中ですので、まず◯◯の点に絞ってお答えします。

話す順番を先に言う

自分:結論から申し上げると、現時点では決まっておりません。理由と、今後の進め方の順にご説明します。

詳しい人に補足を頼む(社内の会議)

自分:私の分かる範囲では◯◯です。◯◯さん、補足があればお願いできますか。

注意

人に振るのは、自分の分かる範囲を先に言ってからにします。最初から丸投げすると、責任を押し付けたように見えます。

メモを見ながら答える

自分:資料を確認しますので、少々お待ちください。……◯ページにあるとおり、◯◯です。

相手・状況別の返し方(例文)

上司に数字や状況を聞かれて分からないとき

上司:◯◯の進み具合はどうなっている?
自分:申し訳ございません、最新の状況を把握できておりません。◯◯さんに確認して、本日中にご報告いたします。

注意

上司への返事では、分からない理由の説明より、いつ報告するかを先に言います。報告の仕方は報連相とはも参考にしてください。

取引先に聞かれ、自分の担当ではないとき

相手:◯◯の仕様はどうなっていますか。
自分:恐れ入ります、その件は担当の◯◯が詳しいため、確認のうえ、◯日までに改めてご回答いたします。

注意

社外の相手に自社の人のことを話すときは、役職をつけず名字だけ、尊敬語も使わないのが基本です。「担当の◯◯がおっしゃっていました」ではなく「担当の◯◯が申しておりました」とします。

取引先に、自分では決められないことを聞かれたとき

相手:あと少し、費用を下げていただけませんか。
自分:ご相談いただきありがとうございます。申し訳ございませんが、私の一存ではお答えできかねます。社内で検討し、◯日までにご連絡いたします。

注意

値引きや納期の変更など、自分に決める権限のないことは、その場で約束しないのが鉄則です。「たぶん大丈夫です」は、後で断るときにかえって相手をがっかりさせます。

急に意見を求められて、考えがまとまらないとき

司会:□□さんはどう思いますか。
自分:ありがとうございます。まだ考えがまとまっていないのですが、◯◯の点は良いと感じました。◯◯については、少し考えてから改めてお伝えしてもよろしいでしょうか。

注意

考えがまとまっていないときは、今言える感想を一つだけ言い、残りは後で伝えると約束します。何も言わないより、場が先に進みます。

話を聞き逃していて、何を聞かれたか分からないとき

自分:申し訳ございません、ご質問を正確に理解できているか不安ですので、もう一度伺ってもよろしいでしょうか。

自分:申し訳ございません。◯◯の件についてのご質問ということで合っていますでしょうか。

注意

聞き逃したときは素直に聞き直すのがいちばんです。質問の内容を自分の言葉で言い直して確かめると、的外れな答えを防げます。

役員・社長に質問されたとき

役員:その施策の効果はどのくらい見込めるのか。
自分:現時点では、◯◯の結果までしか出ておりません。◯◯の結果がそろうのは◯月の予定ですので、その時点で改めてご報告いたします。

注意

立場が上の相手ほど、分かっていることと分かっていないことを分けて伝えます。分かっていないことを推測で埋めないことが、いちばんの誠実さです。

前任者から引き継いだ件で、経緯が分からないとき

自分:申し訳ございません。その件は前任の◯◯から引き継いだもので、経緯を十分に把握できておりません。◯◯に確認のうえ、◯日までにご連絡いたします。

社外の会議で、答えられない(言えない)内容を聞かれたとき

自分:申し訳ございません。その点は、現時点では社外にお伝えできない内容になっております。お伝えできる段階になりましたら、改めてご連絡いたします。

注意

社外に話してよい範囲は会社の決まりに従います。迷ったら答えず、「確認のうえご連絡いたします」と持ち帰ってから上司に相談します。

プレゼンの質疑応答で、想定外の質問が来たとき

質問者:その数字の根拠はどこから来ていますか。
自分:ご質問ありがとうございます。手元の資料では出典まで示せておりませんので、確認して資料と一緒に後ほどお送りいたします。

注意

質疑応答では、まずお礼を言い、答えられる部分と後で送るものを分けて伝えます。発表者が推測で答えると、資料全体の信頼まで下がります。

数字や前提を突っ込まれて、すぐに説明できないとき

上司:その見込みは楽観的すぎないか。
自分:ご指摘ありがとうございます。前提にしている条件を整理し直して、悪い場合の見込みも合わせて明日ご報告いたします。

クレームや不具合の原因を聞かれ、まだ分かっていないとき

相手:なぜこのようなことが起きたのですか。
自分:ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。原因は現在調べております。分かっている範囲では◯◯です。原因が分かりしだい、遅くとも◯日までにご報告いたします。

