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敬語

「拝見しました」「拝受しました」の意味と使い分け
拝読・確認しましたとの違いとメール例文

「拝見」「拝読」「拝受」は、どれも自分の行為をへりくだって言い、相手を立てる言葉です。違いは何をしたかで、見たなら「拝見しました」、読んだなら「拝読しました」、受け取ったなら「拝受しました」。どれも目上・取引先にそのまま使えます。たとえば資料を受け取って目を通したなら、「資料を拝受しました。早速拝見し、◯日までにご返信いたします。」と書けば、受け取りと確認の両方が一文で伝わります。

更新: 2026-11-01読了:約4分PRODUCER AGENT 編集部

結論

「拝」は、相手を敬って自分の動作を低める意味を添える字です。拝見=見る、拝読=読む、拝受=受け取る、拝聴=聞くのように、元の動作に対応しています。どれも自分の動作に使う言葉なので、相手に「拝見してください」とは言いません。相手に見てもらうときは「ご覧ください」を使います。

意味の違いと使える場面

言葉元の動作使う場面例
拝見しました見る資料・写真・サイト・企画書に目を通した企画書を拝見しました。
拝読しました読む手紙・メール本文・著書・原稿を読んだご著書を拝読しました。
拝受しました受け取る書類・データ・品物・メールを受け取った契約書を拝受しました。
拝聴しました聞く講演・説明・話を聞いたご講演を拝聴しました。
確認しました確かめる内容に誤りがないか確かめた請求書の内容を確認しました。

「拝見」と「拝読」は重なる部分がありますが、文章を読み込んだことを伝えたいときは「拝読」、図や画面も含めて目を通したときは「拝見」が自然です。「確認しました」は敬語としてはふつうの丁寧語ですが、内容を確かめたことがはっきり伝わるので、ビジネスではむしろ使いやすい場面も多くあります。

言い換え一覧(丁寧さの段階つき)

言い方丁寧さ向く相手
見ました/受け取りましたふつう同僚・チャット
確認しました/受け取りました丁寧社内の上司・取引先
拝見しました/拝受しました丁寧(へりくだる)取引先・目上の人
確かに拝受しました丁寧(受け取りを強調)契約書・原本など大事な書類
拝見いたしました/拝受いたしました改まった言い方改まった文書・目上(ただし、くどく感じる人もいる)

注意

「拝見いたしました」「拝受いたしました」は広く使われていますが、へりくだる言葉が重なっていると感じる人もいます。迷うときは「拝見しました」「拝受しました」で十分丁寧です。

そのまま使えるメール例文

取引先から資料を受け取り、確認したことを伝える

件名:Re: ◯◯のご提案資料

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
ご提案資料をお送りいただき、ありがとうございます。確かに拝受しました。
早速拝見し、社内で共有いたしました。
◯◯の点について、◯日までに担当者から改めてご連絡いたします。
取り急ぎ、お礼とご報告まで。

契約書の原本を受け取った

件名:契約書原本受け取りのご連絡

◯◯様

お世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日、◯◯に関する契約書の原本を確かに拝受しました。
弊社控えに押印のうえ、◯日までにご返送いたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

相手の書いた記事・著書を読んだ(目上)

件名:ご寄稿記事を拝読しました

◯◯様

ご無沙汰しております。株式会社△△の□□です。
◯◯誌に掲載された◯◯様のご寄稿を拝読しました。
◯◯についての考え方は、弊社の企画にもすぐに生かせる内容で、大変勉強になりました。
また改めてお話を伺えれば幸いです。

上司から送られた企画書に目を通した(社内)

件名:Re: ◯◯企画書(案)

◯◯部長

お疲れさまです。□□です。
企画書を拝見しました。
◯ページの予算の項目について、二点ご相談したいことがありますので、明日の打ち合わせでお時間をいただけますでしょうか。

相手のサイト・SNSを見て連絡する

件名:◯◯のご相談(株式会社△△ □□)

◯◯様

はじめてご連絡いたします。株式会社△△の□□です。
貴社のウェブサイトで◯◯の事例を拝見し、ぜひご相談したくご連絡いたしました。

相手に見てもらうとき(拝見ではなく「ご覧ください」)

資料を添付いたしましたので、お手すきの際にご覧いただけますと幸いです。

受け取った書類ごとの受領メールの組み立ては受領メールの例文、資料を送る側のメールは資料送付メールの例文にまとめています。

よくある間違い

  • 相手の行為に使っていないか。「資料を拝見してください」「ご拝読ください」ではなく「ご覧ください」「お読みください」
  • 「拝見させていただきました」と重ねていないか。「拝見しました」で十分(重ねた言い方をくどいと感じる人もいる)
  • 「拝受」をメールの受信だけに使って、中身を見たかどうかが分からなくなっていないか
  • 「拝見しました」だけで終わらず、次に何をするかを書いたか
  • 同僚とのチャットで堅すぎる言い方になっていないか(「見ました」「確認しました」で十分)

「拝見しました」「拝受しました」と言われたときの返事

相手から「拝受しました」と連絡が来たら、送った側は「ご確認いただき、ありがとうございます」と返せば十分です。続けて次の段取りがあれば書き、なければ返信を省いても失礼にはなりにくい場面です。

□□様

ご確認いただき、ありがとうございます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。

この記事の要点

  • 見た=拝見、読んだ=拝読、受け取った=拝受、聞いた=拝聴。
  • どれも自分の行為に使う。相手に見てもらうときは「ご覧ください」。
  • 「拝見させていただきました」は重ねた言い方。「拝見しました」で十分。
  • 受け取ったら「拝受しました。早速拝見し…」と次の動きまで書く。
  • 内容を確かめたことを伝えたいときは「確認しました」も使いやすい。

FAQ

よくある質問

01「拝見」と「拝読」はどう使い分けますか?

「拝見」は見ること、「拝読」は読むことをへりくだった言い方です。資料や写真、サイトに目を通したなら「拝見しました」、手紙や著書、原稿をしっかり読んだなら「拝読しました」が自然です。

02「拝受しました」と「受領しました」の違いは何ですか?

どちらも受け取ったことを表します。「拝受」は相手を立ててへりくだる言い方で、目上や取引先からいただいたものに合います。「受領」は事務的な言い方で、書類の手続きなどで使われます。

03「拝見させていただきました」は間違いですか?

広く使われている言い方ですが、「拝見」と「させていただく」の両方でへりくだっているため、くどいと感じる人もいます。「拝見しました」で十分丁寧なので、メールではこちらを選ぶと無難です。

04「拝見しました」は上司に使えますか?

使えます。上司から送られた資料や企画書に目を通したときに「拝見しました」と返すのは自然です。毎日やり取りする上司とのチャットなら「確認しました」でも問題ありません。

05相手に資料を見てもらうときは何と書きますか?

「ご覧ください」「ご覧いただけますと幸いです」を使います。「拝見してください」は、自分をへりくだる言葉を相手の動作に使っているため、不自然な言い方になります。

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