注意

原因が分からないうちに「◯◯のせいだと思います」と推測を言わないことが大切です。先にお詫びと、分かっている事実と、報告の期限を伝えます。

オンライン会議で急に指名されたとき

自分:(ミュートを外して)□□です。失礼しました。今の◯◯の件についてでしょうか。……私からは、◯◯の点を確認してから、チャットで共有いたします。

状況別の返し方の早見表

状況一言目続けて言うこと
事実・数字が分からない「申し訳ございません、手元に正確な情報がございません」誰に確認し、いつまでに答えるか
自分では決められない「私の一存ではお答えできかねます」社内で検討し、いつ連絡するか
考えがまとまらない「まだ考えがまとまっていないのですが」今言える感想を一つ+後で伝える約束
質問を聞き逃した「申し訳ございません、もう一度伺ってもよろしいでしょうか」質問の内容を言い直して確かめる
担当外「その件は担当の◯◯が詳しいため」確認して回答する期限
言えない内容「現時点ではお伝えできない内容になっております」伝えられる段階になったら連絡すること

どの状況でも、最後は「いつまでに、どうやって答えるか」で締めるのが共通の形です。期限は「近日中」ではなく、「◯日まで」「本日中」と具体的に言います。

やりがちなNG

NGなぜ困るかこうする
推測で断言する後で訂正が必要になり、信頼を損なう分からないことは「確認します」と持ち帰る
黙り込む場が止まり、聞いていなかったと思われる「確認いたします」とまず声を出す
「分かりません」だけで終わる相手は次に何を待てばよいか分からない回答の期限と方法まで言う
期限をあいまいにする(「そのうち」「近日中」)回答が忘れられやすい「◯日までに」と具体的に約束する
持ち帰ったまま回答しない約束を破ったことになる期限内に回答し、遅れるなら途中で連絡する
権限のないことをその場で約束する後で撤回することになる「私の一存では」と言って持ち帰る

言ってはいけない・避けたい言い方

避けたい言い方理由言い換え
「分かりません」「知りません」突き放した印象になる「申し訳ございません、確認いたします」
「私に聞かれても…」責任を投げ出しているように聞こえる「担当の◯◯に確認のうえ、ご回答いたします」
「たぶん大丈夫だと思います」根拠がなく、後で困る「確認してからお答えいたします」
「確認させていただきます」を繰り返す「させていただく」が続くと回りくどい「確認いたします」
「担当の◯◯部長がおっしゃっていました」(社外へ)社外の相手に身内を高めている「部長の◯◯が申しておりました」
「分かりかねます」だけで終わる丁寧でも、次の動きが分からない「分かりかねますので、◯日までに確認してご連絡いたします」

自社の人を社外の相手に話すときの言い方はおっしゃる・申すの使い分けも参考にしてください。

会議で答えられなくなる原因と対策

答えられない場面が続くときは、言い方より前に原因を見直すと、次の会議から変わります。自分に当てはまるものを探してみてください。

原因よくある様子対策
準備が足りない自分の担当の数字や進み具合を即答できない会議の前に、担当分の最新の状況を一枚にまとめておく
質問の意図をつかめていない聞かれたことと違う答えを長く話してしまう答える前に「◯◯についてでしょうか」と確かめる
完璧な答えを言おうとする考え込んで黙ってしまう「今言えること」と「後で答えること」に分けてよいと決めておく
緊張で頭が真っ白になる知っているはずのことが出てこない一言目のフレーズを決めておき、まず声を出す
自分の担当・権限があいまい答えてよいのか迷って固まる担当範囲と、決めてよいことを事前に上司と確認する
話を追えていない指名されて初めて話題に気づく議題ごとにメモを取り、自分に来そうな質問に印をつける

「答えられなかった=能力が低い」と考えすぎる必要はありません。多くは準備と型で減らせるものです。

会議の前にできる準備(チェックリスト)

  • 議題と資料に目を通し、自分に聞かれそうな質問を書き出した
  • 担当している案件の最新の数字・進み具合・期限を確認した
  • 自分が決めてよいこと/持ち帰るべきことを把握している
  • 分からない点を、会議の前に担当者へ聞いておいた
  • 答えられないときの一言目(「確認して◯日までにご連絡いたします」)を決めている
  • 意見を求められたときに言うことを、一つだけ用意した
  • オンライン会議なら、ミュートの外し方と資料をすぐ開ける状態を確かめた
  • 持ち帰った件を書き留めるメモ欄を用意した

とっさに答えられるようになる練習

  1. 01

    想定質問を書き出す

    会議の前に、聞かれそうな質問を三つ書き、それぞれの答えを一行で用意する

  2. 02

    答える型を決める

    「結論 → 理由 → 次の動き」の順で話すと決めておく。分からないときも「結論:現時点では未確定」から始められる

  3. 03

    声に出して言ってみる

    一言目のフレーズを、実際に口に出して言い慣れておく

  4. 04

    会議の後に振り返る

    答えられなかった質問と、本当はどう答えればよかったかをメモに残す

  5. 05

    次の会議の準備に足す

    振り返りで出た質問を、次回の想定質問に加える

Point

練習の目的は、上手な答えを用意することではありません。会議で役に立つのは、分かることと分からないことをはっきりさせ、次に何が起きるかを示すことです。

会議の後のフォロー(回答のメール)

持ち帰った件は、約束した期限までに回答するところまでが答え方です。回答が遅れそうなときは、期限の前に一度連絡を入れます。

社外の相手への回答

件名:先日のお打ち合わせでのご質問への回答

株式会社◯◯
◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日のお打ち合わせでは、◯◯についてその場でお答えできず、失礼いたしました。
確認いたしましたので、ご回答いたします。

・◯◯:◯◯です
・◯◯:◯◯となります

ご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

社内(上司)への回答

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
本日の会議でお尋ねいただいた◯◯の件、確認いたしましたのでご報告します。
◯◯は◯◯の状況で、◯月◯日に完了する見込みです。
会議の場でお答えできず、申し訳ございませんでした。

回答が期限に間に合わないとき

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
先日お尋ねいただいた◯◯の件、本日ご回答するとお伝えしておりましたが、確認に時間がかかっております。
大変申し訳ございませんが、◯日までお時間をいただけますでしょうか。

途中の状況を伝えるメールの書き方は途中経過の報告メール、「改めてご連絡いたします」の使い方は改めてご連絡いたしますにまとめています。

この記事の要点

  • 答えられないときはごまかさず、正直に言う。
  • 分かる範囲と分からない部分を分けて伝える。
  • 「いつまでに・どうやって」回答するかまで約束する。
  • 決める権限のないことはその場で約束せず持ち帰る。
  • 持ち帰った件は期限内に回答し、遅れるなら途中で連絡する。

FAQ

よくある質問

01会議で質問されて分からないとき、「分かりかねます」と言ってよいですか?

丁寧な言い方なので使って構いません。ただし「分かりかねます」だけで終わると、相手は次に何を待てばよいか分かりません。「分かりかねますので、確認して◯日までにご連絡いたします」と、回答の期限まで続けて言います。

02会議で急に意見を振られて頭が真っ白になったらどうすればよいですか?

まず「ありがとうございます。少し考えさせてください」と声を出します。そのうえで、今言える感想を一つだけ言い、「詳しくは整理して後ほどお伝えします」と約束します。黙り込むより、短くても何か返すほうが場は進みます。

03「持ち帰ります」は社外の相手に使ってもよいですか?

「持ち帰らせていただきます」は意味は通じますが、「させていただく」で回りくどく聞こえることがあります。「社内で検討のうえ、◯日までにご連絡いたします」と言うと、何をしていつ連絡するのかが伝わります。

04答えられなかったことを、会議の後に謝ったほうがよいですか?

回答のメールや報告の中で「その場でお答えできず、失礼いたしました」と一言添えれば十分です。改めて別にお詫びをする必要は、多くの場合ありません。大事なのは、約束した期限までに正確な回答を届けることです。

05会議で答えられないことが続き、自信をなくしています。

答えられない場面の多くは、準備不足・質問の意図の取り違え・完璧に答えようとする気持ちなどが原因で、練習で減らせます。会議の前に想定質問を書き出し、答えられないときの一言目を決めておくだけでも、黙り込むことは減ります。

06答えられないとき、ほかの人に話を振ってもよいですか?

社内の会議であれば構いません。ただし、まず自分の分かる範囲を言ってから「◯◯さん、補足をお願いできますか」と頼みます。社外の相手がいる場では、身内に振るより「担当の◯◯に確認のうえご回答いたします」と持ち帰るほうが確実です。

07話を聞いていなかったのがばれたときはどう言えばよいですか?

言い訳をせず、「申し訳ございません、聞き逃してしまいました。もう一度伺ってもよろしいでしょうか」と聞き直します。その後は会議に集中し、必要ならメモを取りながら聞きます。

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